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西組 - 岐阜県
<農業生産法人、集落営農組織の育成を目標としている事例> ○集落ぐるみの農地保全と営農組合の育成 1.集落協定の概要 え な し にしぐみ 市町村・協定名 協 定 面 積 25.4ha 交 付 金 額 533万円 岐阜県恵那市 西 組 田(100%) 畑 水稲・種子・そば 個人配分 共同取組活動 役員報酬 (70%) 研修会費 農道・水路管理費 機械購入積立 協定参加者 農業者45人、水利組合(構成員○人)、非農家5人 草地 採草放牧地 30% 7% 17% 4% 42% 2.取組に至る経緯 恵那市西組集落は、平成10年度に土地改良事業が完了し、用排水管理組合が設 立され、非農業者を含めた集落での管理を行っていた。 農地の傾斜が急であるため、農作業の効率が悪く、作業も重労働なため高齢化等 による耕作放棄地の発生が心配されていた。 中山間地域等直接支払制度を活用し、農業資源・農地の保全に取り組むため、集 落協定を締結することとなった。 平成17年度の新対策からは、集落営農組織の設立に向けて活動を行っている。 3.取組の内容 西組排水管理組合を中心として、集落内での計画的な水利用と施設の維持管理が行わ れている。 また、そばの栽培を行い、地元の道の駅らっせぃみさとへ出荷することにより地産池 消の取り組みも行われている。 <地元特産物の植栽> <共同取組活動> そばの植栽 用排水路の清掃作業 [集落の将来像] ○集落ぐるみでの「集落営農組織化」 集落内の機械化部会を中心に、「集落営農組織化」を推進し、集落ぐるみの共同作業により、集落の農 地保全及び農業生産活動の継続を図る。 [将来像を実現するための活動目標] ○集落営農組織の設立に向け、農作業3作業以上の農業機械又は、施設の共同利用を推進する。また、 農地については集落協定参加者による耕作及び草刈を行う取組みを実施する。 [活 動 内 容] 農業生産活動等 農地の耕作・管理(田25.4ha) 多面的機能増進活動 周辺林地の下草刈り (約0.5ha、年1回) 個別対応 農業生産活動の体制整備 集落営農組織の育成 (作業面積目標7.6ha) トラクター・草刈機の購入 個別対応 共同取組活動 水路・作業道の管理 ・水路4.0km、年2回 清掃、草刈り ・道路6.0km、年3回草刈り 景観作物作付け ( 景 観 作 物 と し て 畦 畔に 花苗を約1a作付けた) 共同取組活動 共同取組活動 農地法面の定期的な点検 (年2回及び随時) 共同取組活動 集落外との連携 ○集落内の農家に農作業委託等ができない場合には、集落外の農家との連携を図り、 農作業委託等を推進する。 4.取組による変化と今後の課題等 西組営農組合が平成19年4月に発足し、集落ぐるみでの農業生産活動により一体感 が生まれてきた。 近年鳥獣による農作物の被害が多発している。今後は計画的・効率的な電気牧柵の設 置の検討を行っていく。 [平成20年度までの主な成果] ○農地の保全管理、耕作放棄地の発生防止に対する保全意識の向上 ○機械の共同利用することにより低コストを図った。 <恵那市 西組>