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観
光
課
【総括】
平成25年は20年に一度の伊勢神宮式年遷宮の年であり、内宮・外宮の参拝者数は過去最高の
1,420万人を記録しました。全国から伊勢志摩地域へ多くの観光客が訪れる好機を活かしながら、
鳥羽市への誘客と認知度を向上させることをコンセプトとして取り組みました。
鳥羽市における平成25年の年間総入込数は、約478万人で前年対比16.1%増加し、また宿
泊者数では、約201万人で前年対比17%増加する結果となりました。
6月2日には、映画「潮騒」の舞台となった神島へ2作目の主人公である吉永小百合さんが49年
ぶりに来訪し、島内外から訪れた約2,000人と交流を図りました。鳥羽みなとまつりでは、「鳥
羽の旅」をリリースした水森かおりさんのミニステージなどを開催し、11万5千人の方々で賑わい
ました。さらに、全国で一番多い海女の町・鳥羽をアピールするため、海女姿の女性100人が鳥羽
から東京までの間、PRキャラバンを実施するなど話題性のある事業に取り組み、いずれも多くのメ
ディアに取り上げられ、その結果、5億4千万円にもおよぶ大きな広告費換算額を生み出しました。
市内各地域では、夜の魅力向上のための取り組みや、地域資源を活用した体験プログラムの造成、島
と島をつなぐ「島むすび会議」によるイベントやツアー造成等、地域が一体となって取り組む機運の
醸成や事業企画のノウハウなどが蓄積されてきています。 また、鳥羽HOSUプロジェクトとして、海女文化や干す文化の継承および「伊勢海老・アワビ・
鯛」といった「日本の祝い魚」の消費拡大を目指した取り組みがはじまりました。菅島の伊勢海老の
干物やサメの干物である「サメのたれ」などの商品開発も盛んに行われるなど、漁業と観光の連携が
必要とされています。
【新たに実施した事業】
遷宮対策事業として、「御遷宮奉祝 海と愛に育まれた鳥羽の祝祭 ~鳥羽のあまちゃん100人
上京! 食と祝の祭典~」と題し、情報発信の中心地である東京都六本木ヒルズにおいて、海女姿
100人のPRキャラバン、首都圏真珠婚式、日本の祝い魚などのふるまいを実施しました。海女姿
100人が、鳥羽から東京まで、近鉄特急、新幹線、地下鉄を乗り継ぎ鳥羽をPRして歩く姿は、多
くのメディアに取り上げられました。また、結婚30周年のタレント夫婦を迎えた真珠婚式では感動
と笑顔で執り行われ、鳥羽への祝い旅の確立を目指す一助となりました。同時に開催した「日本の
祝い魚」などのふるまいでは長蛇の列が出来るなど、来場者に鳥羽の食を堪能していただけるイベン
トとなり、誘客促進につなげました。
他にも、吉永小百合さんが再訪した「神島・潮騒交流促進事業」、100人ほどの海女が一斉に海
に入り神宮にお供えする鮑を獲る「御潜神事の再現イベント」の実施、「島遺産100選ガイドブッ
ク」制作、「鳥羽駅前花歓迎空間整備事業」、「海女文化やみなとまち文化のブランド確立支援事業」
など、鳥羽の魅力を充分に発信する事業を展開しました。
【予算執行を伴わない事業】
鳥羽市、鳥羽磯部漁業協同組合および観光関係団体で「鳥羽市HOSUプロジェクト協議会」を発
足し、農林水産省の「食のモデル地域」の認定を受け、首都圏における「日本の祝い魚」の情報発信
を行いました。これは農林水産省から協議会への直接補助であり、日本食の特徴である「干す」文化
の継承と消費拡大を目的として展開し、漁業と観光の連携促進を考えるきっかけとなった事業です。
-202-
2 総務費
(項) 1 総務管理費
(目) 5 財産管理費
(款)
予算現額
事業
区分
財 源 内 訳
決算額
146,440
(単位:千円)
国庫支出金
県支出金
地方債
繰入金
その他
146,091
一般財源
146,091
3 基金積立金
146,091
観光振興事業
千円
事項別明細書 P 60 ~
予算現額
146,440
千円
決算額
146,091
千円
0
千円
翌年度繰越額
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
(前年度決算額)
113,506 千円
将来にわたる観光の振興、環境衛生施設の整備、消防施設その他消防活動に必要な施設の整備
費用の財源として、鳥羽市観光振興基金を積み立てました。
式年遷宮による効果等も大きく、入湯客数が増加し、観光振興基金積立額が増加しました。
・平成23年度積立金 121,263,309円
・平成24年度積立金 113,506,207円
・平成25年度積立金 146,091,071円
2 総務費
(項) 1 総務管理費
(目) 6 企画費
(款)
予算現額
財 源 内 訳
決算額
214
事業
区分
(単位:千円)
国庫支出金
県支出金
地方債
繰入金
その他
一般財源
33
33
3 友好都市提携事業
33
千円
事項別明細書 P 62 ~
214
千円
33
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
0 千円
予算現額
友好都市提携事業
決算額
まちづくりの目標 5-2【行政経営】効率的で心のこもった行政経営を進めよう
鳥羽市と友好都市宣言を締結している兵庫県三田市を中心に地域間の交流を進めることを目的
に交流事業を実施しました。
平成25年9月21日に三田市で開催された「さんだ秋の観光と味覚まつり」には鳥羽市から
参加し、ステージイベントにおいて観光情報などの発信を行いました。また、鳥羽市で開催され
たイベントにおいて三田市ブースを開設し、特産品の販売を行うなど、両地域の交流を深めるこ
とができました。
また、平成25年11月10日には災害協定を締結している岐阜県美濃市の産業祭で観光PR
ブースの出展を行うことにより、両地域の交流を深めることができたと同時に鳥羽の観光情報の
発信につながりました。
-203-
6 商工費
(項) 1 商工費
(目) 4 観光総務費
(款)
予算現額
67,757
事業
区分
決算額
(単位:千円)
財 源 内 訳
国庫支出金
県支出金
地方債
繰入金
66,951
その他
1,203
1 観光給与等管理費
59,947
観光一般管理経費
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
一般財源
65,748
千円
事項別明細書 P 168 ~
予算現額
60,725
千円
決算額
59,947
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
56,209 千円
職員人件費9名分(うち伊勢志摩観光コンベンション機構へ2名派遣)のほか、一般事務経費
として、パンフレット発送、統計調査事務費、公用車維持管理など観光関連の事務を円滑に進め
効率化につなげました。
また、嘱託職員1名を雇用し、市内外からの鳥羽観光への問い合わせやメディア対応、海外か
らの取材等への対応を行い、情報発信に努めました。
観光客数(人)
事業
区分
宿泊者数(人)
H20
4,672,479
2,164,334
H21
4,296,618
1,941,362
H22
4,540,049
1,975,363
H23
4,207,570
1,789,634
H24
4,120,230
1,718,443
H25
4,784,263
2,009,880
2 観光基本計画管理事業
1,203
観光基本計画管理事業
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
千円
事項別明細書 P 168 ~
予算現額
1,230
千円
決算額
1,203
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
1,113 千円
