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第5次吉川市総合振興計画基本構想原案に対するご意見の内容と ご

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第5次吉川市総合振興計画基本構想原案に対するご意見の内容と ご
第5次吉川市総合振興計画基本構想原案に対するご意見の内容と
ご意見に対する市の考え方について
第5次吉川市総合振興計画の策定にあたり、基本構想原案を公表し、パブリック・コメン
ト手続きを実施しました。このパブリック・コメント手続きにおいていただきました貴重な
ご意見につきましては、十分検討した上で市の考え方を別紙のとおり取りまとめました。
なお、
「第5次吉川市総合振興計画基本構想原案に対するご意見の内容とご意見に対する市
の考え方について」
、
「第5次吉川市総合振興計画基本構想原案」につきましては、市の公式
ホームページのほか、政策室、市政情報コーナーにてご覧いただけます。
1 閲覧、意見提出期間
平成 22 年 12 月 20 日(月曜日)から 23 年 1 月 25 日(火曜日)まで
2 意見応募状況
(1) 提出者数 5 人
(2) 意見件数 5 件
(3) 意見提出方法の内訳
1)
2)
3)
4)
5)
窓口に持参されたもの
郵便によるもの
ファクシミリによるもの
電子メールによるもの
意見提出箱に投函されたもの
3件
0件
0件
1件
1件
提出していただいたご意見については、住所・氏名などの個人情報を除き、原則として全
文そのまま転記したものを掲載させていただきました。
平成23年2月25日
問い合わせ先 吉川市政策室企画担当
電話 048-982-9445(直通)
ファクシミリ 048-981-5392
1/10
別紙
№
市に寄せられたご意見
ご意見に対する市の考え方
1
吉川に住んで良かったわが人生。小生が吉川市に住居して44年暮らしてきましたが、一番強く感じましたのは
住民同士の連帯感とやさしさに感動致しました。小生もこれから地域のために何か恩返しのつもりで色々、ボラ
ンティア活動を致してきました。市民の皆さんが住み良い環境造りと致しまして、清掃、剪定、その他できることを
範囲で活動してきました。今までボランティア仲間が50名となりました。そこで緑花会、よこまちの杜を守る会を
発足致しまして子どもたちのふる里づくりをめざしてがんばって行きたいと思います。さくら通りに休憩所を要望
致します。
ご意見ありがとうございます。原案の基本理念にもござ
いますように、人と人との結びつきも吉川の価値の一つと
考えて、まちづくりに取り組んでまいりますので、引き続き
ご協力をお願いします。休憩所につきましては、現在、具
体的な整備計画はありませんが、今後の事業を検討する
際にご意見として参考とさせていただきます。
2
序:
最初に苦言を呈せねばなるまい。前'故(深井市長、続く戸張市長の吉川市政を見るにつけ、失われた 12 年
と評価せざるを得ない。例えば、国のGDPに相応する市内総生産の停滞である。平成 8 年以降今日まで成長
率は僅かに 0.8%に止まっている。
この起因する事情を顧みると、首長の無能、これを知って知らずか安易に支えてきた保守系と公明党市議団
また地元の縁故重視の幹部職員に帰すると判断している。
しかしながら、この糾弾の刃はこれらの選良に投票し、あるいは無投票当選を許容した我ら市民の見識の無さ
に帰するのは当然であり反論の余地も無い。
そこでこの猛省に立って力量不足を顧みずこの基本構想の全面見直しと新提案に立ち向かってみた。予て私
は市に機会あるごとにパブリックオピニオンを提出して来た。ここ数年は眼疾患の手術と経過観察に追われて取
り組めなかったし、第 4 次総合振興計画では「後期基本計画」から関与してきた。
特に今回は第5 次総合振興計画スタートの好機に恵まれこの機会を出来るだけ生かして行きたいと取り組んだ
次第である。
ご意見ありがとうございます。はじめに、基本構想につ
きましては、基本計画、実施計画とともに総合振興計画を
