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- 1 - 工務課長 それでは、座って説明させていただきます。 まず、最初にお

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- 1 - 工務課長 それでは、座って説明させていただきます。 まず、最初にお
○工務課長 それでは、座って説明させていただきます。
まず、最初にお手元資料の修正をお願いいたします。お手元資料、18ページをごらんください。
真ん中あたりですけれども、7番、改善後の業務プロセスという欄がございます。その1番です。
水質異常等連絡時の確認及び指導という欄がありますが、その下2行にちょっと追加をお願いい
たします。まず、2行目、小規模貯水槽水道管理者への文書送付、そして、一番右側の総コスト
の欄をお願いします。381、38万1,000円です。それから、3行目、追記をお願いいたします。点
検結果整理と改善指導の通知です。一番右側の総コスト欄に記入をお願いします。306、30万
6,000円です。それで、一番下の合計欄、一番右側が372になっております。これを、1059、修正
お願いします。そして、それによりまして、今度、8番、改善効果ですが、その下から2番目の一
番右側372を1059、一番下、差し引きの欄を2108の欄を1421、これで修正お願いします。おわび
して訂正いたします。
それでは、小規模貯水槽水道の点検業務のあり方について提案させていただきます。まず、貯
水槽水道とは、マンション・アパート等高層ビル、工場等多量に水を使用する建物、大規模病院
等、緊急断水できない建物、これらに水道水を一旦タンクで水を受け取り給水する方式を言いま
す。道路上にあります配水管から受水槽と呼ばれるタンクや建物の上にあります高架水槽と呼ば
れるタンク、これらに水をため、給水を行います。このタンク容量が10㎥超えたものを簡易専用
水道と呼び、水道法の規定により、設置者に1年に1回のタンクの清掃、点検、検査の義務があり
ます。一方、タンク容量10㎥以下を小規模貯水槽水道と呼び、水道法での規定はありません。そ
こで、宇部市水道条例により、上と同じような条件を努力義務として課しております。本日は、
この下の小規模貯水槽水道に関することです。さて、この小規模貯水槽水道ですが、法的義務が
ないため、現在、水道事業部では、市民サービスの一環として点検をいたしております。その方
法は、貯水槽清掃の県知事登録を受けた宇部市の給水装置の業者さんに点検を委託しております。
内容は、マンホールの状態、管の状態、管周りの保温、水質等を検査しております。
それでは、平成24年度の事業分析結果を報告します。人件費、委託料を含め、合計248万円か
かっております。点検結果としましては、点検発注件数101件に対し、点検件数90件、この差11
件は、自主的にもう点検が済んでいる等により、点検が断られることもあります。このうち不合
格の件数が72件にのぼっております。
それでは、この事業上の課題、問題点についてお話いたします。今、お話しましたように、点
検結果90件のうち、72件に不備があり、実に不備は80%に上っております。この不備の内容です
が、保温材の破損、防虫網の破損、施錠なし、ふたが開かない、水槽内が汚いなど、ごらんのと
おりの件数となっており、これらは、1つの建物で重複する可能性もあるため、合計は72件を
オーバーしております。また、この点検は、市内を東西に分けて隔年で行っているため、前回は
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平成22年に実施しておりますが、この72件のうち、同様の不備があったものが27件と、結局、約
3分の1は、前回指摘したにもかかわらず、修正がなされてなかったという事例が見られます。こ
の不備の状況を写真をもって説明いたします。まず、これは、タンクの周りの配管が紫外線によ
りぼろぼろになっている例です。これは、寒気による凍結の恐れがあります。次に、これは、タ
ンクの上の空気抜きですが、防虫網が破損しております。これは、虫混入の恐れがあります。こ
れは、タンクのふたにピンがとめている例で、施錠がなされておらず、異物混入の恐れがありま