後期アクションプログラムを実行するための管理事務を円滑に行いました。
平成25年7月31日に、地域の魅力を地域住民が再認識し、新しい価値を共に築き上げ、観
光振興につなげることを目的として「鳥羽市観光キーパーソン事例発表会」を開催しました。
発表会では、観光キーパーソンとして、相差町の宿泊施設の女将たちでつくる女将会、浦村ア
サリ研究会、島の旅社推進協議会を迎え、団体の取り組み発表や意見交換により観光事業者をは
じめとした地域の人々の観光に対する士気を高めることができました。
○主な財源 観光振興基金 1,203千円
-204-
事業
区分
3 コンベンション誘致事業
5,801
観光コンベンション機構
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
千円
事項別明細書 P 168 ~
予算現額
5,801
千円
決算額
5,801
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
5,747 千円
伊勢志摩観光コンベンション機構
5,801千円
伊勢志摩周辺の市町と三重県および管内商工会議所、観光協会、旅館組合、交通機関、民間団
体などで構成され、伊勢志摩広域での集大会誘致と観光振興や官民一体となった広域連携による
スケールメリットを活かした情報発信や誘客促進、観光基盤整備等の様々な事業に取り組む同機
構へ負担金の支出と職員の派遣を行いました。
平成25年度では、首都圏・中部圏・関西圏でのイオンモールや商業施設、SA・PA等での
積極的な観光展連携事業の実施、メディア・テレビ等への情報提供と露出拡大、県・セントレア
と連携した東北・九州等遠隔地でのプロモーション、三重県観光キャンペーンと連動した新たな
切り口の伊勢志摩周遊企画プランの実施等を展開しました。また、受入体制整備事業では「和食
検定」の団体受験・セミナーの実施、12月にユネスコの世界無形文化遺産に登録された「和食
文化」と伊勢志摩の食文化をおもてなしに活かす取り組みを実施しました。
□情報発信事業
伊勢志摩地域広域でのスケールメリットを活かし、テレビやラジオ、パンフレットなどの他、
フェイスブック・ツイッター等のSNSなど様々な媒体を利用した情報発信を行うほか、専門
誌、新聞等へ広告協賛等を行い伊勢志摩地域全体をPRしました。
また、伊勢志摩のイメージアップや観光誘致を目的に作成した『伊勢志摩観光ガイドブック
「美し国 伊勢志摩」』を基に新たな情報の修正を加え、日本語版および英語版(各20,000部)
を作成しました。各市町や観光協会等の案内所および県観光連盟、中部国際空港セントレアの
案内所に配置することで、国内だけでなく国外における伊勢志摩地域の観光情報の発信に寄与し
ました。
□みえ・美し国エクスプレス運行支援
中京圏から伊勢志摩への誘客促進を図るため平成17年度から開始した「みえ・美し国エクス
プレス」シャトルバスの運行支援を行いました。年間利用者数は、遷宮年ということもあり対前
年比116%の12,805人でした。
□コンベンション開催の誘致活動および開催支援
県内の企業、行政機関、大学、各種団体支部への恒常的な個別セールスを行うと共に、これに
連動した旅行エージェント等へセールスを実施した結果、年間で18件(参加人数19,026
人、参加延べ人数41,962人)のコンベンション大会を誘致しました。
□フィルムコミッション推進事業
映像を通した地域の魅力の再発見、伊勢志摩地域の魅力のPRを図るため、映像作品の誘致の
ための窓口業務や制作会社等からの問合せ対応や取材及び撮影へのサポート件数は75件(テレ
ビ51、映画7、CM6、書籍1、ポスター・Web等10)となっています。
また、延べ250名のエキストラを派遣しました。
また、各種イベントへの共同・参画、FC事業推進委員会を2回開催しました。
-205-
観光コンベンション機構
□伊勢志摩WAONカード発行事業
イオンリテール株式会社と当機構の包括協定により、流通ビジネスによる観光振興事業の一環
として、イオン店舗内のPR会場を無償で提供していただき、伊勢志摩のPRをかねてWAON
カードの販売を行いました。WAONカード利用総額の0.1%である1,785,015円が
コンベンション機構に寄付され広域観光振興事業に活用されています。
□美し国伊勢志摩受入体制整備事業
伊勢志摩地域の観光資源である食の知識を深め、より細やかな「おもてなし」が提供できる人
材を育成するため、ユネスコの無形文化遺産へ登録された和食に関する研修会を開催しました。
また、和食に関する見識を高め、認知度およびホスピタリティの向上のため、「和食検定」の団
体受検環境を提供しました。
・和食研修会 開催日:平成25年6月27日 参加者数:18人
・和食検定受検 開催日:平成25年10月24日 参加者数:5人
□観光振興プラン策定事業
平成19年9月に策定された「伊勢志摩観光振興プラン」が、平成25年度までの6年間を計
画期間としており最終年度を迎えたことから、遷宮後の5か年を計画期間とした第2次「伊勢志
摩観光振興プラン」を策定し、伊勢志摩ブランドコンセプトに基づいた伊勢志摩広域観光戦略を
取りまとめました。
・策定委員 伊勢志摩観光コンベンション機構に設置された「観光企画委員会」委員16人
・策定経過 委員会開催7回
・計画期間 平成26年度~平成30年度(5か年)
・理念 「観光立圏」伊勢志摩経済圏の活性化
・伊勢志摩ブランドコンセプト 神宮文化、御食つ国食文化、国立公園の自然、海女文化
・基本戦略 魅力の向上、満足度の向上、情報発信・誘客力の強化、協働推進体制の強化
6 商工費
(項) 1 商工費
(目) 5 観光振興費
(款)
予算現額
決算額
264,948
事業
区分
251,270
(単位:千円)
財 源 内 訳
国庫支出金
7,907
県支出金
8,760
1 観光振興事業
地方債
繰入金
その他
116,259
151,468
観光振興推進事業
677
千円
臨時職員
117,667
事項別明細書 P 170 ~
予算現額
148,619
千円
決算額
145,806
千円
0
千円
翌年度繰越額
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
一般財源
(前年度決算額)
117,777 千円
2,993千円
臨時職員1名を雇用し、市内外からの鳥羽観光への問い合せやメディア対応、鳥羽への誘客促進
を図るため、情報発信ツールの作成や活用及び伊勢神宮と合わせたPR活動などを行いました。
-206-
観光振興推進事業
観光パンフレット制作
1,468千円
市内の観光情報や食に関するパンフレットの制作や離島ウォーキングマップの改訂などを行い
ました。これらのパンフレットは様々なPRキャラバンで配布される他、全国からの電話依頼に
に対して観光課から郵送を行うなど幅広い場面での情報発信に活用しています。
〇パンフレット等印刷
鳥羽食探訪冊子(増刷2,300部)
離島ウォーキングマップ(新規制作32,000部)
名刺(恋とば・定期船・真珠婚デザイン、台紙形式14,000枚、シート形式9,000枚)
おいしい鳥羽パンフレット(増刷10,000部)
鳥羽市観光案内所運営業務
8,289千円
鳥羽市および伊勢志摩地域の観光施設、交通機関、旅館、食事場所、土産品店舗等の案内およ
び外国人観光客への対応を行いました。
また、実際に市内の観光スポットへ出向き、より分かりやすく交通経路等の説明をするため、
手作りの経路図を作成するなどし、観光案内所の機能向上を図りました。 年度
利用者数
H23
77,789人
H24
80,786人
H25
86,316人
<負担金>
三重の観光営業拠点運営協議会
3,000千円
三重県内の観光資源の磨き上げや、地域が主体となって企画する旅行商品化への支援およびそ
