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墓王!R−18 - タテ書き小説ネット

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墓王!R−18 - タテ書き小説ネット
墓王!R−18
次郎
!18禁要素を含みます。本作品は18歳未満の方が閲覧してはいけません!
タテ書き小説ネット[R18指定] Byナイトランタン
http://pdfnovels.net/
注意事項
このPDFファイルは﹁ノクターンノベルズ﹂﹁ムーンライトノ
ベルズ﹂﹁ミッドナイトノベルズ﹂で掲載中の小説を﹁タテ書き小
説ネット﹂のシステムが自動的にPDF化させたものです。
この小説の著作権は小説の作者にあります。そのため、作者また
は当社に無断でこのPDFファイル及び小説を、引用の範囲を超え
る形で転載、改変、再配布、販売することを一切禁止致します。小
説の紹介や個人用途での印刷および保存はご自由にどうぞ。
︻小説タイトル︼
墓王!R−18
︻Nコード︼
N9437CF
︻作者名︼
次郎
︻あらすじ︼
本小説は小説家になろうで墓王!に掲載しているところから
R−18相当の章のみ抜き出して掲載しています。
そのため本稿のみでは話がさっぱり分からないと思いますのでご注
意願います。
1
二人 R−18︵前書き︶
ご覧いただきありがとうございます。
本稿は小説家になろうの墓王!のR−18部分の補完です。
そのためここだけご覧になってもさっぱりわからないと思います。
2
二人 R−18
﹁それってアレだよね?相手はティアラ?﹂
﹁うむ。それとコロネもじゃ﹂
﹁え?コロネはまだ早い⋮わけでもないか。って、二人共?﹂
﹁お主の性豪具合なら二人でも三人でも問題無かろう?﹂
﹁まあそれくらい余裕だけど⋮ってそうじゃなくて、二人同時とか
よくあることなの?﹂
﹁お主は一体何を気にしておるのだ?金に飽かして花比べするでも
なし、無理矢理でもなく相手が望んでいて、それをしてもいい立場
なのがお主じゃぞ。もし複数なのを気にしておるなら気にしすぎじ
ゃ﹂
﹁お、おう、そんなもんか⋮それにしてもなんか急な印象があるん
だけど?﹂
﹁理由は二人から聞いてくれ。ワシから言うのは筋違いじゃろうし
な﹂
﹁分かった。じゃあちょっと行ってくる﹂
﹁うむ、優しくしてやるがよい﹂
3
そんな妙な応援を貰いながら音の鎖亭を後にした。ふと歩きながら、
ミストさんは了解しているのか⋮なんて思ったが、応援してくる姿
しか想像できなかった。逆に乱入してくるのでは、なんて思ってし
まった。
夕暮れ時の市街地は人通りが少なくなった代わりに民家から夕ごは
んの香りが漂っていて、長らく忘れていた郷愁の念を呼び起こすも
のだった。
そんな最中、昼間にギルドマスターのギザルムから言われた、﹁将
来のことを見据えて依頼を選べ﹂という言葉を思い出していた。何
になりたいのかは未だ分からないが、セフィリアと魔法論議しティ
帰る
ようになったら、それはとても
アラに世話して貰いながらコロネと遊び、俺達を見守るミストさん、
そんな人達が待ってる家に
幸せなことなんだろうと考えていた。
急かしそうになる足を抑えながら、心を落ち着けるためにいつもよ
りもゆっくりめにミストさんの家路を踏みしめていた。
ミストさんの家に到着し、
﹁こんばんわー﹂
扉を叩きながら挨拶をすると、中から閂が外される音がし、ミスト
さんが出迎えてくれた。
﹁いらっしゃい。待ってたわ。夕ごはんは食べてないでしょ?﹂
﹁ええ、まだです﹂
﹁娘達が作ってるからテーブルについてね﹂
4
と俺の手をとても嬉しそうに引き、テーブルまで連れて行ってくれ
た。テーブルにつくとティアラが台所から顔を出し、
﹁ご主人様、もう少し時間を頂いてもよろしいでしょうか?﹂
と、済まなそうな表情をしていた。
﹁大丈夫だ、夕ごはん期待してるよ﹂
そんな返事をするとティアラは頭を下げ再び台所に向かった。また、
料理から手が離せないのか、﹁ごめんねーおにいちゃーん﹂とコロ
ネののんびりとした声も聞こえてきた。
﹁腕によりをかけてるみたいだから楽しみにしててね?﹂
﹁本当に楽しみですね。そういえば材料は手に入りました?屋台や
宿屋の人達も材料の入手に苦労してたみたですが﹂
﹁ちょこっと昔の伝手を使ったから大丈夫よ﹂
ミストさんは小さくウィンクをし俺を安心させてくれた。ギルドマ
スターのウィンクと違って心が洗われるわぁ⋮。
ミストさんの昔の伝手っていうと貴族の屋敷に勤めていた頃かな。
ということは貴族用の食材を使ってるってことか?普段は5人分の
食費と3人分の生活費として幾らかのお金を渡しているが、ちょっ
とお金が足りるか心配だからこっそりと渡しておくか⋮。
のんびりミストさんと話していると夕ごはんの用意が終わったのか、
テーブルの上に次々と料理が運ばれていた。
5
山芋の包み焼、とろっとした野菜の刻みサラダ、モモ肉のトマトソ
ース掛け等など⋮妙に豪華且つ何かしらの意図が見える料理だった。
また食卓には珍しく、というか初めて赤ワインが出されていた。若
干渋みがあるワインだったが十分に美味しいと言える物だった。こ
れは俺だけではなくミストさんやティアラ、コロネの三人共飲んで
いた。
﹁ふう、美味しいわね。このワインが飲める日が来るとは思わなか
ったわ⋮﹂
ミストさんは後半の言葉を極小さく、俺に聞こえるか聞こえないか
ギリギリの音量で話していた。ただティアラとコロネにはちゃんと
聞こえていたらしく、二人共嬉しそうな笑顔を浮かべていたのが印
象的だった。
後から一体どういう意味かとティアラに尋ねたが﹁こればかりは秘
密です﹂と決して教えてくれることはなかった。
食事が終わりティアラとコロネは一旦部屋に戻っていった。後片付
けはミストさんがやっているため、テーブルに付いているのは俺一
人だった。一人になると色々と考えるもので、今一番気になってい
るのは何故今ティアラとコロネが俺を求めてきたか、だった。
意識が戻ったのは昨日の朝早くであり、それほど時間が過ぎている
訳でもない。病み上がりとも言えるこの時期、
普段のティアラとコロネなら老人介護並に面倒をみようとしてくる
はずだ。しかしそうせず、俺に少ない体力を使わせる何かがあるの
か⋮
などと考えていたら彼女たちの用意が終わったらしく、ティアラが
部屋へ案内してくれるようだった。ふと台所を見ると、顔だけ出し
たミストさんがこちらを見ていて、目線で﹁頑張ってね!﹂と応援
6
しているようだった。大きなお世話だ!と言いたかったが、グッと
堪えた。
ティアラとコロネの部屋に入ると、ティアラはカチャリと扉の閂を
閉めた。部屋の中は二つのベッドをくっつけて一つのWベッドのよ
うな形に整えられ、小さなサイドテーブルにあるロウソクはゆらゆ
らと影を作っていた。
コロネは部屋の中で待っていたようで、Wベッドの上で女の子座り
をしていた。
俺を案内したティアラは深々とお辞儀をし、コロネはシュタッと手
を上げ、
﹁不束者ですが、今晩はよろしくお願いします﹂
﹁よろしく!おにいちゃん!﹂
ティアラの声はかなり緊張気味で、コロネはものすごく気軽に言っ
てきた。なんでこう両極端なんだろ。
俺はコロネの横にポスンと座り、
﹁で、ティアラとコロネに聞きたい事がある﹂
と言うと、ティアラは何故か俺の前に正座をし、コロネは俺の横に
座り直して話しを聞く体勢に変わった。
﹁なんで急に抱かれたいと言い出したんだ?ティアラはまあ市民登
録証の期限の関係で分からなくもない﹂
市民登録証には極わずかではあるが魔力を使うため、魔力欠損症の
7
二人はいずれ俺から魔力を受け取る必要がある。特にティアラの市
民登録証を今年中に役所へ登録しないと色々と不具合はあるが、申
請忘れ等よくあるためきっちり今年中というわけでもない。
﹁でもコロネはまだ数年の猶予はある。だから随分と性急な印象を
持ったんだ﹂
二人にそう言うと、ティアラとコロネは目配せをした後、ティアラ
は悲しそうにコロネは悔しそうにしていた。そんな中ティアラがぽ
つりとしゃべり始めた。
﹁⋮強くなりたいんです﹂
﹁コロネね、あの女がおにいちゃんに魔法撃った時、ほんのちょっ
と前に気づいたんだよ﹂
あの女とは、バニルミントのことだろう。
﹁私もコロネが後ろを見ていたので、私も同じように振り向いたん
です﹂
確か俺がバニルミントに腹に穴開けられた時、ティアラとコロネは
俺の後ろで待機してたはずだったな。
﹁するとバニルミントがご主人様に向かって氷の矢を放つ直前でし
た。本来なら身を挺してでもお守りするべきでした。ですが⋮﹂
ティアラは俯きながら告白を続けた。
﹁ですが、足が石のように固まり、動くことはありませんでした﹂
8
﹁コロネも、あの女の魔法を見て、すごく怖いって⋮。そしたら、
おにいちゃんが血溜りの中に倒れてたの﹂
﹁ご主人様が居なくなるかもと思った時の絶望感は忘れられません。
あの時のような思いは二度としたくない、そう思いました﹂
普通の女の子がバニルミントの魔法に晒されたら、そりゃ体が動か
なくなるのは当たり前のことだろう。俺だって防御魔法使ってても
怖いものは怖いんだし。
﹁そんなの当たり前だって。見慣れない魔法が飛んできたら普通は
動けないよ。二人が責任を感じることじゃない﹂
そんなフォローの言葉をティアラは首を振って否定した。
﹁違う⋮違うんです。ご主人様はお優しいから、そう仰ってくれる
と思っていました。ですが今のお言葉は、私達に従者としては何も
期待していない、そう仰っているにも等しいのです﹂
﹁それは⋮﹂
俺は彼女たちを一人の女の子として見ているが、ティアラ達は俺の
従者になろうと頑張り努力している。
一方、先の俺の言葉は彼女たちに守ってもらおうなどとは微塵も考
えていないが故の言葉だった。それは彼女たちの従者としての有り
様を否定することなのだ。
つまりは、彼女たちが従者としての力が足りないように、俺も主と
しての心得が足りない、そういうことだ。
9
﹁本当は俺は怒るべきだったんだな﹂
﹁はい。ですので、私は⋮私達は、強くなりたいのです。ご主人様
の万難を排せるように﹂
﹁コロネはあの女が来た時に蹴っとばせるように!﹂
コロネはコロネで中々過激だが、バニルミントはもういないぞ。
﹁そうか。痛いし大変だぞ?﹂
﹁はい!﹂
﹁臨むところだよ!﹂
元気な二人の返事に苦笑いをしながら、まずは正座してる姉のティ
アラの頬に手を当て、触るだけのキスをした。
﹁んっ⋮⋮んぁっ⋮﹂
鼻孔をくすぐる柑橘系の香りとふっくらとしたティアラの唇を楽し
みながら啄んでいると、
﹁コロネも!コロネも!﹂
コロネもティアラの横に来て膝立ちになりながらキスをせがんでき
た。それに答えるべくコロネの頬に手を当て、自分の方に引き寄せ
る。チラリとティアラを見たら、ぼ∼っと心ここにあらずだった。
﹁ん⋮⋮﹂
10
ミルクのような甘い香りが肺に落ちていき、肉付きの薄い唇を食む
ようにキスを続ける。が、よくよくコロネを観察するとキスしてい
る間は息を止めてるようで、顔が段々と赤くなり両手をバタバタと
振っていた。コロネとのキスを止めると、
﹁ぷはぁ∼⋮⋮おにいちゃん、よく息が続くね?﹂
﹁コロネ、キスしてる間は鼻から息をするもんだぞ?﹂
﹁あ、そっか!おにいちゃん頭いいね。じゃあもう一回!﹂
今度はコロネが飛びつくようにキスをしてきたが、勢いが良すぎた
ため歯と歯がぶつかりガチッという音が聞こえた気がした。お互い
頭に響くほどの衝撃を受けたため、俺は口を抑えて唸り、コロネは
