加須市における監査委員監査ビジョン

加須市における監査委員監査ビジョン
（平成２４年４月）
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ビジョン策定の趣旨
新加須市の総合振興計画が平成２４年１月に策定されました。この総合振
興計画では、「水と緑と文化の調和した元気都市」を将来都市像として掲げ、
６つのまちづくりの基本目標が示されています。
（ア）健やかで豊かな心を育むまちづくり
（イ）健康で安心して住み続けるまちづくり
（ウ）安全で快適・便利なまちづくり
（エ）豊かな自然と快適な環境のまちづくり
（オ）活力ある産業のまちづくり
（カ）地域の力で自立したまちづくり
これらの基本目標の実現に向けて、今後の行政経営に着実に取り組むこと
としています。
こうした中で、監査には、市が提供している各種の行政サービスや事務事
業の執行の執行結果が効率的、効果的に行われているかの検証が求められて
おり、市の行政に対するチェック機能と説明責任を果たすことが期待されて
います。
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監査の基本理念
監査委員は地方自治法で定められたチェック機能を発揮する機関として、
健全で適正な市の行政運営を確保するため、市の行政施策や事務事業の執行、
予算執行及び各種の行政サービスが適正かつ効率的、効果的に提供されている
か、市民の視点をもって監査します。
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監査の基本的な取り組み方針
（１）市民ニーズの期待に応える監査
市民のニーズや税金の使われ方とその効果について、市民の関心が高ま
りつつあります。そのため、従来の財務執行の合規性、正確性を基礎に置
きつつ、関連する事務事業の成果について、公正性、公平性、経済性、効
率性、有効性をも視点に入れた監査を行います。
（２）行財政改革の推進に対応した監査
すべての事務事業について、
「加須やぐるまマネジメントサイクル」によ
る行政評価が行われていますが、監査の立場からその実施状況に留意し、
業績監査の視点を加味した監査を目指します。
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（３）リスクマネジメント型の監査
行政経営の面や事務事業執行の面において、リスクマネジメントの視点
から、リスクを予知、予防し、発生するリスクをより小さくしていく努力
が求められていますので、内部統制の実践状況を含めたリスクマネジメン
ト型の監査を行います。
（４）市長、副市長等経営トップとの対話型意見交換会
重要課題などについて、監査の視点から市のトップとの意見交換を行う
場を設けることにより、加須市のコーポレートガバナンスの確立に貢献し
ていきます。
（５）監査事務局体制の独立性の確保
地方制度調査会や有識者から中小規模の市町村の監査の執行状況は、監
査能力や人員面でかなり脆弱であり、事務局職員の独立性、専門性につい
て種々課題があると指摘されています。これらのことを踏まえ、他の執行
機関との兼務体制から独立した監査事務局体制にしていくことが望まれる
ところです。
（６）事務局職員の監査力向上と人材育成
事務局職員の専門性の向上・強化を図るため、市町村アカデミーでの研
修や各種都市監査委員会での情報収集などを活用して、事務局職員の監査
力の充実・強化に努めます。
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監査の実施計画
別紙に定める監査計画に基づき実施します。
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