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自主防災組織 先進事例
自主防災組織 事 例 先進事例 クロスロードの実施 組 織 名 西中保防災会、東中保防災会 特 自治会を区域中央を流れる祖父川で西と東で分割し防災会を結成。防 災会毎に避難所を決め、防災訓練などの活動を実施。 徴 活動内容 1 クロスロードゲームの実施 クロスロードゲームとは(注意:チームクロスロードの制作・著作です。) 「クロスロード」とは、「分かれ道」のこと。 災害時は、ジレンマを伴う重大な決断の連続です。 このゲームは、手軽なゲームながら、参加者は、災害対応を自らの問題としてアクティ ヴに考えることができ、かつ、自分とは異なる意見・価値観の存在への気づきも得られま す。地域の防災問題に関して、事前に合意を形成しておく一助ともなるでしょう。楽しく、 しかし、真剣に、災害対応について学びたい方にお勧めです。 2 ゲームの進め方 ① ① 準備するものは、 問題、イエスノーカード、 座布団カード ② 順番が回ってきたら手持ちのカードから 読み上げるカードを選ぶ。 ② ③ 意思決定 メンバーは全員「自分ならどうするか?」を 決めて、手持ちのイエスノーカードを自分の前に 伏せて出す。 ④ 多数決 ④ ③ イエスノーの多数決で、多い方は座布団が当た ります。ただし、一人だけ意見が違う場合 は、その一人に座布団が当たります。 ⑤ ゲームの勝者 ①~④を何回か繰り返し、最終的に座布団 の枚数が一番多いものが勝者とする。 ④ ⑤ 1 ゲーム開始! 防災会長のあいさつの後、 訓練の準備と進め方を説明し ます。 今回は、福田六家防災会も 参加しました。 2 問題 今回は、6問です。「被災 者」「企業の課長」「母親」 「受験生」など、様々な立場 で考えました。 例えば、「母親の立場」で、 「避難所生活は、余震が続く 中安全だが、風邪が大流行中。 幼い我が子に風邪がうつるの ではと心配。あなたは、避難 所を出て半壊状態の自宅に戻 る?戻らない?」 3 意思決定 (イエス・ノーの判断) 問題が出されたら、それぞ れで、どの様な状況になって いるのかをイメージしなが ら、自分だったらどうするか を考えます。 避難所はどんな状態になる のか、被災体験がないので、 なかなかイメージできませ ん。 4 カード・オープン! みんな回答が出たら一斉に 裏返しのカードを表に反しま す。 イエス、ノーに分かれます。 自分一人だけ意見が違って ビックリしている人もいまし た。 5 みんなで意見交換 一人ひとり、何故「イエス」 か「ノー」かを話していきま す。そんな意見もあったのか と気づいたり、他人の意見を 聞いて意見が変わる場合もあ りました。 特に、一人だけ違う人の意 見は重要です。みんながなか なか気付かなかった新しい発 見もありました。 6 振り返り この時は、問題をイメージ するために、阪神淡路大震災 や中越沖地震などの写真も見 ました。避難所の写真では、 避難所の体育館に敷き詰めら れた布団に驚きました。 災害が起こったらどうなる かを具体的にイメージして、 自助・共助や日頃の準備の必 要性を確認できたゲームでし た。