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技 術 概 要 (様式)
技術分類 安全、環境、コスト、ICT、品質、景観
災害復旧効率化支援システム
担当部署 GIS研究部
技術名称 Photog-CAD
NETIS登録番号
担当者 上田 俊也
社名等 財団法人日本建設情報総合センター
電話番号 03-3584-2403
技術の概要 1.技術開発の背景及び契機
㈶日本建設情報総合センター(JACIC)は、近年多発する災害に対して、自治体が
行う災害査定業務の省力化・効率化による査定業務のスピードアップ、また災害査定
資料の電子的な標準化を進めることによる情報共有の促進を目指し、災害復旧効率
化支援システムPhotog-CAD(フォトジー・キャド)を開発いたしました。
2.技術の内容
・市販品のデジタルカメラで撮影した画像を用いて被災箇所の三次元モデルを作成
する。
・作成した三次元モデルを用いて任意箇所の断面図を作成する。
・査定設計に特化したCAD機能を搭載し、現地測量から災害査定設計書の作成を
一貫して行う。
3.技術の効果
・ポール横断測量による断面図作成から、写真撮影による三次元モデルを使用した
断面図の作成に変わることにより、被災箇所における危険地域への立ち入りが減
少し、業務の安全性が向上する。
・3次元モデルを作成後はモデル内の任意箇所の断面図が作成できるので、断面を
追加する際の手戻りが少なく出来る。
・写真測量の技術を使用することにより、少人数での現場作業が可能になる。
・査定設計書の作成に必要な機能をCADに搭載したため、査定設計書の作成時間
を短縮できる。
・作成した査定設計書のデータはSXF,DXFの各フォーマットでエクスポートができ、
データの2次利用が可能。
・CADには朱入れ機能があり、再設計に対応している。
・災害のみではなく、汎用に利用も可能。
4.技術の適用範囲
・災害査定設計は、総合単価を用いる規模のものを対象にしています。
・写真測量の機能は災害箇所の3次元モデル化以外にも使用が可能です。
・CAD機能についてはラスター、ベクターデータの読み込みが可能であり、災害査定
設計書以外の図面作成にも利用が可能です。
5.活用実績
国の機関 0 件 (九州 0 件 、九州以外 0 件 ) 自治体 6 件 (九州 0 件 、九州以外 6 件 ) 民 間 2 件 (九州 0 件 、九州以外 2 件 ) 1
6.写真・図・表
Photog-CADの機能紹介
1.写真測量技術を利用した3次元モデルの作成
左から 正面から 右から
デジタルカメラ災害箇所を3方向から撮影
写真の評定と3次元モデルの
横断図の完成
断面図の作成位置を指定
2.CAD機能を利用した査定設計書の作成
CADに登録された工事種別
平面図の作成が可能
展開図の作成が可能
災害査定設計書の完成
2
技術概要
技術分類 ICT
技術名称 建設副産物情報交換システム
NETIS登録番号 -
担当部署 建設副産物センター
担当者 松田 勝幸
社名等 (財)日本建設情報総合センター
電話番号 092-411-3473
技術の概要 1.技術開発の背景及び契機
「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」(建設リサイクル法)が平成12年5
月に公布され、平成13年1月には国が同法に基づく基本方針を策定し、建設副産物の
リサイクル推進に向けた新たな基本的考え方、目標および具体的施策を明らかにしま
した。また、特定建設資材廃棄物の再資源化施設の稼動状況等の情報提供が十分な
されるように、インターネット等を活用した情報交換システムの整備の支援について明
示されました。これら建設副産物を取り巻く環境の変化を受け、国土交通省では、循環
型社会の構築を目指して「建設副産物情報交換システム」を開発し、当財団にてその
運用管理を行っているものです。
2.技術の内容
インターネットを利用した全国共通の標準化仕様に基づくシステムであり、公共工事の
発注者、施工者及び処理業者の間でリアルタイムの情報交換が可能です。
・工事発注者の設計積算時及び施工者の施工計画時において、建設副産物の処理
先、再生材の購入先を検索・確認できる。
・工事発注者は、施工者が登録した工事情報から、建設副産物の適正処理及び再生
資材の利用を確認できる。
・施工者が発注者及び行政機関へ提出する建設リサイクル法等に基づく書類の作成・
出力が可能。
・登録された工事の実績情報がそのまま建設副産物実態調査票に変換されるので、
新たに調査票を作成する必要がない。
・処理業者は、自社施設の登録及びPR欄の利用により、受注機会の拡大が図れる。
