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哲学入門 笹井 和夫
哲学入門 1年次/ 2 単位 選択 前期 笹井 和夫【教授】 学科・クラス 指 定 等 哲学は理論科学である。つまり、理論的に説明していく学問であるから、基礎を理解すれば、哲学はそれほど難解な学問ではない。理論的に事柄を説明 することを学ぶと同時に、哲学的に考えるところも学んでいただきたい。哲学を学ぶことによって、自分の思想の欠点を修正することを目標とする。 学習目標 学 び の 思想・信条の自由、思想の作り方、責任ある自己、集団における自己の思想 キーワード 準備学習及び復習 の内容・履修条件 テキストを持参して授業に臨むこと。予習は不要であるが、復習をするように。授業の雰囲気を壊す行為の禁止(私語、時間内の入退室、内職、携帯使用 等)。 テキストを用いて、世間一般の誤った解釈を正していきながら、正しい知識を習得するように授業を進める。 授業方法 定期試験(90%)とレポート(10%)の総合評価。(著名な哲学者のキーワードが理解できていれば合格(60点))。 成績評価 基 準 テキスト:笹井和夫著『哲学の基礎』国立出版。 オフィスアワー:月・火・水:研究室 備 考 回 数 授 業 内 容 講義ガイダンス 1 2 哲学とは何か 語義、概念並びに定義 ・哲学という学問の説明をする。 形而上学の始源 世界の始まりを、哲学ではどのように説明したのかを論ずる。 3 プラトン イデア論。 イデア論の説明を行う。 4 プラトン イデア論。 観念論的な考え方を説明する。 5 アリストテレス アリストテレスの思想並びに実在論について説明する。 6 実在性の諸段階 否定の神学。神の存在を言葉で説明する方法を論ずる。 7 個別化の問題 普遍論論争。普遍的なものと個別的なものの関係を論ずる。 8 因果の原理と目的の原理 近代的法則観の出現。世界の動きの説明について論ずる。 9 宇宙的世界像の変遷 世界観の変遷を論ずる。 10 直進志向と屈折志向 帰納法の問題。認識論の問題点を論ずる。 11 デカルト 客観的実在性。デカルトの考え方を説明する。 12 二実体論 デカルトの二実体論を説明する。 13 心身問題 心と身体との関係を哲学的に論ずる。 14 学期末試験 15