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課 応用化学専攻
������課� 目 応用化学専攻 的 科学技術の進歩が著しい中で，応用化学の研究分野も大きく広がっている。特に，２１世紀の重要課 題である，環境問題，バイオテクノロジー，新素材開発において，応用化学の果たす役割は重大である。 そこで，本専攻には，それに対応して，材料化学，環境化学，生命化学の３分野を設け，これらの社会 のニーズに答え，科学技術の進歩に柔軟に対応し，２１世紀の日本を支える優れた技術者，研究者を育 成することを目指している。 教 育 研 究 分 野 の 特 � �材料化学教育研究分野� 現代社会が求める新素材を開発するため，有機化学，高分子化学を基礎として，新規有機合成反応， 高分子材料の開発や新素材を合成するための新規合成法や触媒の開発など，材料化学に関する総合的 な教育研究を行う。 �環境化学教育研究分野� 現在地球規 模で問題 となっ ている環 境問題を 解決す る ため，電気 化学，プ ラズマ 化学，表 面化学， 触媒化学，無機化学を基盤として，環境浄化や省エネルギープロセスの開発など，環境化学に関する 総合的な教育研究を行う。 �生命化学教育研究分野� 医療分野でも注目を集めるバイオテクノロジーの発展に寄与するため，生化学のみならず，計測化 学，生理学，バイオエレクトロニクス，生物有機化学を基礎として，バイオセンサ，生体情報の伝達， 遺伝子発現の制御など，生命化学に関する総合的な教育研究を行う。 － 29 － 【応用化学専攻】所属教員及び研究内容 担 材 料 萩 原 当 時 男 専攻分野： 教 員 教 授・工 学 博 士（ 東 京 大 学 ） 有 機合 成化 学， 有機 材料 化学 研 究 内 容 分子 の 反 応性 を そ の構 造 と関 連 づ け， 分 子 レベ ル で 反応 の 機序 を 明 ら かに する こ と によ り ， 種々 の 機能 を 有 する 低 分子 及 び 高分 子 の 有機 物 質（ 材料 ） 研究テーマ： を， 精 密 に反 応 を 制御 す るこ と に よっ て 合成 す る こと を 主 要な 研 究課 題と す 新規反 応の デザ イン と機 能材 料の 合成 る。 分 子 構造 と 特 異な 反 応性 の 関 連を 明 らか に し ，新 た な 反応 の 開拓 ，化 合 物の 合 成 を行 う 。 また ， 実験 的 手 法に よ る研 究 に 加え ， 分 子軌 道 ，分 子力 場 化 計算 に よ る分 子 の 反応 性 の予 測 ， 分子 集 合系 や 高 次構 造 に つい て の研 究も 併 せて行 う。 学 教 岩 崎 育 研 政 和 専攻分野： 教 授・工 学 博 士（ 東 京 大 学 ） 有 機合 成化 学， 有機 金属 化学 遷 移 金属 錯 体 触媒 を 用 いて ， 一酸 化 炭 素を 炭 素 源と す る新 規 な 炭素 骨格 の 構築 反 応 （カ ル ボ ニル 化 反応 ） の 開発 を 目的 と し てい る 。 錯体 触 媒は 配位 子 研究テーマ： の 微 妙 な 変 化 を 制 御 し や す く ，触 媒 反 応 の モ デ ル 化 合 物 の 分 析 も 容 易 で あ る 。 均一系 有機 金属 錯体 触媒 を用 いた 有機 合成 一酸 化 炭 素は 石 炭 ・石 油 から 容 易 に入 手 でき る 安 価な 炭 素 源で あ り， 金属 と の相 互 作 用も 広 く 調べ ら れて い る 。ま た バル ク 合 成の み な らず ， 付加 価値 の 高いフ ァイ ン化 合物 の合 成に も重 点を 置い てい る。 究 分 野 手 塚 還 専攻分野： 環 境 教 授・工 学 博 士（ 東 京 大 学 ） 環 境・ エネ ルギ ー化 学 人間 社 会 活動 の 高 度化 ， 大規 模 化 に伴 い ， 有害 化 学 物質 の 排出 な ど 環 境負 荷の 一 層 の増 大 が 懸念 さ れて い る 。