れらの流通促進、観光と物産の情報発信等を図りながら、県内への誘客や消費拡大の促進を目的
として取り組みました。
○運営体制
協議会事務局 (公社)三重県観光連盟
会員 三重県、13市町
賛助会員 (公社)伊勢志摩観光コンベンション機構
○事業実績
・マーケティング&セールス事業
鳥羽市の「食」の魅力をPRするため「日本の祝い魚」「三世代海女」および「HOSUプロ
ジェクト」への支援を行い、首都圏・関西圏・中京圏の各大手旅行会社のパンフレットに掲載し
統一感を出した宿泊プランの販売につながりました。
・中京圏でのPR事業
「桜通りカフェ」での展開や東急ハンズ名古屋店との連携による三重県物品の展示・販売を行
いました。
〇伊勢・鳥羽・志摩Weekの実施
観光PRと鳥羽の食材を使用したオリジナルメニューの提供(来店者数2,270人)
〇FM愛知での観光PR
〇桜通りカフェメディアミーティングの実施(参加媒体8社)
〇東急ハンズ「三重県土産」「ご当地キャラフェス」等の実施(来場者:約20,000人)
-207-
観光振興推進事業
・関西圏でのPR事業
関西圏からの誘客に繋げるため、「関西じゃらん」「日本旅行」とタイアップした企画を実
施しました。
〇関西じゃらん掲載(発行部数:108,000部)
〇スマートフォンアプリ週刊じゃらん(ダウンロード数:19.2万件)
〇日本旅行「なっ得スペシャル伊勢志摩三重の旅」掲載
・発行部数:60,000部(2,000人宿泊予約実績)
・日本旅行代理店舗での観光PR(4店舗)
・カリスマ添乗員と行くエスコートツアー(参加者37人)
・旅行会社企画担当者招聘および意見交換会
既存の地域企画型旅行商品の磨き上げと、商品企画を探るため、企画担当者を招聘し、鳥羽の
地域資源を活用した体験プログラム「ぐるとば」等を紹介し、地域に宿泊し共通の特典や体験が
出来るような仕組みづくり等の意見交換を行いました。
伊勢志摩キャンペーン(せんぐう旅博)
4,500千円
平成25年度は、遷宮行事のクライマックスであり、新旧の御正宮を同時に見ることが出来る
20年に一度の機会となるため、従来の3市に加え、玉城町、度会町、南伊勢町の3町が参画し
名称を「せんぐう旅博」と改め、25年7月から26年3月末までの周遊キャンペーンを展開し
ました。
○事業展開
オフィシャルガイドブック制作(前期・後期合わせて24万部作成)
「旅博インフォメーション」拠点施設を12ヶ所設置
伊勢志摩スペシャルプレゼント(応募総数17,308通)
極上の伊勢プレゼント(応募総数3,091通)
顔出しパネル設置(11ヶ所に設置)
広報事業
広告出稿:新聞3紙、雑誌等5誌、フリーペーパー1紙
パブリシティ:新聞1紙、雑誌等5誌、メールマガジン
誘客宣伝事業
旅行会社店頭展開:上期下期合わせて1,819店舗で紹介
旅行商品掲載:個人型42商品、団体型10商品造成
インターネット旅行誘客:トラベルニュース配信90万通、予約者数18,832人
伊勢志摩国立公園協会
1,447千円
伊勢志摩国立公園協会への負担金を支出し、伊勢志摩国立公園の維持管理・情報発信、ビジ
ターセンターの運営管理を行いました。
・伊勢志摩エコツーリズム推進の広報事業
2014年版カレンダー「未来に残したい伊勢志摩海岸線物語」を200部作成し、伊勢志摩
の四季折々の魅力をホームページで情報発信しました。
・鳥羽ビジターセンターの運営
-208-
観光振興推進事業
夏季には鳥羽まちなみ水族館とタイアップした紙粘土教室、冬季にはクリスマスキャンドル教
室を開催しました。また、「富士井和正氏 遺作展」として手作りの海女人形を約110点を展
示し、あわせて鳥羽ビジターセンターを海女をテーマに改装し、来館者の増加を図りました。
年度
ビジターセンター利用者数
H23
6,186人
H24
7,097人
H25
7,544人
テレビ番組制作
1,500千円
鳥羽市、伊勢市、志摩市、南伊勢町の各市町の負担金と民間企業の共催により、地元で活躍す
る人に焦点をあて、人とふれあいながら町の魅力に迫る三重テレビの番組「ええじゃないか」を
制作し、3市1町の魅力的な資源や旬の情報発信を行い、誘客促進を図りました。
番組は毎週月曜日の午後7時からの55分間の放送で、年間13回の放送分の内、鳥羽市枠と
して4回放送しました。また、三重テレビ放送だけではなく広範囲で放送されており、県外では
関東(テレビ埼玉、千葉テレビ、テレビ神奈川、とちぎテレビ)、関西(奈良テレビ、サンテレ
ビジョン、KBS京都)、中部(岐阜放送)の9局で放送され、地上放送エリア内世帯数として
は、25,926千世帯(対全国世帯比:50.1%)となりました。
視聴者プレゼントでは、関東から関西(1都2府9県)にわたり、合計182,466件の応
募がありました。
三重県観光連盟
552千円
三重県観光の振興のため、情報発信等の事業を中心に積極的な事業展開を進めました。
・観光情報提供事業
ホームページ「かんこうみえ」やメールマガジンによる情報提供を行いました。 ホームページアクセス件数 35,810,044件 メールマガジン配信件数 17,017件
・季刊観光情報紙「観光三重」の発行
作成部数 年4回 夏号24万部、秋号25万部、冬号・春号24万部
配布先 会員・主要駅・サービスエリア・全国旅行代理店・マスコミ等 約2,850件
・三重県PR冊子(三重の観光ガイド)作成
作成部数 A4版 64P 10万部
・あいち・ぎふ・みえ産業観光スタンプラリー
パンフレット作成部数 ガイドブック 36,000部 ラリーカード 70,000部
ポスターB2作成部数 240枚
三重県内参加施設数 68施設(延べ訪問者数 7,122名)
・三重県観光情報提供会への参加
平成25年7月10日 大阪市 ハートンホテル北梅田 参加者74名
平成25年7月18日 名古屋市 名古屋三交ビル 参加者39名
平成24年10月25日 大阪国際会議場 参加者61名
平成26年1月31日 東京都中央区 ロイヤルパークホテル 参加者343名
平成25年1月18日 六本木・東京ミッドタウン 参加者318名
平成26年3月24日 大阪市 ハートンホテル北梅田 参加者68名
平成25年3月19日 帝国ホテル大阪 参加者70名
平成26年3月26日 名古屋市 名古屋三交ビル 参加者30名
-209-
観光振興推進事業
伊勢志摩学生団体誘致委員会
600千円
小・中・高校を含め、年間約73,000人の教育研修旅行客が訪れる鳥羽市において、更な
る学生団体の誘致を行うため、伊勢志摩地域における教育研修旅行の継続を図り、新規に訪れる
学校数を増やすことを目的とした同団体へ負担金を支出しました。
平成25年度は東京都・神奈川県を対象とした首都圏の公立中学校156校と神戸市などの関
西圏の公立小学校257校をターゲットに誘致活動を展開した他、ガイドブックやパンフレット
の作成、旅行エージェントの視察招聘を行いました。
・誘致実績 学校数:13校 人数:1,950名
・伊勢志摩学生団体旅行ガイドブック「伊勢志摩へおいないさぁ」 4,000部作成
・誘致活動用各種モデルコースパンフレット(関西版) 1,000部作成
・伊勢志摩修学旅行体験学習発表会の開催(兵庫県神戸市)
・伊勢志摩教育旅行等最新情報交換会の開催
・伊勢志摩現地視察招聘事業の実施
・あおぞら号に関わる伊勢志摩修学旅行情報交換会
<補助金>
鉱泉源保護管理整備費
62,610千円
鉱泉源を活かした観光振興および鉱泉源の保護管理、施設整備を図るため、鉱泉浴場の適正な
保護・管理のための費用や温泉を利用した誘客宣伝事業等に係る費用について、鳥羽市温泉振興
会に補助金を支出しました。
湯槽水質調査(レジオネラ菌、大腸菌群等4項目調査・年2回)、湯量調査(年2回)の実施
による温泉の品質保持に努め、また、温泉まちづくり研究会への参画、先進地研修(鹿児島、指
