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第7期 東京都分別収集促進計画の概要

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第7期 東京都分別収集促進計画の概要
第7期 東京都分別収集促進計画の概要
1 計画の基本的事項
(1) 計画の意義
本計画は、容器包装リサイクル法(以下「法」という。
)第 9 条第 1 項に基づき、都内の全 62
区市町村が策定した分別収集計画における分別収集見込量等をとりまとめるとともに、都としての、
容器包装廃棄物の排出抑制及び分別収集促進に向けて取り組むべき事項を示したものである。
本計画の目的は、総合的かつ計画的に容器包装廃棄物の3Rを促進することにより、最終処分場
の延命化を図り、循環型社会の実現に向けて一層の推進を図ることにある。
(2) 計画の位置付け
① 法第 9 条第 1 項に基づき策定する法定計画である。
② 平成 23 年に策定した「東京都廃棄物処理計画」の下位計画である。
(3) 計画期間
平成 26年度から平成30年度までの 5 か年(3 年ごとに 5 年を 1 期として策定)
(4) 対象とする容器包装廃棄物の種類
対象とする容器包装廃棄物は以下の 10 品目である。
①アルミ缶
金属
②スチール缶
③無色ガラス容器
ガラス
容器包装
廃棄物
④茶色ガラス容器
⑤その他のガラス容器
⑥紙パック
⑦段ボール
紙
再商品化義務対象
⑧その他紙製容器包装
(特定物)
⑨ペットボトル
再商品化義務対象外
(2条6項物)
プラスチック
⑩その他プラスチック容器包装
※ ①スチール缶、②アルミ缶、⑥段ボール、⑦飲料用紙パック、については、分別収集されれば有価
となり市場の中でリサイクルされるため、特定事業者の再商品化義務対象外。
1
2 都内各区市町村における対象品目ごとの分別収集計画策定状況
都内全 62 区市町村が第 7 期分別収集計画を策定している。対象品目ごとの分別収集自治体数は以下
の表のとおりである。
対象品目
26 年度
24 年度実績
無色ガラス容器
茶色ガラス容器
その他ガラス容器
紙製容器包装
ペットボトル
プラスチック製
容器包装
(うち白色トレイ)
スチール缶
アルミ缶
段ボール
飲料用紙パック
27 年度
28 年度
29 年度
30 年度
57
60
60
60
60
60
(92%)
(97%)
(97%)
(97%)
(97%)
(97%)
57
60
60
60
60
60
(92%)
(97%)
(97%)
(97%)
(97%)
(97%)
59
60
60
60
60
60
(95%)
(97%)
(97%)
(97%)
(97%)
(97%)
4
15
15
15
15
15
(6%)
(24%)
(24%)
(24%)
(24%)
(24%)
61
62
62
62
62
62
(98%)
(100%)
(100%)
(100%)
(100%)
(100%)
49
53
53
57
57
57
(79%)
(85%)
(85%)
(92%)
(92%)
(92%)
21
22
22
26
26
26
(34%)
(35%)
(35%)
(42%)
(42%)
(42%)
61
62
62
62
62
62
(98%)
(100%)
(100%)
(100%)
(100%)
(100%)
61
62
62
62
62
62
(98%)
(100%)
(100%)
(100%)
(100%)
(100%)
53
57
57
57
57
57
(85%)
(92%)
(92%)
(92%)
(92%)
(92%)
52
58
58
58
58
58
(84%)
(94%)
(94%)
(94%)
(94%)
(94%)
※ 括弧内は、都内全 62 区市町村のうちの、分別収集実施自治体数の割合を示す。
3 過去 5 年間の分別収集実績と第7期計画における分別収集見込量
450,000
398,772
400,000
400,433 403,932 406,302
408,753
無色ガラス容器
377,015
350,632
350,000
369,033
茶色ガラス容器
363,204
その他ガラス容器
︵
313,503
紙製容器包装
