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輸送用機器DI大幅改善 震災の影響に一服感 輸送用

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輸送用機器DI大幅改善 震災の影響に一服感 輸送用
第145回_表1-4[1-4] 11.12.1 11:10 AM ページ 1
12
BUSINESS REPORT
2011
輸送用機器DI大幅改善 震災の影響に一服感
◆(第145回) 短期景況アンケート調査結果報告
〈P 1 〉
★ 特別調査
「電力不足に伴う中小企業への影響と対応について」
〈P11〉
■ シリーズ
いわしん経営塾だより「新たな挑戦」
〈P13〉
● コラム
しおからトンボ「企業と金融機関の新しい関係」
〈P15〉
ABL
AMF
EFSF
OEM
RCC
応援します あなたの笑顔
第145回_表1-4[1-4] 11.12.1 11:10 AM ページ 2
第145回短期景況アンケート調査結果報告
【調査の概要】
1.調査目的…当金庫取引先から見た営業地区を中心とした景気の動向
2.調査対象…当金庫取引先の法人企業及び個人事業者573先
3.調査方法…当庫営業店担当者を調査員とした面接聴取によるアンケート調査
4.調査内容…今期(平成23年7∼9月)の業況及び来期(平成23年10∼12月)の見通し
5.回収状況…有効回答数540先 (有効回答率94.2%)
6.分析方法…各質問項目について「良好」
、
「増加」、
「良い」等から「不調」、
「減少」
、
「悪い」
等 の構成比の差(判断指数)・DIをもとに分析
【有効回答先の分類】
1.業種別
(社)
(製造業)
(非製造業)
2.企業規模別
①従業員規模別
(社)
1 ∼ 9 人
238
10∼19人
105
20∼49人
99
97
50∼99人
32
産
18
100人以上
16
輸
21
個人企業ほか
50
(自動車部品) (42) サ ー ビ ス
83
82
31
木 材・製 材
26
小
売
59
製
茶
20
卸
売
31
維
19
建
設
輸送用機器
73
不
繊
動
(二輪車部品) (31) 運
その他製造業
(
飲
食
)
( 工 作 機 械 ) (18) その他非製造業
11
(民生用電気部品) (5)
320
計
( そ の 他 ) (29) ( 未回答など)
計
220
0
計
540
②資本金別
(社)
300∼500万円未満 129
500∼1,000万円未満
81
1,000∼3,000万円未満 196
3,000万円以上
45
合 計
540
個 人 事 業 主
89
有効回答数
540
計
540
表紙の用語解説
ABL(Asset-based Lending)
動産担保融資のこと。米国で発達した主として売掛債権と棚卸資産を担保にした融資手法である。資産ベースの融資(Asset-based loan)の一種である
が、住宅ローンなど個人融資を除く、企業間融資を指すことが多い。近年、日本の銀行でも似たような融資手法が導入されている。この担保となる
資産には商標や特許など、いわゆる知的財産権も含まれることが特筆すべき点である。
AMF(Asia Monetary Fund)
国際通貨基金(IMF)のアジア域内版として、1997(平成9)年のアジア通貨危機の際に日本が提唱した。アジア通貨が不安定な状態になるのを防ぐ
ため、一時的な外貨不足に陥った域内国に通貨防衛のための為替介入資金などを提供するのが目的。当時はこの構想に米国が反発、中国も警戒心を
抱いて頓挫した。
アジア域内の金融協力はその後、IMFを補完する形で各国が外貨準備のドルを融通し合う仕組み「チェンマイ・イニシアチブ」(CMI)の実現につな
がった。2009年5月には東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓がCMIの拡大で合意。AMF構想は2008年以来の世界的な金融危機や、東南アジア域
内の経済統合を探る流れのなかで、再び必要性が指摘されつつある。
EFSF(European Financial Stability Facility)
「欧州金融安定基金」のこと。2010年5月のギリシャ危機を踏まえて、EU(欧州連合)の27の加盟国によって合意された、ユーロ圏諸国の救済(資金
支援)を目的とした基金をいう。
本基金は、ルクセンブルクに本部を置き、欧州投資銀行(EIB)が業務に関する契約によって、資金管理業務と運営支援を担う。また、財政・金融不安
に見舞われて、資金支援が必要となったユーロ加盟国向けに緊急融資するため、最大で4,400億ユーロの加盟国保証付きの欧州金融安定化債を発行で
きる枠を持つ。
ギリシャの財政悪化に端を発したソブリン危機への対応において、EUとIMF(国際通貨基金)が打ち出した最大7,500億ユーロ規模の救済案の中核部
分を成すものである。なお、EUでは、恒久的な危機対応の機関(欧州版の国際通貨基金)として、2013年に「ESM(欧州安定メカニズム)」を立ち
上げ、本基金の業務を引き継ぐ予定である。
OEM(Original Equipment Manufacturing)
委託を受けた相手先のブランドで完成品や部品を供給すること。ビデオデッキなどアジアNIESで生産され、日本のメーカーのブランド名で多数販売
されている商品はOEM生産である。最近は消費者のコストと品質に対する要求が厳しく、1社だけで製品開発、生産すべてをまかなうのがコスト面
で難しくなってきており、OEMが活発化してきている。自動車業界では日産の軽自動車のベースをスズキがOEMで提供したり、コンパクトデジカメ
で三洋電機がOEMで活発に事業を展開していることが知られている。
RCC(The Resolution and Collection Corporation)
整理回収機構(RCC)とは、整理回収銀行と住宅金融債権管理機構が1999年4月に合併して発足した、金融機関の不良債権を整理・回収する株式会社
のことで、預金保険機構の全額出資により設立されている。主な業務は、旧住専や破たん金融機関から買い取った債権の回収業務、破たん原因(不
良債権の発生)に関与した経営者の責任追及、信託業務など。
― 1 ―
第145回_本文[3-11] 11.12.2 10:17 AM ページ 2
概 況
輸送用機器DI大幅改善 震災の影響に一服感
平成23年7∼9月期における当金庫管内の中小企業全産業の業況判断DIは▲19.4と、前回調
査(平成23年4∼6月期)▲42.8に対し大幅な改善がみられる。
大業種別に見ると、製造業全体の業況判断DIは▲9.6と前回調査▲43.1から33.5ポイントの
大幅な改善を示した。また、非製造業全体の業況判断DIは▲26.1と前回調査▲42.6から16.5ポ
イントの改善を示した。
製造業を業種別に見ると、輸送用機器は6.8と前回調査▲52.1から58.9ポイントの大幅な改善
を示し平成19年10∼12月期調査以来、16期振りにプラスに転じた。特に自動車部品は33.3と前