宿、福岡)や部会活動による観光振興を図りました。
また、温泉と神宮参拝を合わせた禊湯(みそぎゆ)を提唱するなど、式年遷宮の好機を活かし
た仕組みづくりを行い、新しい魅力づくりに努めています。
平成25年度における鳥羽市温泉振興会会員施設の宿泊客数は1,331千人で、前年対比
15.5%の増加となりました。今後も鉱泉源の品質保持のため水質検査等施設整備を行い、
安心・安全のイメージの確立に努め「鳥羽温泉郷」の認知度向上と誘客促進に努めます。
観光地域ブランド確立支援
7,450千円
地域独自の価値を活かした国内外から選好される魅力ある観光地域づくりを促進するため、海
女文化、みなとまち文化を活かした魅力づくりを行う鳥羽商工会議所への支援を行いました。
式年遷宮の好機を活かし、NHKテレビドラマ「あまちゃん」人気に後押しされるなど、「海
女」をテーマとした情報発信の効果は高いものとなりました。
・みなとまち文化ブラッシュアップ事業
江戸川乱歩マニアをターゲットとしたイベントや、「香り」をテーマとしたまちめぐりマップ
の制作と周知を図るなど、旧市街地の周遊促進に努めました。
・海女文化ブラッシュアップ事業
美術大学との連携によるアートイベントを開催するなど、「海女のまち」を大きく打ち出し、
海女文化の世界遺産登録に向けた気運の醸成に努めました。
〇主な財源 観光振興基金 7,450千円
-210-
観光振興推進事業
鳥羽みなとまつり大会
9,017千円
第58回鳥羽みなとまつりは、鳥羽マリンターミナルの緑地公園に特設ステージを設置し、明
野航空学校による編隊祝賀飛行、九鬼家ゆかりの地・三田市の三田太鼓、鳥羽市の九鬼水軍太鼓
の演奏、鳥羽市と防災協定を締結している長野県飯島町の特産品の販売、水森かおりさんのミニ
ステージ等を開催し、約11万5千人の来場者で賑わいました。
花火のカウントダウンには三重県知事が駆けつけ、水中花火や虹にちなんだ花火約4,000
発が打ち上がり、伊勢志摩を代表する夏のイベントとなりました。また、体中に響く花火は、花
火師が選ぶ水中花火10選に選ばれています。
花火による火災が発生したこともあり、警備および防火対策の強化が必要です。
〇主な財源 観光振興基金 3,017千円
伊勢志摩地域・鳥羽市外国人観光客誘致促進協議会
2,500千円
インバウンド事業は、国や県としても重要施策のひとつであり、伊勢志摩地域での外国人観光
客誘致のための中心的役割を担う伊勢志摩地域・鳥羽市外国人観光客誘致促進協議会への支援を
行いました。
台湾旅行会社招聘事業として、中部国際航空利用促進協議会、鳥羽伊良湖航路活性化協議会と
連携し、中部国際空港利用率上位10社の台湾旅行社の商品造成担当者を招聘し、伊勢志摩地域
及び愛知県を視察した結果、8社が商品造成し、447名の来訪実績がありました。
個人旅行者(FIT)対象の地域文化ウェブ発信事業として、アメリカ、台湾、韓国、香港の
記者を招聘し、各言語圏による興味を持つポイントの違いを確認しながら、情報発信を行う事業
を実施しました。
中国ゴルフPR・商品造成支援事業として、中国のゴルフ雑誌2社の記者およびカメラマンを
招聘し、「ゴルフ」「週刊ゴルフ」で記事が掲載されました。
雑誌への記事出稿として、台湾・香港および国内空港等で配布されている「グッドラックトリ
ップ中部」において、8ページの記事を掲載しました。
ホームページ作成事業として、伊勢鳥羽志摩を包括する多言語サイト(英語、繁体字、韓国 語)のサイトを構築しました。
このほか、協議会ではワーキンググループを組織し、今後観光客の増加が期待される台湾市場
の勉強会等を実施するなどインバウンド推進に積極的に事業を展開しています。
〇主な財源 観光振興基金 500千円
佐田浜駐車場観光対策支援事業
12,500千円
各離島の旅館へ宿泊する観光客及び団体旅行客を受け入れるため鳥羽市開発公社へ補助金を支
出し、離島観光の交通アクセスにおけるハンディを補完し、また大型観光バス受入体制を強化す
ることで誘客を行いました。
離島宿泊者分
大型バス分
H23
10,241台
1,110台
H24
9,871台
1,272台
H25
10,680台
1,298台
-211-
観光振興推進事業
市観光協会
18,600千円
鳥羽市観光協会が行う観光振興事業を支援し、市内における誘致・交流イベントの開催や、受
け入れ体制づくり、県内外における観光PRなどを実施しました。
従来より実施する年間を通した多彩なイベントの開催により、直接の誘客のみならず鳥羽観光
の定着したイメージ発信を図りました。
○主なイベント
真珠婚式 77組参加
真珠婚パック商品 17組参加
鳥羽ビルフィッシュトーナメント 46艇196人参加
鳥羽クラフト展 78ブース出店 のべ3,000人来場
鳥羽のおいしいハイキング 416人参加
グラウンドゴルフ大会 451人参加
答志島1周シーカヤックトライアル 25人参加
ポケモンステージショー 800人参加
また平成25年度は遷宮年であったこともあり、例年の事業に加え特別事業を実施しました。
○遷宮対策事業
お白石持ち行事へ参加される方を対象として、ペットボトルの水を配布するおもてなしの実施
や、遷宮を祝い観光客を歓迎する10分間の打ち上げ花火などを行いました。
お白石持ち行事における水の配布数 30,000本(7月26日~8月31日)
○海女文化世界遺産登録応援事業
海女文化の世界遺産登録に向けた機運醸成や海女文化を活用した鳥羽の観光PRを図るため、
大勢の海女が一斉に海に潜り、神宮にお供えする鮑獲りを行う歴史ある「御潜神事」の再現イベ
ントを開催しました。当日は、国崎町老の浜に鳥羽・志摩の海女総勢93人が集まり、多くのカ
メラマンや取材陣が訪れました。
○祝い旅確立事業
東京六本木ヒルズアリーナで開催した「御遷宮奉祝 海と愛に育まれた鳥羽の祝祭~鳥羽のあ
まちゃん100人上京!食と祝の祭典~」において、鳥羽の「祝い」表現として結婚30周年を
祝う「真珠婚式」を開催することで、「祝いの旅は鳥羽へ」をテーマに首都圏で情報発信に取り
組み、鳥羽での「祝い旅」の確立を図りました。
この真珠婚式には、首都圏から5組の真珠婚夫婦のほか、結婚30周年を迎える大和田獏、岡
江久美子夫妻にもご参加いただき、話題性のある真珠婚式でメディアへの露出を図りました。
〇主な財源 観光振興基金 9,353千円 地域活性化支援事業補助金(県補助)2,000千円
-212-
観光振興推進事業
日台観光サミット
327千円
日台間の双方向の観光交流を促進するため、より緊密な連携を図ることを目的として、具体的
に双方が意見交換する場として、三重県の主催により、鳥羽を中心とした「2013日台観光サミッ
トin三重」が開催されました。
鳥羽では、ミキモト真珠島と鳥羽水族館が視察先の対象となり、宿泊先の鳥羽シーサイドホテ
ルでは交流会が開催され、有意義な観交流を行い、誘客促進を図りました。
また、鳥羽市観光キャンペーンガールの三世代海女による観光PRを行いました。
〇主な財源 観光振興基金 327千円
観光振興推進事業【繰越明許】
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
予算現額
5,000
千円
決算額
5,000
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
0 千円
過疎集落等自立再生緊急対策事業(繰越明許費)
5,000千円
国の緊急経済対策のための補助メニューである過疎集落等自立再生緊急対策事業(国庫補助、
補助率10/10)を活用し、菅島町内会を中心として、鳥羽磯部漁業協同組合菅島支所青壮年部や、
菅島旅館組合等が実施する「風の島(菅島)PR事業」への支援を行いました。
菅島町の地域資源を活かし、「伊勢えびの干物」や「サメのたれ」など商品開発を行い、それ