涙目になっていた。
﹁いふぁいよ、おにいちゃん⋮﹂
﹁俺も痛いって⋮まあちょっとコロネ見てろ。ティアラ﹂
ティアラに声をかけると、何も言わずにキスをしてきた。今度は触
れ合うだけのキスではなく、お互いの舌を絡めるディープキスだっ
た。ティアラのザラザラした上舌やぬめぬめする下舌を存分に味わ
うと、口端から唾液がこぼれていく。
﹁ほわぁ∼⋮﹂
横でコロネが間の抜けた声を上げていたが、それを無視して事を進
めた。
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キスをしつつ、ティアラのメイド服の上から胸を揉む。押すと押し
た分だけ押し返してくるティアラの胸はとても張りがあるため、揉
み甲斐がある胸だった。
﹁んぁ⋮﹂
口元で水音を立てつつ、ティアラは吐息を吐き、手のひらから溢れ
るほどの大きさの胸を揉み続けていると、少しだけティアラの乳首
が大きくなるのを感じた。
ティアラの胸元から手を入れて直接揉み、自己主張を始めた乳首を
指で摘み、
﹁あう!﹂
コリコリと硬くなっている乳首を両手で触る。ティアラは俺が触り
やすいように体を近づけつつ、自身のメイド服を脱ぎ始めた。
背中の紐を外し肩口からメイド服を抜いだティアラ。キスを止めテ
ィアラを見ると、肌蹴たメイド服の中に見事なおわん型にツンと立
った乳首が見て取れた。その少女から女に成りかけている危うい美
しさに見惚れていると全てを脱ぎ去ったティアラが、
﹁あの、ご主人様も⋮﹂
﹁あ、ああそうだな﹂
ローブを脱ぎ上着を脱いでいると、ティアラが俺のズボンを脱がし
てくれた。ズボンから現れた怒髪天を突く剛棒にティアラはビクリ
と驚いたが、彼女は赤い舌を出しながら舐め始めた。
ピチャピチャと水音を立てながら竿の根本から舐め上げ、カリを舌
の裏側でこすり、先走りを丹念に吸い上げていた。
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﹁おねえちゃんすごい⋮﹂
﹁んく⋮んく⋮﹂
コロネの声を横で聞きながら、ティアラは口の中に貯まったカウパ
ー液と唾液を飲み干すと、ぱくりと剛棒を口の中に含んだ。そのま
ま舌を強く押し当てながら、口の中の空気を吸い出すようにしゃぶ
り、頭を前後に動かし始めた。
浅く咥えるときは舌を強く押し当て、深く咥えるときは喉に押し付
けるようにし、ティアラは同じ感触を繰り返すことはしなかった。
段々と前後に動きを速め、しかし俺が達しそうになると動きを止め、
﹁ご主人様⋮最初はどうか私の中でお願いします﹂
俺の剛棒を頬に当てながら、ティアラは懇願してきた。
﹁じゃあ⋮﹂
横になって、と言おうとしたのだが、
﹁あ、あの!私が頑張りますので、ご主人様はどうか横になりお休
み下さい﹂
﹁ティアラが上に乗るってこと?﹂
﹁は、はい⋮﹂
頬を赤く染めながら恥ずかしげに言ってきた。多分俺の体調を慮っ
てのことだろうが、散々俺の剛棒をしゃぶっておいて、何故恥ずか
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しそうにしているのかイマイチ判らん。
﹁まあ分かった。無茶するなよ?﹂
﹁はい﹂
ティアラに言われたとおりにベッドの真ん中で俺は横になった。
ティアラが俺の上で足を広げると、太腿まで垂れた愛液がキラキラ
とロウソクの光を反射していた。俺の剛棒を手に取るとティアラの
秘所まで導き、腰を落とし始めた。
﹁こ、ここ⋮ですね⋮﹂
亀頭が半分ほど入ったところで何かに遮られ、それ以上先に進んで
いなかった。ティアラは先に進めようと頑張ってはいたが、そう簡
単に出来るわけじゃない。
﹁ティアラ、大丈夫か?無理するなよ?﹂
﹁ご心配、お掛けして、申し訳ありません。でも⋮﹂
ティアラは言葉ではなく行動で返事をしようとしているようだった。
ふうふうと荒い息を吐いていたティアラだが、息を止めたと思った
ら一気に腰を落としてきた。剛棒はティアラの膜を突き破り膣内を
蹂躙し、子宮口にまでぶち当たった。最奥まで行ったところでやっ
と一息できたようで、ティアラは最初よりもきつそうな息を吐いて
いた。
﹁はぁ⋮はぁ⋮はぁ⋮、やっと、ご主人様と、ひとつに慣れたので
すね⋮﹂
14
ひとつになれたという言葉で俺は剛棒を見ると、一滴の血が流れて
いた。
ティアラは気遣わしげなコロネの声に返事をしたりしてるうちに、
やっと痛みが落ち着いてきたのか再び動き始めた。
最初は痛々しげに腰を上下に振っていたティアラだが、途中で気持
ちいい所を見つけたのかそこを重点的にこすり始めると、段々と甘
い声を上げ始めた。
﹁あ、はぁ、んん、ここ、ん!﹂
﹁この、奥が気持ちいのか?﹂
誰も犯したことがないティアラの膣内を何度も何度も俺の剛棒が出
入りしている。が、特に一番奥を突いた時にティアラは甘い声を吐
いているようだった。
﹁も、申し訳、ありません。ん、んん!そこ、突かれると、きもち、
よくて﹂
俺もティアラに任せっぱなしではなく下から突き上げているため、
彼女の言葉が途切れがちになっていた。
﹁痛みは平気か?﹂
﹁は、はい、平気です﹂
ティアラは一生懸命に腰を振り、俺を気持ちよくさせようとしてく
れ、俺もそれに答えるように突き上げている。
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しかし、ティアラは痛みよりも気持ちが良い方に傾いてきたのか段
々と動きが鈍くなり、俺のなすがままになってきた。突き上げれば
飛び上がり、腰を下げればストンと落ちてくる。
﹁ん、ん、ん、私、もう!あああ!﹂
ティアラは全身から力が抜けペタリと俺の上に落ちてきた。その瑞
々しい胸を俺に押し付けられたのを期に、ティアラの最奥で精液を
解き放った。ドクドクと貯まった精液を送り込んでいるうちに、テ
ィアラは息も絶え絶えながら、
﹁お腹が温かい⋮。ご主人様⋮申し訳ありません。最後はお任せし
てしまって⋮﹂
﹁お疲れ、しばらく寝てていいぞ﹂
﹁はぃ⋮申し訳ありません﹂
ぐてっとしたティアラを横にどかすと、コロネが声を上げた。
﹁次コロネ!﹂
そんな言葉と共にコロネはワンピースと下着を豪快に脱ぎ去った。
ムードのムの字も無いが、さすがにコロネに求めるのは酷だろう⋮。
あっさり全裸になったコロネだが、胸はチッパイどころではなく平
原で乳輪だけがぷくりと主張し、乳首は陥没していた。下を見れば
全くの無毛に縦筋一本と、これまた本当に抱けるのか不安になるほ
ど凹凸に乏しい身体つきであった。
ベッドにダイブしかと思えばM字開脚をして、
16
﹁さあおにいちゃん!﹂
手招きしながら名前を呼んでいた。妙に男前だな、こいつ⋮。
﹁まあまて、順番にな﹂
コロネの小さな唇にキスをし舌を絡めると、最初はおっかなびっく
りだったコロネも段々と大胆になり、コロネからも舌を入れてきた。
⋮が、慣れてきたコロネの舌の動きが早すぎて追いつかない。舌を
絡めようとしてもコロネはすでに違うところに舌があり、まるで口
の中の追いかけっこだった。
このままではなるものかと胸に手を伸ばす。ピクリとしたコロネの
舌を捕まえ絡ませながら胸を触っていると、段々と乳首が隆起し顔
を出してきた。これ幸いとばかりに乳首を重点的に擦り摘み捻ると、
乳首がすくすくと成長し熱い吐息を出すようになってきた。
﹁おにぃちゃん⋮お胸切ないよぅ⋮﹂
﹁ここはお胸じゃなくて乳首だな﹂
﹁乳首切ないよぅ⋮﹂
口に含み乳首を転がしていると、乳首は完全に顔を出し中々触り心
地のいい形になってきた。
下に手を伸ばすと驚いたことに愛液を垂らしていた。とはいっても
ほんの僅かだったため、俺はコロネの股に顔をうずめ秘穴に舌を伸
ばした。
﹁ぴあ?!﹂
17
未知の感覚を突然受けたコロネは妙な声を上げ、俺の頭を抑えてい
る。近くで見るコロネの秘穴は小さく小指が入るか入らないかとて
も狭く、この先がとても不安になった。
それでもやれるだけやってみようと考え、小さなクリトリスに舌を
伸ばし舐めあげ始めた。
﹁にゃ、にゃああ?!﹂
わけの分からん声を上げるコロネを無視し、クリトリスをしゃぶり
膣内に小指を入れ裏から刺激を加えた。
﹁そ、そこぉ⋮﹂
クリトリスの裏側が気に入ったのかそこを触る度に嬉しそうな声を
上げている。
その後も重点的にクリトリスをいじり続け、なんとか中指が入るく
らいまで穴を広げることが出来た。とうとう本番とばかりに俺の剛
棒をあてがう。
﹁コロネ、いくぞ﹂
﹁ふにゃぁ⋮うん⋮﹂
とろとろなコロネの秘穴に剛棒を押しこむとブチという感触と共に
亀頭だけコロネの膣内に侵入した。
﹁い、痛ああああああああああ!﹂
突然の痛みに驚いたコロネが俺の腕を白くなるほど掴み、痛みにこ
18
らえている。目尻には涙が浮かび歯を食いしばっていて痛みのほど
が知れるくらいだった。これ以上は無理かと思い、コロネにその考
えを告げるが、
﹁コロネ、さすがに痛いだろ。今日はこの辺で⋮﹂
﹁絶対にいや!!﹂
逃がさんとばかりに足を腰に回し、がっちりとホールドしてきた。
どこでこんなの覚えたんだよ。
﹁強くなるのは今すぐじゃなくてもいいだろ?﹂
﹁コロネもそう思ってたんだよ?でもおにいちゃん、怪我したじゃ
ない⋮﹂
何も言い返せなかった。すぐに対処が必要だと思ったから、辺境伯
の館から防具屋に直接行ったんだし。
﹁⋮あとね、コロネの罰なの﹂
﹁罰?﹂
﹁初めて会った時、おにいちゃんのカバンを盗んだんだよ。おかあ
さんからたくさん怒られたけど、おにいちゃんは許してくれた﹂
たまにコロネの膣内に入ってる亀頭がぴくぴくと動き、それが傷に
障るのか偶に眉をしかめている。彼女はそれでも話しを続けていた。
﹁本当はもっと罰を受けなくちゃいけないのに、逆にお腹いっぱい
19
ご飯を食べれた。それが嬉しくて、辛くて⋮。だからね、おにいち
ゃんの女になって恩返しして、痛みは罰としてもらって、ほら、み
んな幸せ!﹂
そこまでの覚悟を聞かされて尚引き下がるほど情けない男になった
つもりは無い。あとできることと言えば、少しでもコロネの痛がる
時間を短くすることだけだった。
一気に剛棒を押し込んだがコロネの膣はまだ浅く、全て入らなかっ
た。コロネの膣内はキツイどころではなく絞られているくらい狭か
った。
コロネは歯を食いしばり決して声を漏らすことはなく、涙目になり
ながらもずっと俺の事を見ている。ティアラは何も言わず、ただコ
ロネの手を握り励ましていた。
俺は一気にスピードを上げ、2回めとは思えないほど大量の精をコ
ロネの中に解き放った。グポッという音とともに俺の剛棒を抜くと、
コロネの小さな膣に穴が開き一呼吸遅れてあふれた精液がコロネの
血とともに流れていた。
﹁お、おわった⋮?﹂
﹁おつかれさん。終わったよ﹂
﹁え、えへへ⋮これでおにいちゃんの女になれたよ⋮﹂
泣き笑いのコロネの表情が印象的だった。
その後は俺が真ん中で両側にティアラとコロネを侍らし、小の字で
寝ることとなった。ティアラはひんやりとし、コロネは熱かった。
夏はティアラを抱いて、冬はコロネを抱くとちょうどいいかもしれ
20
ん。
21
二人 R−18︵後書き︶
えっちいのに時間かけすぎた結果がこれです。
本当にごめんなさい。
あと、これは姉妹丼ではありません。俺は認めていません。
何故か?姉妹丼というのは姉と妹が複雑に絡み合い、
味の違う二人をそのハーモニーごと食してこそ姉妹丼といえるでし
ょう。
では何故書かなかったのか?最初はそんな風に書いていたのですが、
絶対に処女二人ができることでは無く、逆に不自然さが際立ったため