回調査▲38.5から71.8ポイントの大幅な改善を示している。工作機械は5.6と前回調査▲66.7か
ら72.3ポイント、民生用電器は40.0と前回調査0.0から40.0ポイントの大幅な改善を示した。そ
のほか、木材・製材は▲55.6から▲26.9と大幅な改善を示し、繊維は前回調査▲43.8から▲36.8
へ改善を示した。一方で製茶は▲63.2と前回調査▲47.4から唯一悪化を示した。
非製造業では、小売、卸売、建設がそれぞれ23.3ポイント、20.3ポイント、24.3ポイントの大
幅な改善を示したほか、サービス業全体では、13.5ポイントの改善を示したが、そのうち飲食
業は▲11.4ポイントの悪化を示した。前期プラスに転じた運輸は今期も小幅ながら改善を示し
ている。
来期(平成23年10∼12月期)の全産業の業況判断DIは▲19.7とほぼ横這いを見通している。
製造業全体では7.1ポイントの悪化を見通している。中でも自動車部品は今期33.3から4.8へと
28.5ポイントの大幅な悪化を見通している。また、今期大幅な改善を示した民生用電器は40.0
から0.0へと40.0ポイント悪化し、前回調査と同水準を見通している。一方、二輪車部品は15.7
ポイントの大幅な改善、木材・製材は6.1ポイントの改善、繊維が横這いを見通している。
非製造業全体のDIは▲21.8と4.3ポイント改善する見通しである。ほぼ全ての業種で改善を
見通し、中でも飲食業は▲43.3と21.2ポイントの大幅な改善を見通している。
前回調査までは、震災による影響が顕在化し、当地の基幹産業である輸送用機器も減産等の
対応により経営者マインドが悪化していたが、今回調査においては、メーカーからの生産遅れ
解消のための発注により、DIは改善した。しかし、EU加盟国の財政不安等に伴う円相場の高
留まり傾向や、タイ洪水被害が及ぼす影響について不透明な状態が続くことも懸念され、当地
産業の今後の動向を更に注視していく必要がある。
※DI指数「景気動向判断指数」…「増加・上昇・好転」などの回答割合から「減少・下降・悪化」な
どの回答割合を差し引くことにより算出する。実数値のように上昇率を示すものではなく、「強気・弱気」
といった経営者のマインドの広がりを意味する。
― 2 ―
第145回_本文[3-11] 11.12.2 10:17 AM ページ 3
管内企業の業況推移
今期(平成23年7∼9月期)の管内中小企
業の全産業における業況判断DIは▲19.4と
図1 【業況判断DI(全業種)
】
0
なり前期▲42.8(平成23年4∼6月期)と比べ、
-10
23.4ポイント上昇し、大幅な回復を示した。
-15
また、県内企業の業況判断DIは▲13
県内企業
管内企業
-5
-14
-20
-12
-16
-19.4 -19.7
-25
(日本銀行静岡支店調べ:以下同じ)と、前
期▲32から19ポイント上昇した。
-30
-35
来期(平成23年10∼12月期)の管内中小
-40
企業の業況判断DIは0.3ポイントマイナス
-45
-11
-13
-32
-39.7
22/9
-38.0
-41.7
22/12
-42.8
23/3
23/6
23/9
23/12
(見通し)
の▲19.7とほぼ横ばいを見通している。県内
企業は、▲11と2ポイントの改善を見通して
いる。
図2 【対前期変動幅(全業種)
】
25
管内製造業の業況判断DIは▲9.6でプラ
23.4
県内企業
管内企業
20
15
ス33.5ポイントの大幅な改善を示した。県内
10
製造業も▲4とプラス32ポイントの改善を示
5
19
1.7
4
2
0
した。
-5
来期の製造業の業況判断DIについては、
管内企業で▲16.7と7.1ポイントの悪化を見
-2
-10
-15
-20
-20
通している。一方、県内製造業は0と4ポイ
-0.3
-1.1
-3.7
-25
22/12
23/3
23/6
23/9
23/12
(見通し)
ントの改善を見通している。
図3 【業況判断DI(製造業)
】
0
0
-5
-3
-5
-10
県内製造業
-15
管内製造業
-20
表1【県内企業の業況判断DI「日銀短観」より】
全
産
業
製
造
業
木 材・木 製 品
自動車・同部品
22/9 22/12 23/3 23/6 23/9 23/12
(見通し)
-25
▲ 14 ▲ 16 ▲ 12 ▲ 32 ▲ 13 ▲ 11
-30
▲3
▲5
0 ▲ 36
▲ 60 ▲ 40 ▲ 20 ▲ 20 ▲ 20
48
19
31 ▲ 78
二輪車・同部品
▲ 25 ▲ 13 ▲ 38 ▲ 43
一 般 機 械
▲ 27 ▲ 33
電気・精密機械
楽
器
▲4
19
0
4
5
29
14
▲ 25 ▲ 25 ▲ 25 ▲ 50 ▲ 25
0
36
非 製 造 業
▲ 22 ▲ 26 ▲ 21 ▲ 30 ▲ 20 ▲ 20
建
▲ 54 ▲ 51 ▲ 51 ▲ 60 ▲ 54 ▲ 48
設
小
売
業
卸
売
業
運
輸
サ ー ビ ス
0 ▲ 23
18
0
0
-50
▲4
▲ 4 ▲ 10
▲ 25 ▲ 42 ▲ 25 ▲ 23
0 ▲ 15
-36
-43.1
-45.0
22/9
22/12
23/3
23/6
23/9
32
23/12
(見通し)
33.5
20
▲6
▲ 7 ▲ 25
-30.6
図4【対前期変動幅(製造業)
】
40
県内製造業
30
管内製造業
5
10
▲ 21 ▲ 26 ▲ 31 ▲ 43 ▲ 41 ▲ 32
▲3
-16.7
-30.1
-45
0 ▲ 29
0
43
-9.6
-40
37
5 ▲ 22
22
-35
0
0
-4
0.5
4
1.9
0
-10
日本銀行「県内企業の短期経済観測調査」より
-2
-7.1
-14.9
-20
-30
-40
― 3 ―
-36
22/12
23/3
23/6
23/9
23/12
(見通し)
第145回_本文[3-11] 11.12.2 10:17 AM ページ 4
管内非製造業の業況判断DIは▲26.1となり、16.5ポイントの大幅な改善となった。また、県内非
製造業の業況判断DIも▲20と10ポイントの改善を示した。
来期の管内非製造業は、▲21.8と4.3ポイントの改善を見通している。また、県内非製造業について
は、▲20と今期と変わらず横ばいを見通している。
図5 【業況判断DI(非製造業)
】
図6 【対前期変動幅(非製造業)
】
20
0
16.5
-5
県内非製造業
管内非製造業
-10
-20
-21
-22
-20
5
5
-26
-25
-21.8
4.3
2.6
4.3
-26.1
-30
0
0
-30
-35
-5
-39.5
-40
-45 -46.4
-50
10
10
-15
-20
15
22/9
-43.8
23/3
-4
-10
-42.6
22/12
-3.1
23/6
23/9
-15
23/12
(見通し)
-9
22/12
23/3
23/6
県内非製造業
管内非製造業
23/9
23/12
(見通し)
表2 【各業種の業況の現況と見通し】
