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第4 の中国オイルメジャーめざす Sinochem

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第4 の中国オイルメジャーめざす Sinochem
JPEC レポート
2012年度
2013 年度
第
第28
3回
回
平成 25 年 5 月 1 日
第 4 の中国オイルメジャーめざす Sinochem
2012年2月、
中国中化集団公司
(Sinochem)
1.1950 年設立から現在まで
p.1
は、コロンビアで油ガス田とパイプライン事
2.Sinochem Group の概要
p.2
業を展開している Total 傘下の Tepma を 10
3.エネルギー部門の概要
p.4
億ドルで買収することに合意した。そして同
(1)探鉱開発事業
p.4
年 8 月、Sinochem は福建省泉州市で計画して
(2)石油精製事業
p.7
いる泉州製油所建設の最終的な政府認可を取
(3)貯蔵・流通事業
p.9
得した。さらに、今年 2 月には米国 Pioneer
Natural Resources が保有する Wolfcamp シェ
ール資産の一部権益を 17 億ドルで買収することに合意し、
立て続けに大型事業の展開に入
った。
同社は 2003 年にノルウェーPetroleum Geo-Services(PGS)から Atlantis を買収して本
格的な海外開発事業に参入、数年前にも Statoil からブラジル沖 Peregrino 油田の権益
40%を 30 億 7,000 万ドルで、シリアやコロンビアなどに資産をもつ英国 Emerald Energy
の全株を8億7,820万ドルで買収といった大型買収を成功させてきた。
石油精製分野では、
Total や CNPC と共同で大連西太平洋石油化工有限公司に参加して製油所を操業、
2011 年に
は独立系製油所である濰坊弘潤石化助剤有限公司を買収し、サービスステーション(SS)
事業や石油製品パイプライン計画なども進めている。
もちろん Sinochem は、中国有数の石油埠頭や石油貯蔵ターミナルの操業者である。化学
部門においても、巨化集団公司の株式買収で中国最大のフッ素化学事業を展開、化学肥料
分野でも同社は中国最大級の肥料企業である。
これまでの石油・化学品・肥料のトレーダーから脱皮し、CNPC、Sinopec、CNOOC に次いで
中国第 4 の総合石油企業をめざす Sinochem に焦点をあてる。
1.1950 年設立から現在まで
Sinochem は新中国誕生間もない 1950 年 3 月、政務院の決定に基づき国家レベルの貿易
会社として貿易部の管理下に中国進口公司(China Import Co., Ltd.)として設立された。
翌年、当時の中国への経済封鎖に対抗して西側諸国との貿易を進めるべく中国進出口公
司(China Import & Export Co., Ltd.)として業務を開始した。
1961 年 1 月、中国対外貿易経済合作部(MOFTEC)所属企業の再編に伴い中国化工進出口
公司(China National Chemicals Import & Export Co., Ltd.)として新たにスタートし
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た。その後 MOFTEC は貿易業務の効率化を図るため貿易会社の呼称を統一、1965 年 6 月に
中国化工進出口総公司(China National Chemicals Import & Export Corp.)となった。
そして 2003 年 11 月 10 日、中国国務院国有資産監督管理委員会(SASAC)は、同委員会
が管理する企業としては初めてとなる中国化工進出口総公司から中国中化集団公司
(Sinochem Group)への名称変更を承認した。当時の劉徳樹総裁は「旧名は現在の経営状
態を表していないばかりか、将来の発展方向を制約しており、変更が必要であった」と語
っており、これにより Sinochem は、貿易企業から脱皮し、CNPC、Sinopec、CNOOC に続く
中国第 4 の総合石油・化学企業として、新たな発展をめざすことになった。(図-1 参照)
当時、すでに中国は WTO に加盟、Sinochem が保有していた貿易業務の独占権も徐々に手
放すことになり、同社は統合型石油会社への飛躍をかけて、新たな事業を手がけようとし
