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行財政改革の概要(PDF:362KB)
このたび松江市では、8市町村の合併後10年間をひとつの区切りとし、平成23年度から26年度までの4年間を 計画期間とした新しい行財政改革大綱を策定しました。 この大綱に基づき、様々な角度から既存事業や行政手法などを見直し、スクラップ・アンド・ビルドの考え方の ◆改革によって目指すもの 松江市の将来都市像 ~ 特色豊かなオンリーワンのまちづくり ~ 「水と緑、歴史と教育を大切にし 伸びゆく国際文化観光都市・松江」 「改革」 = 将来都市像の実現を支える基盤づくり [ ビルド のための スクラップ ] ●経費削減や歳入増を通じた経営健全化 ●時代環境の変化や新たな行政ニーズに対応 する事業の構築 行財政改革の3つの基本(見直し)方針 1 既存の行政のあり方や事業の見直し 行政が対応すべき事業かどうかを見極め、民営化や外部委託等を積極 的に進めます。 2 行政手法や行政組織の見直し 本市独自の施策に応じて、機能的な行政組織に見直します。 職員数の削減と、職員がコスト意識を高める意識改革に取り組みます。 3 住民サービスのあり方の見直し 効果の上がらない事業は、課題を分析し、結果によっては廃止します。 施設を統廃合したり、公平な受益者負担の見直しを行います。 ◆改革の必要性 (1)オンリーワンのまちづくり ア 地域主権社会の到来 松江市は、平成23年8月の合併により、人口20万人を超える山陰最大の都市となります。 特例市移行も視野に入れながら、自治体として自立しなければなりません。 これからは、地域にあった事業を真剣に議論し、将来の世代のことを考え、本当に市が担う ことが必要なものを取捨選択して執行していかなければなりません。 イ 新しい公共 近年、規制緩和と自由化により民間が活性化したり、ボランティアやNPOなどの担い手も 増えつつあります。このような人々や団体を「新しい公共」と呼び、公共的活動領域はますま す広がっていくものと想定されます。 今後、行政と民間、住民との公共的活動領域のあり方を検討し、民間に任せたほうがよい と判断した場合は、行政の範囲を縮小し新たな担い手にゆだねたいと考えます。 (2)財政状況 地方税+地方交付税の推移イメージ 本市の地方交付税については、8市町村が合 併した平成16年度から合併算定替の特例が適 用されています。このメリットは合併10年後の平 成26年度まで継続し、その後、平成31年度末ま で段階的に減額されていきます。 現時点では、地方税と地方交付税の合計額 が平成22年度と平成32年度とを比較して約86億 円減少すると推計され、これに耐えられるだけの 歳出削減や、新たな収入の確保が必要です。 563億円 ▲86億円 地方税 +18億円 地方交付税▲104億円 H22 H32 H26 ※平成22年7月時点で松江市と東出雲町 が合併した場合の見込み (3)改革の断行 本市では、これまでも民営化、民間委託とそれに伴う職員の削減、地方債の繰上償還等 の行財政改革を積極的に推進し、成果を挙げてきましたが、市政を取り巻く環境の変化や 厳しい財政状況に対応するため、徹底した無駄の排除などの一層の改革を断行しなければ なりません。 ◆取り組み (1)計画期間 本改革では、平成23年度から26年度までの4年間を計画期間として取り組みます。 (2)推進体制 (外部委員会) 推 進 委 員 会 松 江 市 行 財 政 改 革 提案 提言 (松江市内部委員会) 松江市行財政改革推進本部 本部長 市長 総括副本部長 小川副市長 副本部長 9名(副市長、教育長他) 本部員 13名(部長級) 幹事 19名(主管課長他) 【共通項目】 ①既存の委員会がある項目 ⇒既存の委員会 (例)外郭団体検討委員会 ②新規項目 幹事会(メンバー:主管課長) 【各部局個別課題】 政策部、総務部、防災安全部、財 政部、産業経済部、観光振興部、 市民部、健康福祉部、環境保全部、 都市計画部、建設部、教育委員会、 消防本部、水道局、ガス局、交通 局、市立病院 事 行 務 政 局 改 革 推 進 課