(今回調査)
7∼9月期実績
(前年同期)
10∼12月期 1∼3月期
4∼6月期
7∼9月期
前期との 10∼12月期 今期との
見通し
比較
比較
全
産
業
▲ 39.7
▲ 38.0
▲ 41.7
▲ 42.8
▲ 19.4
▲ 19.7
製
造
業
▲ 30.6
▲ 30.1
▲ 45.0
▲ 43.1
▲ 9.6
▲ 16.7
木 材・製 材
▲ 44.8
▲ 36.0
▲ 65.5
▲ 55.6
▲ 26.9
▲ 20.8
製
茶
▲ 20.0
▲ 27.8
▲ 23.8
▲ 47.4
▲ 63.2
▲ 68.4
繊
維
▲ 38.9
▲ 31.3
▲ 33.3
▲ 43.8
▲ 36.8
▲ 36.8
輸送用機器
▲ 50.0
▲ 31.5
▲ 64.3
▲ 52.1
6.8
▲ 2.8
(二輪車部品)
▲ 58.6
▲ 42.9
▲ 61.3
▲ 68.8
▲ 29.0
▲ 13.3
(自動車部品)
▲ 43.6
▲ 24.4
▲ 66.7
▲ 38.5
33.3
4.8
その他製造業
▲ 9.9
▲ 27.6
▲ 29.3
▲ 29.5
0.0
▲ 11.1
(工 作 機 械)
▲ 57.1
▲ 60.0
▲ 66.7
▲ 66.7
5.6
0.0
(民生用電気部品)
16.7
16.7
▲ 16.7
0.0
40.0
0.0
非 製 造 業
▲ 46.4
▲ 43.8
▲ 39.5
▲ 42.6
▲ 26.1
▲ 21.8
小
売
▲ 53.3
▲ 53.6
▲ 45.2
▲ 61.2
▲ 37.9
▲ 36.2
卸
売
▲ 52.0
▲ 48.3
▲ 60.7
▲ 37.0
▲ 16.7
▲ 9.7
建
設
▲ 57.0
▲ 58.0
▲ 39.8
▲ 45.9
▲ 21.6
▲ 16.5
産
▲ 38.1
▲ 28.6
▲ 15.0
▲ 47.4
▲ 50.0
▲ 44.4
輸
▲ 15.8
0.0
▲ 40.0
10.5
14.3
15.0
サ ー ビ ス
▲ 41.5
▲ 35.4
▲ 30.8
▲ 47.2
▲ 33.7
▲ 28.0
(飲 食)
▲ 48.3
▲ 36.7
▲ 45.2
▲ 53.1
▲ 64.5
▲ 43.3
その他非製造業
▲ 34.6
▲ 30.8
▲ 50.0
▲ 11.1
▲ 9.1
▲ 9.1
不
運
動
― 4 ―
第145回_本文[3-11] 11.12.2 10:17 AM ページ 5
製造業の業況と見通し
【7∼9月期の業況】
製造業全体の業況判断DIは▲9.6と前回調査▲43.1から33.5ポイントの大幅な改善を示した。
業種別では、製茶以外のすべての業種で改善を示した。中でも自動車部品が71.8ポイント、工作
機械が72.3ポイントと大幅な改善を示した。
【10∼12月期の見通し】
来期の製造業全体の業況判断DIは、▲16.7と7.1ポイント悪化する見通しである。業種別では、
繊維が横ばい、木材・製材と二輪車部品で改善を示した以外は、全ての業種で悪化を見通してい
る。
操業度
操業度については、製茶と繊維を除いた他の業種において8割以上の企業が「70%以上」と回答し
ている。その中でも、自動車部品については「90%以上」と回答している企業が前期より3割増加
している。
来期も製茶と繊維以外の業種で、8割以上の企業が「70%以上」の操業度を見込んでいるが、
「90%
以上」を見込む企業は全体的に減少している。
図2【管内企業の操業度(10∼12月期見通し)
】
図1【管内企業の操業度(7∼9月期実績)
】
0
50
木材・製材
48.0
0
100%
12.0
100%
4.0
木材・製材
4.0
32.0
50
44.0
16.0
36.0
0.0
4.0
製茶
繊維
21.4
21.4
16.7
33.3
21.4
21.4
11.1
製茶
14.3
22.2
繊維
16.7
18.8
18.8
16.7
16.7
25.0
6.3
31.3
27.8
22.2
16.7
3.2
3.2
二輪車部品
自動車部品
その他製造業
45.2
52.4
53.1
19.4
16.1
33.3
22.2
二輪車部品
16.1
19.8
35.5
25.8
0.0
9.5 4.8
自動車部品
46.3
1.2
3.7
その他製造業
45.7
19.4
16.1
2.4
36.6
28.4
14.6
18.5
0.0
2.5
4.9
100∼90% 89∼80% 79∼70%
69∼60% 59%以下
100∼90% 89∼80% 79∼70%
69∼60% 59%以下
需給バランスDI (「需要超過」−「供給超過」)
図3【需給バランスDI】
需給バランスDIは、管内企業において、9.8
0
ポイント上昇の▲15.8となり、
「供給超過」と回
-5
答した企業の割合が減少した。また県内企業に
-10
おいても、前期より6ポイント上昇を示した。
-15
来期の需給バランスDIは、管内企業、県内
県内企業
管内企業
-15.8
-18.1
-20
企業ともに「供給超過」と判断する企業の割合
-25
が増加し、供給過剰感が高まる見通しである。
-30
-23
-27.2
-33
-35 -33.5
-40
― 5 ―
22/9
-17
-19
-29
-33.5 -25.6
-30.2
-33
22/12
23/3
23/6
23/9
23/12
(見通し)
第145回_本文[3-11] 11.12.2 10:17 AM ページ 6
図4【売上動向DI】
売上動向DI (「増収」−「減収」
)
売上動向DIは、工作機械が90.0ポイント、自
60
動車部品が74.1ポイント、二輪車部品が66.0ポイ
40
ント、木材・製材が59.6ポイントと大幅に上昇し、
20
プラス判断に転じた(
「増収」と回答した企業が、
製茶
木材・製材
二輪車部品
自動車部品
繊維
その他製造業
0
「減収」と回答した企業の数を上回った)。民生
用電器も前期40.0から20.0ポイントの上昇を示
-20
し、「増収」と回答した企業が増加した。一方、
-40
製茶は52.6ポイント減少の▲78.9と「減収」と回
-60
答した企業の割合が大幅に増加した。
来期は、製茶は8.9ポイントの上昇、繊維は横
ばいを見込んでいる。その他の業種では「減収」
-80
-100
22/12
23/3
23/6
23/9
23/12
(見通し)
を見込む企業が多いが、木材・製材以外はプラ
図5【製品価格DI】
ス判断にとどまる見込みだ。
0
製品価格DI (「値上り」−「値下り」
)
県内企業
管内企業
-5
製品価格DIは、管内企業において▲16.0と
4.9ポイント減少となった。県内企業においては、
▲16と僅かな上昇を示した。
-6.5
-10
-11.1
-16.0
-15
来期について、管内企業は4.1ポイント上昇の
▲11.9と「値下り」を見込む企業の割合は減少
すると見込んでいる。一方、県内企業において
は2ポイント減少の▲18と、「値下り」感が僅か
に強まる見通しである。
-19
-20
-25
-11.9
-19
-20.0
-20.0
22/9
22/12
-18
-16