ら特産品や島の観光資源などを紹介するパンフレット等を作成しました。商品開発には菅島町の
住民から意見を聴くなど、地域一丸となって取り組み地域への愛着や誇りの醸成に努めました。
また、しろんごまつりや各種イベント等では、開発した商品のアンケート調査を実施し、改良
を重ね、伊勢神宮外宮への奉納を行いました。奉納を認められた商品には「外宮奉納」ラベルを
貼付することが出来、商品の魅力付けとなりました。
さらに、各種イベントや鉄道会社が主催するツアーとの連携を行うなど、積極的な情報発信を
行い、市内外の飲食店での提供が決定するなどの成果を得ています。
〇主な財源 過疎地域等自立活性化推進交付金 5,000千円
鳥羽市ユニバーサル観光サービス促進事業
予算現額
262
千円
決算額
262
千円
0
千円
翌年度繰越額
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
(前年度決算額)
伊勢志摩バリアフリーツアーセンター観光客サポート事業
628 千円
262千円
高齢者や障がい者の方など誰もが訪れやすい観光地づくりを推進するとともに、バリアフリー
観光先進地としての鳥羽の魅力を高めるため、NPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンター
が実施する事業に対して補助を行いました。
移動円滑化事業として、高齢者や障がい者等が市内の移動を円滑に行い、観光を楽しむことが
出来るよう、車いす等の貸し出しを行いました。(貸出数:車いす155件、ベビーカー119件)
また、ブログの更新やパンフレットの作成を行い情報発信に努めました。
〇主な財源 観光振興基金 30千円
-213-
鳥羽市観光駐車場対策事業
予算現額
400
千円
決算額
400
千円
0
千円
翌年度繰越額
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
200 千円
(前年度決算額)
鳥羽市臨時駐車場対策支援事業
400千円
観光繁忙期に市内に臨時駐車場の開設等を行い、交通渋滞緩和による観光客の利便性向上、市
民の生活道路の確保を図りました。平成25年度は、ゴールデンウィーク期間中に大型客船の入
港などもあり、佐田浜エリアの混雑が特に予想されたため、交通整理員を配置するなど交通対策
を強化し、円滑な客船の受入れや渋滞の緩和を図りました。
臨時駐車場利用台数
ゴールデンウィーク 945台
お盆 1,339台
年始 188台
○主な財源 観光振興基金 200千円
事業
区分
2 観光施設維持管理事業
13,946
観光施設維持管理事業
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
公衆便所維持管理(清掃業務)
千円
事項別明細書 P 172 ~
予算現額
5,671
千円
決算額
5,506
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
6,612 千円
1,886千円
公衆トイレ(佐田浜、ミニパーク、安楽島海水浴場、答志椿公園、樋の山、相差千鳥ヶ浜、
国崎、面白展望台)の定期的な清掃、浄化槽保守点検などの維持管理を行い、観光客の方々が
快適・安全に利用していただけるよう努めました。
近畿自然歩道パトロール員業務
659千円
神島、菅島、答志島、青峯山・朝熊山の近畿自然歩道において、歩くことの楽しさを体験して
もらうため、安心・安全に利用していいただける歩道として、維持管理・清掃を行いました。
パトロール員による委託区間における定期的なパトロール(年4回)と台風、豪雨その他の災
害の直後におけるパトロールや草刈作業を実施しました。菅島において管理施設である公衆トイ
レのブロアが故障する事態が発生しましたが、三重県と協議のもと修繕を行いました。
また、同じく菅島町において遊歩道沿いの高所にハチの巣があったことから、専門業者に依頼
し、除去作業を行いました。
〇主な財源 三重県からの委託料 516千円
安楽島海水浴場維持管理業務
1,383千円
海水浴場の開設に伴い、海浜や施設の清掃等の維持管理、廃棄物処理を実施し、安心・安全に
利用できる海水浴場の運営を行いました。三重県が実施する水質調査では最高ランクの評価を得
ています。
-214-
観光施設維持管理事業
開設期間
7月1日~8月31日
利用人数
H23
7,421人
H24
6,228人
H25
8,220人
鳥羽展望台維持管理事業
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
予算現額
8,441
千円
決算額
8,440
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
5,146 千円
箱田山園地(鳥羽展望台)に係る維持管理業務
4,609千円
パールロードのドライブイン機能として箱田山園地(鳥羽展望台)の利用促進および自然保護
を行いながら、周辺施設であるトイレ、駐車場広場の清掃、木の剪定や電気設備保守管理など箱
田山園地施設の維持管理に努めました。
〇主な財源 ふるさと創生基金 845千円
土地賃借料
859千円
箱田山園地(鳥羽展望台の浄化槽用地、公衆トイレ用地、駐車場用地として土地を借上げまし
た。)
鳥羽展望台変電設備改修工事負担金
2,972千円
鳥羽展望台の変電設備の老朽化に伴う改修工事費を負担しました。
事業
区分
3 観光基本計画推進事業
81,626
千円
事項別明細書 P 172 ~
13,400
千円
6,137
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
12,951 千円
予算現額
観光案内サイン整備事業
決算額
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
観光案内サイン整備事業
6,137千円
平成21年度に策定した鳥羽市観光案内サイン整備事業計画に沿って、来訪者や沿道利用者の
利便性と満足度を向上させ、滞在時間の延長を図ることを目的に案内サインの整備を行いまし
た。
サインの整備にあたっては、離島地区3地区の総合案内サインを張り替えを行うことにより、
よりわかりやすい観光案内と誘導につながりました。
また、鳥羽一丁目の歓迎看板において、既設の支柱を活かして歓迎看板部分のみを撤去し、
看板や造作物を取り換えて設置する整備を行う予定でしたが、構造計算上の理由から新規に看
板を取り付けることが不可能であると判明しました。また、支柱も含めた歓迎看板の全部を撤
去し、新たに整備することも検討しましたが、予算に見合わないことから、歓迎看板の設置を
見送りました。
-215-
観光案内サイン整備事業
総合案内サイン 3基(坂手町、菅島町、桃取町)
看板移設 1基(安楽島町)
補強工事 1基(桃取町)
〇主な財源 観光振興基金 6,137千円
ホスピタリティ戦略事業
予算現額
1,598
千円
決算額
1,597
千円
0
千円
翌年度繰越額
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
(前年度決算額)
鳥羽市バリアフリー観光促進事業
562 千円
337千円
ゴールデンウィークや夏期の繁忙期に鳥羽駅を利用する観光客の満足度向上を図るため、事前
研修を受けたボランティアガイド(延べ73人)による観光案内や車いす、ベビーカーの無料貸
出しおよび介助を行いました。「駅ボラ」という愛称で定着し、観光客からも大変好評であり、
バリアフリー観光先進地としてのイメージアップにつながっています。
〇主な財源 観光振興基金 337千円
鳥羽市バリアフリー観光啓発事業
1,260千円