300,000
単
位
:
250,000
t
ペットボトル
︶
プラスチック製容器
包装
200,000
スチール缶
アルミ缶
150,000
段ボール
100,000
飲料用紙パック
50,000
0
H19
H20
H21
H22
H23
H26
H27
H28
H29
第7期計画期間
実績
2
H30
【品目別分別収集見込量】
(単位:t)
対象品目
23 年度実績
26 年度
27 年度
28 年度
29 年度
30 年度
無色ガラス容器
49,023
49,718
49,959
50,131
50,360
50,594
茶色ガラス容器
26,582
26,726
26,783
26,822
26,886
26,962
その他ガラス容器
35,448
38,379
38,857
39,208
39,616
40,052
紙製容器包装
430
2,334
2,334
2,335
2,336
2,335
ペットボトル
47,295
48,068
47,529
47,856
48,221
48,598
プラスチック製
容器包装
72,637
71,619
71,924
73,589
73,869
74,093
(うち白色トレイ)
337
284
285
353
353
351
スチール缶
24,045
23,949
23,879
23,776
23,722
23,690
アルミ缶
14,867
16,578
16,675
16,737
16,815
16,895
段ボール
105,307
119,892
120,988
121,984
122,989
124,053
飲料用紙パック
1,381
1,510
1,506
1,493
1,488
1,481
合計
377,015
398,772
400,433
403,932
406,302
408,753
4 都の取組
(1) 普及啓発の推進
○ ホームページや「東京の資源循環」等の広報媒体を活用した普及啓発活動を行う。
○ 九都県市と連携し、事業者に対する「容器包装ダイエット宣言」への参加の呼びかけや、各種イベン
トでのマイボトル等の使用の呼びかけなど、3R実践のための普及促進事業を進める。
容器包装ダイエット宣言とは、九都県市による企業がチャレンジする容器包装の
減量に向けた取組を紹介する事業
(2) 環境学習の推進
○ 中央防波堤埋立最終処分場など見学会に参加する子供たちに対し、環境学習施設を活用しながら、容
器包装廃棄物の排出抑制及びリサイクルの必要性について知識の普及を図る。
※ 環境学習施設見学者説明会の様子
3
(3) 区市町村の取組促進・支援
○ 情報交換・情報共有の促進
廃棄物行政連絡会や廃棄物行政講習会等を活用し、法制度の仕組みや、都内の取組実績、先進事
例等の様々な情報を提供し、意見交換をしながら情報を共有する。
○ 家庭ごみの有料化の促進
一般廃棄物の排出抑制及び分別収集促進の有効な手段である、家庭ごみの有料化について、都が
作成した「家庭ごみ有料化実施調査報告書(平成 19 年度)
」等を活用しながら、区市町村に情報
提供・提案を行う。
○ 最終処分場視察会の開催
都が管理する最終処分場の視察会を開催し、容器包装廃棄物を含む一般廃棄物の排出抑制及びリ
サイクルの必要性について普及啓発を図り、取組の推進を促す。
※ 第 1 回視察会の様子
(平成 25 年 5 月 16 日開催)
○ 区市町村の中間処理施設等の整備促進
容器包装廃棄物の選別・圧縮・梱包施設及びストックヤードの整備促進を図るため、区市町村に
対し必要な技術的支援を行う。
○ 容器包装廃棄物の適正処理の促進
特に、指定法人以外の再商品化事業者に引き渡す場合(市町村独自処理)における適正処理に向
けて、各区市町村の処理方法の実態を把握するとともに、国の基本方針に則った処理等を行うよ
う働きかけを行う。
○ 質の高い分別収集の実施に向けた働きかけ
各区市町村に対して、法における区市町村への資金拠出制度の周知を図るとともに、質の高い分
別収集を実施するよう働きかけを行う。
(4) 第 7 期計画の点検・確認
○ 第 7 期計画における分別収集計画量と、分別収集実績量が乖離していないか点検・確認を行う。
4
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