す。これは、タンクのふたのボルトがさびており、ふたが開かない恐れがあり、清掃できない恐
れがあります。これは、水槽内が汚れており、水質悪化の恐れがあります。
それでは、本事業の現状を整理いたします。まず、指摘事項の大部分は、タンクの外回りの管
理に関する不備であり、水質への悪影響は少ないと言えます。また、残留塩素は適正に出ており、
飲料に不適ではないということです。3番目に、これは、努力義務のため、指導に当たっての水
道事業部としての強制力がないということが言えます。
そこで、事業改善案ですが、まず、現在、水質的不安は少ないため、市による点検は廃止しま
す。そのかわりに、小規模貯水槽水道設置者に文書を送付し、管理の悪い写真の例を送り、管理
の必要性を問います。また、水道利用者への情報公開を掲示板等でお願いします。また、点検結
果報告書の送付を依頼します。そうして、報告書により必要な指導を文書で行う。また、適切に
管理されている場合は、水てき証明書を発行いたします。この水てき証明書ですが、管理の状態
が適切な貯水槽水道として「素敵、すてき、水てき」という意味を込めて名づけられております。
なお、水槽の管理状態のよい建物は、掲示板に水てき証明書が張っていることを広報等で周知し、
水てき証明書の掲示板に張っていない建物居住住民から、なぜこの建物には、水てき証明書がな
いのかという住民の声による施設改善を目指したいと考えております。最後に、水道利用者から
臭気などの苦情があった場合は、職員がその場に出向き、貯水槽の管理の状況を確認し、必要な
指導を行うということも考えております。
それでは、事業改善効果ですが、平成24年度の本事業は、248万円の費用がかかっておりまし
た。これが、改善案によれば、人件費が若干安くなります。物件費は、郵送代のみとなりますの
で、かなり安くなり、合計で105万9,000円、142万円、約57.3%の削減となります。これを市民
サービスの視点からみますと、まず、市民メリットといたしましては、貯水槽管理状況の公開に
より、安心して水道水が利用できるようになります。一方、デメリットとしては、強制力がない
ため公開されない場合があります。次に、水道事業部としてのメリットは、住民の声による貯水
槽管理の適正化率の向上が図れます。また、費用の削減にもなります。デメリットはありません。
以上で提案を終わります。よろしくお願いいたします。
○司会
ありがとうございました。パワーポイントの13ページを出してください。事業の効果の
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ところの数字が違ってたということなんですよね。実は、人件費のところは、1から1ということ
で、人が減るわけではないので、この事業をしたからといって、人件費のほうは変わりません。
数字上は変わってますけど、どう変わったというと、民間委託している90万円の費用がかからな
くなる。その理由は、やっても、指導権限がないし、80%は何かほったらかしじゃなくて、不適、
不適じゃないな。
○工務課長
80%が不適なんですけれども、それによって指導するけれども、約3分の1の方が見
直していただけない。
○司会
なので、これやっている意味がないのでやめようじゃないかという、非常に簡単なわけ
ですけども、じゃあ、そんな簡単なことが、どうして今なのという話を聞けば、もともと県の仕
事だったんですよね、そうじゃないの。
○工務課長
この小規模の部分については、昔から水道事業部というよりも、市民の方が率先し
てやっていただくべきことでした。それを市民サービスの一環として、水道事業費で点検を委託
しておりました。
○司会 いつごろから始めたんですか。
○工務課長 この点検自体は平成9年からやっております。
○司会 平成9年から。その前は、どこもやってなかったってことでいいですね。
○工務課長 そうです。
○司会
分かりました。ということなので、やっても効果も上がってないし、やめても大丈夫だ
という話を、今説明を聞いていただいたわけです。その辺を中心にまた議論したいと思います。
サポーターの方いかがですか。
○仕事見直しサポーター
調査を全面的に取りやめてしまうと、適正化の現状も把握できなくな
ってしまうんじゃないかなと思いまして、つまり適正化率を向上するという目的も、本当にこの
