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平成 27 年度 指定管理者制度導入施設の管理運営状況について 港湾振興課 1 施設の概要等 施 設 名 五日市漁港フィッシャリーナ施設 所 在 地 広島市佐伯区海老園三丁目 設 置 目 的 漁業と海洋性レクリエーションの共存,漁業の振興等 施 設 ・ 設 備 陸上艇置施設,海上艇置施設,ビジター桟橋,上下架施設,駐車場,管理棟等 3 期目 2 期目 1 期目 指 定 管 理 者 H26.4.1~H28.3.31 H21.4.1~H26.3.31 H20.7.1~H21.3.31 (株)ひろしま港湾管理センター (株)ひろしま港湾管理センター (株)ひろしま港湾管理センター 2 施設利用状況 年度 利用 状況 3期 収容可能艇数 27 26 2 期平均 21~25 1 期(20) 19(導入前) 増減 理由 703 艇 703 艇 703 艇 703 艇 目標値 [事業計画] 213 艇 212 艇 284 艇 295 艇 - 艇置数 対前年度増減 192 艇 208 艇 237 艇 278 艇 △16 艇 △29 艇 △41 艇 - - - 対目標値増減 (達成率) △21 艇(90.1%) △4 艇(98.1%) △47 艇(83.5%) △17 艇(94.2%) - メイプルマリーナフェア(施設見学会・新艇展示会・体験試乗会)やホームページを作成して募集活動を行 ったが,利用者の高齢化や乗船機会の減少により,平成 27 年度は前年度(208 艇)よりも艇置数は減少し た。 3 利用者ニーズの把握と対応 調査 実施 内容 【実施方法】 海上バース,陸上ヤードの 2 回/日の点検見回り時に 施設使用者から聞取り。 【主な意見】 大型ヨットの貸船台の整備 給油桟橋の傾斜補正 海上桟橋の規格拡大及び給電設備の設置 【対象・人数】 陸上又は海上の艇置施設の使用者等 (入艇数 192 艇) 【その対応状況】 予算上の制約や課題等があるが,大型船台につい ては平成 28 年度に整備予定。 4 県の業務点検等の状況 項 目 報告書 実績 備 考 年度 〇 事業報告書 月報 〇 業務実績,利用実績 日報(必要随時) 〇 不法係留艇や使用料未納者の情報提供,使用者の要望等 【特記事項等】 施設の管理状況を現地調査するとともに,県,指定管理者及び関係事業者(修 理業者,給油業者等)により,施設の管理運営について検討,調整を実施した。 管理運営会議(随時) 【指定管理者の意見】 施設利用者の要望や管理運営上の課題等への対応には,予算上の制約がある。 【県の対応】 プレジャーボートをとりまく状況や財政上の制約を踏まえつつ対応を検討す る必要がある。 現地調査(随時) 5 県委託料の状況 年度 県委 託料 (決算額) 27 26 3期 2 期平均 21~25 1 期(20) 19(導入前) 金額 60,201 64,021 64,435 52,477 - 対前年度増減 △3,820 △414 11,958 - - 年度 料金 収入 (決算額) 金額 該当なし 6 管理経費の状況 項 目 委 託 事 業 自 主 事 業 (※) (単位:千円) H27 決算額 県委託料 60,201 H26 決算額 64,021 前年度差 主な増減理由等 △3,820 人件費等の減 収 料金収入 - - - 入 その他収入 - - - 計(A) 60,201 64,021 △3,820 人件費 14,210 20,172 △5,962 スタッフ 1 名の減 光熱水費 1,735 1,756 △21 設備等保守点検費 2,532 2,440 92 支 清掃・警備費等 25,912 24,822 1,090 牡蠣殻落し費用の増 出 施設維持修繕費 6,292 5,825 467 桟橋施設修繕費の増 事務局費 2,469 2,339 130 消耗品費の増 その他 5,421 4,487 934 未払消費税の増 計(B) 58,571 61,841 △3,270 収支①(A-B) 1,630 2,180 △550 収 入(C) 698 734 △36 支 出(D) 181 217 △36 517 517 0 2,147 2,697 △550 収支②(C-D) 合計収支(①+②) (単位:千円) 対前年度増減 ※ 自 主 事 業:指定管理者が自らの責任で,更なる施設サービスの向上のために提案・実施する事業 7 管理運営状況 項目 ○施設の設置目的 に沿った業務実 績 ○業務の実施によ る,県民サービ スの向上 施 設 の 効 用 発 揮 管 理 の 人 的 物 的 基 礎 ○業務の実施によ る,施設の利用 促進 ○施設の維持管理 ○組織体制の見直 し ○効率的な業務運 営 ○収支の適正 総 括 指定管理者 (事業計画,主な取組,新たな取組など) ○関係法規の遵守や窓口対応等により,利用 者に適正で公平なサービスを提供した。