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OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 香川生物(KagawaSeibutu)(27):23−26,2000 広島県倉橋島・能美島・江田島の小暗乳類 川口 敏・能政研介・野口和恵 〒760−8522高松市事町1番1弓 香川大学教育学部生物学教室 Smal1Mammals血omtheIslandsofKurahashijima,Noumり1maandE吻ima, HiroshimaPref」,Japan Sato戯Ⅹawa押隠Ⅹe即ukNo館&K耽ueN聯d坑βん戒頑c〝止血α〟わ坊∫〟Cエ′卸扉丘血cα血〝′此卯l棚仁侮∼僅′5上少, れ血JJ刷.ゞJJ乃()−β5ヱエノ(甲州 混交林内(標高 50−110m)で(図1),調査日は 倉橋島は,面積69い11km2,最高標高地491m(岳 浦山)で,広島湾南東部にあり,北の呉市とを分 1999年10月29日から11月1日の3日間であ ける幅100mの音頭ノ瀬戸は1165年平清盛によ る。 A,BおよびD地点において,えさとしてド って切り開かれた水路であるが(日外アソシエ ・−ツ株式会社編,1991),現在は音戸大橋によっ ッグフ−ド用ジヤ・−キ1一・を使ったパンチュ1−ト て本土と地続きになっている。能美島は,面積 ラップを設置し, 翌日の午前中に回収した。ま 賂7km2,最高標高地542m(野登呂U」)で,広島 た,CおよびD地点において,簡罠をモグラの 湾南部にあり,早瀬瀬戸を挟んで倉橋島と隣接 孔道に設置し,翌日の午前中に回収した。表1 し(日外アソシエー・ツ株式会社編,1991),早瀬大 に各地区におけるトラップの設置数を示す。 捕獲された/ト哺乳類は実験室に持ちかえり, 橋によって倉橋島と地続きである。江田島は, 面積29小97km2,最高標高地400血(クマン岳)で, 外部計測を行った。モグラについては,解剖し 広島湾南部にあり,地峡をへだでて能美島と地 て生殖器官を観察して性別を判別し,頭骨を取 続きである(日外アソシエ・−ツ株式会社編,1991 り出し,その全長を計測した。種の同定は阿部 ほか(1994)に従い,モグラ類の学名は, を一部修正)。 著者らは,瀬戸内海島喚部の小哺乳類相を明 らかにするために,これら3島でトラッピング Motokawa & Abe(1996)に従った.。 調査を行い,同3島においてアカネズミ A地点で2頭,B地点で3頭捕獲され,コウベ この結果,アカネズミAクOde肌〟55peCわ5〟5が AJ,Odem〟5甲eCわ5那,能美島と江田島においてコ モグラ〟oge/α仰g〟/αがC地点で2頭,D地点 ウベモグラ肋)gerα仰g〟′αを捕獲し,さらに, で1頭捕獲された(表1)。モグラの孔道は,A 能美島においてイタチ〟〟5Jeねsp.の死体を確認 およびB地点には見られなかった。採集された したので報告する。 小哺乳類の計測値を表2に示しておく。このほ か,1999年10月30日,能美島を移動中に,大 調査地は,A,倉橋町宇和木大自明川上流周 柿町飛渡瀬の海岸沿いの路上(標高10m)でイ 辺の広葉樹林内および休耕田(標高100−130 タチ〟〟5JeJαSp.の死体を発見した.(図1,E地 m);B,能美島沖美町野登呂山北西部斜面の林 道沿い(標高110−220m);C,同町木ノ下川中 流周辺の水田および休耕田の畦(標高 60− 点)。死体は全身押しつぶされて−おり,種を同 定することができなかったが,採集した下顎か 70皿);D,江∵田島町秋月の林道秋月線沿いのモ らイタチであることは確認できた。 これら3島における/ト晴乳類の分布に関する ウソウチクPん〆わ5加ゐγSんがeJOCγC克と広葉樹の ー23− OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 図1い 採集地点 点線は標高100皿を示す.. A,倉橋島倉橋町宇和木大自明川上流域(標高100−130m) B,能美島沖美町野登呂山北西部斜面(標高110−220m) C,同町木ノ下川中流域(標高60−70m) D,江田島江田島町秋月(標高50−150m) E,能美島大柿町飛渡瀬(標高10m) −24− OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 表1.採集結果.A・B・C地点周辺にはモグラの孔道が見られなかった.. アカネズミ 採集日 採集 コウベモグラ ♂ ♀(ワナ数) ♂ ♀(ワナ数) 地点 30.Oct.1999. 0 2 (100) B 31.Oct.1999. 0 3 (100) ︶ 6 ︵ 0 4 2 ︵ 0 31.Oct.1999. 1 D 1 31.Oct.1999. 1 C ︶ A 表2.捕獲されたコウベモグラ(Mw)とアカネズミ(As)の計測値一. 後足長 前足長 頭骨全長 標本 種名 採集 性別 体重 頭胴長 尾長 番号 [g][m][m] 地点 7 4 3 6 9 00 3 3 00 3 一 一 一一 一 一 5 一 一 +αは尾が途中で切れていたことを示す.標本番号984は妊娠しており, 9 4 1 5 2 7 1 3 00 5 2 1 5 4 2 7 2 7 OT 9 6 40.82 109..9 84.5+α ハリ −25− 0 5 3 ♀ ♀ 00 9 46.62 117.4 76.6+α 胎児数は4であった.. 2 7 2 B 4 B S A 2 S 9 B A 5 00 9 37.87 111仙1106..0 1 S OT A A ♀ S 46小01119…3 107..4 8 A A 44.06 114..5 108、.6 1 S 88..47 143..0 21.5 9 D A 78..88148.7 21..6 1 W 9 4 00 9 00 1 9 ♂ C M 0丁 W ♂ C M 9 9 W 9 00 9 M 8 9 8 88..33 147..8 19.8 [m] [m】 〔mm〕 OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ 情報は,阿部(1994)および子安(1995)に記載さ 阿部永・石井信夫・金子之史・前田蕃四雄・三 れておらず,それ以外の文献でも著者らの知る 浦憐情・米田政阻.1994.日本の晴乳類.東 かぎり記載は見られない。よって本報告が同3 海大学出版会.束泉.195pp丹 島における小哺乳類の初記録であると思われる。 子安和弘.1995.フイ、−ルドガイド足跡図鑑(1 版7刷).日経サイエンス社,東京.178pp.. 倉橋島でモグラの孔道は見られなかったが, 倉橋島は本土に近く,しかも隣接する能美島や 日外アソシエ・−・ツ株式会社綴.1g91.島映大事 江田島にコウベモグラが生息することから,生 典.日外アソシエー・ツ株式会社.東京。. 息する可能性はあるだろう。今後,A地点以外 MotokawaMandH.Abe.1996.Onthespecific でもモグラの孔道の有無を調べる必要がある。 names oftheJapanese moles of the genus Mogera (Insectivola,Talpidae),.Mammal Study21:115−123” 引用文献 ー26−