目的が達成できたか分からなくなってしまうんじゃないかなと思うので、全部とは言わずとも、
10分の1でも、5%でも、ランダムで調査されたほうがいいのではないかなと思うのですが、いか
がでしょうか。
○工務課長
まず、最初の文書送付にかわるという点で、その文書送付の際に写真を送って、写
真で特に悪い例を見てもらって、こういうふうになっちゃいけないなというのを理解していただ
くと。あとは、アンケート様式にして、しっかりやっているかどうかというのをチェックしてい
ただくということをやろうかと考えております。それによって、結局、性善説といいますか、し
っかりちゃんと正しいことで送っていただかないといけないんですけど、それによってある程度
の判断をしたいなと考えております。
○仕事見直しサポーター
わかりました。だとすると、自己報告書に、性善説に基づいてらっし
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ゃるとは思うんですけども、市がそういう住民の善意、証明書なしでもいいものなんでしょうか。
そのほかにもそういう事例はあるんでしょうか。住民の自己報告に対して、市が証明書を保障す
るということはやっていいのかなというふうに思うんですけど。
○工務課長
その管理状態をちゃんとやっていますよということが、全部やっているということ
に対しては、水道としては出そうかなと今考えております。要は、今回のこの問題点としては、
市として権限がないものを今までやっていました。それで、指導もしておりましたが、やってい
ただけない例が約3分の1あります。ただし、その3分の1は、もうこれ以上やっても、結局は、指
導できないんでどうしようもないということで、一番の目的は、居住住民の方で我々の飲む水な
んだから、自分でどうにかしようという意識をちょっと高めていただきたいと思ってのものです。
○仕事見直しサポーター
このような点検をしなくても、どうも余り水質への影響はないよとい
うような見解でありながら、一方では、点検したら、水質、水てき証明書を出すという、ここを
ちょっと矛盾してませんかね。本当にこれ実際の事象を見ても、壊われとったら、水質の保全上
問題あるんじゃないかと思うんですけども、これどうなんでしょう。
○工務課長 水道事業部では、平成9年から平成24年まで16年間、この点検というものを実施して
きております。その中で見るように、まず、このタンク内に残留塩素が出ているかどうかという
のを全部測っておりますけれども、今まで、残留塩素が出てこなかったという例がありません。
ですから、まず、飲料に対しては不適ではないと言えると考えております。
一方、約80%が適正ではないと言われている中は、タンクの周りの配管の不備とか、そういう
部分がかなり大きくなります。日常的にそういう不備というのは余り影響がないんですが、例え
ば、冬の時期に急に寒波がきて、管の回りの保温がされてないということで凍結してしまうと。
そしたら、初めて、そのときに、ちゃんとやってないがために凍結してしまったというのがわか
るという格好で、通常は余り影響はないんですけれども、いざというとき困るような事例が多い
かと思っております。
○司会
確認なんですけれども、点検結果報告を出すというのは、自主点検、要するに、それを
お持ちの方がやるのか、あるいはそのお持ちの方が、登録業者にお願いをして報告を求めるかど
っちかですか、それ全然違うんですよね。
○工務課長
一応考えているのは、登録業者の方に点検していただいて、それをもって出してい
ただくことを前提に考えております。
○司会
一応そういうことなので、自分がいいよ、「○」をつけたからそれでいいよではなくて、
ちゃんとした登録業者が点検をしたその結果を市のほうに提出しなさいというわけですよね。自
分が「○」つけて報告するのは、これは何だよという話ですよね。証明しようにも何もない。そ
うじゃなくて、登録業者がちゃんと点検した結果をもって報告にするということですね。
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○仕事見直しサポーター 先ほど平成9年に始められたということですが、この始められたきっか
けというのは何かあったんですか。
○工務課長