構成する 3 計画のひとつで、総合振興計画の計画期間
である 10 年間に及ぶまちづくりの方針を示すものです。
この基本構想原案の作成にあたりましては、市職員の
みならず、市民の想いを聴くインタビューや市民討議会と
して開催したまちづくり未来会議の結果から得られた市
民の方が理想とする将来像へのご意見をもとに、その共
通項を見出しながら進めてきました。基本構想原案に掲
げた将来像やまちづくりの目標につきましては、抽象的
な表現と受け止められると思いますが、これには市民の
方の共通する想いを表現できるように努めた結果でござ
います。
また、こうした表現とすることで、望まれる将来像をイメ
ージとして共有でき、様々なまちづくりの担い手の方々と
共に取り組んでいけるものと考えております。
そこで、問題だが26頁に及ぶ基本構想原案の「将来都市像」「まちづくりの基本理念」「まちづくりの目標」は
いずれも単なるスローガン・抽象的な表現にとどまり、それは具体性に欠け、事業推進の方向が理解しにくい。
目標が曖昧なこともあって、10 年の期間にわたる遂行途上の達成状況が説明不能で全く評価に値しない。
比喩すれば、最終目的港すら不確かで、コースも途中の寄港地はおろか、海図も無さそうでただ海上を漂う
のみ、無免許'らしい(船長率いる乗船客 6 万余人、乗組員 300 人余の超大型客船の航海であろうか。
よってこの欠陥を是正する新提案を行う。
本論:
「基本構想」
Ⅰまちづくりの基本理念
Ⅰ.「まちづくりの基本理念」
市民が創り上げてきた資産を世代間で継承していく考
私達の市と市民は先の世代が残しまた我々が蓄積した資産を新しい眼で見直して、これらを充分に生かしつ え方につきまして、原案の基本理念 2 点目の「吉川市の
つ、優れた専門家の協力を得て新しい街づくりに挑む。
価値を高める」の中に反映してまいります。
2/10
これには多くの各層市民の参加を得てその総力を結集し、地方分権時代に相応しい住民自治の理想追求と
実現を期す。
そしてこの成果を広く内外に問いかけるとともに、将来の世代に引き継ぎ、さらに伝承発展させたい。
'注1(
この表現は市政への市民参加の一点への集中、同時にこの点から面への展開に併せてこの拡
散は内外各地との相互交流を通じて深化、さらに時間軸にそって過去の市民が築き上げた資産
を我ら世代が時代の流れに則って有効に生かし、この成果を次の子孫に伝えて行くという 3 次元
に及ぶ理念を簡略に集約した宣言と取って貰いたい。
Ⅱ.「達成目標」
1.
市内総生産目標'産業別区分(
平成 28 年度 2,317 億円'第一次 39 億円・第二次 850 億円・第三次 1,479 億円(
平成 33 年度 3,135 億円(第一次 64 億円・第二次 1,152 億円・第三次 1,979 億円)
⇒就業者 1 人あたり市内総生産@5,226 千円'平成19年度実績@5,806 千円(
'注2(
先述に倣って国基準に置き換えるとGDP'国内総生産(で経済成長率は 33 年まで年率約
5.85%の目標になる。因みに、戸張市長の第1期、第Ⅱ期通算での年率成長率は 0.4%に過ぎ
ない。この目標を達成しても平成 19 年度実績で戸田市の 4,955 億円に遠く及ばない。しかも都
民から戸田市は吉川市と並んで「川向こうの陸の孤島」と揶揄されてきたのに最近人口 116 千人
'昼間 114 千人(でこの吉川市の 33 年の規模計画での目標人口で並ぶのにこの大きな格差は歴
代首長の戦略有無の違いと断ぜざるを得まい。
また、類似の八潮市も最近時点人口夜・昼とも 75 千人で市内総生産 19 年度 3,353 億円に
対し吉川市の33年度この数値目標でもまだ及ばないのは、吉川市の内側向きで競争回避の
姿勢と危機感の欠如を如実に反映している。
いわば、ライバル八潮市に 12 周遅れ、戸田市に至っては後ろ姿も見えない長距離レースで
ある。
この基礎は次項に記載のように両隣のように大手流通企業の集客力に依存せずに市民全
体の総力を結集し、雇用吸収力に富むサービス業に特化した類例のない戦略が差別化の重
点である。
2.
