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ニュースレター No2 - Fukushima Friends UK

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ニュースレター No2 - Fukushima Friends UK
ふくしまフレンズUK
Widening
Newsletter No. 2
Children’s
Fukushima Friends UK
Horizons
ハッピィ・スプリング!
目次
イギリスでは水仙の黄色がそこここに広がり、福島では桜の花が咲き出しまし
1. イギリスの登録チャリティに
た。イギリスの子どもたちが復活祭のお休み中、日本の子どもたちは新学年を
なったふくしまフレンズUK
迎えています。そして新しい福島のペンフレンドたちがイギリスから手紙を受
2. 郡山市に「ふくしまインク
ルーシブダンス」サークルが
誕生
3. 聖アウグスティン教会からの
ご寄付
4. 新しくなったウェブサイト、
け取りました。子どもたちがみんなしあわせでたのしい時間をすごしています
ように。。。
今回も、ふくしまフレンズUKのチャリティ登録ができたこと(目次1)な
ど、良いニュースがいくつかあります。また、前回の報告書で、福島で英語講
習会を実施する可能性についてふれましたが、その後も福島の協力者たちと試
行錯誤かさねたものの、やはりまだ実現できる計画にはたどり着いていませ
大阪在住、美和さんがデザイ
ん。同事業に助成くださる意向の財団はたいへん好意的でこれまでの計画努力
ン・管理
を評価してくれています。なんとか実際的な計画を完成し、助成への申し込み
5. 日本人プレイグループ南西U
Kの雛祭り寄付集めイベント
6. 大竹さんが行った福島の文通
参加者意見調査報告
7. 卒業で終わる文通、新しく始
まる文通
をするようにと励ましをいただきました。これから、いっそうの努力を重ねて
いきたいと思います。
英語講習会の計画は、文通参加者募集、そして手続きや方針を責任ある登録
団体として確立することとともに、私たちの次の大きなチャレンジになるで
しょう。その実現のためには、福島の人たち、グループとのつながりを広げ、
信頼される協力関係を築いていく必要があります。参加者の皆さん、ボラン
ティアの皆さん、支援者の皆さん、ご協力ありがとうございます。これからも
どうぞよろしくお願いします。
矢部(赤塚)久美子
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(代表、総コーディネーター)
1. イギリスの登録チャリティになったふくしまフレンズUK(FF-UK)
ふくしまフレンズUKは組織を組み立てなおし、ロンドンに運営委員会を設け、イギリスのチャリティ団体(民
間非営利組織)としてチャリティ委員会に登録申請をしました。申請のための手続き準備は、なかなか大変でした
が、2015年3月20日、同委員会より、登録認可の知らせを受けました。登録番号は1160996です。
チャリティの登録団体にはいくつか異なる形態がありますが、選択肢の中から、FF-UKは、協会モデルでは
なく、ファウンデーション・モデル(投票権有する会員=理事)の「慈善法人組織(CIO)」を選びました。理
事は、ミタニ・フォラム(書記)、リーブ・メアリィ(会計)、赤塚(矢部)久美子(会長)、ラン・由香、渡邊
真知子の5人です。
今回、FF-UKは登録チャリティとなることで、大きなステップを踏みました。これから日本のコーディネー
ター、大竹仁子さん(福島)、前田洋介さん(新潟)たちと協力し、その目的の達成に向けてさらに進んでいきた
いと思います。なお、複雑難解な登録申請手続きの過程で、クロイドン・ボランタリ-・アクション(チャリティ
促進支援団体)のアドバイザー、ソランキ・ブペンドラさんが丁寧にご指導くださり、申請にこぎつけることがで
きました。ソランキさんに心から感謝申し上げます。
2.郡山市に「ふくしまインクルーシブダンス」サークルが誕生
うれしいご報告です。FF-UKの2014年のインクルーシブダンス・プロジェクトに参加した福島県郡山市の熊
谷貴子さんが、ダンスサークル「ふくしまインクルーシブダンス」を正式に設立しました。FF-UKは同プロ
ジェクトに受けた寄付金の残額を、グループを始めようという熊谷さんに寄付していましたが、今は「ふくしまイ
ンクルーシブダンス」名義の口座に入金されています。
この春に、「ふくしまインクルーシブダンス」と鈴木裕美子教
授(福島大学)は、障害者の福祉事業所のみなさんやFF-UK
の2014年のプロジェクトの参加者たちなどと一緒に、最初のワー
クショップを開催予定していましたが、みなさんの都合があわ
