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長崎会場

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長崎会場
技
術
概
要
資
料
【長崎会場】
1.生コン車温度抑制対策『ファームバリア』プラス【QS-120011-A】
2.竹繊維法面緑化工法【TH-030015-V】
3.BeingProject-CCPM【SK-070003-V】
4.KK クラックセンサ【KK-140002-A】
5.硬質地盤クリア工法【CB-980118-V】
6.コンクリート構造物の断面修復乾式吹付け工法【CB-020040-A】
7.アステープ【KK-130019-A】
8.レストム工法【TH-100029-A】
9.SAAM システム【SK-070009-V】
10.アスファルト舗装密度測定器-PQI【KT-120124-A】
技 術 概 要
技術名称
NETIS 登録番号
社名等
『ファームバリア』プラス(遮熱塗料)
QS-120011-A
株式会社宮防
担当部署
担当者
電話番号
新規事業部
福田 泰彦
0985-53-1008
技術の概要 1. 技術開発の背景及び契機
近年の地球温暖化に伴い、様々な分野において夏場の暑中対策が重要に
なっています。とりわけ建設業では夏場の暑中コンクリート対策が課題となって
います。 その暑中コンクリートの対策の一環として、生コン車温度抑制対策、
および鋼製型枠温度抑制塗料として、遮熱塗料『ファームバリア』プラスを開発
しました。
2. 技術の内容
遮熱塗料『ファームバリア』プラスは、熱反射顔料により太陽光線を反射・散
乱し、特殊セラミックの力で熱放射を行う塗料です。
それを生コン車のドラム表面に塗ることにより、輸送中の生コンクリートの温
度の上昇を抑制し、生コン温度、スランプを長時間基準内に保つようにする技
術です。
また、消波根固めブロック制作などに使用する鋼製型枠に塗ることで、生コ
ン打設時の初期養生および鋼製型枠組立・解体作業時の作業員の環境改善
(熱中症対策)として活用できます。
3. 技術の効果
生コン車の塗装の違いによる温度・性状比較試験を行いました。90分後の
測定で、通常塗装車と遮熱塗装車ではコンクリート温度で約1.8℃の低減、ス
ランプ試験では、練直後からのドロップ率が通常車で約36%、遮熱塗装車が
約19%と小さいことから品質の安定がみられました。
また、鋼製型枠の型枠表面温度を赤外線カメラで測定したところ、生コン打
設前で約10℃~20℃、生コン打設後で約5℃~10℃の温度抑制が確認でき
ました。
4. 技術の適用範囲
・生コン車
・現場プラント
・鋼製型枠
・現場仮設事務所、資材倉庫
5. 活用実績(2014年11月現在)
生コン車遮熱塗装実績
・全国38都府県 約2,500台
鋼製型枠遮熱塗装実績
・国の機関 27件(九州 22件、 九州以外 5件)
・自治体
9件(九州 4件、 九州以外 5件)
6.写真・図・表
写真-1 遮熱塗料『ファームバリア』荷姿
写真-2 生コン車ドラム 遮熱塗装車
図-1 『ファームバリア』メカニズム
図-2
生コン車ドラムの温度比較
写真-3 鋼製型枠 錆止塗装と遮熱塗装温度比較(赤外線カメラによる撮影)
通常錆止め塗装
遮熱塗装
46.3℃
28.8℃
錆止塗装と遮熱塗装の温度差 約17.5℃ の温度抑制確認
技術概要
技術名称
BeingProject-CCPM
(ビーイングプロジェクトCCPM)
SK-070003-V
NETIS登録番号
社名等
技術の概要
株式会社 ビーイング
担当部署
営業本部 営業企画部
担当者
電話番号
黒田 健慈
052-205-6822
1.技術開発の背景及び契機
現在、公共工事の現場では、工期の遅延やコストの増大、品質低下、現場の混乱と
いった問題がさらに深刻になっています。
このような中、既存のリソースでより高いパフォーマンスを発揮できる工程管理手法
「CCPM(クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント)」に注目が集まり始めました。
特に、受・発注者間での工程に対する温度差を埋めるためにも、工程の情報共有を