-17
23/3
-18
23/6
23/9
23/12
(見通し)
図6【製品在庫DI】
25
製品在庫DI (「過大」−「不足」
)
製品在庫DIは、管内企業において7.0ポイン
ト下降の8.3となり、
「在庫過大」と判断する企業
19
15.3
15
の割合が減少した。県内企業においても、2ポイ
ント下降の17となり、「在庫過大」と判断する企
20
20
10
15
11.2
17
12.1
10.2
業の割合が僅かに減少した。
10
8.3
来期、管内企業は2.7ポイント下降の5.6と「在
庫過大」感はさらに弱まる見通しである。
0
仕入価格DI (「値上り」−「値下り」
)
県内企業
管内企業
5
22/9
22/12
23/3
5.6
23/6
23/9
23/12
(見通し)
図7【仕入価格DI】
原材料の仕入価格DIは管内企業において10.8
35
ポイント下降の14.4と、「値下り」と回答した企
30
業の割合が増加した。また、県内企業も10ポイ
25
ント下降の17と、
「値上り」感が改善された。
20
来期、管内企業において2.4ポイント下降の
12.0と「値下り」を見込む企業の割合は増加する
見通しである。一方、県内企業は12ポイント増
加し、
「値上り」感が再び高まると見込んでいる。
30.7
15
17
14.2
14.4
12.0
11
県内企業
管内企業
5
0
― 6 ―
25 25.2
18.5
14
10
29
27
22/9
22/12
23/3
23/6
23/9
23/12
(見通し)
第145回_本文[3-11] 11.12.2 10:17 AM ページ 7
【各業種の動向】
木材・製材
県内の平成23年8月の新設住宅着工戸数は3,095戸で、前年同月比50.5%増となり、3ヵ月ぶりに前
年実績を上回った。
利用関係別にみると、持家(前年同月比48.4%増)、貸家(同63.9%増)が2ヵ月連続、分譲住宅
(同25.6%増)が3ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
図1【静岡県西部の住宅着工戸数(静岡県住まいの情報ガーデン)】
表1【木材・製材業の動向】
戸数
800
1∼3月期 4∼6月期 7∼9月期 見通し
656
600
業界の業況判断DI ▲ 85.7 ▲ 84.0 ▲ 46.2
需 給 バ ラ ン ス 供給超過 供給超過
688
700
自社の業況判断DI ▲ 65.5 ▲ 55.6 ▲ 26.9
535
500
均衡
431
400
製品在庫の水準
適正
過大
適正
製 品 価 格 の 動き
値上り
横ばい
横ばい
300 366
原 材 料 価 格 の 動き
値上り
値上り
値上り
200
り
逼迫
逼迫
逼迫
100
金 融 機 関 借 入
増加
資
金
繰
変わらず 変わらず
428
513
462
528
424
376 362
465
414
412 389
498
495
485
401
474
492
463
479
384
394
376
375
326
337
0
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月688 2月 3月
656
■平成21年度 ■平成22年度 ■
■平成23年度
535
繊 維
431
428
513
462
528
485
424
376 362
465
414
412 389
495
401
498
474
492
463
479
384
394
375
376
326
8月の広幅織物の県内生産は、1,371千㎡(前年同月比3.1%減)であった。このうち、綿布が主
366
337
体の一般広幅織物の生産は、1,257千㎡(同5.8%減)であった。また、別珍・コール天の生産は、
114千㎡(同40.7%増)であり、前年比増の状況は継続しているものの回復にはまだまだ時間が掛
かるものと思われる。
小幅織物の県内生産は、40千㎡(同1.0%増)であり、横ばいとなっている。
■ 152
■
■
142
染色加工の県内生産は、4,421千㎡(同10.5%減)であり、円高により海外生産の増加などによ
128
116
104
り、減少傾向となっている。
115
105
100
86
105
97
このような中、業界では、デザイナーとの協働開発により、新商品の開発に取り組んでいる。
81
81
77
76
85
74 72
66 69
78
表2【繊維業の動向】
60
65 64
49 45
48 48
図2【別珍コール天の生産高(静岡県月例経済報告)
】
43 44
千m2
43
200
1∼3月期 4∼6月期 7∼9月期 見通し
自社の業況判断DI ▲ 33.3 ▲ 43.8 ▲ 36.8
過大
過大
過大
製 品 価 格 の 動き
横ばい
横ばい
横ばい
原 材 料 価 格 の 動き
値上り
値上り
値上り
り
逼迫
普通
逼迫
金 融 機 関 借 入
増加
増加
増加
資
金
繰
■
■
128
需 給 バ ラ ン ス 供給超過 供給超過 供給超過
製品在庫の水準
152
150
■ 142
業界の業況判断DI ▲ 50.0 ▲ 75.0 ▲ 78.9
100
116
104
86
97
115
100
105
85
105
77
81
74 72
66 69
78
50
43 44
48 48
76
65 64
60
49 45
81
43
0
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
■平成21年度 ■平成22年度 ■
■平成23年度
― 7 ―
第145回_本文[3-11] 11.12.2 10:17 AM ページ 8
152
142
128
116
104
86
115
100
105
85
97
105
81
77
74 72
輸送用機器
48 48
43 44
81
76
65 64
60
49 45
66 69
78
43
<二輪車>
8月の国内二輪車生産台数は、48,256台(前年同月比3.7%増)で、4ヵ月連続で前年同月を上回
った。中でも軽二輪車(126cc∼250cc)が好調であった。 ■
■
■
国内出荷台数は33,532台(同8.0%増)であり、原付第一種(50cc以下)、原付第二種(51cc∼
125cc)で増加した。輸出向けの出荷台数は、33,049台(同2.9%減)で、3ヵ月ぶりに前年同月を下
回ったが、軽二輪車では増加した。完成車に部品を加えた輸出金額については、前年同月比10.8%
の増加であった。
表3【二輪車部品の動向】
図3【県内の二輪車生産高(静岡県月例経済報告)
】
1∼3月期 4∼6月期 7∼9月期 見通し
自社の業況判断DI ▲ 61.3 ▲ 68.8 ▲ 29.0
業界の業況判断DI ▲ 74.2 ▲ 71.9 ▲ 41.9
需 給 バ ラ ン ス 供給超過 供給超過 供給超過
製品在庫の水準
過大
過大
適正
製 品 価 格 の 動き
値下り
横ばい
横ばい
原 材 料 価 格 の 動き
資
金
繰
り
値上り
逼迫
金 融 機 関 借 入 変わらず
値上り
台