市民所得目標'雇用者報酬・財産所得・企業所得別内訳(
平成 28 年度 2,465 億円'1,757 億円+44 億円+664 億円(
平成 33 年度 3,160 億円'2,146 億円+44 億円+970 億円(
⇒市民 1 人あたり市民所得@3,160 千円'平成 19 年度実績@2,752 千円(
また平成 19 年度実績で埻玉県平均は@2,973 千円、県内 70 市町村のうち上位から 37 位、@3,160
千円なら上位8位に相当。'上位7市町は和光市・戸田市・さいたま市・志木市・朝霞市・所沢市・三
芳町の順(。
Ⅲ.「計画の基本枠組み」
1. 最終年度の将来人口
総数'夜間( 100千人
3/10
Ⅱ達成目標
はじめに述べましたように、基本構想は、複雑かつ多様
な要素であるまちづくりについて、望まれる将来ビジョン
をわかりやすく共有できるように大まかな表現となってい
ます。
こうした点を補う方法として、5 か年の基本計画におきま
して、基本構想に掲げるまちづくりの目標を実現するため
の分野ごとの方向性や取組の考え方を施策として体系的
に示すとともに、数値目標を掲げる方式にしております。
なお、数値目標につきましては、行政運営の基本制度
として据える行政評価に活用できるように、施策ごとに成
果指標を設けていく考えです。
Ⅲ計画の基本枠組み
基本構想原案における計画の基本フレームにつきまし
ては、将来人口と将来都市構造・土地利用構想で構成し
'昼間 (110千人以上'うち外国各地からの招致留学生 2 千人、同数の国内各地からの推
薦学生で4千人が学生・残る6千人は短期滞在の旅行客などの平均人員(・国内各地からの推薦
学生には市民特別優先枠も尐数ながら挿入
'注3(内外からの学生定員 4 千人で財政負担が重ければ、2 千人に変更もあり得る。
2. 財政構造改革目標の明確化
「財政力指数」1以上早期実現可能と予測出来るが、限られた期日まで充分な時間がなく、また「基準
財政需要額」の測定は最近のデータが公開されておらず予想困難なので市の専門職員の試算に委
ねたい。
3.市民個人金融資産'推定 1,500 億円超(を市債に直接シフト
市民を含む直接関係者優遇条件'額面に対する払い込み価額割引等優遇条件の実質 10 年満期
利付(固定金利方式・縁故私募集を基本にする。無記名'従って市民縁故者の応募取得も可能(・無
担保とするが主な資金使途は後述の新規取得市有公共財利用の土地・関連建造物設備取得と優
良農地集積強化'現代版・交換分合(投資。
格付取得で地方債最高条件狙い'トリプルA等(、一般公募で計画調達不足資金確保。またはPFI手
法活用。市内立地金融機関の応募にも積極的に対処。
新都市計画の概要案・既存区画未整理地 200ha 対象・減歩 50%の内過半を第一次 60 億円で公共財
用地としてこの方法で買収。
誘致施設の基本は公設・民営'民間委託(とする。
都市計画案決定、誘致大学学校キャンパス施設、学生宿舎、内外からの有名店姉妹店舗招致用施
設等投資金額確定次第、第2次募集を企画。
実質上の償還計画は財政需給の見通しによるが、この財源の確実性の検証重視。
これによって発行枠上限設定。金融証券取引法の届出手続至急検討必要。
投資家のため流動性確保狙いで元請け機関選定と委託契約締結。
元請け機関の協力を得て、無作為抽出の市民を対象とする面接予備調査を実施、予想金利等発行
条件の企画案を提出させたい。
4.市職員と市議会への期待
一部事務組合を含まずに現在定員水準維持、特にIT技術活用で省力化、生産性向上・AHP手法活
用でモデル自治体の機能発揮・また、市政に広く市民の参加を募り、市民協働で新しい自治体運営を
志す。
構造改革特区の提案募集に即応できる常設新組織は必須。このほか現在の市政遂行の組織全面
改革が不可避。
市議会は所属党派を超えてAHP手法の実践により随時全員協議を目指し市民の期待に応えて貰
いたい。
5.外部人材の有効活用
優れた人材を擁し実績のある日本政策投資銀行など外部シンクタンク・学者'地元出身の浅子和美
一橋大教授等(専門家を招致するとともに、市内居住の有識者も有効に活用、本計画策定と進捗チェッ
クに積極的なアドバイスを得るのが望ましい。
4/10
ております。人口規模は、目標年次における市町村の姿
を示す指標として大きな要素であること、また、都市構造
と土地利用は市民の暮らしや経済活動の場として都市の
発展に大きくかかわり、人口予測とも密接な関係があるた
め、この2つの要素で構成しております。
ご意見をいただきました将来人口につきましては、コー
ホート変化率法を基本とした人口推計に、開発地域につ
いては開発の進行に応じた人口の定着を加味して推計
を行い、75,000 人と設定したものです。また、昼間人口は
新たな視点でございますが、行政サービスの多くが居住
を要件として実施されることや、多くの市民の方に分かり