ていた。古くは精製部門において、大連西太平洋石油化工公司(Wepec)を設立して精製事
業に参入、海外では Atlantis を買収して探鉱開発事業に参入していた。
これ以降、Sinochem は、統合型の石油部門を持つ中国第 4 の石油メジャーを目指し、海
外上流事業の拡大、国内では泉州製油所建設計画の推進を柱にエネルギー事業を展開して
いくことになった。
2.Sinochem Group の概要
現在、Sinochem は、中国国有企業のなかでも特に重要な大企業として国有資産監督管理
委員会の監督下にある 116 の中央企業の 1 つである。
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表-1 に示すように、Sinochem の 2011 年の売上は 4,589 億 5,300 万元(約 710 億ドル)
、
純利益は 106 億 9,700 万元(約 16 億ドル)に達している。同社は、中国企業として最も初
期から Fortune Global 500 に登場しており、2011 年は 168 位、2012 年は 113 位にランク
されている。また、中国トップ 500 では、2011 年は 17 位、2012 年は 13 位となっている。
同社は図-2 に示すように、石油・エネルギー部門のほか、農業(化学肥料、農薬など)
部門、化学部門、不動産部門、金融部門を持つ多角経営企業グループで、国内外に 200 以
上の子会社を持ち、その中には中化国際(控股)股份有限公司(Sinochem International)
、
中化化肥控股有限公司(Sinofert Holdings)、方興地産(中国)有限公司(Franshion
Properties)
、遠東宏信有限公司(Far East Horizon)といった上場企業も含まれている。
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3.エネルギー部門の概要
Sinochem は、エネルギー部門のなかで、探鉱開発から石油貿易、石油精製、貯蔵・流通、
小売事業までを展開している。(表-2 参照)
(1)探鉱開発事業
Sinochem は、探鉱開発事業に進出するに
あたって、まず、ノルウェーPetroleum
Geo-Services ASA(PGS)傘下の Atlantis
買収からスタートした。Sinochem は 2002
年 1 月、チュニジア、オマーン、UAE とい
った中東・アフリカ地域の油ガス資産に投
資を行っていた Atlantis を買収すること
でと PGS と基本合意し、その後の交渉を経
て 2003 年 1 月に最終合意した。
買収金額は
当初2億1,500万ドル程度とされていたが、
最終合意ではこれを大幅に下回る 1 億 500 万ドルとなった。
その後、Sinochem は、海外油田権益の買収を進め、中東とともに南米事業に集中的に投
資、
コロンビアとブラジルおよび中東に原油換算で各日量 10 万 boe 規模の油ガス生産拠点
を構築し、2020 年までに 30 万 boe に引き上げることを目標としている。(図-3 参照)
以下、表-3 及び図-4 に示す Sinochem の海外主要プロジェクトの概要を示す。
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1)Atlantis(チュニジア、UAE、オマーン等)
メインはUAEのガス田で、可採埋蔵量は3,100億cf。また、オマーンではガス鉱区、チュ
ニジアでは石油鉱区を保有。このうちオマーンMusandam海洋鉱区からは2004年4月に撤退、
現地事務所も閉鎖した。チュニジアではスウェーデンのLundin Petroleum と共同で2006
年11月よりOudna海洋油田の操業を開始した。確認埋蔵量は約1,150万bbl。
U.A.E.ではUAQ海洋ガス田を開発、2008年5月に生産を開始した。同ガス田がSinochemに
とって最初の海洋ガス田となった。
2)Block 16 油田(エクアドル)
2003 年 12 月、
ConocoPhillips からブロック 16 油田の権益 14%を 1 億ドルで買収した。
生産規模は日量 5 万 7,000bbl で、権益ベースの Sinochem の取り分は 8,000bbl。パートナ
ーは台湾 CPC が 31%とオペレーターの Repsol YPF が 55%。
可採埋蔵量は 3 億 2,500 万 bbl