スタンドアローンが二組という形に落ち着きました。
では姉妹丼を諦めたのか?否、断じて否!必ず書きます。
22
ランドレット R−18︵前書き︶
ご覧いただきありがとうございます
本編はなろうの﹁墓王!﹂のR−18版になっております。
えっちぃことが追加されただけですので、なろう版かノクターン版の
どちらかをご覧頂ければ問題ありません。
23
ランドレット R−18
俺とセフィリアはミストさん一家を連れ、およそ一週間ほどかけ
てセフィリアの庵まで案内した。普段フィールから出ることのない
ミストさん一家が森を踏破すればさすがに疲労困憊だろうと思った
が、ミストさんもティアラも多少疲れは見えるくらいでなんら問題
も無く、コロネに至ってはセフィリアのログハウスを見たときに犬
のごとく駆け回っていた。肩に食い込んだリュックを下ろしている
と、
﹁すごいすごい!セフィリアおねえちゃんのお家ってこんなに綺麗
なんだね!﹂
﹁そうじゃろそうじゃろ﹂
コロネも相当な量の荷物を持っているのだがそんなことに構わず
はしゃぎまわっていた。セフィリアは腕組みをし、自身の庵が褒め
られたことをウンウンと頷いている。一方ミストさんは建屋より周
囲の森を気にしていた。
﹁まあ、綺麗なお家ですね。それでこの森の周囲はどうなっていま
すか?水場や近寄ってはいけない場所があったりしませんか?﹂
﹁川は近くにあるので後で案内します。すごく綺麗な川ですよ。近
寄ってはいけない場所というか、今の場所が帰らずの森と言われる
ほど魔獣が強いですからね。この庵の周囲200mくらいは安全で
すが、それ以上は実力が無いとどこでも危険ですね。ミストさんな
24
ら平気かもしれませんがティアラとコロネには無理でしょう﹂
﹁あらあら、私だってか弱い女に過ぎませんよ?﹂
﹁勿論です。ミストさんは俺に守らせてくれる嬉しい女の人ですよ。
ただ、魔獣に負けるかどうかは別な話なだけです﹂
﹁上手いこと言っちゃって。森のことはティアラとコロネによく言
って聞かせますから安心してください﹂
ふふと小さく笑い安心させてくれた。一番危なそうなコロネを探
すと、今だに庵の周囲をぐるぐる回り大喜びしていた。しかしそれ
も十分興味を満たせたのか、今度はターゲットを変え室内に行くよ
うだった。
﹁おうちの中も楽しみだよ!とつげき∼!﹂
﹁﹁あ﹂﹂
止める間もなくコロネは家の中に入っていったが、入ってすぐ立
ち止まっていた。
﹁ご本の林がある⋮﹂
本棚に入りきらない本は床から鍾乳石のように生え、書類や用途
の分からない魔法具が転がっている。セフィリアは場所を把握して
いるため困らないが俺は困る。遅れてやってきたミストさんとティ
アラも部屋の惨状を見て、
﹁あらら、これはやりがいがありそうですね﹂
25
﹁頑張ります﹂
通りで自分を呼んだわけだと納得顔のミストさんと決意を新たに
しているティアラだった。
そこからはミストさん達の独壇場でセフィリアと俺が手を出す余
地は無かった。最初は手伝うと言ったのだが、
﹁これが私達の仕事です。お二方は休んでいて下さい﹂
﹁大丈夫よ、私達に任せて。コロネ、二人にお茶を入れてあげてち
ょうだい﹂
﹁はーい!ってちょっと無理かも。台所が黒いよ⋮﹂
﹁じゃあまずそこからね。セフィリアさん、ソーイチローさん、少
しお待ちくださいね﹂
俺たちが口を出すこともなくどんどん事が進んでいった。
﹁⋮なあセフィリア﹂
﹁なんじゃ?﹂
﹁魔法使いって無力だな﹂
﹁魔法使いが無力ではなく、お主が無力なのじゃ﹂
﹁無力同士が何言ってやがる﹂
﹁﹁⋮﹂﹂
26
﹁ま、まあ出来る人に任せて俺たちは俺たちでやれることをやろう
ぜ﹂
﹁じゃ、じゃな。虚しくてかなわん﹂
背後でばたばたと掃除をする音を聞きながら俺とセフィリアは各
自の研究に没頭した。
ミストさんたちの頑張りで台所の汚水は片付けられ、、ログハウ
スの丸太の埃は落とされ、床は磨き上げられ、本当に見違えるよう
に綺麗になった。
なお、セフィリアも俺も自分の研究に集中していたため部屋が綺
麗になっていく途中経過を見ていなかった。そのため小汚い部屋か
らいきなり光り輝く部屋に様変わりしたように見えてしまい、お互
い開いた口がふさがらなかった。
﹁すげー⋮これがプロの仕事か﹂
﹁この庵、こんなに広かったんじゃな⋮﹂
﹁自分の家だろうが﹂
外見はそこそこの大きさのログハウスだったが生活空間はとても
狭かったため、俺の印象はとても狭い家だと思っていたがそうでは
なかったようだ。物置部屋はいくつかあったためそこを圧縮すれば
ミストさんたちの部屋はなんとか確保出来るだろうと考えていたが、
いい意味で裏切られた格好だ。
ミストさんがぼけっとしてる俺たちを苦笑いしながら見ていて、
﹁今日は軽く掃除をしただけですよ。明日から本格的になります﹂
27
﹁よろしくお願いします﹂
﹁よろしく頼む﹂
なんてお願いしたら、翌日以降本当に本格的になった。ミストさ
ん達は簡単な家具なら作れるようで、自分たちのベッドや不足して
いた本棚などをゴリゴリと作っていった。その技術もメイド修行で
培ったのかと思ってミストさんに聞いたら﹁貧乏ってすごいですよ
ね﹂と返され、言葉に詰まった。これからもっと贅沢させてあげよ
うと心に誓った。
◇
そのようにして生活基板が安定してくると、今度は将来の事を考
えるようになる。特にティアラとコロネで、魔力を手に入れた二人
は今まで学ぶことが出来なかった武術を習い始めた。
ティアラは母親と同じくナイフを主体とした暗器を。
コロネは⋮なんと当拳術。
ティアラは分かる、ティアラは。母親がミストさんだしメイド然
としたティアラからしたら、同じような道を歩むのも道理だろう。
しかしコロネはいきなり武器も持たないと言い、さすがに本気かと
思ってコロネに問いかけた。
﹁コロネ、ほんとに無手なのか?﹂
﹁うん!﹂
元気よく頷いたコロネはとてもいい笑顔をしていた。
28
﹁無手を選んだ理由を教えてくれるかい?﹂
﹁武器って持っちゃいけない場所あるでしょ?ほら、足と手ならど
こでも使えるし!これならどこでもおにいちゃんを守れるでしょ?﹂
コロネはニコッと笑っていた。
コロネは、そしてティアラも﹁いつでもどこでも俺を守れること﹂
に主眼を置いて決めたらしい。俺のために何かしてくれるのは、や
はりうれしかった。
﹁そう、そうか、ありがとう。でも当拳術とかミストさんから習う
の?﹂
ミストさんならなんでもできそうな気がしないでもない。なんて
思ってたら横合いからセフィリアが声を上げた。
﹁いや、ワシじゃな﹂
﹁セフィリアが?﹂
﹁うむ。なんじゃ信じておらんのか?﹂
﹁いや、言われれば納得﹂
魔法使いは魔法だけ使っていればいい、という訳ではない。魔法
使いであっても近接戦闘の習得は必須だ。森の中や室内などどうし
ても見通しの悪い場所はあり、ロングレンジでの撃ち合いができな
いことも多々ある。
そこで学ぶのは杖術であったり拳術であったり様々だが、セフィ
リアは当拳術と杖術を修めてるそうだ。
29
勿論俺もセフィリアからその二つを習ったことはある。あるが⋮
ボロクソに貶された。とにかく才能が無いらしく、下手な抵抗する
より両手を上げて降参したほうが怪我は少ないじゃろ、とまで言わ
れた。それから躍起になって描画魔法にめり込んだのは当然の帰結
だった。
﹁コロネよ、ワシの修行は厳しいからの、覚悟せいよ﹂
﹁うん!﹂
﹁ティアラも今までより厳しくしますから、しっかりついてきなさ
い﹂
﹁はい﹂
セフィリアはコロネに、ミストさんはティアラにそれぞれ言いつ
けていた。
﹁⋮あれ?俺は?﹂
﹁﹁﹁﹁⋮﹂﹂﹂﹂
四人から無言の視線を集めていたが、居たたまれなくなった俺に
セフィリアがフォローしてくれた。
﹁ま、まあでんと構えるのも男の仕事じゃ﹂
日曜日のお父さんの気分がなんとなく分かった。
30
そんなセフィリアとミストさんの言葉だったが、ふたりとも本当
に厳しく教えていた。跡に残るような傷は無かったが、打ち身打撲
切り傷は当たり前、稽古中に気絶や骨折は珍しいことではなかった。
さすがに厳しすぎないかと言ったのだが、肝心のティアラとコロネ
に止められた。己の成長に必要なことだから、と。
そこまで言われてしまえば俺に紡げる言葉は無く、ならばやれる
ことをやろうと決めた。描画魔法で作れるもの⋮女性の社会進出を
早めたと言われるアレだ。
﹁排水場所はっと⋮ここでいいか。﹃ランドレット﹄﹂
狭い風呂場で描画魔法を起動すると幅奥行き1m、高さ1.5m
ほどの四角い箱⋮ぶっちゃけるとドラム式洗濯乾燥機が現れた。
ポチポチとボタンやドアの状態を確かめて問題が無さそうだった
ので、ミストさんを呼び実際に使ってもらって修正箇所を上げても
らうことにした。
﹁ミストさーん、ちょっといい?﹂
﹁はいはい、なんでしょうか?﹂
エプロンで手を拭きながらスリッパをパタパタ鳴らし、俺の呼び
声に応えてくれた。
﹁ちょっとこれ使ってもらって感想欲しいんだけど﹂
﹁あらあらまた変なものを作ったんですか?今回は随分と大きい箱
ですね、人間でも入れるんですか?﹂
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ちなみに変なものを作った前科はある。疲れてるだろうからと電
動マッサージ⋮じゃなくて魔動マッサージを作って肩に当て試して
もらったがあまり評判は良くなかった。まあ違う用途もあるのでそ
れはそれでいいんだけど。
﹁入れません。これは洗濯乾燥機という描画魔法でその名の通り洗
濯から乾燥まで一手に出来る︵はずの︶魔法です﹂
﹁なにやら不安になる言葉が聞こえましたが⋮ですがそれができた
らすごいですね。私達の悩みの一つが解決されますよ﹂
ミストさん達の仕事に洗濯があるが、修行中の身であるティアラ
とコロネの服は特に汚れが酷く、ドロや血で汚れた服を鍛錬で疲れ
た体に鞭打って洗濯している。さすがに忍びなかったので手伝おう
としたが断固拒否された。
﹁この﹃ランドレット﹄のここを押すと蓋が開きます。洗濯物を中
に入れ蓋を閉じ、ここに洗剤を入れ開始ボタンを押せば洗濯と乾燥
が終わります。洗濯だけなら1時間ほど、乾燥まで含めると3時間
ほど掛かるかもしれません﹂
使い方を説明するとミストさんはポカンと口を開け、こちらを見
ていた。
﹁えっと⋮本当にそれだけ?﹂
﹁それだけです。まあまだ試作なので洗剤の相性や汚れの落ち具合、
服のダメージを見て細かな調整はしますが、そこら辺をミストさん
に協力してもらいたいですね﹂
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こちらの世界では洗剤と言えば下流住民は灰、中流家庭から上は
乾燥した落汚草という薬草で洗っている。ミストさん達は灰を使っ
ていたが、俺の服を洗濯するようになってからは落汚草を買ってき
て洗ってくれている。仄かに緑の香りがするので結構気に入ってい
る。
現在、セフィリアの庵では落汚草で洗っているが、水に溶けるも
のでもないためネットに入れ洗濯物と一緒に洗うのがいいのか、落
汚草の煮汁を作って入れるのがいいのかなど試行錯誤をしなくては
いけない。さらに洗い水はお湯にするため落汚草との相性確認やら
何やらもあり、工程はここからが本番といってもいい。
﹁⋮ソーイチローさん、娘たちのためにありがとうございます﹂
少しだけ目に涙を溜めながらミストさんはお礼を言っていた。
﹁俺はあくまで描画魔法の実験をしているだけですよ。その実験の
ためにミストさんに協力してもらおうとしてるだけで、その結果何