やすい指標としての人口は、居住者数'夜間人口(である
と考えております。
財政運営につきましては、近年、財政健全化法に基づ
く健全化判断比率が設けられておりますので、新たな指
標も踏まえながら、健全な財政運営に努めてまいります。
PFI手法につきましては、すでに導入する場合の手順を
定めておりますので、適した事業に対して活用することが
可能です。市債につきましては、事業の実施におきまし
て、借入れにあたっての優位性や効率性を考慮して対応
していく考えです。
その他のご意見、ご提案につきましては、市へのご提
言として事務事業の検討にあたり参考にさせていただき
ます。
6.実験的街区に挑戦
ミニタウンを主軸に国内はもとより世界各地を的に情報発信する実験都市の街区形成を都市計画の
基本に据える。グローバル化に飲み込まれるのを懸念するのでなく逆にこちらから打って出る戦略をと
る。
新しい市場'Market(・広場'Place(を都市計画の基本とし建築家・プランナーのコンペ公募を実施、
依嘱専門家の評価により採否決定。
市民広場の位置付けは定住市民の交流、なかでも高齢の孤立する可能性ある市民が地域の絆の
接点として機能するようなプランを専門家としての提案の条件に付すべきである。
'注3(
特に言及するが最近導入された都市計画税の目的に相応しい支出であり、一般財源に堕しがち
な新税の効用として市民に充分に説明可能なことである。
時点を遡るがこの目的税新設の条例提案の際その理由として市民及び議会にこのような説明を
以って臨むべきだったことが当時出来なかったのを、この意見書で、わたしが代弁している皮肉
を自覚して貰いたい。
7.就業機会確保で労働力率アップ
市民生活の基本はワークライフ・バランスに富む就業機会を確保、健康な高齢
市民、子育て中の女性を含む女性の就労参加で60%'最近データでは55%前後(以上の労働力率
実現。
特に保育児童の施設、多様な勤務形態に対応する運営充実が鍵。
Ⅳ.住民投票による採否の実施
1. この基本構想の賛否を市民の有権者に問うべきである。
この基本構想は 10 年に及ぶ市政の基本施策の一環で市長・市議の法定任期を超える重要な課題である。一
方では、これを理由に 10 年の期間を短縮するのは今後の長期に及ぶ地域開発の成否に大きく影響するので本
末転倒である。
特に、投票権を特定の年代からの未成人にも付与すべきである。
これらの拡大される有権者にとって近い将来の学校進学先、職業・勤務先の選択に重要な影響を及ぼす可
能性に鑑み、例えば 13 歳に達した市民以上を対象とする等これを機に検討されたい。
2.地方自治法に基づく「住民投票条例」制定
例規集によれば住民投票の具体的な手続きは無いので、この審議と並行して条例化を議会と協議して結論
を見出して貰いたい。
Ⅴ.「目標達成目指しての実施計画展開の具体策選択肢」
この項の取り扱いについての意見に先だって以下記述し申し入れする。
⇒予て私が市の募集に応じて幾度も意見を提出してきたが、貴方は充分に応えていないとかねがね
不信感を抱いてきた。この一つにAHP'Analytic Hierarchy Process=階層分析法(の効用を説き、市政
全般に積極的に導入、成果を上げて欲しいと要望してきた。
'注(「階層化意思決定法'AHP(の活用」と題して平成 18 年 9 月提出意見書に相当詳しく説明して採
用を推奨し、市としても積極的に検討との反応を貰い、その内容を私でなく市側が間もなくNETで公開
し、尐なくとも全国の自治体関係者では周知の事実である。
5/10
Ⅳ住民投票による採否の実施
基本構想は、地方自治法の規定により議会の議決を経
て策定されます。賛否を問う住民投票の実施につきまし
ては、多様な価値観が存在する中で、多岐にわたるまち
づくりを定める計画の是非を問う住民投票はなじまないと
思われますので、実施する考えはございません。また、
当市では市民参画条例に住民投票に関する規定がござ
いますが、この条例の制定にあたって、案件により投票
資格者、投票方法、成立要件、結果の取り扱いなど、住
民投票実施の都度定めるとの考えに立っておりますの
で、常設型の住民投票条例を設ける予定はございませ
ん。
Ⅴ目標達成目指しての実施計画展開の具体策選択肢
このたびの計画策定体制につきましては、諮問機関と
して総合振興計画審議会を置き計画案に対する意見を
いただきながら、市議会とは市長からの提案と議決の関
係をもち、市長の下には庁内検討組織を設け計画案の
検討を行い、策定を進めております。また、これに市民参
加手法を取り入れて策定を進めていますが、市民の方の
然るにそれから4年余経過した現在、見聞きするところなんの動きも見られないのは、民間企業ならコ
ミットメント違反と株主訴訟を受ける事態である。スピードこそ住民サービスと問われる時代全く信じ難く、
怠慢の誹りを免れない。
そこで今回良い機会なので、この「基本構想」の確定まで時間があり、市職員関係者、審議会メンバ