体の不自由な方や高齢者およびベビーカー利用を伴う来訪者に対し、より安全で安心していた
だける観光地を目指し、観光事業者を対象としたバリアフリー意識向上のための勉強会を開催し
ました。(鳥羽地区1回、相差地区1回)
また、観光事業者からバリアフリーを意識した観光客の受入れに対する相談を受け、アドバイ
ス等を実施しました。 (アドバイス件数21件)
さらに、市内のバリアフリー観光情報および便利な補助具や補装具の紹介をを中心としたパン
フレットを作成し、来訪者が安心して鳥羽を周遊していただけるよう努めています。
〇主な財源 観光振興基金 1,260千円
旅行商品・プロモーション戦略事業
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
エコツーリズム推進事業
予算現額
11,192
千円
決算額
11,050
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
49,107 千円
300千円
市内の各産業の持続と活性化を目指し、豊かな自然や歴史・文化など地域固有の資源について
地域内の合意形成を図りながら効果的な活用と保護の両立を進めるエコツーリズムを推進する
ため、鳥羽市エコツーリズム推進協議会の活動支援を行いました。
平成25年度の事業は、様々な主体が参画する鳥羽市エコツーリズム推進協議会を3回開催し
ました。また、具体的に事業を推進するため「循環・連携部会」と「普及啓発部会」の2部会を
それぞれ1回開催しました。
-216-
旅行商品・プロモーション戦略事業
鳥羽市エコツーリズム推進協議会の取り組みが、今後の地域振興、観光振興の全国的モデルと
なることが期待できると評価され第9回エコツーリズム大賞において特別賞を受賞しました。
エコツーリズム推進法に基づき、地域のエコツーリズム推進構想である「鳥羽エコツーリズム
推進全体構想」を策定し、平成26年3月13日付けで国からの認定を受けました。この全体構
想の認定については、全国では4番目の事例となり、県内では初の事例となっています。
そのほか、鳥羽エコツーリズム推進全体構想の製本、鳥羽エコツーリズム普及にかかるノベル
ティの作成、エコツーリズムを知るきっかけとなるセミナーとして「エコツーカフェin鳥羽」を
開催するなど普及定着を図りました。
〇主な財源 観光振興基金 300千円
広告宣伝戦略事業
10,000千円
鳥羽市広告宣伝戦略委員会を組織し、柔軟な発想やアイデアを出し合い、鳥羽市の観光関係団
体が方向性を一つにした効果的な広告宣伝活動を展開し、鳥羽市への誘客促進を図りました。
首都圏におけるイベント開催時のメディア誘致のための情報発信や、パンフレット制作等を行
いました。
鳥羽をプロデュースし応援する団体としての「鳥羽108人隊」の企画から「アナバナトバ(穴
場な鳥羽)」の情報発信、全国的にトレンドであった「恋するフォーチュンクッキー鳥羽市バー
ジョン」の制作、「鳥羽の匠」動画の制作を行い、旬な鳥羽の情報を発信し続けました。
また、式年遷宮を好機に伊勢神宮から鳥羽への誘客を図るため、伊勢市内におけるデジタルサ
イネージ放映等を行いました。
さらに、鳥羽市観光キャンペーンガールである三世代海女の人気によるメディア露出も多く、
鳥羽観光の認知度向上が図られています。三世代海女のテレビ等出演による広告換算額(キー局
出演、15番組の広告換算額)は約47億円となっています。
〇主な財源 観光振興基金 10,000千円
ペイントバス広告事業
750千円
神宮式年遷宮で賑わう伊勢神宮周辺の観光客に鳥羽をPRし誘客を図るため、伊勢神宮内宮―
外宮間を含む伊勢市内の2路線を運行する路線バスの車体全体を媒体として、鳥羽のイメージを
したペイントを行いました。市内の観光施設をはじめとして鳥羽の象徴的な風景をイラスト化す
デザインるとともに、「恋する鳥羽」のロゴや市のキャッチコピーを盛り込んだデザインにより
鳥羽を印象付けるものとなりました。
運行期間 平成25年7月18日(木)から平成26年3月31日(月)
運行回数 243日/2,366回(2路線合計)
○主な財源 観光振興基金 750千円
-217-
アクションプログラムマネジメント事業
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
予算現額
500
千円
決算額
499
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
7,499 千円
市観光アドバイザー
499千円
鳥羽市観光基本計画を効果的かつ効率的に推進するため、宿泊産業活性化を中心とした観光分
野におけるアドバイス等の支援を受け、観光振興の推進を図りました。
宿泊産業活性化推進事業において、市内各地域で実施する観光事業者を交えたワークショップ
や会議等において観光振興全般の助言や提案を受けたことから「ぐるとば」の新しい商品づくり
につながりました。また、鳥羽に古くから伝わる干す文化を活かしたHOSUプロジェクトにおいて
その文化を取り巻く健康面、おもてなし、天恵の海といった地域の持つ本質的な魅力を活かす
提言を基に、鳥羽独自の情報発信や受け皿づくりにつながりました。
〇主な財源 観光振興基金 499千円
食品・土産品戦略事業
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
予算現額
2,099
千円
決算額
1,716
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
2,867 千円
ご当地グルメ推進事業
299千円
地域食材を使ったとばーがー等のご当地グルメの推進と定着を目的としているものの、平成
25年度においては、新規の認定が無く、魅力づくりや情報発信等の改善が課題となっていまし
た。26年1月には、とばーがー認定事業者ネットワーク会議を開催し、店舗間の販売状況や今
後の展開について話し合いを行いました。事業者からは、情報発信方法や販売企画に関する提案
等が出され、積極的な協議となりました。今後もネットワーク会議を継続し、意見交換を行いな
がら、さらなる周知と鳥羽の食の推進を図ります。 また、とばーがーのキャラクターである「トーバ・トパティ」の着ぐるみを活用し、市内保育
所を訪問し、子どもたちと交流を図るなど、認知度の向上に努めています。
○主な財源 観光振興基金 299千円
食の魅力開発事業
1,417千円
鳥羽の料理人に焦点をあてた「食」の魅力づくりとして、専門講師を招いた料理研究会、認定
審査会を行いました。認定審査会では、新たに3種類の料理人弁当が認定されました。また、料理
研究会を3回開催し、市内の料理人や観光事業による意見交換や次世代の料理人へ技術を継承す
る場づくりを行いました。
情報発信として、ポスターおよびチラシを作成し、東京、大阪方面へのセールス活動を行いま
した。
○主な財源 観光振興基金 1,417千円
-218-
旅行会社企画造成者セールス事業
予算現額
431
千円
決算額
420
千円
0
千円
翌年度繰越額
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
(前年度決算額)
386 千円
三重県が主催する首都圏のメディアや旅行会社関係者等を集め開催された三重県観光情報提供
会(メディア交流会)への参加や首都圏の旅行会社等への訪問により、旅行商品の企画担当者に
直接鳥羽の魅力をセールスしました。三重県観光情報提供会では、伊勢えびの干物やサメのたれ
のふるまいを交えながら交流を行い、鳥羽の今後のメディア露出、旅行商品パンフレットへの掲
載などに向けたセールスを行いました。交流会には、旅行商品化へのキーマンである企画担当者