ま た,航行安全管理担当者の配置,航行安全 講習会の開催,危険海域等の情報提供を行 うなど,サービスの向上に努めた。 ○海上保安部と連携し,乗船中のライフジャ ケットの常時着用を呼びかけ,事故防止に 努めた。 ○HP への広告掲載,広島ボートショーへのブ ース出店による広報活動,新規入艇促進策 として春秋 2 回の「五日市メープルマリー ナフェア&マリーナ施設見学会」を開催し た。 ○併設している修理及び販売ディーラーと 連携して,新艇の見学会や試乗会を行っ て,新しい需要の創生や入艇希望者の発掘 に努めた。 ○ボート免許の更新講習を隔月で行ってい たが,毎月開催に変更して利用者の利便性 とマリーナへの集客を図った。 ○施設を定期的(2回/日)にチェックし,不 具合箇所が発見された場合は修繕した。 ○危機管理マニュアルを作成し,職員全員で 共有した。 ○各施設を管理項目毎に抽出し,点検方法, 点検時期,対応先等データ化した。 ○設備保守業務及び警備業務等の契約方法 を見直し,複数年契約や,社内の同一業務 を一括再委託する等,効率的発注による経 費節減を図った。 ○海面浮遊ゴミを自社による作業で行うこ とにより,経費縮減を図った。 ○平成 27 年度は,サービスの向上や施設の 優位性のPRを積極的に実施したが,乗船 機会の減少や高齢化に伴う解約が増加し て艇置数が減少した。 ○陸置及び貸船台の希望者が多いことから, 陸置区画の整備,貸船台購入等を行い,増 艇を図っていく。 ○施設の適切な管理運営に努めるとともに, 管理費用の節減を図った。 県の評価 ○施設は閉鎖的で多くのプレジャーボートが 往来する水域に位置しているため,施設の管 理にあたっては,特に,当該施設及びその周 辺における航行安全に対する配慮が求めら れるものであるが,航行安全管理担当者の配 置や各種講習会の開催,危険海域等の情報提 供を行うなど,航行安全の確保に取り組まれ ていることが認められる。 ○ボート免許の更新講習を毎月開催とし,ま た,施設見学会や試乗会を実施する等して, 施設の利用促進に取り組まれている。 ○施設の維持管理において,特段の支障は認め られない。 ○業務の一部を外部発注する際,指定管理者が 管理する他の施設に係る業務との合併発注 によるなど,経費の節減に取り組まれてい る。 ○自社で,清掃をするなどして,経費の節減に 取り組まれている。 ○施設の維持管理にとどまらず,周辺水域を含 む航行安全の確保にも注力されており,施設 の効用発揮が促進されている。 ○入艇増に向けた取組がなされている。 ○施設管理の質を低下させることなく,管理費 用の節減が図られており,効率的な施設の管 理運営がなされている。 8 今後の方向性(課題と対応) 項目 短期的な対応 (平成 28 年度) 中期的な対応 指定管理者 県 ○利用料金の値下げを実施し,海上区画では ○指定管理者が実施する施設の利用促進のた 区画単位からメートル単位に変更して,制 めの諸施策に対する支援・助言を行う。 限枠も艇長 11m から 13m に拡大して,収容 〇施設利用料未収対策に係る指定管理者の取 艇数を増加させる。 組に対し,支援・助言を行う。 ○一括払いを勧誘し,未収金の減少に努め, 事務の効率化を推進する。 ○営業時間外でも利用しやすくするため,上 下架代行サービスを実施する。 ○会員制レスキューシステム「瀬戸内 BAN」 の入会募集を推進して,安価に海上救助依 頼ができる事業を推進する。 ○若年層にマリンレジャーを楽しんでいただ ○指定管理者と連携を図って,施設の更新・修 く施策(体験試乗会・新艇試乗会等,免許教 繕計画の検討を行う。 室)を実施する。 ○オーナーイベントを実施して,利用者の活 性化と解約防止に努める。 ○施設の維持管理に当たり,計画的な施設の 更新計画及び修繕計画を策定し,管理経費 の縮減を図る。