ー、市会議員、市民応募者等多くの関係者でこの手法に基づき成案を得て貰いたいと最初に趣旨を認
めた次第である。
このAHP活用の実際作業にあたっては「最終目標」「評価基準」「代替案」の3つの階層構造になっているが、
意見等提出までの期間が短いことも重なって敢えて「評価基準」記載を提案内容から除いたこともこの趣旨とご
理解願いたい。
なお、「評価基準」は次の「代替案」の採否、優先順位を決定づける重要な要素であり関与する市民全体で検討
されたい。
以下多くの着想をランダムに記述したもので重複している箇所もあり、また基本枠組みに記載出来なかった補足
内容でもあるが「実施計画」立案の参考に供する。
●「ベッドタウン基軸の出稼ぎ型衛星都市」から「職住一体指向の自立都市」へ脱却
1.この狙い
旧来のベッドタウン化狙いの貴重な農地転用を伴う住宅地新開発による市街地外延拡大は近隣地域との誘
致競争激化と、尐子化進行でいずれ頭打ちを招き、行政効率悪化要因の可能性がある。
旧来市街地再開発による「人口集中地区人口比率上昇」整備重点は継続・往復通勤時間ロス排除と負担軽
減効果・逸失ロス時間の有効活用で生活充実・仕事と家庭生活の調和がとれた就業形態'ワークライフバランス
重視(追求で企業と就業者双方の互恵'ウイン&ウイン、勤務先企業も通勤費節減可能(狙いで有効。
市民通勤先企業等の市内立地誘致と市内企業への市外からの通勤者の市内定住促進の両面政策勧奨で実
現。
実質市民優遇政策で市民就業機会拡充に寄与・現在の夜間人口超過から昼間人口に接近'比率1以上・市
外からの流入者増で可能なら1.5以上も展望(で、市内生産と所得
分配不均衡是正期待・街区滞在者増で市内消費拡充に結実とともに日中の防災体制改善効果もある。
2.具体的提案
具体的な方法として協力企業就業者の市民税所得割納付額'特別徴収分(一部を雇用助成金として当該企
業に還元給付する誘引条例制定、適用'ただし、人材派遣、遊技、風俗等目的に沿わない業種、法令等遵守
違反企業は除く(。
従業者一定規模以上の条件充足すれば、新規立地移転受け入れ事業所、既存事業所無差別に適用する。
そのため適用期限は原則無期限。
還元額その比率などは該当企業の誘因になるかどうかの聴き取り調査結果、市側の手続きの所要工数、財政
負担を考慮して決定。
6/10
参画機会として、市民意識調査や市市民参画条例に基
づく市民説明会、パブリック・コメントのほか、市民の想い
を聴くインタビュー、市民討議会を行っているところです。
特に、市民討議会につきましては、これまで参加機会の
なかった方へのきっかけづくりと、公平性、中立性のある
意見を得るために実施しているところです。これら策定体
制の詳細につきましては、市ホームページにてご紹介し
ておりますので、総合振興計画のカテゴリから関連ペー
ジをご覧ください。
従来の計画策定では、行政施策、とりわけ事務事業か
らの積み上げによる計画作りを行ってきましたが、今回は
望まれる将来ビジョンを先に設け、それに対する取り組み
を考えていく手法をとっています。このため、第4次総合
振興計画の計画期間を1年残すこの時期に、基本構想を
検討しているもので、平成23年度には基本構想を受け
た基本計画を検討する工程となっています。
将来ビジョンを掲げる基本構想ですが、市民の想いを
聴くインタビューや市民討議会などで市民の方が理想と
するまちの姿についてご意見をいただき、そのご意見か
ら得られた、住みよさ・暮らしやすさ、田園風景・自然環
境の保全、健康・生活面の安全安心、特徴のなさからくる
シンボル・まちおこしが求められるといった傾向をとらえま
して、将来像を設けました。また、まちづくりの目標につき
ましても、同様に得られたご意見の傾向から、従来の生
活環境、都市基盤、産業振興の 3 部門から 2 部門への再
構築、健康とスポーツの関連付けなどを見直し、原案とし
てお示ししたところです。
また、階層分析法の活用につきましては、職員の能力
開発にあたり検討したところですが、当市の職員能力向
上における課題の解決のため、ギャップアプローチによ
る政策形成能力養成が有効であると判断し、階層別分析
法は採用しておりません。総合振興計画策定にあたりま
しては、前述の計画策定体制によって進めております。
なお、他の個々の具体的提案につきましては、事業立
案における多角的な視点やアイデアを持つべきとのご意
従来の工場誘致では期待の法人住民税'法人税割(の増収寄与は'期待薄で(条件にしない。赤字企業比率 見として受け止めさせていただきます。
が高く特に将来有望視されるベンチャー誘致の壁になりかねない。
むしろ社会福祉法人、学校法人など非課税で固定資産税等非納付でも、雇用拡大に寄与する法人は積極的
に誘致。
●「国際競争力重視の産業構造転換」
既存の立地企業も海外移転の可能性が残る・新規企業誘致にあっては1次2次3次の産業区分・企業規模に