を得られるかは知ったことじゃありません﹂
﹁もう、素直じゃないんだから﹂
目に涙を浮かべながら笑みを浮かべていた。そんなミストさんを
抱き寄せキスをする。
﹁ん⋮﹂
一瞬驚いたミストさんだったがすぐに俺の要望に答えてくれ、彼
女から舌を積極的に絡めてきた。ミストさんは俺の舌だけではなく
歯や歯茎にも舌を這わせまるで別な生き物のようにうごめいていた。
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俺も負けじとミストさんの歯茎に舌を這わせるがその技巧はミス
トさんに遠く及ばない。しばらくミストさんにされるがままだった
が、悔しいのでおっぱいを揉みしだく。
﹁んっ⋮こんなところで?﹂
少し戸惑うミストさんを見てふと思いつき、俺は悪乗りをし始め
た。
﹁奥さん、そんなこと言ってほんとは期待してるんじゃないかい?﹂
安産型の尻をぎゅっと握りながら、手にあふれる胸を揉み乳首を
摘む。ミストさんは一瞬だけ何事か理解した目をした。
﹁そんな⋮私には夫が⋮はぁあん!﹂
少し乳首を強めに摘むと痛さより快感が勝ったのか大きい声を上
げた。ミストさんのうなじに顔を埋め舌を這わせ甘咬みをすると、
声を抑えるように喘ぎ、
﹁んぁ⋮んん⋮そんな、どうか止めて下さい⋮家には娘たちもいる
の﹂
﹁そのわりにはほら、ここは正直になってるぜ﹂
スカートをたくし上げ下着に指を掛けると、すでに濡れそぼった
アソコがあり蜜を垂らしていた。指を這わせアソコを触るとクチク
チと淫靡な音が部屋に鳴り響いた。
﹁はぁあぁ!そんな、嘘よ⋮ん、私が夫以外の人で、あぁ!か、感
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じるなんて!﹂
ミストさんのアソコに指を二本入れ中をぐりぐりかき回す。親指
を軽くクリトリスに当て、人指し指を膣内で折り曲げクリトリスを
挟むように刺激すると、ミストさんはこらえきれず声を上げた。
﹁ンく!⋮ん⋮や、やめて⋮﹂
﹁本当に辞めていいのかい?こんなに濡れてるのに?正直になった
ほうがいいぜ﹂
さらにぐりぐりと膣内をかき回していると、床に垂れるほど愛液
が溢れている。
﹁も、もう、ぃぃの⋮あああぁぁぁぁ!気持ちいい、気持ちいいの
!﹂
﹁もう少し正直になろうか奥さん、そろそろコレが欲しいんじゃな
いのかい?入れて欲しいなら入れて下さいって言ってくれないとな﹂
そそり立つ剛棒でミストさんの秘所を撫でると、物欲しそうに腰
を近づけてきたが入れるまでには及ばない。
﹁⋮て﹂
﹁なんだって?﹂
﹁お、お願いします、入れて下さい⋮﹂
﹁よく言えたな、ほら!﹂
35
ミストさんの片足を抱え上げ入れやすくなったアソコに一気に奥
まで差し込む。ミストさんの子宮口をグリグリと押すと秘所から一
気に愛液が吹き出し、床に雫を垂らしていた。
﹁アアアア!!﹂
﹁ほらどうだい?俺のちんこは?﹂
﹁ああ⋮あなた、ごめんなさい、でも大きくて気持ちいいわ!﹂
ピストンを開始しすると剛棒がミストさんのクリトリスと擦れ、
更に快感を増大させている。先ほどより水音が増した部屋にミスト
さんの声が響く。
﹁いいわ!もっと突いて、突いて欲しいの!﹂
腰の早さはどんどん早くなり、ミストさんも次第にしゃべる余裕
が無くなったのか、ただひたすら快感を享受していた。俺の限界が
近づいてくるとミストさんも同じらしく、俺の服を握る手に段々と
力が入ってきた。
﹁アッ⋮ンッ⋮ーーッ!﹂
﹁くっ﹂
達したミストさんはガクリと力が抜け俺に体重を預けてきた。剛
棒がミストさんを支えるような形になり、その弾みで俺もミストさ
んの中に精を解き放った。
ドクドクと脈打つ剛棒にわずかに反応したミストさんが薄っすら
36
と笑顔を浮かべていて、なんとなくキスを求めているのかと思い、
そっと口付けを交わした。
﹁んっ⋮もう、ソーイチローさんは強引なんだから﹂
﹁ミストさんもノリノリでしたよね。でも気持よかったですよ﹂
﹁ふふ⋮私もよ﹂
そう言ってもう一度、キスを交わした。ちなみにこの情事の後始
末に使った布も洗濯の洗浄能力の確認に使われたとさ。
そして頃合いを見計らっていたのか、セフィリアがひょこりと顔
を出し、
﹁終ったか?﹂
と尋ねてきた。どうやら居間にまで声が聞こえていたらしい。
﹁おう﹂
﹁まったく、真っ昼間から何をやっておるのじゃ⋮﹂
﹁昼下がりの団地妻ごっこ﹂
﹁お主が何を言ってるのかさっぱり判らんが、何が言いたいのかは
判ったぞ⋮﹂
それで半ばミストさんの台座と化していた﹃ランドレット﹄を見
て、
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﹁ほう、これは洗濯機とかいう魔法の発展型か?﹂
と聞いてきた。どうやら洗濯機を見たかったらしい。
セフィリアには以前、小型のタイプを見せ実践したことがある。
二人共服へのダメージに頓着していなかったため、とりあえず汚れ
を落とせればいいというレベルだったが、恥じらい多き女性2名︵
+1名︶の服はそうもいかないと考え、ちゃんと設計したのだ。
﹃ランドレット﹄を興味深げにボタンを押しながら、
﹁随分としっかりした描画魔法を作ったものじゃな﹂
﹁俺達だけ使う魔法なら前のでいいんだけどね﹂
﹁前の洗濯機はバケツに突っ込んでゆするだけの簡単な奴じゃった
のに、今回はこんなにもしっかりとした魔法じゃ。なんじゃろ、こ
の差は⋮﹂
﹁女子力の差?﹂
﹁ええい、黙れ!まったく⋮それにしても洗濯機を起動してる間は
どうするのじゃ?洗濯機に付きっきりか?﹂
﹁ああ、これこれ﹂
洗濯機と俺がコードでつながっていた。
﹁以前にも見たことあるの、魔力コードとか言ってたか?﹂
38
﹁うん。俺が庵にいるなら洗濯機の維持には問題無いと思う﹂
魔力で作った物はいずれ魔素に戻っていく。ということは魔素に
戻る分の魔力を供給し続ければいつまでも実体を維持出来るという
ことだ。まあコード自体も魔力で作っているので、あまり長すぎる
とコードの維持の魔力が通せる魔力を上回るため、距離に限界はあ
るのだが。
﹁しかしこれを見るとアレじゃな、お主、魔力供給機になっておる
な﹂
﹁うおぉん、俺はまるで人間魔力発電所だ﹂
﹁⋮やっぱりお主が何を言ってるのかさっぱり判らんわ﹂
なんとなく焼き肉が食べたくなってきた。
39
ランドレット R−18︵後書き︶
中学生時代にとてもお世話になった映画でした。
40
夜の訓練︵お楽しみ付き︶︵前書き︶
ご覧いただきありがとうございます
本編はなろうの﹁墓王!﹂のR−18版になっております。
えっちぃことが追加されただけですので、なろう版かノクターン版の
どちらかをご覧頂ければ問題ありません。
41
夜の訓練︵お楽しみ付き︶
ある曇の夜、辺りは星明かりすら無く指先が見えないほどの闇が
辺りを包んでいた。虫達は己の存在を高らかに歌う時であろうが、
二人の殺気に当てられ静まり返っている。精々聞こえるのは遠くで
鳴く狼の遠吠えくらいで、今は耳鳴りのほうが大きいくらいだった。
なにか来る、そう思った時にはすぐ近くまで一本のナイフが飛ん
できていた。大して反射神経の良くない俺が回避できるはずもなく、
その身にナイフが刺さる⋮こともなく、自動展開した﹃楔の盾﹄が
積層防御壁を形成しナイフを弾いていた。
キンと弾かれたナイフがまだ空中を漂っているころ、草を踏みし
める音と共に一人の少女が渾身の蹴りを放っていた。その蹴りは細
い生木をへし折るほどの威力を持ち、まともに喰らえば骨の一つを
覚悟しなくてはいけないほどの威力だった。しかしその蹴りも﹃楔
の盾﹄が自動展開し衝撃を大地に逃していて俺に届くことはなかっ
た。
初撃が弾かれたことを気にせず少女は連続し蹴りや打突を放つがそ
のいずれも用をなさない。
そんな連撃を微動だにせず受けていると、恐らく正面の少女は囮
だったのだろう背後に人の気配がした。と思った瞬間、首元にナイ
フが差し込まれ俺の頸動脈を掻き切るように動かされた。
が、これも結局﹃楔の盾﹄が防壁を張っていたため、ナイフは表
面を滑るだけに留まり金属をこする嫌な音が鳴り響いた。
そうしてこの音をもって、一連の襲撃が終わりを告げた。
﹁ふう、ありがとう、二人共﹂
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﹁お、おにいちゃん、硬すぎだよぅ﹂
夜闇に目が慣れてしまっているため、ほんの僅かな光量のライト
を照らすと、正面には足を抑えているコロネ、横にはハンカチを取
り出し俺の汗を拭こうとしているティアラがいた。
今回は自動防御の実験とティアラとコロネの実力を見るため、こ
んな視界が利かない時間帯を選び訓練を行ったのだ。
実験は俺の認識外からの攻撃を改良した﹃楔の盾﹄で自動防御出
来るかどうかの確認だ。改良点は俺の周囲に極薄い探知用魔法陣を
何層か展開し、相対速度や形状などからこちらに危害がありそうだ
と判断された場合は自動的に﹃楔の盾﹄を展開し、予測される攻撃
点に対し特に重点を置いて防壁を出すようにしてある。
実験の結果は無事成功。﹃楔の盾﹄を俺が任意発動させることも
なく、自動防御の役割を果たしてくれた。
まあこれも完璧ではなく、市街地などで至近距離からゆっくりと
針を刺されたり、毒ガスなどで攻撃された場合は無力ではあるが、
現時点でこれ以上望むのはきつい物がある。
などと考えていたら、ティアラはハンカチで俺のおでこや首筋を
当てるように拭いていた。どうやら思った以上に緊張していたよう
だった。
﹁それにしてもティアラの投げナイフは随分と正確だったな﹂
﹁申し訳ありません⋮﹂
少ししょぼんとしたティアラを見るともっと苛めたくなるが、今
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やるとフォローが大変になりそうだからやめておいた。
﹁いや怒ってる訳じゃないぞ。俺から頼んだ鍛錬だし、俺の意図を
汲んで戦ってくれたティアラとコロネには感謝してる。ただ、全然
視界が利かないのにナイフはまっすぐ俺の心臓目掛けて飛んできた
からさ。よく分かったな?﹂
﹁ご主人様のことですので﹂
﹁お、おう﹂
ティアラはごく当たり前のように返事をしたが、俺にはさっぱり
分からん。
﹁コロネは⋮なんとなくだな、きっと﹂
﹁うん!﹂
元気よく肯定しやがった。微動だにしていなかった俺をどうやっ
て把握したのか、描画魔法で再現しようかと思っていたが無理だな、
こりゃ⋮。
セフィリアの庵に来てから、修行という名のシゴキを耐えきった
ティアラとコロネはそれ相応の実力を付けていた。免許皆伝とまで
はいかないがどこに出しても恥ずかしくないレベルになってるらし
い。
ちなみに描画魔法無しで戦うと3秒以内に俺が負ける程度には差
がついている。そのため二人の実力がどの程度ついたのか実力差が
ありすぎて俺は体感できないが、二人共単独でレッドグリズリーを
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撃破できることから冒険者ギルドで討伐Cランク以上は確実だろう。
﹁ほんと、二人共強くなったなぁ﹂
﹁ほんと!やったぁ!﹂
コロネは無邪気に喜び、ティアラは嬉しそうに微笑んでいた。し
かしコロネは続けて、
﹁うーん、でもね、こう必殺技っぽいのが欲しいんだけど、中々う
まくいかないんだよねぇ∼﹂
と、悩みとも愚痴ともつかない事を変な演舞をしながら言ってい
た。
﹁ふーん、ティアラも?﹂