と見積もられている。
3)Soco International のイエメン子会社(イエメン)
2008 年 2 月、
英 Soco International 傘下の Soco Yemen を 4 億 6,500 万ドルで買収した。
確認埋蔵量が 1,879 万 bbl で、East Shabwa 油田の権益 16.8%(East Shabwa は Comeco
Petroleum が 28.6%の権益を保有、同社の株式 58.7%を Soco が保有している)を含む。
East Shabwa は Total が操業、日産量は 4 万 bbl 程度。
4)南スマトラの 2 鉱区(インドネシア)
Sinochem は 2008 年 9 月、インドネシア南スマトラの 2 石油鉱区で探鉱開発権益を取得
した。
インドネシアの民営石油企業である Pt.Sele Raya から MeranginII 鉱区の権益 20%、
Belida 鉱区の権益 40%を買収した
5)Emerald Energy(シリア、コロンビア)
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2009 年 8 月、英国 Emerald Energy の全株を 5 億 3,210 万ポンド(8 億 7,820 万ドル)で
買収することに合意、10 月に買収を完了した。同社は、Gulfsands Petroleum と各 50%の
シェアでシリア Khurbet East 油田を保有している。
2013 年1月、コロンビアの CR 鉱区 Vigia Sur 構造で油田の発見に成功した。
6)Peregrino 油田(ブラジル沖)
2010 年 5 月、Statoil との間で、ブラジル沖 Peregrino 油田の権益 40%を買収すること
に合意した。買収金額は 30 億 7,000 万ドル。Campos Baison の BMC-7 および BMC-47 鉱区
にあり、水深は約 100m で、可採埋蔵量は約 4 億 6,000 万 bbl。
7)Maranon 盆地 5 鉱区(ペルー)
2010 年 10 月に、Emerald Energy Peru を通じて、Maranon 盆地の Lot 178、175、165 お
よび 185 と Ucayali River 盆地の Lot 173 を取得した。
8)Espirito Santo 海盆(ブラジル)
英仏 Perenco から Espirito Santo 海盆の油ガス鉱区の権益 10%を買収した。水深 100–
2,000m の大水深鉱区で、ES-M-416/418/472/529/531 の 5 鉱区が対象。
9)Total 子会社の Tempa(コロンビア)
Cusiana 油ガス田および OAM と ODC パイプラインの権益を保有する Tepma を約 10 億ドル
で買収。Cusiana 油ガス田の Tepma の権益分生産量は、日量約 7,000boe。
10)Wolfcampシェール(米国)
2013年2月、Pioneer Natural ResourcesからWolfcampシェールの40%権益を総額17億ド
ルで買収した。買収に現金で5億ドルを支払い、残り12億ドルは探鉱開発コストとして支払
う。2013年中に86坑の水平井を掘削し、2014年は最大120坑、2015年には最大165坑を掘削
する。
11)中国国内鉱区
中国陸上油田対外開放の最初の鉱区で、1993 年に契約が発効した渤海湾浅海の趙東鉱区
は、もともと CNPC が 51%、Apache China と XCL China が各 24.5%の権益であったが、2006
年に Roc Oil が Apache 保有分を 2 億 6,000 万ドルで買収、2007 年には Sinochem が米投資
会社を経て XCL の権益を 2 億 1,800 万ドルで買収した。これにより Sinochem は国内油田
開発への参入を果たした。2003 年に操業を開始した C 油田と D 油田は、2007 年より 5 年の
追加開発計画が進められて年産 100 万トン規模に達し、C-4 油田と拡張エリア(埕海 1401
井区と張海 4 井区)も、Roc Oil が 11.575%と 39.2%、Sinochem が 11.575%と 9.8%、CNPC
が 76.850%と 51%の権益で開発されている。2010 年 2 月に PetroChina とガス売買契約を交
わし、パイプラインを敷設して同年 12 月より供給している。
