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基本構想Ⅳ - 蘭越町ホームページ

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基本構想Ⅳ - 蘭越町ホームページ
基
本
構
想
Ⅰ
は
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め
に
Ⅱ
計
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定
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背
景
基本構想
Ⅳ まちづくりの
基本目標
Ⅲ
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計
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附
属
資
料
■基本構想
Ⅳ まちづくりの基本目標
1 まちづくりの基本目標(基本政策)
まちづくりの最終目標は、「町民の幸せづくり」にあります。言い換
えれば、町に暮らす一人ひとりが、心身ともに健康で、安全に安心し
て、みんな仲良く暮らしていけるような町をつくることです。町がめ
ざす姿「共生と希望のまち」とは、この具現化にほかなりません。
私たちの町を「共生と希望のまち」とするため4つの基本目標を掲
げ、実現を期します。
なお、4つの基本目標については、まちづくりを進める最も上位の
「基本政策」として位置づけ、まちづくり分野については「まちづくり
政策分野」と位置づけます。
Ⅳ
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標の
1 愛と希望の 人を育てる町
まちづくり政策分野 学校教育、生涯学習、共生社会、交流、住民自治、行財政運営
子どもを取り巻く環境が大きく変化するなかで、心豊かでたくまし
く生きる力をもつ人を育成していくため、さまざまな交流や町の資源
を活かした教育、食を通じて基本的な物の大切さや人を思いやる心を
身につける食育、子育て支援の充実、青少年の健全育成を進めます。
また、文化、スポーツ、レクリエーション、仲間や地域での活動を
通じて集い交流し、豊かで充実した生活を送れるよう、
「生涯楽習のま
ち」町民宣言に即した学びあい育ちあい支えあいの地域社会づくりを
進めます。
そして、一人ひとりの町民がまちづくりの担い手であることを認識
し、地域産業の担い手育成や起業、子育て支援や地域福祉、交流、緑
化・花づくりなどの自主活動に取り組む人を応援するまちづくりを進
めます。
2 清くゆたかな 緑美しい町
まちづくり政策分野 環境共生・循環型社会、ユニバーサルデザイン、上下水道、住宅、
消費生活、防災・防火・救急、防犯、交通安全、交通、情報通信
みんなで協力・協働し、地域や家庭、農地、農道を含めた沿道など
さまざまな場面での緑化や花づくり、清掃に取り組み、豊かで美しい
風土をいかした“ふるさとの風景”づくりに取り組みます。
また、環境と共生する暮らしや生産活動を徹底し、環境共生社会、
循環型社会の形成をめざすとともに、だれもが住みやすく、安全で快
適に暮らせる生活環境づくりを進めます。
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基本構想■
そして、
「いのち」と「人」を大切にすることを基本に、暮らしや生
産活動、地域産業振興などの基盤となる情報通信基盤の整備を強化し、
情報通信技術を有効に使った交流のまちづくりに取り組みます。
3 あたたかい心の なごみの町
まちづくり政策分野 地域福祉、健康、医療、次世代育成、高齢者福祉、障がい者福祉、
勤労者福祉
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すべての町民が安心して生活できる社会の実現をめざし、子どもや
高齢者、障がいのある人、社会的に弱い立場の人などが、この町で可
能な限り自立し、いきいきと暮らしていけるよう、制度的なサービス
はもとより、気づきと配慮、見守り、支えあいや助けあいの気風があ
る地域福祉社会の実現をめざします。
4 働く喜びあふれる 希望の町
まちづくり政策分野 農林漁業、工業、商業、観光
産地間競争が進むなかで、蘭越らしい独自性をもった農業構造をつ
くるため、先見性とチャレンジの気風を強め、外部との交流などで新
たな価値を創造し、すべての地域産業の発展へとつながる取り組みを
進めます。
また、社会経済の変化に対応しながら、地産地消や地域産業間の連
携と協働の仕組みをつくり、地域ビジネスなど新事業の創出、癒(い
や)しと健康に資する観光産業の振興など、町民、事業者、行政が連
携して取り組みます。
2 土地利用の基本的考え方
農業地域
町の農地の面積は4,528ha(平成20年6月現在)で、「蘭越町農業振
興地域整備計画」ではこのすべてを農用地区域として設定しています。
農用地の形状は、尻別川本支流流域の低地とこれに続く緩傾斜の台
地ですが、農業や酪農畜産の適地が限られ、開発可能な所はほとんど
農用地として利用されています。利用現況は、河川流域の低地は水田、
台地は主として畑作、肉牛等の畜産が行われている採草放牧地となっ