﹁私は最初から威力に欠けることは分かっていたので、そこまでは﹂
そこまでは、ということはやはり残念に思う気持ちもあるという
ことか。
﹁そうか⋮じゃあちょっと俺の実験に付き合ってくれるか?ひょっ
としたら何か得られるかもしれん﹂
﹁お手伝いするよ!﹂
﹁喜んで﹂
何をするかも聞かず二人は了承してくれた。
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実は以前から疑問に思っていたことがある。こちらに来て間もな
く、セフィリアから魔法陣の基礎を習っていた時の話だが、彼女が
描いた魔法陣を俺が起動しようとしても起動せず、何度やっても魔
力を流した箇所から破壊され消えてしまうのだ。
魔法陣は本人しか起動できない、というのが定説でセフィリアも
ごく当たり前のように捉えていた。一方、魔法陣を魔石に書き込ん
である魔法具は誰でも使える。
これは一体何故か?と考えた時、魔力には固有の周波数のような
ものがあり、他人が書いた魔法陣は干渉して破壊される。魔石に書
き込まれた場合は固有値が無くなり誰でも使えるようなる、と推測
したわけだ。
で、ティアラとコロネがもっている魔力は元々は俺の魔力だった。
だから俺が作った描画魔法をひょっとしたら起動できるかも、と考
えたのだ。勿論変質してる可能性もあるがやってみる価値はあるだ
ろう。
水をほんの少し生み出す魔法陣を作り、
﹁ティアラ、手を出して﹂
﹁はい﹂
ティアラの右手に魔法陣を転写する。
﹁人差し指に魔法陣があるから、ゆっくりと起動してみて。魔力を
そこに込めれば起動するはずだ﹂
ティアラは人差し指を伸ばし、俺の言うとおりに魔力を込めると、
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一滴の水が指からこぼれ落ちた。
﹁起動した、か⋮﹂
これで色々なことが出来ると考えていると、コロネが待ちきれな
かったのか、
﹁ね、ねえおにいちゃん﹂
﹁なんだ?﹂
﹁これでおにいちゃんみたいな魔法使えるの?﹂
﹁ある程度まではってところだろうな﹂
いまのところコロネ達の魔力量は俺の数秒程度しか無いため、シ
ョットガン程度までは使えるだろうがそれ以上はまず無理だろう。
﹁そっかぁ⋮こうね、はっ!ってやったら魔法がぼーんって飛び出
たら楽しいのにって思ったのに﹂
﹁遠距離攻撃は制御が難しいんだ。むしろそっちのほうに魔力がた
くさん必要なくらいなんだよ﹂
手元で暴発するなんて論外だし、当たらなければどうということ
はない。セフィリアの最強の攻撃魔法である﹃風炎狼の咆哮﹄です
ら使用魔力の半分以上を制御に費やしている。
﹁ん∼?遠距離攻撃じゃなきゃいいの?﹂
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コロネは小首を傾げながら尋ねてきた。
﹁だいたいはな。勿論内容にもよるが﹂
﹁こう、手元でばーん!って感じなら大丈夫?﹂
﹁できなくはないが扱いが難しいぞ?﹂
コロネのばーん!が何を示してるかイマイチ自信無いが、拳先で
小爆発を起こすような魔法ということだろう。飛ばさない分マシだ
が自爆しないようにする事に気を使いそうだ。
なんて思ってたらコロネが何かを企んでいます!という顔で近寄
ってきた。
﹁にへっ、おにいちゃんおにいちゃん、こんなことできるかな?手
と足にね⋮﹂
﹁ふんふん、それくらいなら出来るんじゃないか?今すぐは無理だ
けど2,3日で作っておくぞ﹂
﹁ほんと!やったぁ!﹂
ぴょんぴょんと俺の周りを跳ねていた。ふとティアラの姿が目に
入り、
﹁ティアラ、お前は何か作って欲しいの無いのか?遠慮するなよ﹂
そう水を向けるとティアラはおずおずとお願いを言ってきた。そ
れを聞き取り出来そうだと考え、
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﹁了解、それも何とかなりそうだけど、見本あるかい?﹂
﹁はい、これと同じものをできたら⋮﹂
﹁確かに。じゃあ楽しみに待っててくれ﹂
﹁あ、おにいちゃん!えっとね⋮おかあさんとセフィリアおねえち
ゃんには秘密にしておいて欲しいの﹂
コロネは上目遣いでお願いしてきているが、その目の中はイタズ
ラ直前のキラキラした輝きを放っている。ティアラはティアラで何
かを決心したようにコクリと頷いていた。
﹁お前ら⋮あとでどうなっても知らんぞ?﹂
少し呆れ気味ながら返事をしたが、結末が碌でも無いことだけは
確かだろう。
﹁えへへぇ∼﹂
﹁まったく⋮さて、俺は外で風呂入るがお前らはどうする?﹂
﹁はいる!﹂
﹁ご一緒させてください﹂
﹁じゃあティアラは着替えを、コロネは⋮さすがに真っ暗すぎるか
ら光源を周囲に撒いてきてくれ﹂
描画魔法で作った魔力電池付きランタンをコロネに手渡し、俺は
風呂の構築に移った。
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実は普段、ティアラやコロネ達と一緒に風呂にはいるという機会
はあまりない。別に嫌っているわけではないのだが、一緒に風呂に
はいるとティアラは何かと俺の面倒を見ようとするし、コロネはま
あ元気が良すぎるのだ。ちなみにミストさんとセフィリアはあっち
方面が抑えられなくなるから遠慮している。
以前セフィリアに俺の考えをこんな一文にして伝えたのだが、
﹁風呂に入る時はね、誰にも邪魔されず、自由で、なんていうか救
われてなきゃあダメなんだ﹂
﹁黙ってはいってこい、馬鹿者﹂
と言われ相手にされず、少し悲しかった。
風呂を描画魔法ででんと出し終わったころ、ティアラは着替えを、
コロネはライトの散布し終えおもちゃを持ってきた。
﹁さて入るか﹂
﹁はい﹂
﹁はーい!﹂
俺が抜いだ服をティアラは綺麗に畳み、すぽんと脱いだコロネは
浴槽に突入していった。
﹁コロネー、湯船に入る前に体洗えよー﹂
﹁はーい﹂
といってもコロネはカラスの行水でちゃきちゃき体を洗うと、木
50
で出来たアヒルと共に湯船に飛び込んでいった。
﹁まったく⋮﹂
と呟きながら、腕を入れられるほど凹んだ風呂椅子に座ると、一
糸まとわぬティアラが入ってきた。俺と出会った頃はひたすら痩せ
ていて如何にも不健康だったが、俺がミストさんの家に通いだすと
栄養が足り始めたのかいい感じに肉付きがよくなってきていた。そ
してセフィリアの庵でミストさん達から鍛錬を受け始めると、柔ら
かい所はそのままで余分な所の肉が落ち引き締まった体になってい
た。それでも胸だけはしっかり成長してるのはさすがミストさんの
血筋か。
﹁ご主人様、失礼します﹂
ティアラは俺にお湯を頭に掛け、耳の裏から洗い出した。鍛錬で
少し硬くなった手で丁寧に洗っていく。俺はそんな頑張っている手
のひらは好きなのだが、ティアラは女の子らしくないと気にしてい
るようで、俺を洗う時はなるべく柔らかい所を使って洗うようにし
ていた。そう、ミストさん仕込みで。
腕を洗い終わったティアラは続いて背中に移ろうとすると、おも
むろに自身の胸に泡を塗りたくり、俺に押し付けてきた。柔らかな
胸が俺の背中で形を変え、乳首がアクセントとなり体と心の汚れを
落としてくれる。
背中の感触を堪能すれば剛棒がそそり立つのも道理。腹にまで起
き上がろうかという剛棒をいつの間にか近寄ってきたコロネが、
﹁おにいちゃん、おっきくなったね?﹂
と言いながら、剛棒にそっと手を添えた。
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﹁あーん﹂
両手で茎をしごきつつ、パクリと亀頭をしゃぶり始めた。
﹁おっきい⋮入りきらないよ⋮﹂
と文句を言いつつも出来るか限り咥え込み、小さな舌でぺろぺろ
としている。
﹁ん⋮ちゃぷ⋮﹂
一方ティアラは背中に胸を押し付けたまま、俺のふぐりを優しく
もみ始めた。空いた手で肛門のシワの奥まで洗っている。
前はコロネ、後ろはティアラから奉仕を受けさすがに耐えるのも
きつくそろそろ達しようかという時、それを察したコロネは剛棒か
ら口を離し、
﹁ねえおにいちゃん、コロネこっちがいいなぁ﹂
と自身の秘所をくちゃりという水音と共に開いてみせた。
﹁いいぞ、またがれ﹂
﹁はーい!﹂
椅子に座っている俺の上にコロネはまたがった。剛棒を自ら秘所
に導きコロネはゆっくりと腰を落としていく。
﹁んっ⋮﹂
52
こな
コロネの秘所は最初こそ痛がったものの、今では十分に俺の剛棒
を迎え入れられるほど熟れている。
存分に蜜を滴らせているコロネの秘所は奥の奥まで剛棒をくわえ
込んだが、そもそも浅いコロネは俺の全てを入れられるほど深くは
無かった。
﹁ふぁっ⋮やっぱ全部入らないかぁ﹂
﹁今後に期待だ﹂
﹁うん!楽しみにしててねっ!んじゃ⋮﹂
コロネは俺の肩に手を置き上下にゆっくり動き始めた⋮と思った
瞬間、コロネはいきなりトップスピード。ぎちぎちの秘所に入った
剛棒をコロネはすごい勢いでこすり始め、ティアラは変わらず背後
で袋を揉み胸を押し付けていている。
コロネはクリトリスを俺の剛棒に擦り付けるように動き、自分の
気持ちいい所を貪欲に求めていた。
﹁ここが、気持ちいいの!おにいちゃんの、おちんちん、いいの!﹂
俺の快楽より自分の快楽を優先しがちなコロネであるが、その分
正直であるため、彼女が本当に気持ちよくなっているというのを実
感できる。
コロネはその気持ちよさゆえに力が入らなくなり段々とピストン
が遅くなってきたが、俺が腰を持って上下に動かし始めるとコロネ
はとうとう耐え切れず、ビクリと動きイッたようだった。コロネが
達する瞬間に幼い膣をきつく締めあげたため、十分に高まりきって
いた俺の欲情も我慢できず、コロネの膣内に精を解き放っていた。
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﹁んにゃぁ⋮んーーー!﹂
﹁くぉ!⋮⋮なんかコロネに搾り取られたぞ﹂
﹁えへへぇ∼、コロネね、おにいちゃんに、お腹の奥で、どぴゅど
ぴゅって出されるの好きぃ⋮﹂
さすがに疲れたのかコロネは息を切らし体を預けてきた。コロネ
を持ち上げると、剛棒が抜けた秘所からコポリと一滴の精が垂れて
いた。
﹁あの⋮ご主人様、次は私に⋮﹂
ティアラに上目遣いで言われてしまえば断れる訳もなく。ティア
ラは背中をこちらに向け、背後から突かれることをお望みのようだ
った。
ティアラも十分に高ぶっていて秘所は十分に濡れ、お湯か愛液か
分からないほど太腿を濡らしていた。背後から剛棒をティアラに挿
入すると、それに押し出されるように甘い吐息を吐いていた。
﹁ああ⋮ご主人様が入ってくる⋮﹂
何度も突き上げ、ピストンの早さを変えながら膣内を蹂躙する。
張りのあるおっぱいを背後から揉み、若干Mっ気のあるティアラは
乳首を強めに引っ張るとさらに喜ぶ。
﹁んあぁぁああ!﹂
﹁ティアラ、痛くないか?﹂
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﹁んっんっ⋮そ、その、跡が、付くくらい、はぁ、強くされるのが、
好き、好きなんです!﹂
要望に答え後ろから首筋を噛みおっぱいの形が変わるほど乳首を
引っ張る。
﹁いい!いいんっです!ご主人様に、跡付けられるのが!﹂
乳首を引っ張りながらストロークをひたすら強くすると、森の中
にパンパンと尻を打つ音が鳴り響いた。
﹁はあぁん!奥まで、ご主人様のがきてる、の!﹂
強くするたびにティアラの膣はキュッキュッと締り俺の剛棒を逃
さないよう動いていた。俺もまた調子にのっておもわず尻をパン!
