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基本構想策定支援サービス概要
基本構想策定支援サービス概要 成果物サンプル『IFRSチェックリスト(現状調査結果)』 IFRS基本構想 標準工程 No. 110 110 プロジェクト編成 プロジェクト編成 210 210 現状調査準備 現状調査準備 220 220 現状業務・システムの把握 現状業務・システムの把握 310 310 重点対応テーマの決定 重点対応テーマの決定 320 320 重点対応テーマ別 重点対応テーマ別 対応方針の検討 対応方針の検討 500 500 教育計画の策定 教育計画の策定 業務 IFRS 基準名 No タイトル 620 620 次フェーズ作業計画の策定 次フェーズ作業計画の策定 IFRS (2014/03月期適用) ・収益は、以下の5要件を満たし た時点で認識される。 ①物品の所有に伴うリスク及び 経済価値が移転している ②買手が物品を支配している ③収益の額が信頼性をもって測 定できる ④経済的便益が企業に流入する 可能性が高い ⑤原価を信頼性をもって測定で きる 日本基準 (2014/03月期適用) 基準の差異 IAS18 収益 物品の販売 ・物品販売の取引はありますか における収益 ・売上は何時計上していますか 認識時点 ・顧客との契約条件はどのように なっていますか ・納品・検収の情報を把握してい ますか、または把握可能ですか 2 SEC 情報 A社 関連 機器 販売 経理 IAS18 収益 保証付製品 ・保証付製品販売の取引はあり ・標準的な製品保証はサービス ・顧客に製品を引き渡した時点 ・IFRSでは、顧客に保証付製品を 履行義務に該当するため、製品 で、販売価格総額を一時に収益 引き渡した時点で、対価の全額 販売について ますか として認識する実務が多い。 を一時に収益として認識すること の会計処理 ・保証の契約内容はどのように 部分とは区別して会計処理す ・その上で、引当金の計上要件 は認められていない。 なっていますか る。 ・具体的には、販売価格総額を に当てはまるものについては、製 現行の処理 品保証引当金を計上する。 製品本体価格部分と製品保証 初度適用 課題 サービス価格部分に分解し、製 遡及処理 会計処理 業務プロセス システム 品本体価格部分は販売時に売 ・収益の計上基準は出荷基準と ・物品出荷後に出荷部門が販売 ・出荷部門が確定した出荷日は 【会計処理】 必要 上計上し、製品保証サービス価 している。 システムの出荷指示処理を行い 販売システムに情報登録されて ・出荷基準による売上計上を変 格部分は前受計上した上でサー ・具体的には、商品を販売拠点 物品の「出荷日」を確定する。 いると判断される 更する必要がある。 ビス期間にわたって売上按分計 の倉庫から出荷した時点で収益 ・現行の顧客との契約では、顧客 【業務プロセス】 上する を計上している。 指定物流倉庫にて商品を納品し ・納品の事実を捉える業務プロセ た時点でリスク及び経済価値が スを構築する必要がある。 移転すると判断される。 【システム】 ・売上先からの納品書または検 ・販売システムに納品の事実を 収書(情報を含む)を原則回収す 捉えるシステム変更を行う必要 る業務運用になっていない。 があると思われる。 ・収益は、実現主義に基づき認 ・契約上、特段の定めがない限 識される。 り、物品を出荷しただけではIFRS ・上記の下、出荷基準が広く採用 における左記要件①「物品の所 されている。 有に伴うリスク及び経済価値が 移転している」を満たしていると は言えないため、出荷基準は認 められない。 重点対応テーマ:物品販売に関する収益認識について 現状の課題概要 1.会計処理 ・出荷基準による売上計上を変更する必 要がある。 2.業務プロセス ・納品の事実を捉える業務プロセスを構築 する必要がある。 ・・・・・ 3.システム ・販売システムに納品の事実を捉えるシス テム変更を行う必要があると思われる。 2 会計処理の対応方針 610 610 全体スケジュールの策定 全体スケジュールの策定 質問内容 販売 成果物サンプル『IFRSグループ対応方針』 1 400 400 移行計画の策定 移行計画の策定 会社 事業 1 SEC A社 情報 関連 機器 1.会計処理 • 顧客指定場所への着荷基準に変更する。 2.結論の背景 • 契約及び取引の内容を確認した結果、着 荷時点で物品の所有に伴うリスクおよび 経済価値が移転し、認識要件を満たして いると判断した。また、・・・・・ 3.例外 ・○○○○条件下にあって納品の情報が 入手できない状況の場合は、検収基準も 認める。 4.適用時期 etc. 3 業務プロセスの対応方針 5 1.変更案 案1:顧客から納品日が記録された納品書 を回収する業務プロセス追加し、販売管 理システムに納品日を入力をする 案2:顧客から納品日付が分かる情報を電 子データで受領し、販売管理システムに 更新する。 2.留意事項 • 顧客から納品書、または納品データを受 領するための交渉を検討する必要がある。 3.今後の検討事項 • 期末時点の出荷品に対する納品情報受 領の早期化を検討する必要がある。 1.AA事業 •小売業者への物品販売については・・・・・。 2.BB事業 ・・・・・ 4 システムの対応方針 1.変更案 • 販売管理システムに対して納品事実を入 力及びI/F する機能を追加する。 2.留意事項 • システム改修の完了時期が、開示初年度 迄に間に合わない場合の対応を検討する 必要がある。 3.今後の検討事項 • 特になし 6 設例 初度適用における遡及処理 2011年度の期末時点の売上の内、納品 日が翌期の売上金額を把握し、期首剰余 金を減算する。また売上修正に関する売掛 金、売上原価及び棚卸資産なども合わせ て遡及処理を行う。 7 改善後のイメージ ■ 現 状 受 注 所 有 権 移 転 出 荷 輸 送 検 収 納 品 売 上 計 上 所 有 権 移 転 ■ 対 応 後 受 注 出 荷 輸 送 納 品 検 収 納 品 書 売 上 計 上 ©Copyright Business Brain Showa-ota Inc.2010