ず、秋以降の実施予定となりました。これからの活動が楽しみで
す。ふくしまフレンズUKも、「ふくしまインクルーシブダン
ス」をせいいっぱい応援します。
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3.聖アウグスティン教会からの寛大なご寄付
先の報告書で、昨年11月に、ロンドン、フォレストヒルの聖アウグスティン教会によって、「今月のチャリ
ティ」に選ばれたことをお伝えしています。この1月には、信者さんたちから集められた209.94ポンド(およそ4万
円)のご寄付をいただきました。
この寛大なご寄付によって、日本のペンフレンドやイギリスのペンフレンドに何百通もの手紙を郵送することが
できます。聖アウグスティン教会のみなさんに心から感謝申し上げます。一組織から活動を認めていただき、この
ようなご支援をいただくのは初めてで、とても勇気付けられる思い
です。皆さんのあたたかい思いを、ふくしまフレンズUKは、忘れ
ることはありません。
4.新しくなったウェブサイト、大阪在住、美和さんがデザイン・管理
ふくしまフレンズUKのウェブサイトがあたらしくなりました。ペンフレンドの手紙コーナーもあります。子ど
もたちや、先生、保護者のみなさんの許可を得て掲載しました。
大阪在住で、これまで翻訳ボランティアだった美和さんがデザインし、管理してくれています。複数の方から
「見やすくなった」、「明るくていい感じ」、と感想をいただきました。美和さんは2児の母、ITの仕事をしなが
らの多忙な毎日の中、辛抱強くロンドンとの協議に時間をかけ、ていねいに完成してくれました。美和さんの献身
に心からお礼申し上げます。
5.日本人プレイグループ南西UKの雛祭り寄付集めイベント
2015年2月28日、ドーセット県ウィンカントンの町で、若いお母さんを中心とした「日本人プレイグループ南西
UK」が、雛祭りイベントを開催して、ふくしまフレンズUKやバルサムセンター、そして活動費のために寄付集
めをしました。
内容が盛りだくさん、100人以上の地元住民が訪れ、活気があふれていました。同グループのリーダー、ジェ
イ・麻紀さん(写真)、そしてお仲間の皆さんは、イベント実現のために、広報活動を含め、こまやかな計画をた
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て、たいへんな準備にとりくみ、たくさんの障害を乗り越えなければならなかったにちがいありません。
美しい雛人形が幾種類も展示されるとともに、日本からインスピレーションを得た地元アーティストの作品も出
展され、はなやかな雰囲気がかもし出されていました。イギリスの人たちは、習字や、着物試着、日本舞踊や日本
の歌、寿司つくりなど日本文化をいろいろ体験し、たいそう楽しんでいました。それぞれのお顔に喜びの表情があ
らわれていました。
このイベントで集ったご寄付から、「日本人プレイグループ南西UK」は、ふくしまフレンズUKに、200ポン
ドという寛大なご寄付をくださいました。同グループのみなさんのけんめいなご努力とあたたかいご支援に、心か
ら感謝申し上げます。また、ふくしまフレンズUKを、同グループにご紹介くださったリース優子さん、ほんとう
にありがとうございました。この出会いを大切にし、これからもおたがいに協力していければと希望しています。
6.大竹さんが行った福島の文通参加者意見調査報告
成
果
 外国に友達ができたと大変喜んでいる。
 手紙を書く活動を楽しんで行うようになっている。
 返事が来ることを楽しみに待っている。
 自分が書きたいことについて、考えたり調べたりするようになった。
 イギリスという国や相手の住んでいる地域について、関心を示すようになり、情報を集めようとする姿も見
られた。(地図や本、インターネットを活用)
 保護者も子どもたちの活動に理解を示し、サポートしてくれるようになった。
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校長が理解を示してくれた学校においては、教育活動(英語表現科、社会、総合など)の一環として取り入れら
れるようになった。
課題・反省点
 相手の名前や自分の名前の記入漏れがあることもあった。→手紙のマナーや 約束を決めて指導し、担当者が
再確認を行ってきた。
 全員の手紙がそろわないこともあり、直接手紙を手にできない子どもがいた こともあった。
 英訳に手間取ってしまうこともあった。(子どもたち自身と翻訳ボランティ アの都合による。)
 送料や材料費(紙代など)は、担当者の自己負担が主であった。→学級費の活用を許可された学校もある。
 担当教員たちは、各学校内で広報活動を行い、参加を呼びかけてきたが、な
かなか広がらなかった。→管理職(校長)の理解が、必ずしも得られるとは
