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開設講習名 翻訳研究からリーディングを見直す 講 師 藤本

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開設講習名 翻訳研究からリーディングを見直す 講 師 藤本
開設講習名
翻訳研究からリーディングを見直す
講習会場
山口大学吉田キャンパス
開 設 日
平成 25 年 11 月 17 日
受講者募集期間
履修認定対象職種
受講料等総額
平成 25 年 9 月 24 日~平成 25 年 10 月 2 日
教諭
6,000 円
講
師
藤本幸伸
会場所在地
時間数
履修認定時期
主な受講対象者
山口県山口市
6 時間
受講予定人数
30 人
平成 26 年 1 月 16 日まで
高等学校英語担当教諭
(うち受講料以外の経費)
【到達目標】
リーディングと翻訳(外国語の概念や発想を訳すこと)について理解を深める。
翻訳の有用性について認識を深め、リーディング活動に活かす。
【講習の概要】
平成 25 年度から「英語の授業は英語で行うことを基本とする」授業が本格的に開始されます。グラフィックオーガナイザーを使った読
解活動やリプロダクションによる内容確認など、英語の授業を英語で行うための様々な取り組みが実施されています。そのような中、英語
を日本語に変換する翻訳は、いかにも反時代的な活動だと思われるかも知れません。しかし、改めて「翻訳」とは何だろうかと問い直して
みると、意外に答えに窮するのではないでしょうか。「へぇ」と感心される上手な、そしてこなれた日本語訳が翻訳でしょうか。翻訳とはこな
れた日本語訳を作る小手先の技術ではありません。
例えば、“May I help you?”は場面に応じて「(お店で)いらっしゃいませ」「(病院で)どうなさいましたか」「(友達間で)元気?」などと訳
し分け、生徒にこの表現の実用性を示すことができますが、次の変哲もない表現、“They don’t really know what they are doing.”はどう
でしょうか。このように一見簡単だが、なかなか意味の掴みにくい表現の理解に翻訳を活用することができます。英語の授業を「英語」か
「日本語」かという二者択一ではなく、双方の利点を活かす方策の一助として翻訳を取り上げたいと思います。
この講習は、以下の内容を中心に進めていきます。
(1) 学習指導要領の中のリーディング:何が削られ、何が加わったのか?
(2) リーディングとは何だろうか?:読んで分かるの「分かる」の意味
(3) 翻訳で一番大切なこと:等価(equivalence)
(4) 等価をどう達成するか?:翻訳の基準・翻訳単位・文化の翻訳
この講習は講師の一方的な講義ではなく、受講者の討論を随時織り交ぜながら進めていきます。議論への積極的な参加をお願いい
たします。
【評価の方法・評価基準】
評価の方法: 筆記試験
評価基準:合 格:講義の内容を理解し、学んだ知識を活用できる。
不合格:上記以外
【テキスト・参考文献】
事前にテキスト(資料)を配布予定。
【受講者への伝達事項】
筆記用具、英和辞典(紙・電子いずれの媒体でもかまいませんが、和英辞典・英語辞典が収録されている電子辞書の方が便利でしょう)
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