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平成 26 年度 指定管理者制度導入施設の管理運営状況について 港湾振興課 1 施設の概要等 施 設 名 広島観音マリーナ 所 在 地 広島市西区観音新町四丁目 設 置 目 的 海洋性スポーツの振興及びレクリエーション活動の普及 施 設 ・ 設 備 マリーナ施設(艇置施設,上下架施設,駐車場等) 3 期目 2 期目 1 期目 指 定 管 理 者 2 利用 状況 増減 理由 目標値 対目標値増減 艇置数 対前年度増減 [事業計画] (達成率) 27 577 艇 282 艇 - - - 3期 △6 艇 7艇(102.6%) 26 577 艇 274 艇 281 艇 2 期平均 21~25 577 艇 296 艇 287 艇 △41 艇 △9 艇(97.0%) 1 期平均 18~20 577 艇 - 328 艇 9艇 - 17(導入前) 577 艇 - 319 艇 - - 高齢化に伴う船舶所有者の減少など,マリン業界は厳しい環境にあるが,当マリーナの特性(大 型艇の受入・陸上保管)を活かした取組や契約制度見直し及びマリンスポーツ体験機会の提供な どに取り組んでいる。 収容可能艇数 利用者ニーズの把握と対応 【実施方法】 グルメクルージングやブルーウォーターヨットレースの主催及 びオーナーズパーティー等のイベントの機会を通 じて,利用者の意見を聴取した。 【主な意見】 調査 実施 内容 4 (株)ひろしま港湾管理センター (株)ひろしま港湾管理センター (株)ひろしま港湾管理センター 施設利用状況 年度 3 H26.4.1~H28.3.31 H21.4.1~H26.3.31 H18.4.1~H21.3.31 【対象・人数】 オーナー 127名 【その対応状況】 随時,点検修繕等を行い,危険箇所の部分的な修繕 老朽化した桟橋等,施設の危険箇所の修繕 を実施しているが,経年劣化が著しく,施設の更新 が必要である。 が必要である。 マリンの動向として,水上バイクの艇置を 安全確保や秩序維持の観点から,水上バイクのマリ お願いしたい。 ーナへの保管や航行を認められない。 参加者の増加が見込めるよう,早期の募集案内及び オーナー間交流を促進して欲しい。 イベント内容の充実を図るとともに,参加費を安価 にする等の交流促進を工夫した。 県の業務点検等の状況 項 報告書 目 実績 備 考 年度 〇 事業報告書 月報 〇 入艇状況報告 日報(必要随時) 〇 苦情,トラブル等について随時報告 管理運営会議(随時) 現地調査(随時実施) 【特記事項等】 ボートに馴染みのない施設来場者に対するマリンレジャーへの動機づ けを図る必要である。 【指定管理者の意見】 ボートの常設展示場を整備し,施設来場者がボートに接する機会を設 けるのが,効果的なのではないか。 【県の対応】 指定管理者によるボートの常設展示場整備方針を了承,所要の条件を 付して,実施に要する許可を付与した。 1 5 県委託料の状況 年度 県委 託料 (決算額) 6 金額 26 対前年度増減 0 0 2 期平均 21~25 0 0 1 期平均 18~20 0 0 17(導入前) 0 3期 年度 料金 収入 (決算額) - 金額 109,143 9,640 2 期平均 21~25 99,503 △23,752 1 期平均 18~20 123,255 11,473 17(導入前) 111,782 3期 26 管理経費の状況 項 委 託 事 業 自 主 事 業 (※2) 目 (単位:千円) 対前年度増減 - (単位:千円) H26 決算額 H25 決算額 前年度差 主な増減理由等 県委託料 0 0 0 収 料金収入 109,143 96,107 13,036 入 その他収入 56,708 64,026 計(A) 165,851 160,133 人 件 費 29,546 34,927 △5,381 職員数の減 光熱水費 9,610 9,143 467 電気代の増 設備等保守点検費 3,032 2,918 114 トラベルリフトの点検費用の増 支 清掃・警備費等 18,181 17,181 1,000 警備委託料の増 出 施設維持修繕費 9,462 5,634 3,828 桟橋修繕費の増 事務局費 45,202 38,503 6,699 広告宣伝費の増 その他 28,022 30,193 計(B) 143,055 138,499 4,556 収支①(A-B) 22,796 21,634 1,162 収 入(C) 0 0 0 支 出(D) 0 0 0 収支②(C-D) 0 0 0 22,796 21,634 合計収支(①+②) 利用料金制(※1) 艇置数の増 △7,318 燃料売上の減 5,718 △2,171 燃料仕入の減 1,162 (うち県への納付額 20,898 千円)※3 ※1 利用料金制:公の施設の使用料について,指定管理者が直接使用料等を収入することができる制度。 