限らない。担当者の負担(お金、時間)が重いと受け取られてしまうのかも
しれない。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
福島のコーディネーター、大竹仁子さん、文通参加者へのご意見調査ご苦労様でした。ご協力下さった皆さん、
貴重なご意見ありがとうございます。ペンフレンドの返事のないことや遅延は、ずっといちばん難しい問題でし
た。なんとか、この問題を解決する方法、少なくともそういうケースを最小限にくいとめる方法を、最善をつくし
て見つけていきたいと思います。どうかよろしくお願いします。
福島の学校参加者はこれまでのなりゆき上、自己負担でお願いしてきましたが、これからは、切手サポーター
(寄付者)にお願いしたり、ふくしまフレンズUKが直接負担していくようにしていきます。参加者の手紙はま
ず、翻訳のためにふくしまフレンズUKに送られてきます。その手紙を日本やイギリスの受けとり手へ郵送、手渡
しするのはふくしまフレンズUKで、自然と送料も負担してきました。事情は違いますが、福島の学校のイギリス
への郵送料も同じように扱うのが公平と思います。参加者募集にもよい影響があれば幸いです。
7.卒業で終わる文通、新しく始まる文通
この3月、須賀川市立阿武隈小学校6年生と聖ジェイム・ズハッチャムの6年生の文通が終了しました。イギリス
からの最後の手紙が卒業式に間に合いました。両国の学校の年度の始まりが4月、9月と異なることから、阿武隈小
学校は最初の相手が昨年夏に卒業したあと、新しく6年生になったクラスと文通し、2回さよならをしました。2番
目の相手とは短い文通でしたが、それでも双方が手紙をよくだしあい、たいへん成功した組み合わせでした。野崎
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ちえ子先生とミッシェル・オモボニ先生の熱心なご協力の賜物です。ありがとうございました。両校のペンフレン
ドたちがともに、「こういう機会を与えてくれてありがとう」と先生たちに、コメントしています。
須賀川市立西袋第一小学校の管野文江先生のクラスとドーセット県アビイ小学校の6年生(A.リーブズ先生担任)
は、ふくしまフレンズUKの文通の最初の参加者、ペンフレンドたちです。4年生の秋(2012年)に参加し、翌年
にはクラスがえがあり、担任も替わったのですが、2年半も文通が続きました。この間、複数のクラスから手紙を集
めて、定期的に手紙を送ってくださった管野先生には、つくづく頭が下がります。ありがとうございました。ま
た、文通のきっかけをつくってくれたクリス・ラインさん、担任のリーブズ先生ありがとうございます。
管野先生のクラスは3月に卒業しましたが、そのうちの10人は卒業後も個人的に文通継続を希望しています。残
念ながら、試験などで超多忙なアビィ小学校6年生からの最後の手紙が遅延して、卒業にまにあいませんでした。な
んとか最後の手紙を早くいただいて、管野先生から卒業生に届けてもらいたいと思います。
残念な報告もあります。文通の組み合わせのときの熱心さや最初の手紙からは予想できなかったのですが、返事
の遅延が半年近くになり、先の見通しもたちにくいため、参加のとりやめと判断せざるをえないクラスがありまし
た。このようなケースに対し、両校のペンフレンドが傷つかないよう十分な配
慮と、繊細な対応の方法を備えていかなければなりません。
この4月には、3つの新しい組み合わせもスタートしました。鮫川村立青生野
小学校とアビィ小学校4年生、石川町立石川中学校とグリーンフォード・ハイ
スクール、郡山市立行徳小学校と聖ジェイムズ・ハッチャム小学校です。参加
者みんなが、手紙をとおして新しい友だちとの出会いを楽しんでくれますよう
に祈ってやみません。
Illustrations by Makiko Yaginuma
この春は、私たちの活動に、当初から熱心にご協力くださった管野文江先生と齋藤秀峰先生が退職なされまし
た。お二人には、心から感謝もうしあげるとともに、新しい出発が明るく希望に満ちたものとなりますようお祈り
いたします。また、これからも、お二人が、ふくしまフレンズUKの活動にご参加くださることを願っています。
ふくしまフレンズUKは、ボランティアをいつも募集しています。ご連絡をお待ちしています。次回のニュース
レターは、夏に予定しています。遅れることなく、みなさんによいニュースをお届けしたいと思います。
www.fukushimafriends.org.uk
[email protected]
Registered Charity Number 1160996
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