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■基本構想
ています。
町の農業は水田中心で、全道的に良食味米として知られる「らんこ
し米」を主体に、転作田を活用した大豆などの豆類や馬鈴薯、メロン、
トマト等町の振興作物作付けによる水田と畑作・園芸の複合経営に移
行しています。
ほ場は、一部に急傾斜地や不整形な所があり、大型化している農業
機械の作業効率を十分発揮できない状況にあります。このため、農業
農村整備事業による傾斜改良やほ場区画の整形化をはじめとする総合
的な整備を、周辺環境や景観などに配慮しながら進め、労働生産性の
向上と生産コストの低減、農地流動化の促進等による遊休農地発生の
未然防止と合理的な土地利用の実現をめざします。
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森林地域
町の森林は、里山から人工林帯、天然林帯と多様性に富んでいます。
面積は町の総面積の約77%を占め、所有形態は道有林が約42%、町
有林が約5%、私有林が約53%となっています。また、カラマツ、ト
ドマツを主体とした人工林は約24%、天然林は約74%で、人工林の齢
級構成が6〜7齢級の林分も多く、今後、保育、間伐を適正に実施して
いく必要があります。
地球規模での地球温暖化対策が叫ばれているなか、森林がもつ多面的
機能の維持・増進は大変重要です。しかし、森林施業の合理化という点
では、森林の所有形態が小規模であることや林業従事者の高齢化、木材
価格の下落などの問題があり、取り巻く環境は厳しいものがあります。
町は、「蘭越町森林整備計画」に基づき、森林整備と保全について、
水土保全林、森林と人との共生林、資源の循環利用林に区分し、それ
ぞれに応じた望ましい森林の姿に誘導するよう努めています。
今後とも森林がもつ機能の増進に努めるとともに、山地災害防止機
能を高めるための保育、間伐、皆伐に伴う裸地面積の縮小と分散、保
安林指定と適切な管理など、防災機能の高い森林の造成を促進します。
また、所有者、森林組合、関係機関等との合意形成に基づく森林施
業の共同化や林業従事者の確保、地元産材の流通・加工体制の整備に
努めます。
自然公園地域
町は、ニセコ積丹小樽海岸国定公園の区域をもち、公園総面積の約
39%が蘭越町となっています。特に、優れた自然環境にあるニセコ連
峰のほとんどは蘭越町に位置します。
今後とも関係市町村と連携しながらその環境を守るとともに、町民
や事業所、行政が協働して、国定公園区域の自然環境意識を高めなが
ら、町の大切な地域資源として守り利用する体制をつくりあげていき
たいと考えます。
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基本構想■
一方、自然公園地域ではありませんが、日本海に面した港地区の海
岸砂丘や草原、海浜植物、環境庁指定種や自然環境保全調査の主要野
生生物指定を受けた鳥類、動物、清流尻別川の魚類など貴重な生態系
がありますので、みんなで意識を高めあいながら、豊かな自然環境を
守っていく取り組みを進めたいと考えます。
市街地域
中心市街地の蘭越市街地については、「蘭越町中心市街地活性化基本
計画」や「タウンマネジメント構想・計画」にそって整備を進めてきまし
た。この結果、町民センター「らぶちゃんホール」や「街の茶屋」ができ、
商店街への回遊性を高めることや住みよく快適な市街地創出をめざし
た花いっぱい活動、サイン整備などが行われました。
また、定住促進のための住宅地整備や「蘭越町公営住宅ストック総合
活用計画」に基づく公営住宅の整備などの住宅地・住宅対策も計画的に
進め、市街地居住の促進に努めています。
今後とも、市街地域については森林や海、河川、多様で豊かな生態
系、農用地の保全と市街地整備の調和が保たれた土地利用に向け、関
係法令等に則しながら整備充実に努めます。また、空き店舗や空き家、
未利用の公共施設については有効活用をはかります。
さらに、蘭越市街地を通る国道5号の局部改良や道道等の整備に努
め、道路通行の安全性向上に努めるとともに、
“花のまちらんこし”の
シンボルとして市街地の花いっぱいや景観整備などに取り組みます。
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3 目標年次の人口
平成17年国勢調査の人口は5,802人で、コーホート要因法による推
計では、基本構想の目標年次である平成31年度には4,306人になると
計算されます。
国全体の人口が減少し少子高齢化が進むなかで、町の人口を増やす
目標とすることはとても困難です。しかし、町の人口が減り続けてい
くことには、寂しさや忸怩(じくじ)たる思いがあります。が、マイ
ナス要因にのみ目を向け、心が過疎になってはなりません。
まず、現在の人口を維持するために、人材育成や健康づくりの推進、
次世代育成、地域資源の活用と産業連携による多様性と厚みをもった
地域産業振興、安全・安心で暮らしやすい環境づくりなどの施策を総合
的、積極的に進め、人口減少を何とか抑えたいと考えます。
このことから、目標年次平成31年度の人口の目安を「約5,000人」
と想定します。
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