まず、この小規模貯水槽水道というのは、もともと水道事業部としての管理は水槽
に入るまでが水道事業部の管理、水槽以降については、その建物の持ち主の方の管理というふう
になっております。ところが、やはり、水道事業部としては、せっかく我が社の水を飲んでいた
だくということで、安心して飲んでいただきたいという気持ちがありまして、まずは、そういう
ところについて点検しましょうということで点検を始めてまいりました。
○仕事見直しサポーター ということは、やさしい気持ちがきっかけなんですか、思いやりが。
○工務課長 そうです。
○仕事見直しサポーター じゃあ、平成9年に、これじゃいけんということでやられたということ
ですか。
○工務課長 はい、そうです。
○仕事見直しサポーター
それと、一応法的義務がないということであれば、とりあえず、今の
市の財政状況をみると、義務のないことまでやるような理由もないと思いますので、やめられる
ことは大変結構ですし、あとのことについては管理者に任すと。あんまりごたごたせずに、もう
責任ある人に任すというようなことでもいいのかなというふうに思うんですけどね。そのきっか
けが思いやりだったら。
○仕事見直しサポーター
これ10㎥以上と10㎥以下で、これ一方では点検しなきゃいけない、片
一方は点検しなくていい、大体タンク容量というのは、方針結果に基づいてタンク容量は決めら
れると思うんです。だから、実質的には、そういう意味では容量は関係ないんじゃないかなと思
うんですけども、10㎥で線引いて、こういうのがあるという時代じゃないんですけど。
○工務課長 それは、水道法の定めなので。
○仕事見直しサポーター
もちろんそうでしょうけど、いや、そこをきちんとしないとやめてい
いということにいかないと。本当にやめていいのという議論は、やっぱり少し足らないと思って
いるんです。
例えば、安全にするという意味では、1つは水質という意味と、それから、安定供給という意
味があると思うんです。例えば、先ほど言われたんですけど、きっかけは思いやりと、それで今、
そうしたときに、安定供給、これはもう本当のライフラインですから、そう言えるのかというこ
とですよね。そこのところを、やっぱり本当にやめていいという検証をしっかりやってくれない
と困ると思います。
○工務課長
これにつきましても、先ほどから申しておるんですが、水道事業部としては、一応
指導はやってきました。16年の実績があります。ただし、やはり、3分の1ぐらいがなかなかすぐ
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にやったからといって、やった効果というものが出ないもんですから、やらなくてもいいという
ふうに考えているんではないかと考えております。それで、水てき証明書が貼ってない、この建
物は何がおかしいんだろうということで、住民の方の声に後押ししていただきたいというのが一
番の目的でございます。
○仕事見直しサポーター
だから、やらないでいいというんではなくて、あくまでもやらなけれ
ばだめだというスタンスはなくしたらいけないと思う。
○司会 点検をやらなくていいと言ってるわけではないですね。
○工務課長 はい。そうです。
○司会
やるんですよ。だけども、これまで市がやってたわけですね。そうじゃなくて、今度は
自分たちでやって、その報告を上げなさいと。その報告によっては指導もしますというのが、足
らないという御説明でいいですよね。
○工務課長
そうです。それと、特に、管理につきましては、本当は、その建物の方がやってい
ただかなきゃならないというのが事実なんですが、今の住民の方というのは、多分それはよく分
かられてないんだろうと。多分、どういう家庭であっても、蛇口から出るところまでが水道局が
責任を持ってやるべきだと考えられていると思いますので、やはり、広報とかによって、ここの
部分までが水道局です。ここの部分は自分ですよということをよく認識していただきたいなとい
うこともあります。
○仕事見直しサポーター
よく分かりますけど、そのことによって、点検率というのは上がると
考えておられるんですか、上がらないと考えているんですか。
○工務課長 一応上がると考えて、そういうふうにやりたいなと思っております。
○仕事見直しサポーター
