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【市民意識調査による現状(抜粋)】 【基本方針】 スポーツ環境の充実
【基本理念】 【市民意識調査による現状(抜粋)】 するスポーツ 市民はスポーツに対して好意的 成人で「みる」のは好きが存在 」」」」 「「「「 す る 小学生で「する・みる」両方嫌いが14%存在 ・ 」」」」 「「「「 スポーツ活動に関心がない60代 市民のスポーツ実施率は向上 「「「「 支 え る (((( 育 て る )))) 」」」」 を 重 視 し 、、、、 ー 生 涯 に わ た っっっっ て ス ポ 全くしない市民の割合増加 【基本方針】 【基本施策】 ①幼児期のスポーツの取組 ②青少年期のスポーツの取組 ライフステージ・ライフスタイ ルに応じたスポーツ文化の 推進 ③成年期スポーツの取組 中学生から高校生への移行期間での運動実施の大幅減少 学校体育・部活動におけるスポーツ文化の検討 する人としない人の2極化 身近なスポーツ活動の必要性 健康志向型の運動やスポーツの実施 年代階層別による種目・目的の相違 運動不足と感じている周南市民 障害者スポーツ 社会参加しやすい仕組みづくり 施設のバリアフリー化 みるスポーツ 直接観戦は県調査より高い水準 ーーーー ツ 推 進 計 画 体 系 図 活動したくてもできない30代 観 る ・ 周 南 市 ス ポ 「する」のも「みる」のも好きが増加 【周南市の課題】 【子ども】 本市における子どもの状況は、週に1日以上実施している割合が小学生83.4%、中学生87.8%、高校生49.3% となっており、小学生、中学生のスポーツ実施頻度は高い水準であります。 中学校から高校への移行期において高頻度のスポーツ実施が大幅に減少していますが、全国的にも同じような傾向 になっています。 子どもの体力は、全国的に体力水準の高かった昭和60年頃と比較すると、依然として低い状況にあり、国のスポー ツ基本計画では、「今後10年以内に、子どもの体力が昭和60年頃の水準を上回ることができるよう、今後5年間、体 力の向上傾向が維持され、確実なものとなること」を目標として掲げていますが、本市としても、国の示す目標を目安と して、今後5年間は、体力の向上傾向を維持していくような取り組みが必要となってきます。 小中学生においては、現在の「運動実施率」を維持向上するとともに、高校生でのスポーツ実施率を低下させないた めにも、学校での取り組みだけでなく、家庭においてスポーツを「する」、「観る」、「話す」機会の確保に努めるとともに、 地域、スポーツ関係団体等と連携し「スポーツに興味を持ち」「スポーツを楽しみ」「スポーツを好きになる」子どもを増や していくよう取り組みを推進していくことが重要となってきます。 観るスポーツの環境整備が大きな柱 ツ 文 化 ※ に 親 し む こ と が で き る ま ち づ く り を 目 指 し ま す 半数以上が直接観戦の経験がない プロ野球観戦等の機会がニーズと合致 臨場感、楽しみの分かち合いの機会 【成人】 市民意識調査によると、18歳以上の市民が過去1年間において、「週1回以上スポーツを実施している割合」47.4% (全国平均45.3%)、「スポーツを実施していない割合」35.7 %(全国平均22.2%)、「スポーツを観戦したことがある 割合」75%、「スポーツ活動に関わるボランティアとして携わったことのない割合」87.5%という結果が出ており、本市 の18歳以上の市民については、スポーツを「する」「みる」では深くかかわっているが、「ささえる」立場では、スポーツと の関わりが薄いということがうかがえます。 国は、「スポーツ基本計画」に示す取り組みを通じて、成人の「週1回以上のスポーツ実施率」を65%程度に、「週3回 以上のスポーツ実施率」を30%程度にするという目標を掲げるとともに、「1年間に一度もスポーツをしない者の数」を ゼロに近づけるという目標も掲げています。 本市としても、生涯スポーツ社会の実現に向け、国の示す目標を目安として、それに近づけるための取り組みを進めて いく必要がありますが、現状としてはスポーツを「する人」と「しない人」が二極化していることから、特定の世代等をター ゲットとした取り組みだけでなく、性別・世代等を問わず全体的な底上げを図り、未実施者に対するスポーツへ活動へ の動機づけを行い、実施率の向上を図っていく必要があります。 未実施者を減少させ、実施率の向上を図っていくためには、市民意識調査の活動状況で「特にスポーツ活動に関心が ない」と回答した方(27.7%)や「スポーツ活動を行いたいと思うができない」と回答した方(42.4%)に対して、スポーツ への関心を喚起し、それぞれの適性に応じたスポーツ活動への参加意欲を高めていくことが重要となります。 