3.技術の効果
工事情報及び処理施設の情報交換により建設副産物の需給バランスを確保し、また、
適正処理とリサイクルの推進に寄与するとともに、法令に基づく各種書類の出力及び
建設副産物実態調査への対応等、事務の省力化・効率化が図られます。また、処理業
者の自社PR欄の利用により受注機会の拡大や業界の市場活性化にもつながります。
4.技術の適用範囲
・公共工事発注者(国、機構・事業団等、都道府県、市町村等)
・排出事業者(公共工事等の施工業者、解体工事業者)
・処理業者(建設副産物の再資源化施設、最終処分場)
5.活用実績
(平成19年度加入者数)
発注者
国の機関 317(九州 42、九州以外 275)
機構(公団)等 15(九州 1、九州以外 14)
自治体 280(九州 15、九州以外 265)
排出事業者 16,547(九州 2,818、九州以外 13,729)
処理業者 2,003(九州 302、九州以外 1,701)
3
6.写真・図・表
システムイメージ
処理業者
排出事業者
(再資源化施設)
(
(
施工業者・
施工業者・
解体工事業者)
解体工事業者)
施設情報の検索
工事情報の検索
工事情報の検索
施設情報の検索
施設情報の登録
JACIC
建設副産物情報センター
建設副産物の搬出計画・実施情報の登録
再生資材の利用計画・実施情報の登録
・システム管理
・問い合わせ対応 他
施設情報の検索
工事情報の検索
(工事計画・実施情報の確認)
調査価格情報の登録
工事発注者
CREDASの活用による提出書類の省力化
提出・報告
4
• 建設リサイクル法届出通知様式
• 再生資源利用{促進}計画書(実施書)
• 建設副産物実態調査様式
技 術 概 要 (様式)
技術分類 安全、環境、コスト、ICT、品質、景観
担当部署 GIS研究部
技術名称 地理情報ワンストップサービス
NETIS登録番号
担当者 小早川 雅行
社名等 財団法人日本建設情報総合センター
電話番号 03-3584-2403
技術の概要 1.技術開発の背景及び契機
行政機関が地理的な情報をインターネットで提供している中、それらの情報は個々の
機関のWebサイトを閲覧するしかなく、情報の閲覧者の利便性を考慮すると、すべて
の情報を総覧できる仕組みが必要であったために開発を行いました。
2.技術の内容
国や地方公共団体などの多様な主体が個別にインターネットで発信する地理情報
を、自動的に集約し一つの地図上に重ね合わせてWeb配信する技術です。
さまざまな機関のWebサイトを閲覧することなく、地域に関連するすべての情報を一
つのWebサイトで確認できるため安全、環境、防災といった市民生活に密着した地域
情報をスムーズに取得できる地理情報の”ワンストップサービス”化を図ることができ
ます。
3.技術の効果
・国土交通省国土地理院が提供する電子国土Webシステムをプラットフォームに採用
しています。これにより、国土地理院が提供する最新の地図を無償で利用することが
できるため、情報提供者は配信したい地域情報のみを作るだけでよく、地図の調達
や維持管理に煩う必要がありません。
・地図に掲載する地域情報は普通のPCであれば簡単に作成できるテキスト形式とし
ているため、情報提供者はGISを所有していなくてもWebGISを使って情報提供するこ
とができます。詳細情報はリンク先のホームページで見るようにしています。
・地域情報はWebGISサーバーに集める必要はなく、インターネットに接続したWeb
サーバーであればどこに格納してもよいため、地域情報を収集や情報提供者との連
絡・調整が不要となり、WebGIS管理者の負担は極めて軽減されます。
4.技術の適用範囲
・国、県、市町村、団体等における地理情報の提供サービスとして利用
・様々な部門・出先機関を横断した情報共有システムとして利用
5.活用実績
国の機関 0 件 (九州 0 件 、九州以外 0 件 ) 自治体 1 件 (九州 0 件 、九州以外 1 件 ) 民 間 1 件 (九州 0 件 、九州以外 1 件 ) 5
6.写真・図・表
6
技 術 概 要 (様式)
技術分類 ICT
アイ
担当部署 事業開発部
技術名称 ガイアクルーズ AI
NETIS登録番号
担当者 富田 吉英
社名等 エヌ・ティ・ティ・インフラネット㈱
電話番号 092-432-3411
技術の概要 1.技術開発の背景及び契機
弊社は、NTTグループの地下管路などを建設し、維持・管理してきた経験から
■自分達の設備がどこにあり、 ■周辺にどのような設備があり、
■どのような状態になっていて、 ■どのように使われているのか
を知ることの大切さを痛感してきました。
それが分らないと、
■サービスを提供する時に使えない、 ■設備事故につながる