それじゃあ、ちなみに、この事業で受益者というのは何人ぐらいいら
っしゃいますか。要は、小規模貯水槽の世帯数という人数でもいいですけど。
○工務課長 平成24年度末で小規模貯水槽水道が421棟あります。
○仕事見直しサポーター 世帯数にすると。
○工務課長
その建物によって、20軒だったり、30軒だったりとばらばらなんで、世帯数は把握
しておりません。
○仕事見直しサポーター
1割以下ですよね、宇部市民の。
○工務課長 そうですね。
○仕事見直しサポーター
だったら、しばらくやれることで、逆にその受益者負担ということで、
その費用をいただくということも考えてもいいんじゃないですか。その1割以下であれば、無料
にするのではなくて、有料でそういう点検サービスをするということも考えられるんじゃないか
なと思うんですけど。
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○工務課長 点検自体をその小規模の方からお金をいただいてということですか。
○仕事見直しサポーター
そうです。受益者負担という観点でお金を徴収するということも考え
てもいいんじゃないですか。
○司会
それは、実際に廃止をしても、業者の方に報告もらうわけですよね。御本人たちが委託
をするわけですよね、お金を払って。なので、自主的に受益者負担が発生するということ、こう
説明していいんじゃないですか。私が言うのも何ですが。
○工務課長 そうなります。
○司会
そういうことです。受益者負担になります。ごめんなさい、私が説明しちゃいけないで
す。他にいかがですか。どうぞ。
○オブザーバー
自己責任だよねって言っちゃえばおしまいなんで、それはそれでいいんですけ
ど、別にそれを私自身も反対するつもりもないんですが、ただ、サポーターがおっしゃるように、
水道の適正管理、これはなかなか難しくて、今のところあんまり芳しい管理状態じゃないよねっ
ていう話があったわけですよね。それを考えたときに、例えば水道法は水道法として、例えば宇
部市に条例をつくって、3年に1回チェックをして、そのチェックした結果を申告しなさいとかい
う形にする方法も多分あるのかなと。要は自己責任だから、市はお金を負担しませんよ。でも、
水質の維持をするための方法論としては、多分別にこういうふうにばさっと切っちゃう、効果が
ないから切っちゃうというんじゃなくて、もうちょっと強制力のあるやり方で、かつ宇部市のお
金を使わない方法論というのは多分あるのかなと思うんですけど、ばさっと切ってしまうという
理由は何にあるんでしょうか。
○水道事業部次長
ばさっとこう切るというんじゃなくて、先ほどからちょっと説明しておりま
すけども、各地区の状況を確認する手法を変えていくということで、その小規模貯水槽水道を利
用されている方の声の力を借りようということです。それが、今回の提案です。
○司会
具体的に声を、市民の声を借りようということも具体的に説明していただければお願い
します。
○水道事業部次長 水てき証明書というのが、水道事業者として適正に管理されている方にどん
どん発行していく。その発行しているということを、その他の住民の方にしっかり周知すること
によって、その水てき証明書があるということが、小規模貯水槽水道の管理が適正に行われてい
る。ついては、水道水も安心して安全に飲めるだろうと、こういうふうなことをやっていきたい
と思います。
○司会 そうなんですけども、421棟あって、きちんと点検をして、その報告をいただいてますよ
というところが、例えばこことこことここですよと。実は、こことここは報告が出てませんよと
いうところまでやらないと、住民の声は借りられないんじゃないかなと思うんですけど、そうい
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うことでいいんですよね。
○水道事業部次長 これは、小規模貯水槽水道のことの話なんですけども、住民広報というものに
ついては、これは、厚生労働省が点検をする登録機関に通知を出しているものの中に、あくまで
もその情報公開するときには、設置者の了解を得なさいというような通知がありますので、そう
いう状況の中で水道事業者としてここの施設はいいですよと、ここの施設は悪いですよというふ
うな情報はちょっと出せない。
○司会