25,000
生産台数対前年比
完成車生産台数
80
62.5%
20,000
55.6%
16,403
54.8%
16,963
16,961
20.6%
逼迫
増加
変わらず
16,770
16,427
15,951
24.2%
14,649
15,000
60
17,057
40
14,311
13,720
20
-6.7%
10,854
10,619
-9.5%
10,998
10,000
2.2%
0
-6.7%
値上り
逼迫
100%
79.8%
-20
-28.0%
-38.6%
-42.1%
-40
5,000
-60
0
22/6 22/7 22/8 22/9 22/10 22/11 22/12 23/1 23/2 23/3 23/4 23/5 23/6
-80
<自動車>
8月の国内生産台数は、前年同月比1.8%増となり、11ヵ月ぶりに前年同月を上回った。自動車輸
出状況は、輸出台数が前年同月比7.6%増となり6ヵ月ぶりに前年同月を上回った。県内の自動車
(新車)新規登録台数は11,429台(前年同月比26.1%減)となり、12ヵ月連続で前年実績を下回っ
た。車種別にみると、乗用車(同32.4%減)が12ヵ月連続、軽自動車(同15.6%減)が11ヵ月連続
59.5
で前年実績を下回った。
42.7
表4【自動車部品の動向】
図4【静岡県の新車登録台数対前年比(静岡県月例経済報告)】
%
70 21.2
60
1∼3月期 4∼6月期 7∼9月期 見通し
自社の業況判断DI ▲ 66.7 ▲ 38.5
33.3
業界の業況判断DI ▲ 75.7 ▲ 44.7
19.5
需 給 バ ラ ン ス 供給超過 供給超過
50
30
過大
適正
製 品 価 格 の 動き
横ばい
値下り
値下り
-10
値上り
-20
資
金
繰
り
逼迫
値上り
逼迫
普通
金 融 機 関 借 入 変わらず 変わらず 変わらず
0
-30
-40
-50
-60
-14.6
-15.2
21.2
-5.4
-14.8
-11
-16
-24.2 -26.2 -23.2
10
適正
値上り
-0.2
-0.2
20
均衡
新規登録台数
乗用車
軽自動車
1.2
42.7
40
製品在庫の水準
原 材 料 価 格 の 動き
59.5
-20
-29.3
-23.1
-30.2
1.2
-0.2
-0.2
-24.6
-33.6
-15.2
-14.6
-29.1
-5.4
-14.8
-16
-20
-29.1
-26.1
-23.5
-26.1
-29.3
-23.1
-33.6
-15.6
-31.3 -32.4
-43.9
-34
-47.3
-15.4 -15.6
-44.3
-50.2 -24.6 -20.1
-22.1 -25.2
-11
-24.2 -26.2 -23.2
-30.2
-29.9
-27.1
-37.9
-15.4
-20.1
-22.1 -25.2
-27.1
-37.9
-23.5
-29.9
-43.9
-34
-31.3
-32.4
-47.3
-44.3
-50.2
22/8 22/9 22/10 22/11 22/12 23/1 23/2 23/3 23/4 23/5 23/6 23/7 23/8
■調査員コメントより
木材・製材
震災後はベニヤ等建材が品薄になり単価の高い材料の需要が大幅に増えた。今後長期に亘る復興工事により建材等の需要がどれだけ高まるか様
子を見ていたところ、台風被害により一部の建材が集中して不足している。一時的なものと思われるが被災地の復興に少しは影響するかもしれない。
製茶
静岡県藁科にて基準値以上の放射性セシウムの検出の影響は7月初旬までなかったが、贈答品が売れるお中元時期に風評被害の影響を受け、前年
を大きく下回る売上となった。九州地区から茶葉を仕入れる等の対策を取ったが、販売元が静岡県であることから懸念されたのではないかとみている。
繊維製品製造・加工
海外、特に中国製品との価格競争になると分が悪い。付加価値の高いものを作り上げたいが、現在は安い商品でないと売れな
いので、安価な売れ筋商品しか作れないでいる。
二輪車部品
震災直後は受注も減少していたが、現状は回復しており、各メーカーが在庫確保に動いている年内においては、一定の受注を確
保できている。最近の円高を注視しており、大手製造メーカーの生産海外シフトを懸念している。
自動車部品
震災以降受注は大幅に回復してきたものの、
タイの洪水による部品の供給遅れにより、受注の減少が懸念される。
― 8 ―
第145回_本文[3-11] 11.12.2 10:17 AM ページ 9
非製造業の業況と見通し
【7∼9月期の業況】
非製造業は、▲26.1と前期▲42.6より16.5ポイント改善となった。業種別では、建設が24.3ポイン
ト、小売が23.3ポイント、卸売が20.3ポイントと大幅な改善となった。一方、不動産で2.6ポイント、
飲食で11.4ポイントの悪化となった。
【10∼12月期の見通し】
来期の非製造業は▲21.8と4.3ポイント改善する見通しである。業種別では、その他非製造業は横
ばい、飲食が21.2ポイントと大幅な改善を見込んでいるほか、すべての業種で改善を見込んでいる。
売上動向DI (
「増収」−「減収」)
売上動向DIは、不動産が▲12.8ポイント、飲
食が▲12.9ポイントと「減収」と回答した企業の
割合が増加した。一方、運輸と卸売は28.1ポイン
ト上昇し、
「増収」と回答した企業の割合が増加し
た。また、建設は23.5ポイント上昇しプラス判断
に転じた(「増収」と判断した企業が、「減収」と
判断した企業を上回った)
。
来期の売上動向DIは、飲食で32.2ポイントと
大幅上昇を見込んでいるほか、卸売ではプラス判
断に転じる見込みである。
図1【売上動向DI】
60
40
運輸
サービス
飲食
小売
卸売
建設
不動産
20
0
-20
-40
商品価格DI (
「値上り」−「値下り」)
商品価格DIは、管内企業において9ポイント
下降の▲4.9となり、「値下り」と回答した企業
が、「値上り」と回答した企業を上回った。県内
企業については、1ポイント下降の▲22となった。
来期、管内企業では、3.5ポイント上昇の▲1.4
と「値下り」と判断する企業の割合が減少する
見通しである。県内企業においては、横ばいを
見通している。
-60
22/12
23/3
23/6
23/9
23/12
(見通し)
図2【商品価格DI】
15
10
県内企業
管内企業 4.5
5
4.1
-1.4
0
-5
-4.9
-10
-15
-20
-25
-30
-16.8
-20
-21
-22
-22
23/3
23/6
23/9
23/12
(見通し)
-21.7
-30
-31
-35
-40
商品在庫DI (
「過大」−「過少」)
商品在庫DIは、卸売が12.9ポイント下降の
16.7と「在庫過大」判断する企業の割合が大幅に
減少した。一方、小売は7.7ポイント上昇の12.5と
「在庫過大」と判断する企業の割合が増加した。
来期、卸売は10.0ポイント上昇し、
「在庫過大」