などの事象が発生するからです。
2.技術の内容
地下埋設部の位置、管理内の状況、入孔等スペースの状況を把握する
・探査
・測定
・撮影技術
と、収集した情報を
・データベース化
する技術とを組み合わせた『ガイアクルーズ AI』をご紹介致します。
3.技術の効果
■設備の状況を把握することにより、
・お客様への『良好なサービス提供』の維持に役立ちます。
・『設備事故防止』に役立ちます。
・『設備の延命対策』に活用できます。
4.技術の適用範囲
■金属管、硬質ビニル管等の管種に応じた最適な探査技術のご提案が可能。
■市街地、長距離探査等地域環境に応じた探査方法のご提案が可能。
■探査、測定、撮影により得られた情報を地図データベースとして整備・管理することが
可能。
5.活用実績
国の機関 - 件 (九州 - 件 、九州以外 - 件 ) 自治体 - 件 (九州 - 件 、九州以外 - 件 ) 民 間 - 件 (九州 - 件 、九州以外 - 件 ) 7
6.写真・図・表
8
技 術 概 要 (様式)
技術分類 安全、環境、コスト、ICT、品質、景観
技術名称
ハモニス
NETIS登録番号
社名等
担当部署 土木事業本部技術部技術設計グループ
-
㈱間組
担当者
山本・宇津木
電話番号
03-3588-5770
技術の概要 1.技術開発の背景及び契機
地盤が悪い箇所での切土のり面やトンネル坑口などの人工斜面を造成する工事で
は、変位計などの計測器類を地質状況や地山の変位状況などに応じて複数配置する
ことにより、経時的な地山の変化を確認することが重要になります。しかしながら、既往
の計測管理手法では、各種計測器のデータがそれぞれ独立した形で整理されることが
多く、総合的な安定性評価・判定に時間がかかっていました。
本システムは、各種計測データを、リアルタイムに統合して整理するとともに、総合的
な地山の安定性評価を独自に考案した判定フローを用いて実施することにより、専門
家の手を借りず瞬時に確認できるものとしました。
2.技術の内容
本システムでは、多種の計測データを自動的に整理するとともに、その結果を平面図
および断面図に統合して、変位が大きく危険度の大きい箇所などを瞬時に図化すること
を可能にしました。
また、今回独自に考案した「地すべり評価判定フロー」(特許申請中)を用いることによ
り、リアルタイムで想定すべり形状の妥当性を評価するとともに、地下水位の変化に伴
うすべり土塊の安全率の変化を表示できるようにしました。これにより、斜面の危険度
を定量的かつ迅速に判定します。さらに、これらの結果をWeb上で表示し、複数の関係
者がリアルタイムに斜面計測監視することを可能としました。
3.技術の効果
上記したように、多くの測定データを速やかに整理・統合するとともに、地すべり評価
判定結果を瞬時に表示することにより、リアルタイムな斜面監視を可能としました。これ
らの内容は、パスワードを供与された複数の関係者(企業者、施工業者、関連部署など)
がWeb上で確認でき、各種計測器に基づいた地すべりや斜面の安定状態に関する判
定結果を直ちに情報共有することができるため、異常値が検出された場合などに速効
性のある対応が可能となります。
4.技術の適用範囲
・ 地山不良箇所や地すべり地帯におけるトンネルや道路造成などの山岳土木工事
現場に、安全および品質管理手法として積極的に導入しています。
・ 近接施工管理などが要求される都市土木現場および建築現場への展開も図って
いきます。
5.活用実績
国の機関 6件 (九州 2件 、九州以外 4件 ) 9
6.写真・図・表
計測情報の一元管理!
迅速な意思決定により
速効性のある斜面計測監視を
実現します。
地すべり評価判定のシステム化!
Webによる関係者へ即時配信!
システム概念図
現
場
通信ケーブル・LAN ケーブル
GPS
伸縮計
Web カメラ
現場事務所
計測管理 PC
インターネット
孔内傾斜計
地下水位計
適用箇所
①地山不良箇所に遭遇する
山岳土木現場
②近接施工が問題となる
都市土木・建築現場
③地すべりなどの防災管理業務
通信ケーブル・LAN ケーブル
(任意の組み合わせが可能)
データ転送
ハザマ本社
①多種の計測データを
自動的に統合・整理
インターネット
Web サーバ
③Web上でリアルタイム
にデータ確認可能
企業者関係者
施工業者関係者
Web ブラウザ
Webカメラ表示例
②地山安定性評価を
自動的に実施
遠隔地関係者
従来、個別のシステムにより
運用していたWebカメラも
本システムで運用可能
10
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