と叩くと、それがトリガーになったのかティアラは達してしまった。
﹁ああああぁぁぁぁ!はぁ、んっ、はぁはぁ⋮﹂
ぐてっとなったティアラだが俺はまだイッてない。そのままピス
トンを早め、俺しか触れたことのない場所に精を注ぎ、一息つくこ
とができた。
湯船に浸かり腕を広げると、右にティアラが、左にコロネが寄り
添い、俺と同じように長い息を吐いていた。
﹁ふぃ∼∼⋮﹂
﹁はふぅ⋮﹂
55
﹁ふぅ⋮﹂
体の外も中もさっぱりした風呂で、三人共なんとなく空を見上げ
続けていた。夜風が頬をさわり濡れた髪を乾かしてくれた。
﹁そういえば二人共、なんでセフィリアとミストさんには黙ってて
欲しいなんて思ったんだ?驚かしたいってのは分かるんだが﹂
﹁えっとね、セフィリアおねえちゃんがコロネに教えてくれるのは
すごく感謝してるの。感謝してるんだけど⋮あそこまでぼろぼろに
されたら、少しは仕返ししないと気が済まないの!﹂
コロネは浴槽で仁王立ちし決意を新たにしているが、全裸だとま
ったく締まらんぞ。ティアラもティアラで同じ考えらしくコクコク
と激しく頷いていた。
普段の訓練が厳しいのは知っていたが、やはり二人共鬱屈するも
のがあったらしい。
しかし、鬱憤を晴らした後どうなるんだろうね?
56
ミシラ様︵1/2︶︵前書き︶
本編はなろうの﹁墓王!﹂のR−18版になっております。
本話にえっちい話しはありません。続き物で次の話に少しだけあり
ます。
明日の0時にもう一話だけ掲載させて頂きます。
57
ミシラ様︵1/2︶
﹁お、あの山いい目印になるな﹂
現在セフィリアの庵とオウルフォレスト学園の間を飛びながら、
航空図の作成に勤しんでいた。そしてそのお供⋮というか、ついで
に荷物を取りに行きたいと言っていたミストさんも同乗していた。
﹁どれです?⋮ああ、あの山はダータイン山という名前らしいです
よ﹂
﹁へ∼よく知ってますね﹂
﹁私も初めてみましたけど、街の位置から考えて間違いないはずで
すね。独特な形をしていますし﹂
﹁なるほど⋮確かに独特な形ですね﹂
山という漢字をそのまま体現したような山だった。左右に少しだ
け低い山と中央に一番高い山がそびえている。それ以外に山脈は連
なっていないため、特に目立った山だった。そのダータイン山は頂
上から下は随分と切り立った斜面をしていて、積雪も山すべてを覆
うほど広がっていた。
﹁本当に真っ白ですねぇ﹂
﹁もう3月だってのに、溶ける気配が無さそうなのがすごい﹂
58
﹁あ、思い出しました。確かダータイン山の麓の村に、そこだけで
しか取れない茸があるらしいですよ。雪隠茸という名前だったかし
ら?この時期にしか取れないきのこで、王様が自ら足を運ぶほど美
味しいとか﹂
﹁お、それはいいですね。食べてみたいな⋮って思ったけど、王様
が食べるくらいならすごく高いんだろうなぁ﹂
トイレみたいな茸だな、と思ったがさすがに口にしなかった。
﹁それがそうでもないらしいですよ。雪隠茸は傷みやすいらしく、
都市まで運べないとか。それで現地ならそこそこな値段で食べられ
るって聞きました﹂
﹁それはそれは⋮﹂
俺は思わずニヤリとしてしまった。
﹁ミストさん、ちょっとばかりデートしましょうか﹂
そう言って機首を麓の村に向けた。ひと目の付かないところに着
陸すると、そこもひざ下くらいまで積雪がありなかなか歩くのに難
儀した。高高度を飛行することもあるので服装は耐寒に気を使って
いたが、それでも足元からくる寒さは中々骨身にしみた。
ミストさんの手を取り、飛行魔法﹃アルバトロス﹄から降ろすと、
やはりメイド服だけでは寒かったようで体を少し震わせていた。晴
れてはいるが無風とはいかず、たまに雪を巻き上げる風が吹いてい
た。その風がミストさんの長くウェーブの掛かった金髪をなびかせ、
舞い上がった雪がまるで髪飾りのように彼女を彩っていた。
59
﹁ミストさん、足元大丈夫ですか?﹂
﹁ええ、平気よ。まさかお散步のつもりが雪国に来るとは思わなか
ったわ﹂
ミストさんはなびく金髪を手で抑え、どこまでも真っ白い世界を
面白そうに眺めていた。女性を突然雪国に連れ出すのはマナー違反
かな、とも思ったが、どうやらミストさんはそれ以上に好奇心一杯
で、突然の雪景色を楽しんでくれているようだった。こういうのを
みるとコロネの母親なんだなぁと実感できる。
﹁さて、景色を見ていたいところですが、村も気になるのでさっそ
く向かいませんか?﹂
﹁あら、ごめんなさい、ぼ∼としちゃって。楽しみね﹂
わだち
そうして俺たちは雪をザクザクと踏みしめながら村の方向に向か
った。程無くすると村民が歩いたらしい轍が見え、それに沿ってい
くと1時間ほどだろうか、粗末な木の塀に囲まれた村が見えてきた。
門はあるが門番が居らず、不用心なのか大らかなのかどっちだろう
なぁと考えながら、村の中に入っていった。
村の中も雪化粧ではあるが、主な道は除雪されていて地肌が見え
ていた。そんな地肌が見える道を大きな籠を抱えた老婆が歩いてい
た。
﹁こんにちは、おばあさん。この村で雪隠茸が食べられると聞いて
やってきました。場所を教えていただきたいのですが⋮﹂
﹁おやまあ、こんな雪の中よう来なすった。ゆうべは吹雪いて大変
60
だろうに。怪我は無かったかい?﹂
﹁え、ええ、こう見えても魔法使いですから、なんとかなりました﹂
勿論吹雪なんか知らないため、慌てて話しを合わせた。
﹁ほ∼、男の子の魔法使いとはまた珍しい。婆の孫にも見習わせた
いところだなぁ、ところで⋮﹂
話しに乗っかったのが悪かったのか、おばあさんの会話が変な方
向に行きそうだったため、急いで元の話に戻した。
﹁あ、あ∼それでですね、雪隠茸の⋮﹂
﹁おお、そうじゃな。それなら、ほれ、後ろじゃ﹂
振り返ると、どこかの1upキノコのような絵が書かれた看板が
ゆらゆらと揺れていた。
﹁なんでこんなわかりやすい看板を見逃してたんだ⋮おばあさん、
ありがとうございました﹂
﹁いやいや、ちょっとだけうるさいかもしれんが、楽しんでいって
おくれ﹂
﹁はぁ⋮﹂
ミストさんもお礼を言うと、おばあさんはしっかりした足取りで
雪道を歩いて行った。じゃあ中に入ろうか、とミストさんに言って
扉に手をかけようとすると、店の中からドタバタと走ってくるよう
61
な足音が聞こえた。ミストさんと俺は急いで扉の前から離れると、
バン!と勢い良く扉が開けられ、20代くらいの男が飛び出してき
た。
﹁おっと﹂
﹁この石頭め!外に出てくる!!﹂
﹁まて!バカ息子が!⋮おや、こりゃまた立派な装いの魔法使い様
だ。変なところを見せちまったなぁ﹂
そう言って壮年の男性がバツの悪そうな顔をして立っていた。
﹁ところでお店はやっていますか?﹂
﹁ああ、雪隠茸を食べに来たのかい?じゃあ今から採ってくっから、
椅子に座って暖まっててや﹂
そう言ってオヤジさんは店の中に入っていってしまった。しばら
くミストさんと視線を交わし悩んだ後、オヤジさんの言うとおり店
の中に入ることにした。店の中は良く言えば味のある、本音を言う
とボロっちい室内だった。テーブルと椅子が4組しかなく、椅子も
若干ガタついていてギシギシ鳴っていた。
﹁あのオヤジさん、今から採りに行ってくるとか言ってましたよね
⋮﹂
﹁まあ、お客も少なそうですから、そんなこともある⋮のでしょう
かね?﹂
62
注文すら聞かずオヤジさんは店から居なくなってしまった。幸い
店の中は暖炉が焚かれていて外より暖かく、待つ分には問題無いの
だが⋮他に店員も居ないようで、不用心というか、田舎らしいとい
うか。ミストさんも同じことを考えたのか、苦笑いを浮かべていた。
まあお客を放置しやがって!などと怒ることはせず、せっかくの
ミストさんとの談笑の時間、色っぽい話になる⋮かと思いきや、今
後のティアラとコロネに受けさせる授業の話になった。
﹁ソーイチローさん、少しご相談があります﹂
﹁なんです?﹂
﹁ティアラとコロネのオウルフォレスト学園で受けさせる授業につ
いてです。コロネは⋮まあいいんですが、ティアラの授業料が結構
高くなってしまって﹂
﹁いくらくらいです?﹂
ゼル
﹁最高で年54万z。コロネは5万zくらいですかね。ですがティ
アラは6万zくらいまでは下げられます﹂
日本円にして年540万円の授業料が、高めのコースだと掛かる
らしい。さすがに高いんじゃないか?と思って確かめると、どうや
ら4大国の王室規範の講義が高いらしい。元々貴族の子息や子女が
習う講義らしく、かなり高額に設定されている。
﹁あれ?貴族が習う科目っていうわりには、高すぎるっていう値段
でも無いような?﹂
貴族専用だったらもっと値段が高い気がする。
63
﹁ええ。ですがこの講義を可以上で修了出来るのは10%程度らし
いです。ですので、何年か掛けて修了する者が一般的です﹂
さらに王室規範の試験のための、別な講義もあるとか。塾みたい
なものかもしれない。
﹁10%って⋮さすがに難しすぎません?ああ、1年じゃ終わらな
い可能性もあるんですね﹂
﹁いえ、一年で終わらせますよ?お金もったいないですし﹂
﹁しかし可以上取るのは難しいんですよね?﹂
﹁別に可以上を取る必要は無いんです﹂
﹁へ?﹂
﹁元々成績は貴族の箔付けが目的ですし、出世や婚姻にも多少影響
があるかも?程度なんですよ。そんな事より親の爵位や権益のほう
が影響は大きいですからね﹂
暖炉の薪がパチリとはぜた。
﹁この講義をティアラに受けさせたい理由は、ソーイチローさんが
いずれ王室とも関わりを持つと考えたからです。その時に失礼が無
いようティアラに学ばせる事が目的で、成績は二の次なんです﹂
ミストさんはそうは言ったもののと言葉を続け、おまけでティア
ラには全て優を取らせますが、と言いながら目が光っていた。少し
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だけ寒気がしたのは気のせいでは無さそうだ。
おもね
それにしても、ミストさんは俺が王室と関わりを持つと考えてい
