それがすべてではない

マレーシアコース
それがすべてではない
大阪教育大学附属平野中学校
１年
岡本
昂明
ハミッド
僕は六日間のマレーシア研修で、様々な施設を巡りました。そこでは、色々な方々から、
マレーシアの『今』について伺いました。そこではマレーシアについて「未だに人種差別
が残っている」と仰る方もいれば、「マレーシアの先生の授業は計画性の乏しい方が多い」
と仰る方もいました。この二つの意見、どちらも話した本人が見、感じたことを元に話し
ているため、初めてマレーシアを訪れた僕にはどれが正解かなんて分かりません。
そんなことを思いながら、僕はアロースターにあるパヤクムンティン学校を訪問しまし
た。そこで元気なマレーシアの中学生と交流を深めていくにつれて気づいたことがありま
す。それは、歓迎セレモニーはとても感動する上、現地の子どもたちもマレー系、中華系、
インド系関係なく仲良く話していたという事です。
（どういうことだ？）と僕は思いました。
（今まで聞いたり、自分で思っていた『マレーシア』とは全然違う！）しかし、それでい
いのです。それもこれも全部含めて「マレーシア」なのですから。
マレーシア。東南アジアの連邦立憲君主制国家。しかし、それだけではありません。一
日に出るごみの量は約 3,300ｔもある国。立派なツインタワーがそびえ立つ国。
そして、笑顔の素敵な子どもたちがいる国、マレーシア。
日本でも外国でも、国を知るには、まずはその国を自分の目でしっかりと『見る』のが大
事なんだなあ。そう思いました。