していく必要があります。
2.技術の内容
無理なく工期を短縮するための工程管理技術です。
全体最適の視点から開発されたプロジェクト管理手法を応用し、従来の「クリティカ
ルパス」の代わりに「クリティカルチェーン」を用い、各タスク(作業工程)から除去した
安全余裕を「バッファ」に集約して管理します。
「クリティカルチェーン」とは、リソースの競合を考慮して、「それが遅れると全体が遅
れる」というタスクをつなげたチェーンのことです。これが施工の「制約条件」になり、こ
のクリティカルチェーンに注目することで、工期全体の遅れを早期に見つけることがで
きます。
3.技術の効果
・納期の厳守、施工現場の工事がいつ終わるか常に確認できます。
・工事の目的を明確にすることができます。
・工程の進捗見通しが関係者間で共有認識しやすくなります。
・工程が「見える化」されるので、受・発注者間、元下請間のコミュニケーションが円滑
になります。
・時間に余裕を持つことで社会的要請に求められる交通規制日数の短縮計画等をた
てることができます。
・工程管理が容易であるため、例えば型枠存置期間を長くして、コンクリートのクラッ
ク発生を抑える時間ができ、高品質の構造物を構築することができます。
・ASP型工事情報共有システム(BeingCollaboration)と連動させることで、リアルタイ
ムに受・発注者間で工程を共有できます。
4.技術の適用範囲
・建設工事、測量、設計委託などの工程管理に適応
(工程等作成図方法は、横線式、曲線式、ネットワーク式工程表にも対応可能)
・特に効果の高い範囲
・工期を短縮したい場合
・工期が間に合いそうにない、予定通りに工事が進捗できない、経験の浅い代理人
が担当しているなどの工事現場、測量委託設計など
5.活用実績(2011年4月18日現在)
7 件 (九州 1 件 、九州以外 6 件)
国の機関
自治体
9 件 (九州 3 件 、九州以外 6 件)
6.図
技術概要
技術名称
KK クラックセンサ
担当部署
繊維素材部 繊維資材課
NETIS 登録番号
KK-140002-A
担当者
高島 博之
社名等
倉敷紡績株式会社
電話番号
06-6266-5335
技術の概要
1.技術開発の背景及び契機
近年、維持管理対策が必要とされる 50 年を経過したコンクリート構造物が増加して
おり、構造物の設計、施工・運用から解体処分までのライフサイクルコストを考慮した
維持管理の重要性に対する認識が高まってきています。また、災害後、コンクリート構
造物において、ひび割れの発生状況を短時間に確認し診断することが早期復旧に繋がる
ことから、効率的な検査方法が求められています。
2.技術の内容
「KK クラックセンサ」には、4つの特長があります。
①ひび割れの進行の目視観察
写真―1のように、ひび割れ幅が 0.15mm 拡大するとひび割れに沿って白い模様が現れ、最
大 0.6mm までのひび割れ幅の拡大に伴い、その模様は大きく、白くなっていきます。写真―
2のように、目視でひび割れの発生状況が確認できることから、変状なし、有害なひび割れ
が発生した、有害なひび割れが進展したというように、視覚的に評価ができ、構造物の点検
を簡易に行なうことができます。
②ひび割れ幅の最大値を記録
発生応力や温度変化によりひび割れ幅が変動した場合、最大のひび割れ幅に応じた模様が
「KK クラックセンサ」上に残ります。クラックスケールなどによる点検では、点検時の
状態を把握することができますが、KK クラックセンサを適用することにより、ひび割れ幅の
履歴を評価することが可能になります。
③遠望目視(20m)が可能
20m 離れた位置からひび割れに応じた模様が確認できます。近接することなくひび割れの状
態を確認することができるため、日常点検の範囲でひび割れの状況を確認することができま
す。また、双眼鏡を使って、正対した状態で 60m 離れた位置からの遠望目視が可能なことを
確認しています。
④特殊な測定装置や電源が不要
ひび割れの発生や拡大を確認するための、特殊な測定装置やそれを作動させるための電源を
必要としません。写真撮影などにより点検記録を残し、以前の状態と比較することによりひ
び割れの進行状態が評価できます。
3.技術の効果