悪いと言っているのではなくて、報告が出てるところと出てないところがありますよと
いうのははっきりさせないと、住民の声借りられないんじゃないかなと思うんですけど、それい
かがですか。そこちょっとポイントじゃないかなと思うんですけど。
○オブザーバー
もう一ついいですか。今の話は多分問題になってくると思うんですけども、住
民の方って、自分のところが小規模貯水槽なのか、それとも、簡易専用水道になっているかどう
かわかんないと思うんです。10㎥なのかどうなのかって分かってないわけじゃないですか。そう
なったときに、小規模貯水槽は仮にシールを張ったとするじゃないですか。でも、ちょっといっ
て、10㎥以上でしたというところでシール出さないわけですよね。
○工務課長
簡易専用水道、10㎥以上につきましても、昨年度までは保健所の管轄でした。とこ
ろが、今年度から水道事業部の管轄になりましたので、こちらについても、同様に水てき証明書
は出していこうかなと考えております。
○オブザーバー そのことは今載っているんですか、これ。
○工務課長 この中には載っておりません。
○オブザーバー
だから、やって、やろうとしてましたと言われてからお答えするのはずるいん
じゃないですか。だから、そこが多分ないと分かんないよねって話ですよ。マンションだったら、
必ずそれが張ってないといけないよっていうふうにならないと分かんないと思うので、ただ、そ
れで、本当に、かなり善意に依存する形になると思うんですけれども、果たしてそれが実効性の
あるように機能するのかなというところがなかなか難しいところかなと思います。
○仕事見直しサポーター
繰り返しますけど、やっぱりこの水槽というのをきちっと点検しない
と、市民が安心して水が飲めるかどうか、それをどう考えておられるのかという基本的な皆さん
の考え方をはっきりしないとちょっとあいまいですよね。もしそうであれば、きちっと確実に全
部点検できるように、そこまではきちっと皆さん考えられないといけないと思うんです。途中で
投げ出すというか、もう自己責任何とかってできないと思います。そこのところをどう考えてお
られますか。点検しなくても、住民は点検しなくても、もう十分安心・安全だというふうに理解
されているんですか。
○工務課長
水質的には安心だと考えておりますので、これは打ち切ってもいいんではなかろう
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かというように考えております。あとは、タンクの周りの整備状況、これがどうしても上がらな
いということで、この方面については、住民の方の声により、適正な修正をしていただきたいな
というふうに考えております。
○仕事見直しサポーター
タンクの周りというんじゃいかんと言うんですよ。既に水質という視
点と、安定供給という2つの視点でどうかというふうに判断しますか。
○水道事業部長
すみません。10㎥以上のものについては、先ほどから申し上げましたように、
簡易専用水道の法律がありますので、強制力があるような指導の中で適正に管理されて、その部
分は住民の方がたとえあるかないかご存じなくても、10㎥以上であれば当然そういうチェックが
入るという形です。それ未満の高架水槽等につきましては、あくまで、先ほどから申し上げます
ように、水道事業部の範囲と、それから、住民の方の責任で関していただく範囲と、これも、今
までも、広報等あるいは「すいすいだより」等で随分皆さんのほうにお示しはしているんですが、
まだ十分反映されてない部分もあります。
厚生労働省からのほうの指導も、もう水道事業者としてその水質に関して、高架水槽に関する
ところについても、一応いろんな目配りは必要じゃないですかというような形の中で、さっきの
スタート時から、今までずっと2年に1回ずっとやってきたわけなんですが、実情については、さ
っき課長が申し上げましたように、同じ繰り返しが、毎年同じことをやって、同じ実績を出して、
ほとんどの方は重きを置いていただけないという事情が整理できましたので、今度は別な形で意
識をしていただいて、水質の管理をきっちりやっていこうという思いで、こういう施策の展開を
今提案させていただいたところです。
○仕事見直しサポーター
改善後の業務プロセスの中に、水てき証明書の発行以外に、住民の方
