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世界人類をつなぐ「平和の使者」に!! ー海外研修旅行終わるー

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世界人類をつなぐ「平和の使者」に!! ー海外研修旅行終わるー
2015.12.08
世界人類をつなぐ「平和の使者」に!!
ー海外研修旅行終わるー
何度かお知らせしているように、私たちの学園は、
今年度より創立者の名を冠する「ヴォーリズ学園」
と法人名を変更しました。その理由は、「ヴォーリズ
の生き様を伝える教育」を本気で展開したいと思っ
たからに他なりません。ヴォーリズさんたちが「(ア
メリカや東アジアの)各国民が兄弟のように学び、
人類をつなぐ平和の使者を育てたい」と創ったのが
私たちの学園です。「世界人類をつなぐ平和の使者」
たらんとしたヴォーリズに続く人間の育成は、本校
の重大な使命と言えます。今、しきりに言われる「グ
ローバル人材」とはひと味違う、その地(ローカル)
を大切にする姿勢、競争を超えた「ヒューマニズム」
などを、ぜひ本校生には身につけて欲しいと願って
います。
先月、無事終わった本校の「海外研修旅行」は、
台湾(2コース)、韓国、南京、香港、マレーシア、
シンガポール、オーストラリアの8コースに、数十
人ずつに分かれて実施され、それぞれ姉妹校・提携
校を訪問し、授業を受けたり、ホームステイを経験
したりしました。すべてのコースで交歓会は大変盛
り上がりました。時間をかけた事前学習も含めて、
生徒諸君にとって貴重な体験となったはずです。
今、世界は残念ながら平和とは言い切れない状況
です。今年は、戦後70年の節目の年ですが、世界
各地で紛争やテロのニュースが続き、「第3次世界大
戦前だ」との声さえ聞かれます。こんな情勢だからこ
【研修旅行後LHR】
そ、今こそ「ヴォーリズ精神」の出番だと思います。私たち一人ひとりが、「世界人類をつなぐ
平和の使者」たらんと努力したいと思います。
具体的に、私たちが考え、学ばなければならないと思うことは、
「違いとの向き合い方」です。
私たちは共通したり類似したりしていることは理解しやすいですし、共感もしやすいわけです
が、逆に異なること、「違い」は理解しにくいし、なかなか共感できません。ところが、何年か
前、私は、私の娘から学んだことがあります。娘が本校に在学していた時のことです。娘の海
外研修旅行の感想文の一文が私の目を開かせました。日本との違いを色々紹介した後、その「違
いにわくわくした」と書いていたのです。事実、娘はその後、「違い」がいっぱいの海外に興味
を持ち、世界各地への「ヴォランティア活動」に参加しています。(親バカですいません)
考えてみれば「違い」があるから、何事も面白いのです。友達関係から国際関係まで、それ
は言えると思います。自分がすべて正しいと思い込み、他の人の自分との違いを理解しないと
ころから、すべての対立は生まれます。いったん「違い」は横に置いて、一致点を見いだし協
力・共同するということが、色々な場面で求められます。そしてもっと言えば、宗教や文化や
考え方が違っても、そしてたとえ言葉が通じなくても、「違いにわくわくする」感性さえあれば
良いとさえ思うのです。いや、やっぱり言葉は通じた方が良いか。「みんな、やっぱり英語は頑
張れ!!」
【結団式】
【南京】
【台湾】
【シンガポール】
【マレーシア】
【マレーシア受け入れ】
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