るのか。積極的に権力側と阿ようとは考えていないが、セフィリア
の場合を見ると結局は関わりを持っているようだった。セフィリア
が関わりを持っている以上、俺もいずれは同じようになるかもしれ
ないし、その時に下手を打つとセフィリアの顔に泥を塗る事にもな
る。それなら高い授業料ではあるが、ティアラに学んでもらって必
要に応じて俺が教わるなりフォローしてもらうなりすればいいのか
もしれない。まあ、そこまで深い仲という訳でもないが、すでにペ
ーターという王弟と関わりはあることだし。バッソ?知らない子で
すね。
﹁⋮なるほど、分かりました。その授業を受けてもらいましょう﹂
﹁いいんですか?頼んでおいてなんですけど﹂
﹁森でさんざん稼いだお金もあるし、なんとかなるでしょう﹂
それに万が一俺が死んでしまった場合でも、そのような講義を受
けた従者なら再就職に困らないだろうし。そんな俺の思いを見透か
したのか、ミストさんが少し困った顔で笑っていた。
ちょうど話が途切れた時、店のオヤジが雪隠茸の料理が出来上が
ったらしく、二皿持ってきた。
﹁おお!!これが雪隠茸の料⋮理⋮?﹂
言葉が尻すぼみで小さくなってしまったのは、皿の上に置いてあ
るのがしいたけをスライスして焼いただけの料理だったからだ。さ
すがにシンプルすぎるよね?と思ってオヤジを見ると、みんな俺の
65
ような反応なのか、慌てる事もなく説明を始めた。
﹁雪隠茸の一番美味しい食べ方はな、ただ切って焼く、これに限る
んだ。まあ騙されたと思って食べてみぃや﹂
そう言われてしまえば食べるしかなく、ミストさんと目を合わせ
少しだけ頷いた後、雪隠茸を口に入れた。噛んだ途端、口の中には
キノコとは思えないほど芳醇な香りが駆け抜け、ほんの僅かな焦げ
が鼻孔をくすぐり、最後にジュワと旨味が舌の上に広がった。
﹁う、うめぇ⋮﹂
﹁美味しい⋮﹂
﹁そりゃぁよかったよかった﹂
思わず最初の一口で止まってしまった俺たちを、オヤジはニコニ
コと眺めていた。それから再び動き出した俺たちは無我夢中で食べ
始め、しばらくするとオヤジは雪隠茸のお吸い物やすいとん、麦飯
など色々な料理を出し、舌鼓を打つこととなった。
﹁はぁ∼食った食った、うまかったなぁ﹂
﹁納得の美味しさですね﹂
﹁満足したかい?﹂
そう言ってコトリと雪隠茸のお茶を出してきた。
﹁これもいい香りだ。こりゃ王様も食べたくなるわけだ﹂
66
﹁いやぁ、そう言ってくれると雪漕いだ甲斐あっただよ。だけんど
王様どうこうっちゅう話は嘘だや﹂
﹁あれ?違ったのですか?﹂
﹁オラがガキの頃の話なんだけどよ、王様の姉?ちゅう貴族様が来
なすって、茸を大層気に入ってな。森中の茸を土ごと全部持って帰
るなんて言い始めでの。なんとかお諌めしようとしたんだけどよ、
村人程度の言葉なんかに耳を向けてくれんでな、ほとほと困ってお
ったんじゃ﹂
俺の周りには微妙にアホっぽい貴族ばかりな気もするが、それで
も貴族の言う事は基本的には絶対だ。
﹁そこにな、困った村人を見かねた御山の使いであるミシラ様がい
らっしゃっただよ!ミシラ様がむにゃむにゃと魔法を唱えたと思っ
たらな、ホウラ様を呼び出してな!ホウラ様に驚いた貴族様はお考
えを改めてくださったんだ﹂
主人は腕を組み、うんうんと頷いていた。
﹁ミシラ様がその時に言われたお言葉がな、﹁この森に手を付ける
事はまかりならん。木一本でも倒そうものなら天罰が下る﹂と仰っ
てくれたんだぁ﹂
﹁ミシラ様?ホウラ様?﹂
分からない単語が幾つか出てきたが、そんな俺の様子に気づかな
いオヤジはテンションを上げていたが、突然しなびたモヤシのよう
67
にうなだれ始めた。
﹁それ以来よ、おらが村じゃぁミシラ様の言葉を通りに森を守って
きたんだぁ。だがよ、最近の若いもんはそれが分からんっちゅうて
な。森を切り開いて街道を作った方がいいってもめとるんだ﹂
﹁ああ、じゃあ飛び出していった人って⋮﹂
﹁息子だぁ⋮どうにも頑固でいかん﹂
﹁まあ若い奴に言い伝えだなんだと言っても聞きませんよ。ちゃん
とした理由付けが無いと頑なになるかもしれません。言い伝え以外
に森を守る利点を相談されては?﹂
﹁あぁ⋮そうかもしれんなぁ。旅の方、ありがとよ﹂
﹁こちらこそ余計なことを。では自分たちもそろそろ出ます﹂
﹁また来ておくれよ∼﹂
そういって会計を済ませ、店を出た。二人で1000zもせずお
腹いっぱいきのこづくしを味わえたのだから、ちょっとお得な気も
する。道中食べてくれといっておみやげの茸をくれたのもありがた
かった。
﹁いやぁ、ここの茸は美味しかったですね﹂
﹁ですね。中々食べられるものではありませんね。こうして皆にお
みやげも出来たことですし、帰ったら食べさせてあげましょう﹂
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﹁そうしてください⋮って、あれ?さっき店を出て行った息子さん
?﹂
そう言って通りの反対側を見ると、店に入る時にすれ違ったオヤ
ジの息子が歩いていた。ただ一人ではなく、同じような年頃の仲間
と一緒に斧を担いでどこかに向かっていた。
﹁あんまり強引な手段に出なければいいんだけどね﹂
なんとなく何をやろうとしているのか想像できてしまったが、か
と言って部外者の俺が口を出すのも差し出がましい話なので、ミス
トさんも俺も彼らを見送るだけにしていた。
69
ホウラ様︵2/2︶︵前書き︶
ご覧いただきありがとうございます。
ちょいエロしかなくてごめんなさい。
70
ホウラ様︵2/2︶
村から郊外に出て、まだ誰の足跡も付いていない新雪を踏みしめ
ながら、誰もこなさそうな広場に向かった。人が来ないことを確認
し、飛行魔法﹃アルバトロス、複座﹄を起動すると、少し雪に埋も
れがちになりながらも滑空機が現れた。
﹁さ、ミストさん﹂
﹁あら、ありがとう﹂
手を取り前部に乗せ、四点式シートベルトを着用してもらった。
が、ミストさんの巨乳のせいでベルトが横にずれがちになり、少し
座りが悪い。てっぺんにベルトを乗せると長さがあまり気味になる
し、横にずらすと本来の機能を全う出来るか怪しくなる。三点式シ
ートベルトなら胸の谷間を縫うようにベルトを這わすが、四点式も
同じでいいのかどうかまでは知らなかった。はてさて、一体どちら
がいいのか色々と動かしていると、
﹁あの、ソーイチローさん?﹂
﹁なんですか、ミストさん﹂
﹁先程まではとても紳士だったのに、突然変態っぽくなりましたね
?﹂
﹁はっはっは、俺は技術的探究心のために手を動かしているだけで
す﹂
71
﹁まったくもう⋮好きにしてくださいな﹂
ミストさんが残念な子を見るような目になったのが気になったが、
構わずシートベルトの位置を動かし続け。結局、胸の谷間にシート
ベルトを通すようにし事無きを得た。メイド服で隠された物がベル
トによってその形状を露わにされるというのも、また良い物だった。
飛行魔法を起動し、どんどん高度を上げていくと、村に着陸する
前に目についたダータイン山が目の前に広がってきた。山頂は比較
的平らだが、そこに至るまでは結構な急勾配で、登頂するにはかな
り苦労しそうだった。ダータイン山にはまだまだ大量の雪が積って
いて、暦的には春に分類されるのがまるで嘘のようだった。何とな
く興味を持って山頂に向かうと、そこには眼下に雪景色が広がって
いた。太陽の光が白と黒のコントラストを浮き立たせ、森の向こう
にある村まで、本当によく見えた。
何となくこの風景を見た時、スキー場のリフトで一番高いところ
まで登った時に見た景色を思い出していた。そうすると次に思い出
すのは、スキーの後の雪見露天風呂。こうなると、日本人の魂には
逆らえなかった。
﹁ミストさん、あの山頂でお風呂に入りませんか?﹂
﹁お風呂ですか?なんというか⋮本当に突拍子もない事を言います
ね﹂
操縦席からミストさんの表情を窺い知る事はできないが、何とな
く呆れていることだけはよくわかった。
﹁勿論気が乗らないのなら、そのまますぐに戻りますよ?﹂
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﹁いえ、ソーイチローさんが為さりたい事を為さってください﹂
﹁ありがとうございます。では⋮﹂
山頂に機体を近づけホバリングを開始すると、さすがに風が強く
機体が揺さぶられた。自動水平をONにすると各所に設置している
スラスターが小刻みに動き出し、手動よりは水平を保ち始めた。出
力を下げ機体の高度を下げながら着陸地点を探すが、さすがにちょ
うど良いところは見当たらなかった。
﹁うーん⋮やっぱりでこぼこしてるな。しょうがない、仮設飛行場
を作るか﹂
仮設飛行場とは言ったが、実際は垂直離着陸するため極小のヘリ
ポートみたいなものだ。元々は赤い曲剣という盗賊に足を突っ込ん
だ傭兵団を追跡する時、﹃アルバトロス﹄を起動させられる場所が
河原しかなく、出現時に水平を保てなかった。この先、荒れ地や傾
斜した場所で魔法を使う事を想定し、仮設飛行場の描画魔法を作っ
ておいたのだ。まあそれが⋮風呂に入るために使うとは想定してい
なかったが。
仮設飛行場の四隅に、上空から杭を地面に突き刺すように射出し、
支柱の高さを調整する。そこから天板を広げ仮設飛行場の完成だ。
おおよそ中心に﹃アルバトロス﹄を着陸させ、なんとか無事に行程
を終えることが出来た。
﹁ふう⋮無事に降りられたか。やっぱ難しいなぁ﹂
﹁お疲れ様でした、ソーイチローさん。私から見たら随分と余裕が
あったようにも見えたのですが?﹂
73
﹁スラスターから出た空気が地面に反射して翼に戻ってくるんだけ
ど、高度を下げるほど強くなるんですよ。さらに横風が吹いてると
これが逸れたりしてとにかく操縦しにくくて﹂
まあ同乗者が安心して乗っていてくれたなら御の字だけど。﹃ア
ルバトロス﹄を仮設飛行場に固定し、ミストさんと共に降りる。ち
ょうど仮設飛行場を作った場所は一番見晴らしのいい場所だったた