の自主性を向上させるような取組があまり工夫がされてないなというふうに思ったので、その住
民の意識を高める、すごく重要なことだと思ったので、その目のつけどころすごくいいなと思っ
たので、そこを、例えば、こういうチェックポイントとかをもっと分かりやすくいろいろ広報し
ていただくとか、あるいは、不安に思ったら自分で点検できるようなキットを水道局で貸し出し
をするような仕組みをつくるとか、そういうふうにしていただけると、住民ももっと自主的に水
質にかかわっていこうというような機運が高まるんじゃないかなと思いました。残留塩素だけで
なくて、きっと他にもカビ臭とか、私も感じているので、調べてみたいなと思うんですけど、で
もどうやって調べていいか分からないというのが、潜在的なやる気はいろんなところにあると思
うので、それを形にできるような取組があるといいなと思いました。
○工務課長 ありがとうございます。その取組については、十分考えていきたいなと思います。
○司会
他にございますか。多分、今点検を委託をしていますけれども、それで、例えば、適、
不適ってやってもできないことはないと思うんです。でも、結局、点検やっても指導できない、
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効果がない。だったら、やめても最終的には同じだというふうに説明したほうが分かりやすいん
ではないだろうかなと聞いてて、ずっと思っていたんですけど、そういうことですよね。
○工務課長 そうであります。
○仕事見直しサポーター
行政としては、市民サービスの向上とか、市民としてはあれをしても
らいたい、これをしてもらいたいというのがあると思うんですけど、先ほどからお話にあるよう
に、市民意識を変えていく、高めていくということもサービスの一つなのかなと思います。我々、
率先してそういうふうにしないといけないんですけども、私もずるい人間なので、してもらうこ
とばっかりあって、自分のやるべきことをやらないという部分も非常にあったりします。今回の
ことでぜひお願いをしたいのは、やはり市民意識を高めていく、管理すべき人間は、管理する責
任を負ってだけども、何か広く通じるような、何かにつけて耳にするようなことというのも考え
てやられたほうが住民の安心が得られるんじゃないかと思って、ぜひそのようにお願いしたいと
思います。
○司会
ありがとうございました。そろそろ判定のほうに移りたいと思います。そうですね、自
分の家が小規模貯水槽かどうかそもそも分かんないとこれいけないわけでして、その辺の部分あ
たり必要かな。どうでしょう。今日、傍聴しておられる皆さんで、自分の家がこれに該当するか
どうかをご存知の方ってどれぐらいいるんですか。ほとんどいないというか、全然いないという
ことですね。それではやっぱり、いや、もしかしたら、皆さん、一戸建てにお住みなのかもしれ
ないけど、そうとも言えないようなんで、そういう状況だということを踏まえてぜひ心掛けてい
ただきたいというふうに思います。じゃあ、判定行きたいと思います。5点・4点・3点・2点・1
点、この小規模貯水槽水道の点検業務について、効果が出てないから廃止するんだというんでは
なくて、廃止しても、こういう方法で同じ効果が生まれると、より以上に市民の意識を変えられ
ますよということで判定をさせていただきたいというふうに思います。この改善策は、サポー
ターの皆さんの心を打ったかどうかということで判定したいと思います。では、判定お願いしま
す。4・3・4・4・4、19というのは、これまでの最高値ですよね。最後まで最高で残っていられ
るか分かりませんが、ありがとうございました。
これで、小規模貯水槽水道の点検業務のあり方について終わりたいと思います。忘れていまし
た。さっき全然手が挙がらなかったですからね。そういう今19点という評価が出たんでんすけど
も、そうだな、今までよりも一番よかったなという方は「○」、そうでないという方は「×」
で行きたいと思います。それでは、お願いします。多数決でやって、何とか過半数いっているか
なというところなので、見て多分、今までの中でよかったんじゃないかという方のほうが少し多
かったという状況です。ありがとうございました。
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