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労働法・労働慣行

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労働法・労働慣行
Basic Research
概況
アジア9カ国の人材マーケット
マレーシア 労働法・労働慣行
【解雇規定、解雇の実態】
2013/05/13
労働市場
解雇規定、解雇の実態/最低賃金/外国人労働力、移民に関する実態と規制/労働法、労働慣行におけるその他の特徴
解雇ルールは存在しない
(解雇が正当であるかどうかの最終判断は、個別案件ごとに労使関係裁判所にゆだねられて
いる)
。
2013/05/13
2012年4月30日、人的資源省において最低賃金制度の導入を発表し、7月1日に民間部門の最低賃金を告示された。
その6カ月後の2013年1月に施行された。マレーシアでの同制度導入は今回が初めてである。
ギとなる予定である。 低所得者の収入底上げになる一方で、企業の利益圧迫や物価上昇といった懸念も指摘され
ている。
・ 最低賃金制度については、1950年代に港湾労働者や映画館従業員など限られたケースでの最低賃金の規定は
1990年代から研究は進めていたが、具体的な検討を始めたのは2000年代に入ってからである。近隣のタイやインド
ネシアでは最低賃金の規定はあり、マレーシアで最低賃金の規定がないことは問題として指摘されていた。
【外国人労働力、移民に関する実態】
2013/05/13
2010年10月、政府は特定のセクターで外国人労働者の必要性を認識しているが、段階的に減らす必要があると指
国人雇用になっているが、改善が必要と考えている。
・現地人の雇用義務:あらゆる職種において、マレーシア人が訓練を受け雇用されること、および
(いわゆるプミプトラ優
先政策によって)従業員構成が「マレーシア社会の民族構成比を反映」することが求められる。 1955年雇用法に
全てのマレーシア人従業員を含む)
の雇用契約を解除することを禁止した。雇用法は、会社の従業員が削減される場合、
マレーシア人従業員を解雇する前に、同程度の能力の外国人労働者を解雇するよう、雇用主に要請している。
・ 外国人就業規制:あらゆる職種やレベルにおいてマレーシア人が訓練され、雇用されるようにするのが政府の方針。
しかし、訓練を受けたマレーシア人が不足している職種には、外国人雇用が認められる。
社について、外国人就労枠
(Key Post=永久ポスト、Time Post=3~5年の期限付きポストで申請により10年まで
の延長も可)
の申請を受け付けている。認可基準は以下の通りである。
コラム
・ 在留許可
(外国企業の駐在員など)
:マレーシア工業開発庁
(MIDA)
は、製造業や IPC/RDC/OHQステータス会
職業訓練の概要と特徴
基づき、国内の雇用主は、外国人労働者を雇用することを目的として、現地人従業員
(ブラプトラ従業員に限定しない、
社会保障に関する特徴
摘している。 マレーシア人の雇用促進を行っているが、雇用条件などで選り好みをする場合も見られ、結果として外
労使関係の概要と特徴
あったが、一般的には設定されてこなかったため、長年、労働側の要求課題となっていた。政府も関係省庁内で
労働法・労働慣行
月給は半島部で時給4.33リンギ、月額900リンギ、東マレーシア
(サバ州、サラワク州連邦直轄区ラブアン)
は800リン
教育・進学
【最低賃金】
①外資の払込資本金が200万ドル以上の製造会社では、5人のキー・ポストを含む10人までの外国人就労ポストが
中国
韓国
台湾
インド
(C) Recruit Holdings Co., Ltd.
シンガポール
マレーシア
インドネシア
タイ
ベトナム
アジア9カ国の人材マーケット Basic Research
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解雇規定、解雇の実態/最低賃金/外国人労働力、移民に関する実態と規制/労働法、労働慣行におけるその他の特徴
②外資の払込資本金が20万ドル以上200万ドル未満の製造会社では、1人のキー・ポストを含む5人までの外国人
概況
認められる。
就労が認められる。
③払込資本金が20万ドル未満の製造会社では、外資の払込資本金が50万 RM 以上であればキー・ポストが考慮さ
れる。タイムポストは、専門資格や実務経験を要する幹部ポストは最長10年間、技術や経験を要するそれ以外のポス
ばならない。認可されるキー・ポスト、タイムポストの数は、ケースバイケースである。
④ IPC/RDC/OHQステータスの会社については、必要に応じ就労枠が認められる。
労働市場
トは最長5年間考慮される。これらのポストについては、マレーシア人が訓練を受け、最終的にポストを引き継がなけれ
【労働法、労働慣行におけるその他】2013/05/13
・ 労働法
(雇用法)
:一般に英国の法令に基づいている。雇用法は、以下の4つの主要な慣習面によって管理されて
の保護・退職中の金銭的補償 ただし、雇用法は、半島部マレーシアには適用されているが、東マレーシアであるサバ
州やサラワク州には適用されていない。
用、事業を始める際に労働事務所に通知する雇用主の義務などを管理する包括的な法的枠組みを提供している。
労働法・労働慣行
・ 雇用法
(Employment Act 1955)とりわけ賃金の支払い、休日、就業時間、休暇、解雇、母性保護、外国人の雇
教育・進学
いる。 ・雇用契約の条項・雇用主と労働組合の関係・就業時間中に労災そのほかの事故に巻き込まれた労働者
労使関係の概要と特徴
社会保障に関する特徴
職業訓練の概要と特徴
コラム
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