とらわれず、国内優位か海外流出の可能性小さいコンテンツ産業、サービスの新業態、技術開発等知財重視企
業に着目し、重点移行すべきである。
付加価値生産は企業規模でなく、就業者の規模にほぼスライドし、市内産業構造も人材活用型に特化・IT 技
術の進展に合わせて1次産業も付加価値生産性向上可能性追求を企図すべきである。
産業構造は産業連関分析により理解されるよう地域内といえども業種区分を超えたネットワークで相互波及過
程があり、競争力乏しいとの定評ある伝統農業でも基盤を充実し大都市近郊のモデル事業を標榜すべき'農業
を6次産業化、すなわち1×2×3または1+2+3(・生産消費'個人にとどまらず企業ビジネスも、AtoC,AtoB(域
内ネットワーク開発拡充が重要。
産業基盤の実質高度化は将来の財政負担能力強化の決め手
●「ホビー事業」施設誘致
1.着眼点
首都圏居住者にとって多数の共通の趣味愛好家のネット網が形成されているものと思われる。次にアットラン
ダムに記述したが、このグループが定期的に集まる会場・練習場を提供すれば消費者として付加価値の創出に
寄与する可能性大。
2.マーケット調査と具体的展開。
ミニ SL・模型飛翔体'ヘリコプター、手製ロケットも含む(・熱気球・カイト'凧(揚げ等会場確保'必要に応じ電線
地中化(・アラブ種馬によるポロ、ポニー乗馬クラブによる体験イベント・釣り・カヌー・復元和船漕艇・ボート・野鳥
観察・愛玩動物飼育・淡水魚'世界各地の鯰の他、鰌、鯉、鮒、鰻、ホンモロコなど(飼育養殖展示販売・昆虫飼
育養殖展示・ミニゴルフ・ゲートボールコース・ミニトライアスロンコース'例示・水泳1Km,自転車 20Km,ロード 10K
mが未成立なら近隣と提携(またはバイアスロンコース等の施設・ホビー目的の農業参加者誘致は地元活性化
に寄与'大都市マンション居住者の育種耕作収穫にまたがる一連の体験募集、セカンドハウスとしての賃貸も一
法(
3.地元住民の積極的協力が鍵。
各種ホビーの内容を掲記したので、日常の安全確保、開催日'限定(、地元代表・ホビー団体の代表者・市関係
者との 3 者協定締結、使用許可料の納付など詰めが欠かせない。河川敷に掛かると國との調整も大事。
●自然循環のエコ型「民宿・交流・レストラン」事業推進
1.新しい農地活用の研究。
都市計画で既存農地 1400haの有効活用が望まれる。特に、新型マルクト広場に欧州並みにほぼ毎日午前中を
中心に地元農産物の露天店舗展開と直売の構想が提案されると思われる。
7/10
蔬菜、花卉、茸、種実、米麦雑穀等穀類、果物'樹園芸(、魚介類、畜産品地元飼養品活用料理提供、新メニ
ューコンクール実施及び加工保存製品開発販売・特にジビエ'gibier うち重点家禽類例えば合鴨、雈など・獣類
は室根など山間地自治体と相互委託提携(飼育、ワイン・醤油味噌・漬物・清酒・焼酎・乳製品等発酵製品開発
で地元特産品拡大が対象になろう。
2、誘致料理学校・レストラン・料理店との提携。
地元農家としても指導を受けつつ栽培可能な農水産品の受託生産、適時供給の好機と捉えたい。
単なる「地産・地消」からこれを契機に「市特産品開発・全量市内供給」を軸に吉川農業の高付加価値化振興
政策樹立が急務である。
●多彩な顔を持つ「田園'アルカディア(・文化芸術・学術都市」形成
'先の計画の基本枠組みの細目を主に記述・次項も同じ(
Ⅰ.企画の例示
農家等の伝統家屋、屋敷林保全維持と転用・加えて観光コース誘引、音楽イベント、映画 TV 撮影ポイントに
組み込むなど幅広く伝来の遺産活用も研究課題で捉えたい。
旧来の用水路、沼、畦道、野生動植物類の復元・地下水位変化観測により浸透効果測定、地下水汲み上げ
利用の研究'地盤沈下との相関(・渡り鳥のサンクチュアリー登録・休耕田転用貯留池'地下水収支尻余剰分(を
設置、内水面漁業活用、ここからの最終排水と水質浄化植物で中小河川水質改善、下流からの淡水魚類遡上
による産卵地拡大・土地改良区灌漑用水と有機的連関保持は農家としての課題
一方で、若手彫刻家による大型作品野外コンテストと優秀作品買い上げ展示・工芸'鍛金、鋳金、彫金、漆、
染織、人形、陶磁、木工、楽器製作等多様な要素を包含する(伝統家屋を生かしつつ、作家工房提供で定住誘
致・音楽練習ホール開設貸出'民宿と連動(・アニメ等デザインコンテンツ起業支援・アニメーションまたは映画、
映像の祭典・地区計画活用で街並み景観向上・文化庁「登録有形文化財」制度による伝統建物等保全・各地か
らの移築と伝承・高等学術教育機関'大学院等(誘致と連携波及'産学協同(効果期待・外国人留学生会館・同
留学生基金の創設・民間ボランティア下宿助成制度導入・これらの実行のため公益法人「文化交流基金」創設
寄付金募集に注力。
●国際交流のモデル展望'市外'国内外国(からの集客で知名度アップ・情報発信強化'世界各地に繋がるクロ
スロード都市展望(・ユニークな集客施設を公設民営で自ら創ってしまおう!