こ の よう な 観 点か ら ， クリ ー ンで 省エ ネ 研究テーマ： ルギ ー プ ロセ ス と して の 特長 を 持 つ電 気 化学 及 び 低温 プ ラ ズマ 化 学反 応に 着 環境調 和型 化学 反応 プロ セス の開 発に 関す 目し ， そ の特 異 な 反応 場 を活 用 し たエ ミ ッシ ョ ン フリ ー の 化学 反 応プ ロセ ス る研究 を開 発 し ，ま た ， 種々 の 環境 汚 染 物質 の 無害 化 若 しく は 再 資源 化 シス テム へ 応用す るた めの 研究 を行 う。 化 学 矢 嶋 龍 彦 専攻分野： 教 育 教授・工学博士（東京工業大学） 光 ・プ ラズ マ化 学 プラズマ化学，光化学，電気化学並びに表面化学などを基礎とした材料科学 の 分野から研究主題を選択し，先端的な研究を遂行するために欠かせない最新の実 研究テーマ： 験技術，測定法の習得を行う。特に指導教員の専門分野であるプラズマ化学にお プラズ マ活 性種 の化 学反 応性 の解 明と 超機 いては，発生する活性化学種の特異な反応性や分光学的，磁気的，電気化学的諸 能表面 創製 への 応用 に関 する 研究 特性を解明し，さらに，活性分子の発する情報並びに 機能性を解明して工学に応用 するための総合的な研究を行う。 研 究 有 谷 博 文 准 教 授・工 学 博 士（ 京 都 大 学 ） 専攻分野： 分 野 触 媒化 学， 無機 材料 化学 無機 材料 はそ の構 造や 物性 を制 御す るこ とに より 様々 な機 能性 を与 える。 これを現代社会で求められている環境浄化やエネルギー低負荷など社会的 研究テーマ： 問 題 の 化 学 的 な 解 決 に 利 用 す る た め ，多 様 な 機 能 性 無 機 材 料 を 合 成 す る と と 環 境 浄 化・エ ネ ル ギ ー 低 負 荷 のための機能性 もにその機能発現のための物理化学的条件，とくに構造的因子の解明を行 無機材料の開発 う 。こ れ に 基 づ い た 材 料 の 構 造・物 性 の 制 御 を 行 い ，高 活 性 機 能 を 発 現 す る 新しい 材料 の創 製を 目的 とす る。 － 30 － 【応用化学専攻】所属教員及び研究内容 担 内 山 当 俊 一 専攻分野： 教 員 教 授・工 学 博 士（ 東 京 大 学 ） 計 測化 学， 生物 工学 研 究 内 容 化 学 物 質の 電 気 化学 法 に よる 変 換 は ，エ ネ ル ギー の 面 から は 環 境 に や さし い 電池 を ， 物質 計 測 の面 か ら は， 血 糖 値セ ン サ ーな ど 実 際 に役 立 つ セ ン シン 研究テーマ： グ 技術 を 生 み出 す こ とが で き る。 電 池 につ い て は， レ ド ッ クス 電 池 を 中 心に 電気化 学エ ネル ギー 変換 と電 気化 学計 測法 電 池反 応 の 基礎 的 挙 動を 詳 細 に研 究 す る。 計 測 技術 に つ い ては ， 重 金 属 など に関す る研 究 の 環境 汚 染 物質 の 簡 便な 電 気 化学 セ ン サー や 酵 素と 基 質 を 始め と す る 生 体分 子間の 認識 ，応 答を 基礎 とす るバ イオ セン シン グ技 術の 研究 開発 を行 う。 生 熊 澤 命 化 隆 専攻分野： 教授・薬学博士（北海道大学） 感 覚生 理学 味は ， 塩 味， 酸 味 ，甘 味 ， 苦味 ， 旨 味と 五 基 本味 に 分 類 され る 。 味 蕾 中の 味 受容 細 胞 は， こ れ らの 化 学 物質 を 検 知す る 役 割を 担 っ てい る が ， 詳 細な 研究テーマ： 受 容機 構 は 不明 で あ る。 本 研 究室 で は ，味 応 答 を電 気 的 あ るい は 光 学 的 に測 味情報 変換 機構 と味 蕾内 細胞 ネッ トワ ーク 定 し， 味 受 容体 分 子 の特 性 と 情報 変 換 機構 に つ いて 研 究 し てい る 。 さ ら に， に関す る研 究 味蕾内 にお ける 細胞 間ネ ット ワー クに つい ても 研究 して いる 。 