感は高まる見通しである。また、小売も8.9ポイ
ント上昇し、「在庫過大」と判断する企業がさら
に増加すると見通している。
22/9
22/12
図3【商品在庫DI】
50
小売
卸売
45
40
35
33.3
29.6
30
26.7
25
20
15
16.7
33.3
17.9
10
0
12.5
7.7
5
16.7
22/9
17.9
22/12
16.7
5.1
23/3
5.1
26.7
4.8
23/6 16.7
23/9
4.8
21.4
23/12
(見通し)
12.5
7.7
― 9 ―
21.4
16.7
29.6
16.7
第145回_本文[3-11] 11.12.2 10:17 AM ページ 10
【各業種の動向】
表1【小売の動向】
表2【卸売の動向】
1∼3月期 4∼6月期 7∼9月期 見通し
1∼3月期 4∼6月期 7∼9月期 見通し
自社の業況判断DI ▲ 45.2 ▲ 61.2 ▲ 37.9
自社の業況判断DI ▲ 60.7 ▲ 37.0 ▲ 16.7
業界の業況判断DI ▲ 52.5 ▲ 67.2 ▲ 53.4
業界の業況判断DI ▲ 71.4 ▲ 63.0 ▲ 43.3
商 品 価 格 の 動き
値上り
値上り
横ばい
商 品 価 格 の 動き
横ばい
横ばい
値下り
仕 入 価 格 の 動き
値上り
値上り
値上り
仕 入 価 格 の 動き
値上り
値上り
値上り
逼迫
逼迫
逼迫
増加
増加
資
金
繰
り
逼迫
金 融 機 関 借 入
増加
逼迫
資
逼迫
金
繰
り
金 融 機 関 借 入 変わらず
変わらず 変わらず
表3【不動産の動向】
表4【建設の動向】
1∼3月期 4∼6月期 7∼9月期 見通し
1∼3月期 4∼6月期 7∼9月期 見通し
自社の業況判断DI ▲ 15.0 ▲ 84.2 ▲ 55.6
自社の業況判断DI ▲ 39.8 ▲ 45.9 ▲ 21.6
業界の業況判断DI ▲ 55.0 ▲ 84.2 ▲ 55.6
業界の業況判断DI ▲ 68.5 ▲ 76.0 ▲ 50.5
資
金
繰
り
普通
逼迫
逼迫
製 品 価 格 の 動き
値上り
横ばい
横ばい
金 融 機 関 借 入
減少
減少
変わらず
原 材 料 価 格 の 動き
値上り
値上り
値上り
り
逼迫
逼迫
逼迫
金 融 機 関 借 入
増加
増加
増加
資
金
繰
<建設業>
県内の8月の公共工事の請負金額(工事場所ベース)は27,959百万円で、前年同月比11.7%減と
なり、5ヵ月連続で前年実績を下回った。また、取扱い件数(工事場所ベース)は817件で、前年
同月比0.1%減となり、6ヵ月連続で前年実績を下回った。
-24.6
-15.6
-26.1
図4【公共工事請負金額(静岡県月例経済報告)
】
-23.5
-29.9
9
-15.4
-20.1
-22.1 -25.2
-34
-31.3
百万円
-32.4
前年同月比
金額
140%
70,000
120
2
60,000
100
80
50,000
60
54.6%
40,000
38,131
40
36,406
23.3%
31,664
24,897
-0.6%
20.729
-10.0%
21,134
24,096
25,914
-7.4%
20,450
23,756
27,959
0
-5.5%
17,515
-12.9%
-26.9%
10,000
20
19.4%
30,000
20,000
32,232
-11.7%
-32.9%
-37.5%
-20
-40
-60
-67.0%
0
22/5 22/6 22/7 22/8 22/9 22/10 22/11 22/12 23/1 23/2 23/3 23/4 23/5
-80
■調査員コメントより
石油販売小売
セルフサービスのスタンドが増加し、1リットル当たりの価格も幅が広いものになり、競争は激化するばかりである。
建設業
公共工事の減少により売上高は減少傾向であるが、秋以降海岸端の企業が津波の関係で山側へ移転するところもあり、受注が
増加するとの見通しである。
建設業
不動産
震災の影響はおさまってきたが、資材が手に入らなかった分工事が遅れていた。冬に向け断熱材が被災地優先となり、入手困難になるのではないかと心配してい
る。また、顧客の考え方が変わり、安全や地盤を重要視するようになった。そのため、新居の建設を見直す人が増え、景気に影響が出るのではないかと心配している。
震災後半年経過したが、商品土地および中古住宅の売れ行きは芳しくないとのこと。今後海岸沿いにある企業などが高台への
移転を検討すると予想されることから、
その方面での遊休土地をさがしている。
飲食
最近、台風の影響により野菜が値上がりしている。
もともと値が高くても質の良いものを仕入れているため、今後資金繰りが苦しく
なることが考えられる。
― 10 ―
特 別 調 査
電力不足に伴う中小企業への影響と対応について
当金庫では取引先企業の電力不足に伴う影響と対応について把握するためアンケート調査
を行なった。 (回答企業540社)
◇全体の約2割の企業が売上げの「減少要因」と回答。
◇7割強の企業で電力不足に対し、何らかの対応を行なった。
◇長期化する電力不足への対応は「こまめな節電」。
◇再生可能エネルギーへの期待は大きい。
◇9割を超える企業が太陽光の利用拡大を望んでいる。
1. 電力不足が売上高・経費に与えた影響
今夏の電力不足による売上高へ
の影響については、17.8%の企業が
「減少要因」、2.3%の企業が「増加
要因」と回答した。同様に経費へ
の影響については、12.5%の企業が
「減少要因」、7.4%の企業が「増加
要因」と回答した。
売上高、経費のいずれについて
も「どちらともいえない」と回答
した企業が47.7%と大半を占めてお
り、電力不足がそれぞれに与えた
影響が不透明なケースが多い。
図1【電力不足が及ぼした売上高・経費への影響】
増加要因
2.3%
■売上高への影響
増加要因
7.4%
■経費への影響
当社に関係ない
34.5%
当社に関係ない
32.5%
どちらともいえない
47.7%
どちらともいえない
47.7%
減少要因
12.5%
減少要因
17.8%
2. 電力不足への対応について
今夏の電力不足に対し、7割強の企業が何らかの対応をとったと回答した。具体的には、「消灯などの
こまめな節電」が92.8%とほとんどの企業で行っていた。「営業日や就業時間の見直し」が21.3%、「クー
ルビズの実施」が13.3%、「省エネ機器の導入」が8.9%と続いた。
大手輸送機器メーカーの休日変更を受け、下請け企業の多い当地区は全国に比べて「営業日や就業時
間の見直し」の割合が高い結果となった(信金中央金庫調査では16.3%)
図2【今夏、電力不足を受けてとった対応】
(備考)最大3つまで複数回答可
消灯などのこまめな節電
特に対応はとらず
23.3%
92.8
21.3
営業日や就業時間の見直し
クールビズの実施
13.3
省エネ機器の導入
何らかの対応をとった
76.7%
8.9
夏期休暇日数の増加
3.4
その他
2.4
新サービス等の検討・開始
2.2
独自の電源の確保
1.9