⇒リトル'プチ・ミニ(タウン、パリ・中華街・コーリアタウン・上海ETC・内外著名料理学校'辻調グループ校は、カ
リナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ、ル・コルドン・ブルーと並ぶ世界三大料理学校の一つに挙げられるこ
ともある(。分校誘致'学生全寮制で施設市負担(・ヌードル麺ストリート・アヴエニュー・2Fから上層はホテルとア
パート・学生宿舎活用計画で人口集積度上昇・欧米各地有名カフェ分店勧誘、エスニック料理集積街、国内各
地郷土名店、現代版マルシェ・グランプラス広場・はセットバックでカラフルな天幕活用屋台、露天設置・外国語
大学分校誘致'学生全寮制で施設市負担(・市民開放講座・各国大使館文化商務官会議開催・国際交流機関
認定モデル・映像発信受信強化・各国起業家進出支援・外交官OBのアドバイザー・国内各地域出先'東京事
務所等(への働き掛け・内外各地のスペシアルウイーク・マンスリー'紹介イベント併催(、内外PR機関との提携・
大手旅行代理業者との提携'アドバイザリー契約付き(・外国人留学生常時在籍 2 千人目標各学年定数 500 人と
し世界20 カ国以上を対象、同数の国内学生招致学生宿舎は外国生 1 人国内学生 1 人で同室。よって財政負担
で 2 千室もの宿舎準備不能なら市内ボランティアに一部依存・原則家賃全部免除・学生選抜は指定高校からの
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推薦による。特に優秀学生には無償の奨学金給付・市内賦存潜在資源の再発見とこれを生かしつつ内外文化
融合の実験モデル都市建設・プロデユーサー招致。
●中川舟運の復活再挑戦
「吉川かわの会?」が嘗て再現を試みたもののいつの間にか消滅してしまったようだ。
中川舟運が吉川発展の基礎と独自文化を築いたのである。この基本構想の具体策として市民結束して河岸復
元と舟運に再度挑戦したい。ロンドン・パリ・ローマなど欧米に限らず舟運はこの都市の世界への窓口だったとの
伝承を将来の世代に伝えて行くのは我々世代の義務である。なまずや川魚料理店だけに止まらずこれらは一
体として理解されねば本質を見失い兹ねないことを再認識したい。
特に、防災の意見書にも記載したが、駅南のなまずモニュメントに止まらず、なまず所縁の鹿島神宮「要石」をこ
の地に勧請して耐震の祈念物として生かすべく重ねて要望したい。'因みに北陸の輪島重蔵神社にこの要石の
存在を見て確認している。(
●光明主義の傑僧「弁栄上人」サミット開催企画。記念碑建立。
かの文化勲章授章者数学者岡潔先生が生涯尊敬して止まなかった山崎弁栄上人は吉川と深い繋がりを持
ち、市民には多くの研究者がいる'かのフィールズ賞の栄誉に輝く広中平祐先生いわく京都大学時代岡先生に
指導を受けたが、数学はサッパリ教わっておらず最後まで仏教特に山崎弁栄上人の話だったと後日述懐してい
る(。残念なことに「宗円寺」境内に弁栄上人との由縁が刻み込まれた小さい石碑で、この事実を知ることが出来
る唯一の痕跡であろう。
布教の各地寺院に伝承される関係者、学者・研究者をこの吉川に集めてサミット会議・記念講演会を企画出来
ないか検討したいものだ。偶々期間中の平成 32 年が没後 100 年に該当する。
この企画実現の暁には先の広場の一つに記念碑を建立、全国関係者に広報するか、記念室創設をも併せて研
究して頂きたい。
●文部科学省「国際化拠点整備事業'グローバル 30(による国費外国人留学生」との連携
現在文部科学省が政策として実施中のこの事業に積極的に協力、その実を上げたい。
また外国駐日大使館等の公館と連携を強化、国費留学生推薦依嘱、卒業生のさらなる進学、就職活動など絶え
ず交流強化を期すべきで運営委託先学校法人等に委ねるだけに止まらず市側も専任担当者で対応すべきで
ある。
また、これらは海外との友好都市交流提携に寄与する可能性がある。
●「NPO基金」等各種基金の創設
認定NPOの申請手続きが複雑な点もあろうが、指定法人がきわめて尐ないようだ。これに代わる公益法人制度
改革への期待があるがまだ最終的な姿は見えて来ない。既に実績を積み重ねている「埻玉県NPO基金」に相
当する市独自のNPO基金設立も課題であろう。
これらは法人税の寄付金控除・所得税の所得割'及び税額(控除、法人住民税の法人税割控除、個人住民税の
所得割'税額(控除に係わるだけに各関係官庁と充分に協議、遺漏の無いようにして条例制定を提案せねばな
らぬ。
また、先述の美術工芸家育成のための制作品買い上げ・イベント開催費用等の一部は公的支出には馴染まな
