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ロードマップ合意に基づく在沖米海兵隊のグアム移転

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ロードマップ合意に基づく在沖米海兵隊のグアム移転
ロードマップ合意に基づく
ロードマップ合意に基づく
在沖米海兵隊のグアム移転
について
在沖米海兵隊のグアム移転について
平成22年2月
防
衛
省
グアムに関連する米軍の態勢見直しの全体像
弾道ミサイル防衛
タスクフォースの配備
新型潜水艦の
追加展開
戦略爆撃機の
一時展開
ステルス戦闘機の
一時展開
無人偵察機の
常駐配備
沖縄
原子力空母の一時寄港
ⅢMEF司令部等の移転
(約8000名)
陸軍関係
グアム
海軍関係
凡例
迅速な展開能力の確保
(事前集積船、高速輸送船等)
高速輸送艦(ウェストパック・エクスプレス)
速力:40ノット
航続距離:1100マイル(35ノット)
輸送能力:人員970名、貨物550トン
空軍関係
海兵隊関係
1
グアム島の主要施設配置計画
アンダーセン空軍基地北西部
●司令部機能、隊舎、生活関連施設等
→ 海軍コンピューター・通信基地フィネガヤン
地区
海軍コンピューター・通信基地
フィネガヤン地区
アンダーセン空軍基地
タモン湾
ハガッニャ
(グアム政府所在地)
アンダーセン空軍基地南部
海軍コンピューター・通信基地
バリガダ地区
グアム海軍基地内アプラ港
海軍弾薬庫
●家族住宅等
→ 海軍コンピューター・通信基地フィネガヤン
地区及びフィネガヤン南部
●海兵隊訓練地区(実弾射撃を含む)
→ アンダーセン空軍基地南部
等
●航空機能
→ アンダーセン空軍基地
北部ランプ
●海兵隊支援施設等
→ グアム海軍基地内アプラ港
※施設配置計画は、概念的(notional)なものであり、
今後変更があり得る。
在沖米海兵隊のグアム移転に係る合意
~ 新たな安全保障環境を踏まえた日米同盟の方向性について協議 ~
・2005年 2月 「2+2」 共通戦略目標(第1段階)
・2005年10月 「2+2」 役割・任務・能力(第2段階)
在日米軍の兵力構成見直し(第3段階)
・2006年 5月 「2+2」「再編の実施のための日米ロードマップ」
(「再編の実施のための日米ロードマップ」より抜粋)
1 沖縄における再編
(b) 兵力削減とグアムへの移転
●約8000名の第3海兵機動展開部隊の要員と、その家族約9000名は、部隊の一体性を維持するよ
うな形で2014年までに沖縄からグアムに移転する。移転する部隊は、第3海兵機動展開部隊の指
揮部隊、第3海兵師団司令部、第3海兵後方群(戦務支援群から改称)司令部、第1海兵航空団司
令部及び第12海兵連隊司令部を含む。
●第3海兵機動展開部隊のグアムへの移転のための施設及びインフラの整備費算定額102.7億ド
ルのうち、日本は、これらの兵力の移転が早期に実現されることへの沖縄住民の強い希望を認識
しつつ、これらの兵力の移転が可能となるよう、グアムにおける施設及びインフラ整備のため、28
億ドルの直接的な財政支援を含め、60.9億ドル(2008米会計年度の価格)を提供する。米国は、グ
アムへの移転のための施設及びインフラ整備費の残りを負担する。これは、2008米会計年度の価
格で算定して、財政支出31.8億ドルと道路のための約10億ドルから成る。
グアム移転に伴う施設・インフラ整備にかかる経費の内訳
事業内容
財源
司令部庁舎
教場
隊舎
学校等生活関連施設
財政支出
(真水)
出資
家族住宅
日本側の分担
インフラ
(電力、上下水道、廃棄物処理)
15.0億ドル
6.3億ドル
効率化
4.2億ドル
融資等
25.5億ドル
7.4億ドル
60.9億ドル
ヘリ発着場
通信施設
訓練支援施設
整備補給施設
燃料・弾薬保管施設
などの基地施設
財政支出
(真水)
31.8億ドル
道路(高規格道路)
融資
又は真水
10.0億ドル
計
総
※1
※2
28.0億ドル
(上限)
融資等
計
米国側の分担
金額
額
41.8億ドル
102.7億ドル
事業内容については計画段階における見積もりに基づくものであり、金額やスキームについては、今後変更があり得る。
日本側の金額は総額に占める割合でコミットしたのではなく、施設やインフラの所要に基づき経費を分担するもの。
経費については、今後、さらに事務的に精査される。日本側の財政支出(真水)は、協定上、「合衆国の2008会計年度ドル」(当該年度におけるドル・ベースでの購買力を基準に換算した実質
価格)で28億ドルを上限。
※3 家族住宅は、「効率化」の4.2億ドルにより、実質的には25.5億ドルから21.3億ドルに減額。
※4 出資や融資等は、米国が支払う家賃や使用料により将来回収される。
※5 沖縄からグアムへの海兵隊移動経費やグアムにおける海兵隊の活動経費は、総額102.7億ドルに含まれない。
※6 日米双方の財政支出(真水)は、基盤整備事業を含む。
平成21年度・22年度の「真水」事業の内容
平成21年度予算における「真水」事業の内容
平成22年度予算案における「真水」事業の内容
消防署
(フィネガヤン地区)
消防署設計
(フィネガヤン地区)
フィネガヤン地区基盤整備事業
(第1段階)
下士官用隊舎標準設計
(フィネガヤン地区)
フィネガヤン地区基盤整備事業
(第2段階)
アンダーセン空軍基地
北部地区基盤整備事業
下士官用隊舎実施設計
(フィネガヤン地区)
警察署設計
(フィネガヤン地区)
複合体育施設設計
(フィネガヤン地区)
基地本部庁舎設計
(フィネガヤン地区)
海兵後方群司令部庁舎設計
(フィネガヤン地区)
下士官用食堂設計
(フィネガヤン地区)
アプラ地区基盤整備事業
診療所
(アプラ地区)
診療所設計
(アプラ地区)
設 計
基盤整備事業
港湾運用部隊司令部庁舎設計
(アプラ地区)
総額 約346億円
港湾運用部隊司令部庁舎
(アプラ地区)
総額 約468億円
建設工事
工事費
2010米会計年度、2011米会計年度におけるMILCON(米側軍事建設)事業
2010米会計年度予算におけるMILCON事業の内容
アンダーセン空軍基地北部地区
・駐機場整備事業(第1段階)
・ユーティリティ整備事業(第1段階)
2011米会計年度予算案におけるMILCON事業の内容
アンダーセン空軍基地北部地区
・駐機場整備事業(第2段階)
・ユーティリティ整備事業(第2段階)
フィネガヤン地区基盤整
備事業(第1段階)
アクセス道路改修事業
アクセス道路改修事業
アプラ地区
アプラ地区
・埠頭改修事業(第1段階)
・埠頭改修事業(第2段階)
・軍用作業犬施設の移転事業
総額 約3億ドル(約309億円)
(為替レート:1ドル=103円)
総額 約4.52億ドル(約425億円)
(為替レート:1ドル=94円)
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