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(2)石油精製事業
Sinochem は、大連西太平洋石油化工有限公司への参画、独立系の濰坊弘潤石化助剤有限
公司買収を経て、2012 年 8 月、ようやく泉州製油所建設に関する政府認可を取得した。続
いて浙江省舟山市六横島でも製油所建設を計画している。
2004 年から 2005 年頃にかけて、Sinochem は、2001 年から法廷管理下に置かれていた韓
国の石油精製企業である仁川精油の買収に名乗りをあげ、優先交渉権を獲得したが、最終
的には債権者との価格の折り合いがつかず撤退した。ほかに、タイの PTT Plc が保有して
いる Star Petroleum Refining Co(SPRC)と Rayong Refinery Co(RRC)の株式、債権者
が保有している Thai Oil Co(TOC)の株式買収を検討したこともあったが、価格の折り合
いがつかず買収を断念した。
1)大連西太平洋石油化工有限公司
大連市の大型経済開発区である経済技術開発区に立地する原油処理能力 1,000 万 t/y の
製油所。設立当初は、Total が 20%、Sinochem が 5%、Sinochem 傘下の中化香港石油国際有
限公司が 22.5%、大連開発区経済技術発展公司が 22.5%、大慶市慶大経済貿易(集団)公司
が 15%、中国化工工程公司が 10%を出資し、1994 年末の稼動を予定していた。しかし、中
国側には製油所建設の経験がなく、完成が計画より大幅に遅れた。このため、Sinopec が
中国化工工程公司から 5.0%、
大連開発区経済技術発展公司から 11.33%の株式譲渡をうけて
建設に参加し、
1996 年に完成した。
1998 年の国有石油会社の再編で、
Sinopec 出資分は CNPC
が引き継いだ。
原油処理能力は 500 万 t/y(10 万 b/d)でスタートしたが、2005 年までに 1,000 万 t/y
(20 万 b/d)に引き上げられた。二次処理設備は、140 万 t/y の接触分解、300 万 t/y の
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残油接触分解、80 万 t/y 接触改質、140 万 t/y ナフサ水素化精製、100 万 t/y ガソリン水
素化精製、100 万 t/y 軽油水素化精製などのユニットから構成される。また、軽質炭化水
素利用として、アルキレート製造、MTBE 製造、ポリプロピレンの各設備がある。2006 年に、
Chevron/Lummus プロセスによる 150 万 t/y の水素化分解、200 万 t/y 軽油水素化精製の各
ユニットが建設された。さらに、2011 年には 150 万 t/y の連続触媒再生式接触改質設備が
完成した。これによって EURO-Ⅳ相当のガソリン供給が可能になった。
2)中化弘潤石油化工有限公司
山東省の地方製油所(山東地煉)である濰坊弘潤石化助剤有限公司を2011年1月に
Sinochemが傘下に収めた。同社の原油処理能力は500万t/y(10万b/d)で、二次処理設備と
して100万t/yの接触改質設備、
120万t/yの深度接触分解設備、
120万t/yの水素化精製設備、
140万t/yのディレードコーカー、50万t/yのガス分離設備、20万t/yのポリプロピレンプラ
ントなどを持っている。また、350万t/yの重質交通用アスファルト設備を有している。同
社は原油処理能力を1,000万t/y規模へ拡張することを検討している。
青島市黄島港と製油所を結ぶ総延長190km、年間輸送能力2,000万トンの原油パイプライ
ンや貯蔵容量100万トンの原油貯蔵施設をもつ。
3)中化泉州石化有限公司
福建省泉州市で計画している原油処理能力1,200万t/y(24万bpd)の泉州製油所建設プロ
ジェクトは、2012年8月に中国国家発展・改革委員会(NDRC)の承認を取得した。泉州製油
所は、
約300億元を投下して、
泉州市恵安県湄州湾石化基地泉恵石化工業区に建設するもの。
クウェート原油を中心とし、原油処理能力1,200万t/y(24万b/d)のトッパー、流動接触分
解設備(FCCU)
、連続触媒再生式接触改質設備(CCRU)
、重質軽油水素化分解設備(HDU)
、
軽油水素化精製設備(HTU)
、ガス分離、ディレードコーカー(DCU)など二次処理や芳香族
抽出、ポリプロピレンなど石油化学関連など19のユニットを建設する。