も多く来場しており、旅行商品化に向けて効果的なセールスを行いました。
○主な財源 観光振興基金 420千円
カモメの散歩道水中ライトアップ事業
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
予算現額
2,250
千円
決算額
2,216
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
2,249 千円
カモメの散歩道水中ライトアップ事業
2,216千円
カモメの散歩道付近の海を水中ライトアップすることで、佐田浜周辺の海の自然景観と夜の魅
力を創出し、宿泊客の増加や滞在時間の延長を図りました。
4基の水中照明の幻想的な雰囲気の中、BGMとビン玉ライトアップによる演出を図り、賑わ
いづくりを行いました。毎週土曜日にはプロのカメラマンによる写真撮影のサービスを実施し、
来場者の満足度向上に努めました。
実施期間 7月27日~8月31日 19時~21時
○主な財源 観光振興基金 2,216千円
夜の観光魅力アップ事業
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
宿泊客誘致のための夜の観光魅力アップ事業
予算現額
6,000
千円
決算額
5,658
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
3,357 千円
5,658千円
鳥羽市を訪れる観光客の滞在時間延長や宿泊客の増加につなげるため、夜の観光魅力向上を図
ります。イルミネーション、鳥羽湾で打ち上げられる連続花火、水中ライトアップの他、各地区
で開催される夜のイベントやライトアップ等との相乗効果で夜の散策を楽しむことができ、来訪
者の満足度の向上に努めました。
また、メディアに取り上げられたり、事業の企画運営を行うことで地域での一体感も生まれ、
地域活性化につながりました。
-219-
夜の観光魅力アップ事業
各地区の実施事業
・鳥羽旅館事業協同組合 「鳥羽音楽交流祭 出会わナイト」1,000千円
・答志島旅館組合 「WAKUWAKU Night 答志島」1,209千円
・浦村旅館組合 「浦村かきの国トワイライト」1,012千円
・石鏡旅館組合 「子宝の石ライトアップおよび海女小屋での海女さん座談会」437千円
・小浜旅館街活性化組合 「三ツ島ライトアップ」2,000千円
〇主な財源 観光振興基金 5,658千円
イルミネーション整備事業
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
予算現額
9,996
千円
決算額
9,996
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
14,994 千円
イルミネーション整備事業委託
9,996千円
佐田浜東公園付近や沿岸部歩道にイルミネーションを設置することで、鳥羽の夜の魅力を高め
宿泊客の増加や観光客の滞在時間の延長を図ることを目的にイルミネーションの整備を行いまし
た。平成25年度は、新たに佐田浜第一駐車場横のアーケードを利用し、天の川に見立てた約2
00mのイルミネーションを設置するなど、「鳥羽海辺のヒカリミチ」として鳥羽マリンターミ
ナルから鳥羽水族館までの海岸沿いを一連のライトアップやイルミネーションで演出しました。
また、市内の保育所が作った七夕かざりの設置や、鳥羽高校と連携したイルミネーションの制
作など、多くの市民が関わることで親しまれるイルミネーションとなりました。
点灯期間 7月21日~1月14日
○主な財源 観光振興基金 9,996千円
離島の魅力創出事業
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
予算現額
5,000
千円
決算額
4,667
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
52,693 千円
神島・潮騒交流促進事業
4,667千円
6月2日(日)に映画「潮騒」第2作で主役の初江役を演じた女優の吉永小百合さんと神島に
ゆかりの深い太鼓奏者の林英哲さんを神島に迎え、歓迎式典や島民との交流会を「潮騒の集い」
と題して実施しました。当日は、島内外から約2,000名が神島を訪れ、歓迎式典では、林英
哲さんによる迫力ある太鼓演奏や、神島小学校児童による小説「潮騒」の朗読などを行い、多く
の島民や来訪者と共に、吉永小百合さんの来訪を歓迎しました。また、交流会には島民約180
人が参加し、当時の吉永さんの写真や古い神島の写真パネルを並べ、対話形式で吉永さんとの交
流を楽しみました。
日本を代表する女優である吉永小百合さんの49年ぶりの来訪という大きなきっかけにより、
神島の島民や市民が「潮騒」の価値を改めて見直す絶好の機会となりました。また、市外に向け
ても「潮騒」やその舞台である鳥羽・神島を効果的に発信することができました。
○主な財源 観光振興基金 2,667千円
地域活性化支援事業補助金(県補助)2,000千円
-220-
離島の魅力創出事業【繰越明許】
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
予算現額
7,622
千円
決算額
7,412
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
0 千円
離島の魅力創出事業
2,624千円
離島への観光客誘致や受け入れ体制の整備、離島間の連携ネットワークづくりを目的に、島遺
産を案内する離島ガイドの人材育成や、旅行会社等との連携強化を図ることにより、離島地域へ
の観光振興を行いました。
島遺産勉強会およびガイド研修として、実際に島遺産をガイドを体験する研修やツアー造成者
との意見交換、島と島とをつなぐ会議として島むすび会議の開催、鉄道事業者主催のハイキング
や宿泊企画への島遺産を活用した魅力付け、首都圏や友好都市で開催されるイベントでのPR、
テレビや雑誌といったマスコミ等を通じて、島の魅力の情報発信を行いました。
鳥羽の離島として4島が連携した事業の展開や情報発信を行うことより、離島間の連携強化と
より効果的な情報発信につながりました。
・島遺産勉強会およびガイド研修 4回
・島むすび会議開催 9回
・鉄道事業者主催のハイキングや宿泊企画等への島遺産を活用した魅力付け参加者 926名
・首都圏ショッピングモールやイベントでの情報発信
〇主な財源 離島活性化事業費補助金 1,311千円
観光振興基金 1,313千円
島遺産100選ガイドブック制作業務
4,788千円
4つの離島の魅力をさらに高め、守り、伝えていくため、平成24年度に島民や専門家の評価
をふまえて歴史文化、食文化、自然環境などの島の地域資源を「島遺産100選」として選定し
ています。そして、より一層の情報発信や島遺産の保全意識の向上のため、島遺産100選を紹
介するガイドブックを制作しました。
制作したガイドブックは4月から配布と販売を開始しており、配布用は市内外の離島振興に関
係する団体やマスコミ、旅行会社へ送付し、情報発信を行うほか、地域の魅力を再認識するた
め、市内小中学校等を中心にインナー周知に役立てています。販売用は市内外書店や観光施設、
インターネットで販売するなどガイドブックを通じて広く離島の魅力を情報発信しています。
〇ガイドブック仕様
サイズ:A5
ページ数:148ページ
作成部数:3,000部
主な内容:4島の概要、13のテーマ別の島遺産紹介、モデルコース、島事典、便利ガイド等
〇主な財源 離島活性化事業費補助金 1,596千円
観光振興基金 3,192千円
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予算現額
26,702
千円