コンクリート構造物の変状検知として、次のような活用方法が有効と考えます。
①既に発生しているひび割れの拡大や進展、新たなひび割れの発生や進展
②PC 梁に発生したクラックの開閉及び伸展の有無の確認
③補修後の適用による、補修効果の確認や再劣化の有無の評価
4.技術適用の範囲
①構造ひび割れ 梁の曲げひび割れやせん断ひび割れ、PC 鋼材のシースに沿うひび割れ、定
着部、支点部のせん断ひび割れ、橋脚の打ち継ぎ部や段落とし部など
②アルカリ骨材反応によるひび割れ 残存膨張の評価
5.活用実績 (平成 26 年 11 月 18 日現在)
橋梁、トンネル、ボックスカルバート、農水路、ダム(いずれも水没しない箇所)に適用が
広がっています。ただし、以下の実績には試験施工も含みます。
国の機関
8 件 (九州 0 件、九州以外 8 件)
自治体
12 件 (九州 1 件、九州以外 11 件)
民間
20 件 (九州 0 件、九州以外 20 件)
6.写真・図・表
ひび割れの発生位置
0mm
0.15mm
0.30mm
0.40mm
0.60mm
ひび割れ拡大
写真-1
ひび割れの拡大とKK クラックセンサⓇの指示模様
写真-2
RC試験梁での指示模様の発生例
土中に埋められた
ボックスカルバート
センサ
ひび割れ
写真-3
施工事例(橋梁桁、補強効果の確認)写真―4
施工事例(ボックスカルバート経過観察)
技 術 概 要 (様式)
技術名称 硬質地盤クリア工法
NETIS登録番号 CB-980118-V
社名等 全国圧入協会
担当部署 九州事務所
担当者 小田 博志
電話番号 092-292-3351
技術の概要 1.技術開発の背景及び契機
玉石混りの砂礫層や、岩盤などの硬い地盤に鋼矢板等を打設する場合、従来は掘削機や杭打機
といった大型機械を用いて作業を行うのが一般的でした。しかしながら、そうした従来工法では工期
・工費に問題があり、環境への影響も甚大で、安全性にも難点がありました。
そこでこれらのマイナス面を一掃すべく開発されたのが、「硬質地盤クリア工法」です。
2.技術の内容
硬質地盤対応圧入機「クラッシュパイラー」は、地盤を掘削するパイルオーガを装着しながら圧入
機本体は軽量・コンパクトで周囲への威圧感もなく、狭い場所や傾斜地などでの施工も可能にしま
した。既に圧入した完成杭を、圧入機本体がしっかりとつかむ機構なので、転倒の心配もなく高い
安全性を実現しています。また、パワーユニット排出ガスのクリーン化や、騒音対策をはじめ、国内
建機で初めて生分解性油脂を標準採用するなど、現場の周辺環境や地球環境にも徹底的に配慮
した機械です。
圧入工法の優位性を損なうことなく、独自の「芯抜き理論」により「硬質地盤」への圧入を実現した
「硬質地盤クリア工法」は、施工地盤、周辺環境、安全性など建設工事 が抱える様々な問題を
解決できる工法です。
3.技術の効果
・玉石・礫を含む地盤や岩盤などの硬質地盤へ1工種にて圧入が出来る。
・完成杭をしっかりとつかむ機構のため、従来工法の杭打機のような転倒の危険や威圧感がない。
・圧入機本体は軽量・コンパクトで、狭い場所や傾斜地・水上でも施工可能である。
・掘削は最小限に抑えるため廃土量は極めて少なく、強固な杭連続壁を構築できる。
・独自のシステム施工技術(GRBシステム)により、環境負荷の少ないグリーン工法を実現。
4.技術の適用範囲
・土質条件 … 軟岩、礫質土、砂質土、シルト、粘性土、有機質土、玉石混じり砂礫等
・杭種 … U形鋼矢板、近接施工用土留鋼材、H形鋼矢板、鋼管矢板、PC壁体等
5.活用実績(2010年1月現在)
国の機関 179件 (九州 37件 、 九州以外 142件)
自治体 1234件 (九州 136件 、 九州以外 1098件)
民 間 65件 (九州 19件 、 九州以外 46件)
6.写真 ・図 ・表
技
技
術
名
称
NETIS 登録番号
社
名
等
技 術 の 概 要
術
概
要
SAAM システム
担当部署
技
SK-070009-V
担 当 者
田
日
本
地
研
株
式
会
社
(アンカーアセットマネージメント研究会)
電話番号
術
1
口
部
技
術
浩
課
史
092-571-2764
(050-3634-5481)
1.技術開発の背景及び契機