取引先の変更・見直し
0.7
0
10
― 11 ―
20
30
40
50
60
70
80
90
100%
3. 電力不足が長期化する場合の対応
今夏以降も電力不足が継続する場合、何らかの対策を検討していると回答した企業が82.9%であった。
具体的には「こまめな節電の継続・強化」が95.7%と最も高く、次いで「営業日や就業時間の見直し」が
19.5%、「省エネ機器の導入」が15.7%、「独自の電源確保」が4.9%となった。前項目同様にコスト負担を要
する設備機器の導入に比べ、すぐに取り掛かることが出来る“節電”対応が高い割合となっている。
なお、「長期休業・廃業」、「事業拠点の移転」と回答した企業は1社もなかった。
図3【今夏以降に実施・検討する電力不足への対策】
(備考)最大3つまで複数回答可
95.7
こまめな節電の継続・強化
対策は必要ない
17.1%
営業日や就業時間の見直し
19.5
15.7
省エネ機器の導入
独自の電源確保
何らかの対策を検討
82.9%
4.9
新サービス等の検討・開始
2.7
業務の縮小
2.5
その他
0.7
長期休業・廃業
0.0
事業拠点の移転
0.0
0
10
20
30
4. 日本社会全体として今後とりうる有効な対策について
電力不足が継続する場合、日本
社会全体として今後とりうる有効
な対策については、「再生可能エネ
ルギーの積極導入」が78.8%と最も
高く、再生可能エネルギーへの期
待の大きさを伺わせる。
次いで「地域間での電力の融通
促進」が28.4%、「電力の完全自由
化」が25.8%、「省エネ機器等の導
入支援策」が24.6%、「原子力発電
所の安定的な再稼働」が14.5%と続
いた。
40
50
60
70
80
90
100%
図4【日本社会全体として今後とりうる有効な対策】
78.8
再生可能エネルギーの積極導入
28.4
地域間での電力の融通促進
25.8
電力の完全自由化
24.6
省エネ機器等の導入支援策
14.5
原子力発電所の安定的な再稼働
電力使用制限令の継続
8.7
サマータイム制の導入
8.3
事業拠点の海外移転
1.2
その他
1.2
有効な対策はない
6.9
0
10
20
30
40
50
60
70
80%
(備考)最大3つまで複数回答可
5. 利用拡大が望まれるエネルギーについて
今後、長期的に利用拡大が望ま
れるエネルギーとしては、「太陽
光 」 が92.2%と 最 も 高 く、「 風 力 」
が42.3%と続いた。
企業のみならず、各家庭でも設置
が拡がり、認知度のある「太陽光」
に期待が寄せられる結果となった。
また、「天然ガス」17.6%、
「原子
力」6.5%、「石油・石炭」2.9%と既
存エネルギーの利用拡大を望む声
もある。
図5【長期的に利用拡大が望まれるエネルギー】
太陽光
92.2
42.3
風力
天然ガス
17.6
地熱
17.0
水力
16.4
14.3
バイオマス
原子力
6.5
石油・石炭
(火力)
2.9
1.0
その他
特にない
4.8
0
10
20
30
40
50
60
70
80
(備考)最大3つまで複数回答可
― 12 ―
90
100%
いわしん
経 営 塾 便 り ...................... 新たな挑戦
いわしん経営塾は開塾以来満6年を経過、いよいよ今年十月から7年目に突入した。塾生の数も今
や60人を超え、ますます盛況だ。七年目の最初の講師は、前期決算対策と税務調査対策について普
通の税理士ではなかなか教えてくれない裏技を紹介してくれた、アタックスの森さんにお願いした。
森さんはその席で面白い提案をしてくれた。塾生企業の無料の経営診断の機会を作るので、希望
者は申出てくださいと言うのだ。経営塾での講義は当然のことながら、特定企業を相手としたもの
ではない。塾生たちが様々なテーマで講義を聞いたとしても、それを自社経営に生かすのにはやは
り一つの壁がある。とするならば経営塾で学んだことを、自社に取り込むについてプロのコンサル
タントが無料で相談に乗ってくれるのは悪いことではない。
ところでオリンパス事件、大王製紙事件には大いに驚かされた。オリンパスの粉飾した金額と損
失隠しの方法、大王製紙で私的に流用された金額と使い道は明らかに異常だ。だが事件の本質は粉
飾決算、公金の私的流用という、どこにでも起こる、いや中小企業なら日常茶飯事的な問題だ。中
小企業経営とは関係ないと見過ごさないで頂きたいものだ。
二つの事件の報道の中で時折紹介される、両社の社員の声の響きがうつろだ。覇気がないのだ。
隠ぺい体質、オーナー独裁会社には、意欲満々の社員は育たないのだろうか。
60年以上前、アメリカの学者ハーツバーグは「衛生理論」
「動機づけ理論」を主張をした。人間(労
働者)はどのような状態の時に「不満を感じる=やる気が低下する」か、どのような状態の時に「や
る気を起こし=動機づけられる」か、を多数の被験者を相手にインタビューを繰り返して分析した。
不満要因=衛生要因として挙げられたのは、会社の経営自体、管理の不適切、悪い人間関係、悪
い作業条件、低い給与、などだった。そして一方社員がやる気を起こす条件動機づけ要因には、達
成感を持てる、上から認められている、仕事が面白い、責任があると感じることなどが挙げられた。
ハーツバーグはここから、労働者に満足感を与えるために解消すべき不満要因と、労働者が意欲
を燃す要因とは、裏腹の関係ではなく別の要因で構成されていると看破した。つまり不満要因を解
消しても、働く意欲が掻き立てられるわけではないというのだ。
オリンパスも大王製紙も著名大企業であり、会社自体にも管理方法にも給与や労働条件にも不満
を持たない社員がたくさんいると想像して、当たらずとも遠からずだろう。翻って中小企業はとみ
れば、これら満足要因が満たされていないことが圧倒的に多いだろう。
だが多くの大企業の実態はとみると、社員は歯車の一つであり、神経質なまでの管理過多があり、
上ばかり見ている上司がいて、権限委譲が不十分で責任を持てない、こんな悩みを抱える社員の集
まりと言えよう。これをハーツバーグ流に解釈すれば、まさに「動機づけ」が出来ていない状態と
言うことになる。
この観点から中小企業はとみると、若いうちから一人前に仕事をして貰わないと会社は持たない。
だから仕事に達成感を持てるし、仕事のおもしろさも感じられる。会社規模が小さいから上司と部
下の関係は濃密。その結果中小企業では、若いうちから責任感を持って仕事をする社員が育つ。と
いうことになるのではないだろうか。となれば「ビバ、中小企業」だ。多くの大企業が今日、経営
手法かぶれして、社員の動機づけを二の次にしているように見える。それが大企業病の根源。中小
企業に必要なことは理論で固めた経営手法よりも、社員の意欲づけだ。それが出来やすい中小企業
はいつも若々しい
今期も活力ある中小企業経営を目指して、塾生と共に学びましょう。
― 13 ―
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ピンチをチャンスに変える事業シナリオの描き方
世界経済の苦境を乗り越えて