め、眼下に雪の積もった村や森が広がっていた。
﹁お∼、やっぱいい景色だ。こう見ると⋮やっぱり人間がいる領域
って狭いんだねぇ﹂
ほんの僅かな屋根や畑らしき広場以外は森や荒れ地ばかりで、ほ
とんどが手の入っていない自然だらけだった。
﹁こう見ると、本当ですね。街に居る時はその中がすべてと感じて
いたのに⋮﹂
少ししんみりしていたミストさんだったが、俺はあえて気にせず
風呂の構築に移った。
﹁ふ∼んふ∼んふ∼ん⋮﹂
﹁そういえばソーイチローさんって、どうしてそこまでお風呂が好
きなんですか?﹂
﹁なんででしょうね、特に湿度が高いわけでもないし、毎日入る必
要もないんですけど⋮魂に刻まれた行動様式とでもいいましょうか﹂
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多分理論的な回答は出てこない気がする。そう言いながら風呂を
構築し用意が整った。風呂はいつも使っているものより小さく、二
畳くらいの脱衣場と扉の向こうには二人くらいの洗い場とお湯が張
られた風呂桶が並んでいた。
服をすっぱりと脱ぎガラリと扉を開け風呂のほうに向かうと、そ
の室内?は風呂桶のみ鎮座し、更衣室以外の屋根と壁は取っ払って
あるため視界はほぼ全て開けていた。
﹁うひょっ、さむさむ﹂
やはり露天風呂のように入りたいため、風呂場には調温の機能を
付与せず吹きさらしの状態であるため、それこそ体感温度は氷点下
二桁にはなっているだろう。
﹁ミストさーん、室内はとても寒いので、中に入ったら速攻でどぼ
ーんしちゃってください﹂
﹁はーい﹂
ミストさんはそう返事をしてきたが、まだ用意に時間が掛かるら
しく姿は見せなかった。空を見上げると、麓からの風が雪を巻き上
げているせいか、晴れてはいるが少し霞がかっていた。
﹁お待たせしました。あ、あら、本当に寒いわね﹂
髪をまとめタオルを巻いたミストさんはガラリと扉を開け浴室に
入ってきたが、俺がじっくり鑑賞する前にざばりとかけ湯をして、
早々に湯船に浸かってしまった。
﹁⋮露天風呂とは外がどんなに寒かろうが、外気をそのまま触れる
75
事こそ、露天風呂の楽しみの一つと言えます﹂
誰にともいう言葉では無かったが、俺がミストさんを見ながら言
葉を発したため、ミストさんは戸惑いながらも頷いていた。
﹁は、はあ。分かるような分からないような⋮﹂
﹁ガラスの内側に居ながら入る風呂も中々いいものですが、しかし
それは露天風呂ではありません。俺は露天風呂のために壁を取っ払
った事に後悔はありませんが⋮今、その信念を曲げてもいいか悩ん
でいる﹂
﹁⋮⋮ようは、露天風呂で背中を流す姿を見たい、と言いたい訳で
すね。もう、素直にそう言えばいいのに。さすがに寒いから体が暖
まってからね﹂
﹁いやいや、風邪引いてしまうから、それはまた今度のお楽しみで
いいです﹂
﹁まったくもう⋮それにしても、本当にすごい景色よね。それにお
湯は熱いのに頭は冷たい、いつまでもお湯に浸かってられそう。ソ
ーイチローさんが露天風呂を好きな理由がわかったかも﹂
﹁そう言ってもらえると嬉しいですね。それにしても、ちょっとお
湯が熱すぎたかなぁ﹂
外気温が低いからとお湯の温度を高めにしたのだが、少しのぼせ
たのか頭に血が上っているような感覚があった。そこで体を冷やす
ために立ち上がり、少しくらっとしたものの倒れることも無く、眼
下に広がる風景を堪能していた。
76
﹁ふふ⋮﹂
立って風景を見ていた俺の後ろに、いつの間にかミストさんがい
た。なんだろうと振り返る間もなく抱きついてきた。
﹁私が手で綺麗にして差し上げますね﹂
そうミストさんは後ろから抱きついたまま、耳元で囁いてきた。
ミストさんは耳をぺろりと舐め、そのまま舌を背筋沿いに舐め降ろ
していった。全身をゾクゾクと寒気とも快感とも分からない電気が
走り、それで体が一瞬で硬直してしまった。
ミストさんはそのまま巨乳を押し付けるように頭を下げ、俺の肛
門に舌を這わせシワ一枚一枚を解きほぐすようにしていた。片手は
袋を優しく揉み、もう片手は一物を握りしめていた。それもただ握
っているのではなく、竿の部分は強く、先のほうは包みこむように、
かつ強弱を付けながら擦っていた。
すぐに先走りが出で潤滑がスムーズになると、ミストさんは上下
に動かす手をどんどん早くしていった。同時に肛門に舌を差し込み
ピストンをし始め、同期して手も加速していった。
﹁くぅっ﹂
堪え切れず本能に赴くまま射精すると、毎日出しているはずの精
液は勢い良く飛び出て、真っ白い雪面に真っ白い精液をぶちまけて
いた。ミストさんはまだ導管に残っていた分を絞り出し、手につい
た精液をまるで最後の甘露を味わうようにゆっくりと舐めとってい
た。それを見ただけで息子は元気を取り戻し、今度はミストさんを
満足させる番と思って振り向いた。
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が、振り向いた後ろで雪面がぴしぴしと鳴り始めていた。
﹁ん?﹂
再び雪面の方に振り向くと、雪面に沈んだ精液を起点として割れ
目が広がっていた。口をあんぐりと開けて見ている間に割れ目はど
んどん広がり、僅かな音しか立てていなかった割れ目が、轟音を立
てて大きな雪崩につながっていった。
﹁ソ、ソーイチローさんの精液ってすごいわね。私達を元気にさせ
るだけじゃなくて、雪崩まで起こすなんて﹂
﹁でしょー、自慢できる精液なんですよねーって現実逃避してる場
合じゃないな。あの雪崩どこまで広がるんだ?どんどん大きくなっ
て⋮村の方まで⋮ってやばい!!ミストさん出立用意!﹂
俺の大声で硬直が解けたミストさんは、すぐに服を取りに行き俺
も風呂などを緊急解除した。すぐさま複座型の﹃アルバトロス﹄を
起動し、ミストさんを乗せ村のほうに向かった。
先程とは違う汗を流しながら惨状を見下ろすと、雪崩は雪崩を呼
びかなり大規模になっていた。しかし、その大規模な雪崩も村の手
前にある森に遮られ、辛うじて村の中にまでは被害を及ぼしていな
いようだった。
﹁あ、あぶねぇ⋮﹂
﹁そうですね⋮まさかソーイチローさんの精液がこんな巨大雪崩を
引き起こすなんて⋮﹂
78
どんな状況だよとは思ったが、一応自分が引き起こした雪崩であ
るため、村のほうに被害無いか戻ることにした。
そして戻った村では、村の若者は泣きながら森に向かって土下座
し、老人は山に向かってひたすら﹁お鎮まり下さいお鎮まり下さい﹂
とまるで念仏のようにぶつぶつと呟いていた。
﹁どうなってるんだ、こりゃ﹂
そう声に出すと、きのこ料理屋の主人が俺に気づき、駆け寄って
きた。
﹁おお、旅の方ご無事だったのか!心配したんだが、えがったえが
った⋮﹂
﹁あ、ああご心配お掛けしました。それでこれは一体どういうこと
ですか?﹂
﹁ホウラ様が現れたんだよ﹂
﹁ホウラ様って⋮まさか雪崩のことか!﹂
﹁んだ。あんな大きな雪崩はオラ見たこと無いがよ、見てみい、森
のおかげで村が無事だっただ﹂
﹁そうですね⋮で、あの若者は?﹂
﹁それがよ、あの馬鹿息子どもが斧持ちだして森の木を切り倒した
だ。そうすっと、御山が怒ったんだろな、きっと使いのミシラ様が
ホウラ様を呼んで、バカどもをとっちめてくれたんでねえがな。そ
79
れで年寄り達が御山の怒りを鎮めようとしてるところだわな﹂
そう言うと主人は森に向かってありがたやありがたやと唱え始め
た。老人は山に向かって鎮まりたまえ、若者はごめんなさいを連呼
していた。
⋮⋮⋮
⋮⋮
⋮
﹁ってことがあったんだよ﹂
﹁ふーん、そんなことがあったんじゃな。その土産がこの茸か、懐
かしいのう﹂
﹁あれ、セフィリアも食べたことあるんだ﹂
﹁うむ、ワシが若いころ武者修行の旅に出たことあってな。ちょう
ど今の時期か、その村に立ち寄ってな﹂
﹁ほ、ほう﹂
﹁じゃが貴族どもが旨い茸を独占しようとしておったからな、脅そ
うと思って雪山に火球をぶっ放したら雪崩が起きてな。いやぁあの
時は参った参った。なんぞ村人は騒いでおったが、適当に言いくる
めたし、茸も食えたし満足じゃったわ﹂
ミシラ様⋮御白様⋮?そう思ってセフィリアを見ると、真っ白い
髪に真っ白い肌、しかもとんでもない美人とくれば、その神々しさ
80
からどこかの神様の御使に見えなくもない、中身は置いておくとし
て。
﹁伝承の元はセフィリアかよ。まったく、そんなんで環境破壊とか
ひどい事したもんだな﹂
﹁私からしたら、この師匠あってこの弟子あり、という感じなんで
すけどね⋮﹂
ミストさんがやたらと疲れていそうなため息を吐いていた。
81
ホウラ様︵2/2︶︵後書き︶
なろうで使おうと思って作った話でしたが、話の構成がちょっとな
ろうには
向かないのでこちらにしました。
精液の代わりにおしっこにしても良かったのですが、山頂で出すの
は如何な
ものかと。
精液にするかおしっこにするか、しばらく悩んでいました。
おかげで頭の中が精液とおしっこで一杯でした。
82
PDF小説ネット発足にあたって
http://novel18.syosetu.com/n9437cf/
墓王!R−18
2016年7月8日06時46分発行
ット発の縦書き小説を思う存分、堪能してください。
たんのう
公開できるようにしたのがこのPDF小説ネットです。インターネ
うとしています。そんな中、誰もが簡単にPDF形式の小説を作成、
など一部を除きインターネット関連=横書きという考えが定着しよ
行し、最近では横書きの書籍も誕生しており、既存書籍の電子出版
小説家になろうの子サイトとして誕生しました。ケータイ小説が流
ビ対応の縦書き小説をインターネット上で配布するという目的の基、
PDF小説ネット︵現、タテ書き小説ネット︶は2007年、ル
この小説の詳細については以下のURLをご覧ください。
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