我が国の社会資本ストックは,戦後から高度経済成長期のピークに建設された構造物が順
次耐用年数を経過しつつあり,これに伴い近年,老朽化に伴う土木構造物の維持管理が重要
視されています。グランドアンカー工においても、国・地方自治体でのストック点検をはじ
めとする外観目視点検が実施されています。また高速道路では今年 1 月に,旧タイプアンカ
ーの更新・補修の実施についてプレス発表が行われており,アンカー工の維持管理について
非常に重要度が高くなっています。
このグラウンドアンカー工は,昭和32年から徐々に施工がはじまり,昭和63年以降は
二重防食の基準化と機能性向上によって施工実績が急増しています。このうち二重防食基準
化以前のアンカー(旧タイプアンカー)は,既に25年以上が経過し,中には変状や損傷な
ど耐久性や機能性に問題が生じているアンカーも報告されています。
しかしながら,アンカーの維持管理を目的とした健全度調査の普及は,まだまだ初期段階
に過ぎません。その背景にはアンカーは永久的な構造物と認識されていることや,調査・試
験のコスト的な問題があげられます。このコスト的な問題では,使用機資材の人力運搬が不
可能で大掛かりな足場やクレーンなどが必要となり,非効率となるためです。またアンカー
の余長が十分に無い場合も大型な特殊ジャッキが必要となり,軽量試験機の開発が急務とな
っていました。
2.技術の内容
SAAM(サーム:Susutainable Asset Anchor Maintenance)システムは,斜面安定対策工法として
用いられているグラウンドアンカー工を持続可能な資産として維持管理するためのマネジメ
ントシステムで,アンカー工の面的な緊張力の分布を把握し,適切な維持管理方法(対策工
法や範囲等)について提案することが可能となりました。
開発した小型・軽量の油圧ジャッキ(SAAM ジャッキ)を用いることにより,足場の仮設や
交通規制は不要となり,短期間,低コストで数多くのリフトオフ試験が実施できる試験機で
す。またアンカー工の面的な緊張力分布の確認や緊張力の調整可能な構造のアンカーであれ
ば,状況に応じて緊張力の調整もできます。
更に,従来アンカー余長が短いアンカー体は,大型特殊ジャッキが必要でしたが,小型ジ
ャッキと併用した特殊なジグを新たに開発し,殆どのアンカーの緊張力試験が低コスト・短
期間で可能となりました。
3.技術の効果
1)省力化・影響抑制:機器の搬入撤去は基本的に人力で可能でクレーン等が必要なく交通
規制も必要としません。
2)経済性:足場の設置など大掛かりな設備が不要となるため、低コストで試験ができます。
3)施工性:短期間で試験を行うことができます。
4)調査の質:アンカー緊張力の分布状態を面的に把握することができ、適切な対策工法と
対策範囲の提案が可能です。
5)維持管理 :多くの維持管理情報をデータベース化することにより、効率よく効果的に維持
管理できるマネジメントシステムが構築できます。
4.技術の適用範囲
1)試験するアンカーから半径 10m 以内に油圧ポンプの作業スペースが 1m × 2m 程度確保で
きることが必要です。
2)短期間で広範囲な緊張力確認が必要な現場では優位。
3)試験載荷荷重は、2000kN まで可能です。
4)技術提供地域については制限はありません。
5.活用実績(2014年12月1日現在)
・国の機関: 13 件
・自 治 体: 21 件
・民
間: 42 件
6.写真・図・表
従来型の試験状況
小型軽量ジャッキ試験状況
アン カ ー余長部に、アタッチメン トを 取り付ける
SAAM小型軽量ジャッキを用いたリフトオフ試験状況と機資材関係
ラ ムチェ アーを 取り付ける
SAAMジャッキを 取り付ける
止めナット、高圧ホース、変位計取り付け、完了
SA A M ジ ャ ッ キ を 用 い た 試 験 の 種 類
アン カ ー種類別の各種アタッチ メン トの状況
アン カ ー余長無し箇所の特主軸に よ る 試験状況
グ ラ ンドア ンカ ー 維 持 管 理 マ ニ ュ ア ル に 準 じ た の り 面 の 健 全 性 評 価
アン カ ー余長無し箇所の後付け荷重計設置状況
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