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(24万b/d)
各ユニットの能力は、
FCCU が 240 万t/y、
CCRU が200 万 t/y、
重質軽油HDU が260 万 t/y、
残油 HDU が 260 万 t/y、FCC ガソリン HTU が 100 万 t/y、ガソリン・軽油 HTU が 140 万 t/y、
灯油 HTU が 100 万 t/y、軽油 HTU が 375 万 t/y、DCU が 160 万 t/y、芳香族抽出設備が 85
万 t/y、トルエン異性化設備が 60 万 t/y、ガス分離設備が 55 万 t/y、イオウ回収設備が 28
万 t/y、水素製造設備が 25 万 m3/h、MTBE 設備が 11 万 t/y、ポリプロピレン製造設備が 20
万 t/y。製油所の完成は 12 次五カ年計画(12.5 計画)の最終年度である 2015 年となる。
このうち、軽油 HTU、芳香族抽出、トルエン異性化のエンジニアリング業務は PetroChina
中国環球工程公司(CHCEC)傘下の環球遼寧公司、ガス分離は三維工程有限公司が進めてい
る。また、PP プラントは Dow Chemical の Unipol 技術を導入、エンジニアリングは中国五
環工程有限公司(WEC)が担当する。さらに重質軽油 HDU、軽油 HTU 向けの 2 基の水素製造
プラントには Honeywell UOP プロセスの Polybed PSA システムを導入した。生産能力は、
水蒸気改質によるものが 14 万 m3/h、オフガスによるものが 11 万 m3/h である。
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同プロジェクトは、2005 年 10 月に建設プランを策定、2006 年 9 月にプロジェクト実施
会社である中化泉州石化有限公司を設立した。2011 年 8 月には環境保護部から環境影響調
査報告(環境アセスメント)の認可を取得している。
資金に関して、中国中化股份有限公司の株式を上海市場で新期公開(IPO)することで
350 億元の資金を調達し、泉州製油所に投下する。同社は、2009 年 6 月に Sinochem が 98%、
中国遠洋運輸(集団)総公司(Cosco)が 2%出資して設立した。
4)舟山製油所および石化コンプレックス計画
Sinochem は浙江省舟山市六横島でも 1,200 万 t/y(24 万 b/d)の製油所とエチレンコン
プレックスの建設を計画しており、第 12 次 5 カ年計画内に準備作業を終え、2015 年から
の第 13 次 5 カ年計画で建設を進めたいとしている。
(3)貯蔵・流通事業
Sinochem Group が中国で保有する貯蔵設備の全容量は、約 2,500 万 m3 に達しており、揚
子江デルタ、珠江デルタ、渤海湾地域をカバーしている。
(図-6 参照)
なお、中国政府が第 1 期国家備蓄基地整備プロジェクトとして建設した 4 カ所の国家石
油備蓄基地のうち、浙江省舟山備蓄基地は Sinochem が操業を担当している。
また、新製油所計画が具体化したことから製品小売り事業にも注力しており、長沙市に
湖南省での石油製品販売を目指す中化石油湖南公司を設立し、
120 カ所のSS を長沙、
株洲、
湘潭市を中心に京広、京珠沿線や岳陽、益陽、常徳、衡陽、漳州などで開設する。販売す
る石油製品は、中化泉州石化有限公司のほか買収した中化弘潤石油化工有限公司からも供
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給する。このため、石油製品の輸送パイプラインを中化泉州石化公司から江西省を経由し
湖南岳陽市まで敷設する。
参考
年次報告(中国中化集団公司)
Annual Report(Sinochem Group)
可持続発展報告(中国中化集団公司)
Sustainable Development Report(Sinochem Group)
中国の石油産業と石油化学工業 2012 年版(東西貿易通信社)
East & West Report 各号(東西貿易通信社)
本資料は、一般財団法人 石油エネルギー技術センターの情報探査で得られた情報を、整理、分析
したものです。無断転載、複製を禁止します。本資料に関するお問い合わせは [email protected]
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