い側面がある。そのためにこの目的に沿う「基金」創設も検討課題である。
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最後に:
序言で幹部職員等に苦言を呈したが、窓口職員応対や中堅職員についての市民評価は近年大きく改善されて
いるようだ。この 10 年もの「振興計画」遂行期間中、職員構成は当然大きく変化することになる。各職員の能力向
上意欲を高め、成果を上げて市民の期待に応えていただきたい。
再度強調するが、市民 1 人当たり市民所得@3,160 千円の最終目標は最近の都道府県レベルの実績では、上
位6番目に相当する高い水準である。この市民には年尐者・家事が主の非就労者・老人が含まれるので、就労
者1人あたり市内総生産@5,226 千円とほぼ同値である。
また、自他ともに認める伝統と先進の文化・学術都市'政令指定の(京都市のそれ@3,040 千円を超えるのであ
れば、自信を以って胸を張れる成果といえる。
平成 33 年期間満了時点でこれを達成出来れば、さらに我々が孫'私の場合市内に 3 人住んでいるが(の世代に
誇りをもって引き継いだという満足感に浸れるだろうと秘かに期待している。
以上
「基本構想」を読んだ第一印象は、多岐にわたって網羅されており、幅広い検討がされていると感じました。まと
めあげた担当者のご苦労を推察致します。さて別紙「インタビュー」の結果を見ると市に対する愛着はあるが、満
足度が低いことがわかります。今後は、市民目線のプランニング、実施することが一層大事になってきます。そこ
で提案ですが経過、結果をチェックする機能として市民参加型の推進チェック体制を作ったらどうか。今後「基本
構想」から具体的な計画に入った時、誰にもわかる評価基準の作成とあわせて検討をお願いする次第です。
ご意見ありがとうございます。評価基準の設定につきま
しては、ご提案のとおり基本構想に基づく取り組みを体系
的に示す基本計画において、達成状況を測る目標値を
できる限り設けるようにいたします。また、進捗の評価に
つきましては行政評価制度を活用していく考えでござい
ますが、加えて、市民の方の意見を反映する方法につき
ましても検討してまいります。
ご意見ありがとうございます。策定の背景としても生物
多様性の保全の取り組みを社会潮流の一つとして受け
止め、基本構想の策定に取り組んでおります。土地利用
におきましても、基本的に開発を見据えた地域と環境を
保全する地域の2つから大きく面の構成を行っているとこ
ろです。東京近郊という立地条件において、周辺市町を
見ましても市内の環境は貴重であるとの認識で計画策定
を進めてまいります。
私達の街は東は江戸川、西は中川と大きな河川にはさまれています。又会野谷付近を起点とする大場川が、そ
の他様々な、川、用水が、いりくんで流れています。そこには多様な動植物がおたがいにかかわりあって生きて
きました。長い歴史の中で、食う食われるという食物連鎖の中、全ての生きものが遺伝子を守り、子孫を残してき
ました。私達はこの街の豊かな自然生態系を理解し、自然と共存する新しいまちをつくっていく必要があります。
100 年とは言わず、200~300 年前の緑、自然豊かな吉川のまちをつくることです。
江戸川には冬はハクチョウ、ガン、オオタカ、フクロウ、夏には、カッコウ、ホトトギス、ヒクイナ、アオバズク、年間と
うしてトキ、コウノトリ、キツネやタヌキ、ウェットランド付近はもう一度 1000 羽以上のカモ類、ハクチョウを、アスファ
ルトを剥がして広い湿地を、江戸川から中川まで、キツネ、イタチ様々な生き物が移動できる環境を。
おわりに江戸川流域の取組み『トキ、コウノトリをこの地に』我が市もぜひ参加しましょう。
2011.1.22 の説明会に参加しました。その中でも発言しましたが、「教育環境の充実」は切実な問題だと考えま
ご意見ありがとうございます。中学校の新設につきまし
す。
ては、市南部の年尐人口増から必要性が高まると考えて
具体的には、JR線南西部に中学校の建設を望みます。「線路を越えて通学する」ことは危険も伴います。「20× おり、基本構想に掲げたまちづくりの目標の取組みを体
×年」という計画はありますか?
系的に示す基本計画を策定する中で教育施設に関する
課題の一つとして検討してまいります。
なお、具体的な建設時期は現在決まっておりません
が、総合振興計画では個別事業を位置付ける 3 か年の
実施計画でお示しすることになります。
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