学 教 育 研 長谷部 靖 専攻分野： 教授 ・薬 学博 士（ 東北 大学 ） 応 用生 物化 学 研究テーマ： は，センサの分子認識の中核となる生体機能性分子（酵素・抗体・ＤＮＡ）を各種電極表面 生体分 子の 特異 な機 能を 応用 する バイ オ素 に高密度に集積・固定化する方法を確立し，より実用的な電気化学式バイオセンサ，バイオ 子の開 発に 関す る研 究 チップへの展開を目指した研究を行っている。同時に，物理化学的，電気化学的手法を用い て，電極表面ナノ構造と電極反応特性（電極活性）の関係を明らかにする。また，多孔性炭 究 素材料と生体素子を組み合わせた実用的なフロー型バイオ検出器の設計・開発に関する研究 も行っている。 分 野 バイオセンサは酵素や抗体などの生体分子の特異的機能を計測技術に応用したバイオデ バイスであり，生体分析，食品分析，環境計測などへの応用が期待されている。本研究室で 石 川 正 英 教 授・ 工 学博 士（ 東 京大 専攻分野： 生 物 は ，す べ て 遺 伝 子 で あ る DNAの 遺 伝 情 報 を RNAに 転 写 し ，そ の 情 報 を 翻 訳 し て タ ン パ ク 質 を 合 成 し て い る 。本 研 究 室 で は ，生 物 に と っ て 最 も 大 切 な 学） 生物有機化学，分子生物学 こ の 遺 伝 子 発 現 に 関 し て ， DNAや RNAの 構 造 が ど の よ う に 影 響 し て い る の か ， 研究テーマ： 遺 伝 子 工 学 や 有 機 合 成 の 手 法 を 取 り 入 れ て ，解 明 す る こ と を 目 的 と し て 研 究 核酸の 構造 と機 能に 関す る研 究 を行っ てい る。 － 31 － 応用化学�� 授業科目 � 材 料 化 学 教 育� � 分 �� 授 業 科 目 有機 合 成化 学 特論 単位 数 担 当 教 員 ２ 森 口 朋 尚 高分 子 合成 化 学特 論 ２ 萩 原 時 男 有機 反 応特 論 ２ 有機 金 属化 学 特論 ２ 岩 崎 和 政 材料 化 学特 論 ２ 手 塚 育 志 材料 化 学特 別 演習 I〜 IV １ 各 教 員 材料 化 学特 別 輪講 I〜 IV １ 各 教 員 材料 化 学特 別 実験 I〜 II ４ 各 教 員 職 名 非常勤講 師 学 位 工 博（ 東 京工 業 大学 ) 教 授 工 博 （東 京 大 学 ） 教 授 工 博 （東 京 大 学 ） 工 博 （東 京 大 学 ） 非常勤講 師 � 環 境 化 学 教 育� � 分 �� 授 業 科 目 単位 数 担 当 教 員 職 名 還 教 授 工 博 （東 京 大 学 ） 龍 彦 教 授 工 博（ 東 京工 業 大学 ) 博 文 准教 授 工 博 （京 都 大 学 ） 哲 哉 非常勤講 師 工 博 （静 岡 大 学 ） 豊 非常勤講 師 工 博（ 東 京工 業 大学 ） 応用 電 気化 学 特論 ２ 手 塚 光・ プ ラズ マ 化学 特 論 ２ 矢 嶋 無機 材 料化 学 特論 ２ 有 谷 環境 化 学特 論 ２ 難 波 反応 速 度論 ２ 森 川 環境 化 学特 別 演習 I〜 IV １ 各 教 員 環境 化 学特 別 輪講 I〜 IV １ 各 教 員 環境 化 学特 別 実験 I〜 II ４ 各 教 員 学 位 � 生 命 化 学 教 育� � 分 �� 授 業 科 目 計測 化 学特 論 単位 数 ２ 担 当 教 員 内 山 俊 一 職 名 教 授 学 工 位 博 （東 京 大 学 ） 生体 情 報特 論 ２ 熊 澤 隆 教 授 薬 博 (北 海 道大 学) 応用 生 物化 学 特論 ２ 長谷 部 靖 教 授 薬 博 （東 北 大 学 ） 医用 生 体工 学 特論 ２ 関 谷 富 男 生物 有 機化 学 特論 ２ 石 川 正 英 武 生命 化 学特 論 ２ 生命 化 学特 別 演習 I〜 IV １ 各 田 教 茂 員 樹 生命 化 学特 別 輪講 I〜 IV １ 各 教 員 生命 化 学特 別 実験 I〜 II ４ 各 教 員 非常勤講 師 教 授 非常勤講 師 工 博（ 東 京電 機 大学 ） 工 博 （東 京 大 学 ） 工 博 （東 京 大 学 ） � 応 用 化 学 � �・ � � � 授 業 科 目 イン タ ーン シ ップ 単位 数 ２ 担 当 教 員 各 教 員 － 32 － 職 名 学 位