「スポーツを行えない理由」として、「条件が整えてもスポーツ活動を始めることができるとは思わない」と回答した上位 は、「業務が軽減されればよい」「休日が増えればよい」「誰かが誘ってくれればよい」といった意見があがっており、「条 件が整えばスポーツ活動をはじめることができると思う」と回答した上位は、「施設の利用料金が安くなればよい」「ス ポーツクラブの会費が安くなればよい」「自分の体力や好みにあったスポーツができればよい」「身近なところにスポーツ 施設や運動のできるスペースがあればよい」「娯楽費等にゆとりがあればよい」といった意見があがっています。 多くの市民が重要とした項目は、「身近なところにスポーツ施設や運動のできるスペースがあればよい」であったこと からも、これらを解決していくには、スポーツをはじめるきっかけづくりとして、「気軽に」「身近に」取り組める環境を整え ていくことがポイントになると考えます。 このためには、各世代(ライフステージ)の現状を踏まえ、ライフステージに応じた取り組みを推進していくとともに、身 近な地域におけるスポーツ活動を充実させ、市民が主体的かつ気軽に参画することができるよう参加機会の充実を 図っていくことともに、これらの取り組みを支えるための環境整備(拠点となる施設、指導者やボランティアなどの人材、 スポーツ活動に必要な情報収集・提供など)についても、あわせて取り組んでいく必要があります。 ④高齢期スポーツの取組 ⑤競技スポーツの推進 ⑥障害者スポーツの推進 ⑦地域におけるスポーツ機会の充実 スポーツによる地域活性化 ⑧市民が参加するスポーツ機会の提供 ⑨スポーツコンベンションによる地域の活性化 支えるスポーツ ボランティア経験者の割合が少ない イベント補助が多く、指導・審判少ない 20代での参加意向が高い ボランティアの育成は、スポーツ環境の向上に重要 スポーツ文化の多様性を知るための中高生のボランティア経験 広報紙によるスポーツ情報の取得 口コミによる情報収集が多い20代 身近なスポーツ施設の不足 スポーツクラブ=社会的なつながりを生み出す素地 ※ スポーツ文化 … スポーツに「する」、「観る」、「支える」立場で関わること ※ 新しい公共 … 行政だけが公共の役割を担うのではなく、地域の様々な主体(市民・企 業・団体等)が、公共の担い手の当事者としての自覚と責任をもって活 動することで「支え合いと活気がある社会」をつくるという考え方です。 【地域】 本市は、平成15年4月21日、平成の大合併における山口県最初の合併を実現し、誕生しました。 市内には、地形や歴史、文化等、様々な特色を有する地域があり、それぞれの実情に応じた豊かな地域づくりが求め られています。 地域の多様化するニーズに対応し、地域の実情に応じた豊かな地域づくりを進めていくうえで、「スポーツ」は有効な 手段のひとつであることから、地域で活動するスポーツ関係団体や学校、市内に設置されているコミュニティ組織が連 携・協力して取り組んでいけるよう環境づくりが重要となってきます。 地域スポーツの推進には、スポーツ推進委員の役割が重要となることから、スポーツ推進委員の資質向上も必要とな ります。 また、国のスポーツ基本計画において、地域におけるスポーツ推進はもとより、スポーツを通じて、「新しい公共」を担 うコミュニティの核として充実・発展していくことが期待されている「総合型地域スポーツクラブ(以下、「総合型クラブ」と いいます。)」については、現在6団体設立されていますが、その知名度も低い状況であることから、総合型クラブの活 動・意義等について広く周知するとともに、現在、32地区で活動するスポーツ振興委員会組織が地域スポーツの核とな り活動していることから、その役割を担えるよう、時代にあった組織運営、会員数の拡大につながっていくような取り組 みを進めていくことが必要となります。 【団体】 団体に対する調査によると、本市の生涯スポーツ、競技スポーツの推進を支える各種団体については、スポーツ実施 人口の減少や団体の運営を支える指導者やスタッフの不足から不安を感じている団体が多いことがうかがえます。 スポーツ実施人口の増加のためには、その受け皿となる団体の組織強化が重要となることから、競技団体をとりまと める(公財)周南市体育協会や32地区のスポーツ振興組織をとりまとめる周南市スポーツ振興委員会を中心に、団体 の組織強化を支援していく体制の整備が重要と考えます。 また、幼い頃からスポーツに関心をもつ子どもを増加させ、底辺の拡大を図っていくような取り組みも必要になってき ます。 ⑩安心・安全な施設の提供 スポーツ環境の充実 ⑪スポーツを支える「人財」の育成 ⑫スポーツ情報の発信 共創によるスポーツ文化の 推進 ⑬スポーツ団体・教育機関との連携・協働 ⑭国・県、周南市行政部局間の連携の促進