世界金融危機と中国市場の動向
交渉と契約~外国人と日本人の違い~
現場力の高め方、部下の力の引き出し方
経営リスクを管理する
キャッシュフローから組み立てる経営戦略
メタモルフォーシス
(変態)
の経営
経営者にとっての経営分析
経営判断の落とし穴
経営判断の落とし穴 第2回
「決算対策」~実例に学ぶ実践的対応~
「税務調査対応法」 ~実例に学ぶ実践的対応~
「事業承継」~自社株承継を中心に~
『危機発生と経営者の判断』
PDCAを廻せ~経営の基本~
経営学の名著から学ぶ会社経営の勘どころ
寺田 欣司
昭和42年東京大学法学部卒業後 同年三和銀行入行 三和総合研究所
取締役理事 富士通総研取締役研究主幹等を歴任され、現在は 学校法人
武 蔵 野 東 学 園 理 事 長 、磐 田 信 用 金 庫アドバイザー、いわしん経 営 塾 塾 頭
を務める。
― 14 ―
オリンパス事件、大王製紙問題と、日
本の一流上場企業で大不祥事が相次いで
起こった。隠ぺいされ続けてきた期間と
その損失額の巨額さ、さらに損失隠しの
方法の悪質さが際立つオリンパス事件、
Vol.25
企業と金融機関の新しい関係
そして流用された会社の金の巨額さとそ
の資金使途で世人をあきれ果てさせた大
王製紙事件、しかも裏社会の人々の介在
さえにおわせるなど、単なる粉飾決算事
件、公金の私的流用事件では語りつくせ
ないいわば企業統治に関する異常な事件
だ。マスコミが大きく取り上げるのも無理のないところだ。両者ともれっきとし
た上場会社である。実損を被った株式投資家の落胆ぶりは想像するに余りある。
気をつけるべきは、問題の構造自体はきわめて単純なものであることだ。オリ
ンパス事件は「うそつき事件」であり、大王製紙事件は「欲ボケ事件」だ。嘘を
つくのも欲ボケするのも、人間誰しも持っている普遍的な悪徳だ。
嘘にも欲ボケにも、自己増殖機能があることに注意しなくてはならない。一度
嘘をつくと次の嘘が必要になり、ついには小さな嘘が大きな嘘に成長する。一度
ギャンブルに手を染めそれにのめりこむと、賭け金は雪達磨式に増えてゆく。つ
まり、この二社におこったのと同じことが、他の企業でも当然起こりうるのだ。
だから小さな嘘であるうちに嘘を潰す、欲ボケに歯止めをかける企業統治が求め
られる。
健全な企業統治を実現するにはやはり、外部監査機能を充実させることが肝要
だ。だが、お飾りではない監査役がいて、社外取締役がいて、監査法人が深く関わっ
ている、そんな大手企業においてさえも、不祥事が発生した例は多い。ましてや
中小企業では、外部監査機能を果たすのは税理士くらいだろう。だが多くの税理
士は税金計算係であって、税理士さんにこれらの人間の本源的な悪徳の、自己増
殖抑止機能を期待するのは無理と言うものだ。
ではどうしたらよいだろうか。筆者は銀行経験者である。だからこれから論じ
ることは手前味噌だ。それを承知で読み進めていただきたい。
中小企業は金融機関を外部監査機関として利用することを考えよう。そのた
めに必要がなくても、銀行から借金をするのだ。銀行に融資を申し込むと、業
績好調で銀行の融資判断で何の問題もない企業に対しても、銀行は必ず様々な
経営資料の提出を要求してくる。融資判断に必要な決算書や付属明細表などの
資料だ。提出すると若い担当者は、いろいろ杓子定規な質問をしてくるだろう。
それに嫌がらずに答えるのだ。提出資料にやましい部分がなくて、質問に対す
る回答が納得できるものであれば、それでたいていは融資OKが出る。しかし
あいまいな説明をすれば、担当者はやんわりとかつチクチクと質問を繰り返す
だろう。そして時には融資のOKがもらえない。実に杓子定規なのが今日の金
― 15 ―
融機関融資審査なのだ。しかしこの杓子定規さが中小企業の企業統治のほころ
びを防いでくれるのだ。
かつての金融機関が行う中小零細企業融資では、決算書よりも経営者の人柄、
業界の評判を重視されたものだった。だから「中小企業融資は人格貸し」などと
も言われ、経営者を見抜く支店長の腹ひとつで決ることも多々あった、ところが
金融庁の指導が厳しい昨今の金融機関では、支店長の腹次第判断は受け入れられ
ない。融資判断は書類審査の色彩が強くなり、決算書をじっくり吟味し、問題が
ないことが明らかになるまでは、なかなか融資のOKを出さない。昨今の金融機
関はガードが固すぎる、と感じるとしたならそれが原因だ。金融機関が変貌した
というよりは、金融行政が変わったのだ。だからどうにもならない。ではそれを
逆手にとったらどうか、と言うのが今回の筆者の主張である。
金融機関の担当者は同業企業、他産業の企業、様々な企業の決算書を日頃から
見慣れている。オリンパスとか大王製紙などの大企業はともかく、相手が中小零
細企業であれば、提出された数期間の決算書を見た瞬間に、同業他社比とか、他
産業比較と言う評価尺度を活用しながら、勘定科目の中から不自然な点を敏感に
探し出し粉飾決算を疑う。社長へ貸付、投資勘定の中身に対してはとりわけ厳し
い目を注ぐ。つまり、今の金融機関は中小零細企業にとって、立派な外部監査機
関役なのだ。だから先ず銀行から借金をするのだ。そして銀行に十分説明のつく
決算書を作ることを心がけるのだ。そうすれば不健全な財務運営に自然と自己
チェックが入る。
筆者は昨年、義弟から頼まれて彼の会社の顧問になった。会社規模が大きくなっ
てきたので、銀行経験者である筆者に会社経営のご意見番を願いたいとのことだっ
た。義弟の会社は創業以来赤字を出したことのない、無借金経営の健全企業だ。
だから借金に苦労したことがなく、決算書は税理士任せだった。
筆者の最初のアドバイスは、「銀行から金を借りろ」だった。金に困っていない
と抵抗する借金嫌いの義弟を説得して、やっとある銀行から金を借りさせた。そ
して金が要る、要らないに関係なく、年に数回は借金を申し込むことも認めさせた。
当然銀行の融資担当者は様々な質問を浴びせてきた。義弟は初めて決算書をじっ
くり読み、月次損益計算書をチェックするようになった。たったこれだけでも、
ワンマン社長の行動に歯止めがかかる。
義弟の言いなりだった税理士も目を覚ましたようだ。税理士事務所の所長はこ
ちらから言い出す前に、税金計算係でしかなかった担当者を、経営アドバイスも
できる敏腕若手担当者に変えてくれた。
(寺田欣司)
しおからトンボ
世の中の動きをトンボの目で観察し、その中からちょいと『しおからい』経営の
ヒントを見つけます。
― 16 ―
第145回_表1-4[1-4] 11.12.1 11:11 AM ページ 3
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第145回_表1-4[1-4] 11.12.1 11:11 AM ページ 4
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平成23年12月
編集・発行 磐田信用金庫 お客さま相談部
〒438-0078 磐田市中泉591番地2
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