決算額
26,614
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
5,851 千円
遷宮対策事業
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
御遷宮誘客宣伝事業
14,805千円
神宮式年遷宮により注目が高まった伊勢志摩地域において、さらなる鳥羽への観光客誘致を目
指し、鳥羽ならではの魅力ある資源を効果的に活用し、インパクトと話題性のある情報発信を図
りました。
≪伊勢えび千匹干し≫
熨斗鰒に起源をもつ鳥羽の「HOSU/干す」文化を切り口とした観光誘客や食の消費拡大を
図るため実施するHOSUプロジェクトのひとつとして、菅島・しろんご浜において、日本の祝
い魚である伊勢えび1,000匹を並べ干す圧巻の風景を演出し、メディア露出による情報発信
を図りました。この伊勢えび千匹干しの様子は、多くの新聞社やテレビに取り上げられたほか、
全国販売の旅行誌である「旅の手帖」でも特集され、効果的な鳥羽の魅力をPRすることができ
ました。
実施日 平成25年10月8日(火) 来訪者数 約300名
≪海女姿100人キャラバン隊≫
鳥羽市在住の元気な海女さんや鳥羽を応援したい女性100人が、海女着姿で近鉄、新幹線、
東京メトロを乗り継ぎながら鳥羽のPRを行いました。また東京六本木ヒルズアリーナで開催し
たPRイベントにおいて、日本の祝い魚である伊勢えびやアワビ、鯛を使った食のふるまいなど
をとおして話題性のある情報発信を行いました。
東京へ向かう電車や新幹線車内をはじめイベント会場における取材も多く、テレビや雑誌、W
EBニュースなど199の媒体で取り上げられ、本PR事業全体のメディア露出による広告料換
算額は5億円を超えるものとなり、大きな成果を上げることができました。
実施日 平成25年10月14日(月・祝) 来場者 約7,000人
PR効果(広告料換算額) 約540,000千円
○主な財源 観光振興基金 14,805千円
御遷宮周遊滞在プログラム造成事業
4,145千円
宿泊産業活性化の推進を目的に、来訪者の周遊性・滞在性を向上させる取り組みとして宿泊事
業者を中心に周遊滞在プログラムの造成を支援しました。
魅力ある企画や体験型メニューを提供するため宿泊事業者をはじめとした観光に携わる方々と
の連携により、各地域の資源を活かした魅力あるプログラムの造成を行いました。
市内を9地区に分けた話し合いやワークショップを通じ「畔蛸の西明寺住職の歴史探訪と法話」
「浦村アサリのオーナー制度」「答志島の海ほたると星空観察」など、23の体験型プログラム
を造成しました。
ワークショップによる検討を重ねることで、地域資源を活用した体験プログラム造成のノウハ
ウが蓄積され、地区の提案を市や市観光協会などの組織が情報発信するボトムアップ型の仕組み
が構築されつつあります。
-222-
遷宮対策事業
体験型プログラムは催行人数が少数で良いという利点があるものの、大きな集客には結びつか
ず、情報発信の工夫や、お客さまと地域をつなぐコーディネーターの検討が必要です。
また、地域資源の掘り起しを行った結果、漁業、漁村風景、水産資源などの魅力が多く取り上
げられ、漁業と観光の連携によりさらに魅力づくりが図れるものと考えられます。
〇主な財源 観光振興基金 4,145千円
首都圏戦略事業
7,636千円
首都圏からの誘客を目指し、鉄道会社(JR東海)と連携し新幹線を活用した旅行商品造成、
大手宿泊予約サイト(じゃらんネット)を活用した「祝い魚宿泊プラン」の企画、立教大学との
連携による旅行商品の造成を行いました。
新幹線を活用した旅行商品では、女子旅をテーマにミキモト製品の特典付き企画を大手旅行会
社パンフレットに掲載しました。また、立教大学との連携では、学生による鳥羽市内のフィール
ドワークを踏まえ、若者の感性を活かした旅行商品を造成し販売を開始しました。
本事業による誘客人数は約8,000名で、うち半数の約4,000名が宿泊者となっていま
す。
・造成した主な旅行商品
・新幹線に重点を置いた商品展開による情報発信と誘客展開
女子旅Shupoへのミキモトコスメセット特典付きプランの展開 1,740人
・大手宿泊サイトを活用した宿泊施設のPR及び情報発信
じゃらんネットを活用した「鳥羽の祝い魚プラン」造成 2,416人
・立教大学と連携した旅行商品の造成
近畿日本ツーリスト「三重県鳥羽の“ふところ”へ」 45,000部発行
○主な財源 観光振興基金 7,636千円
花を活かした歓迎空間づくり事業
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
予算現額
3,914
千円
決算額
3,644
千円
翌年度繰越額
0
千円
(前年度決算額)
0 千円
鳥羽観光の玄関口である鳥羽駅周辺において、観光客の利便性や快適性を高めるような歓迎空
間の創出を図るため、花を活用した歓迎空間づくりを行いました。
落ち着いた木目調のプランター57個を駅前に配置し、平成25年秋と平成26年春の計2回
(各1,720株ずつ植栽)季節に合った色とりどりの花を整備しました。整備箇所は近鉄鳥羽
駅側宿泊施設送迎バス駐車場側と一般駐車場側、そしてJR鳥羽駅側浄化槽上に整備しました。
また、11月24日(日)には、整備を記念して鳥羽駅前においてウェルカムフラワーセレモ
ニーとして、鳥羽マーチングスポーツ少年団による海女着姿でのマーチング演奏により、市民の
方々への周知と観光客の歓迎づくりに取り組みました。
多くの鉄道利用者や歩行者が快適に気持ちよく過ごせる空間の整備につながり、植栽の前で
記念撮影を行う観光客の姿も見え、おもてなしの空間づくりに効果がありました。
・花を活かした歓迎空間づくり事業(プランター購入)1,544円
・鳥羽駅前歓迎空間整備事業2,100千円
〇主な財源 観光振興基金 3,644千円
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事業
区分
4 地域雇用創出事業
4,231
千円
事項別明細書 P 174 ~
予算現額
5,851
千円
決算額
4,231
千円
0
千円
遷宮対策情報発信強化事業
翌年度繰越額
まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう
61 千円
(前年度決算額)
遷宮対策情報発信強化事業
4,231千円
式年遷宮に向け、伊勢神宮をきっかけとした鳥羽への誘客促進を図るため、情報発信ツールの
作成や活用および伊勢神宮と合わせたPR活動などを行うため臨時職員を雇用しました。
鳥羽市観光情報サイトのブログ、恋する鳥羽ツイッター、恋する鳥羽フェイスブックで毎日旬
な情報を更新することで、閲覧者数が増加し効果的な情報発信をすることができました。
式年遷宮を契機とした鳥羽の情報を広告物へ掲載することで、WEBだけではなくより多くの
媒体で、より多くの方に鳥羽の情報を得る機会をつくりだすことができました。
・県外へのPR活動実績(埼玉:イオンレイクタウン三重県フェア、名古屋:桜通りCafé鳥羽市
WEEK、愛知:セントレア観光展PR活動、大阪:せんぐう旅博キャンペーン、兵庫:さんだ秋の観
光と味覚まつり、神奈川:キャラクター文化祭IN新横浜2013、岐阜県:美濃市産業祭など合
計27ヶ所)
・鳥羽市観光情報サイト訪問者数実績(154,090件 昨年度対比130.3%)
・広告掲載実績(わお!ハイウェイマップ、聖教新聞中部版、月刊ダイバー2013年8月号、伊勢
新聞、第六十二回神宮式年遷宮記念出版「伊勢のお白石持」)
○主な財源 緊急雇用創出事業補助金 4,244千円
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