指定管理者の自主的な経営努力を発揮しやすくする効果が期待され,地方公共団体および 指定管理者の会計事務の効率化が図られる。 ※2 自 主 事 業:指定管理者が自らの責任で,更なる施設サービスの向上のために提案・実施する事業 ※3 資本費相当額:県が負担したマリーナ施設の整備費をマリーナの収益から負担金として納付されている。 2 7 管理運営状況 項目 ○施設の設置目 的に沿った業 務実績 施 設 の 効 用 発 揮 管 理 の 人 的 物 的 基 礎 ○業務の実施に よる,県民サ ービスの向上 ○業務の実施に よる,施設の 利用促進 ○施設の維持管 理 ○組織体制の見 直し ○効率的な業務 運営 ○収支の適正 総 8 括 指定管理者 (事業計画,主な取組,新たな取組など) ○オーナーを対象としたグルメクルージン グ,ヨットレース及びワンデイキャンプを 実施するなど,オーナー間の親睦とマリー ナ施設の利用促進を図った。 ○横浜国際ボートショー及び関西ボートショ ーへのブース出展による広島観音マリーナ のPR及び首都圏・関西圏のオーナーへの アプローチ等,長期のビジター利用や新規 入艇のための営業活動を強化・推進した。 ○レンタルボートで楽しむ瀬戸内クルージン グ推進委員会が実施するクルージング体験 乗船会へ会場を提供し,事業の円滑な推進 に協力した。 ○広島県チャーターボート創業支援事業の公 募に応募し,事業者として瀬戸内海のクル ージング市場に新たな需要を創出するた め,チャーターボートを活用したクルージ ング事業を実施した。 ○施設の不具合箇所の点検・整備を行い,適 正な維持管理に努めた。 ○危機管理マニュアル,船舶給油施設の予防 規程及び広島観音マリーナ震災・津波対策 計画を作成し,異常気象時等の場合,組織 的な対応並びに避難・誘導ができるような 体制の維持に努めた。また,南海トラフ地 震防災規程を策定した。 ○燃料等の物販の促進や事務的経費などの管 理経費の節減に努めた結果,昨年度と比べ, 収支が改善した。 ○マリーナの運営は,社会経済情勢の影響を 受けやすい側面があるが,オーナーの満足 度の向上を図るため,利用しやすい施設の 整備や利用者のニーズの把握について,継 続的に取り組み,可能なものから実施して いる。 ○管理経費の抑制により,効率的な施設運営 に努めている。 ○大型艇の誘致や艇置数の増加につながる営 業活動の外,レンタルボートやチャーター ボート事業の実施等,マリンスポーツの普 及と振興に努めた。 県の評価 〇施設利用者向け各種イベントの開 催や県外開催のボートショーへの 出展などに継続して取り組まれて おり,施設の利用促進が図られて いる。 〇レンタルボートやチャーターボー ト事業など,対象者を施設利用者 に限定しない活動にも積極的に取 り組まれており,広く県民に対す る海洋性レクリエーション活動の 普及に継続して努められている。 〇施設の維持管理において,特段の 支障は認められない。 〇経費による収支の改善が図られて おり,効率的な業務体制が維持さ れている。 〇入艇率の更なる向上を図り,収支 の改善を図ることが望まれる。 〇広島県の基幹マリーナとして,施 設の利用促進にとどまらず,県民 に対する海洋性レクリエーション 活動の復旧にも継続して注力され ており,施設の効用発揮が促進さ れている。 〇施設管理の質を低下させることな く,収支の改善が図られており, 効率的な施設の管理運営がなされ ている。 今後の方向性(課題と対応) 項目 短期的な対応 (平成 27 年度) 中期的な対応 指定管理者 県 ○大型艇誘致等,新規入艇を促進する。 ○指定管理者が実施する施設利用促 ○海洋性スポーツの振興・普及活動を実施す 進のための諸施策に対する支援・ る。 助言を行う。 ○チャーター事業及びレンタル事業を拡大 ○「瀬戸内クルージングポータルサ し,クルージング需要の掘り起しを図る。 イト」の運営によるマリン情報の ○ ボート免許事業者の誘致により,受験生の 収集・提供やプレジャーボートを マリンレジャーへの動機付けを推進する。 活用したチャーター事業,レンタ (常設展示場の整備) ル事業の促進を行う。 ○プレジャーボート等の大型化対応(シング 〇プレジャーボートの大型化や所有 ルバース化等)の検討 者層の高齢化等,プレジャーボー ○ボート免許から所有・保管に至るまでの安 トをとりまく状況の変化や施設利 心・安全なサービスの提供 用者のニーズを踏まえた施設更新 ○利用しやすい施設整備と適切な施設の維持 の検討を行う。 管理 3