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議事概要 - 長崎県

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議事概要 - 長崎県
“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想策定検討委員会(第 4 回)
議事概要
委員会名
“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想策定検討委員会
(第4回)
開催日時
平成27年3月13日(金)午前10時~正午
開催場所
長崎ワシントンホテル
出席委員
林委員長、梅木委員、大堀委員、岡田委員、亀子委員、児島委員、
ワシントンホール
髙見委員、中島委員、中園委員、野﨑委員、深尾委員、宮脇委員、
脇田委員
会の成立
委員13名
次
1.開会
第
出席者2名(成立)
2.文化観光物産局長挨拶
3.議事等
(1)“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想(案)
について
(2)その他
4.閉会
配布資料
○ 会議次第
○ 出席者名簿
○ “長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想(案)
○ 【参考資料1-1】世界遺産センターについて
○ 【参考資料1-2】第3回“長崎の教会群”世界遺産センター(仮
称)基本構想策定検討会における主な意見について
○ 【参考資料2】推薦書・包括的保存管理計画
■議事等
※センター
/世界遺産センター(仮称)-県が担う役割
サテライト/サテライト(仮称)-市町が担う役割
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抜粋
“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想策定検討委員会(第 4 回)
(1)“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想(案)について
①第1章~第4章
基本構想(案)の第1章(1頁)~第4章(4頁)により事務局から説明
<岡田委員>
 基本構想策定後の段階的な展開がどのようになるのか、もう少し具体的に見
せた方がよいのではないか。
→参考資料1-1に基本構想の位置づけを記載している。基本構想では、
“長
崎の教会群”世界遺産センター(仮称)の機能、配置、整備・運営の基本
的なあり方を示す。次年度に作成する基本計画では、展示、運営、
「調査・
研究」機能の具体的な内容などを整理したい。(事務局回答)
→第6章(6頁)に追記する必要があると思うが、後ほど議論したい。
(林委
員長追加意見)
 “長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)の機能について、その視野が長
崎県・熊本県内に限定されている印象を受けるので、もっと全国や東アジア
にまで広げ、例えば、「調査・研究」が機能の中心ということであれば、
第3章(3頁)の「共同研究の推進」の内容に国際的なキリスト教文化の展
開なども研究テーマとして設定するなどを追加して、よりアピールするべき
である。
→ご意見を踏まえ記載内容を見直したい。(事務局回答)
→現在記載されている「教会・文化的景観等の保全に関する研究」も大事な
ことである。特に、文化的景観の保全に関する研究は国内でもあまり進ん
でおらず、
「長崎の教会群」のように人口が減っていく、あるいは既に無人
化している地域ではさらに重要な研究テーマである。(林委員長追加意見)
<亀子委員>
 名称が全て「(仮称)」となっているが、第5章(5頁)や第6章(6頁)で
議論するのか。それとも基本構想の段階では「(仮称)」のままとするのか。
→基本構想の段階では全て「(仮称)」とする。(林委員長回答)
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“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想策定検討委員会(第 4 回)
<髙見委員>
 もう一つの世界遺産候補である「明治日本の産業革命遺産」との関係につい
ては考慮しなくてもよいか。
→センターについては、第4章(4頁)の「施設整備の基本的な考え方」の
5つめに記載した。サテライトについては、
「産業革命遺産」の構成資産が
全て長崎市内に所在することから、長崎市内に整備するものについてのみ
考慮する必要があるのではないか。(林委員長回答)
<中園委員>
 第3章(3頁)の「機能」の真ん中の欄について、「調査・研究」の「価値」
は記載する必要はないのではないか。
→「情報発信」の「来訪者向け」「外向け」及び「意識醸成」の「住民向け」
も記載する必要はないのではないか。(林委員長追加意見)
→各機能のターゲットをより明確にする必要がなければ不要と思われる。
(事
務局回答)
→「削除」で「異議なし」
 第3章(3頁)のサテライトの機能については、地域の実情に応じた多様な
設置形態(無人施設なのか有人施設なのかなど)に対応できるよう、ハコモ
ノ・組織両方のあり方としてのニュアンスも持っておく必要がある。または、
より具体的な人員配置の方針などを記載すべきである。
 現在、県の世界遺産登録推進課が行っている業務を世界遺産登録後はセンタ
ーが行うことになるとすれば、関係各市町への対応という機能も追加する必
要があるのではないか。
→第3章(3頁)は、世界遺産条約の中で求められている機能についての整
理であり、機能を発揮するための体制や行政側の責務、センターと市町(サ
テライト)との関係などは、次の第5章(5頁)で議論をお願いしたい。
(事務局回答)
 サテライトの機能である「全体像を示すダイジェスト展示」については、セ
ンターが一括して企画を行うということであったが、キリシタン史の歴史認
識や用語などについては、完全にコンセンサスを得ていない部分もあるため、
記載内容については各地域の意見を斟酌した上で決定していただきたい。た
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“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想策定検討委員会(第 4 回)
だし、センターが一括して企画を行うという方向性はよいと思う。
→「全体像を示すダイジェスト展示」については、各地域のキリシタン史を
紹介するものではなく、推薦書に基づく「長崎の教会群」の世界遺産的価
値を誰もが共通認識できるようにするためのものである。展示内容につい
ては、来年度以降に、関係者で議論しながら決めていきたい。
(事務局回答)
<深尾委員>
 センターの「調査・研究」機能は長崎歴史文化博物館が担うとしても、長崎
純心大学や県立大学、長崎大学などとの連携も考慮していただきたい。
→第5章(5頁)に記載しているとおり、大学や研究機関とは連携していき
たいと考えている。(事務局回答)
<宮脇委員>
 第3章(3頁)の中で、薄い文字と濃い文字の違いは何か。
→薄い文字はメイン機能(濃い文字)の支援や協力などサポート的な機能を
意味する。(事務局回答)
<脇田委員>
 第2章(2頁)について、長崎市のサテライトは、外海地区では設置の必要
性が高いが、市中心部では、センターが整備されることに加え、日本二十六
聖人記念館や大浦天主堂の関連施設、長崎歴史文化博物館など、既存の展示
施設が存在するため、サテライトを別に設置するかどうかについては調整が
必要である。
<林委員長>
 各委員の意見を踏まえて事務局の方で整理すること。
②第5章
基本構想(案)の第5章(5頁)により事務局から説明
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“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想策定検討委員会(第 4 回)
<大堀委員>
 長崎におけるキリスト教の歴史は日本の歴史そのものである。「調査・研究」
機能により「長崎の教会群」の世界遺産的価値を高めていくためには、県内
の大学や行政などの様々な機関と連携する必要がある。
 「調査・研究」機能の成果としては、紀要や報告書、会報等の発行などが考
えられる。
<中園委員>
 構成資産である教会等の修繕、文化的景観の修景、城跡の保全に関する業務
は、センターが担うのか、それとも行政の文化財を所管する部局が担うのか。
→文化財の保存などに関する業務は、現行どおり、県の学芸文化課を窓口と
して、市町や所有者と協議しながら行うこととなる。(事務局回答)
 「世界遺産登録推進会議」などの事務局については、県の後継組織が担うの
か、それともセンターが担うのか。
→今の段階では、県の後継組織について具体的な回答はできないが、国内の
先行事例では、登録後に後継組織が置かれている。世界遺産関連の業務は
登録後も続いていくので後継組織は必要だと考えている。(事務局回答)
<深尾委員>
 「調査・研究」機能については、国際的な視野に基づく研究、文化的景観の
保存などに関する研究のいずれも重要なことであるので、センター及びサテ
ライトがそのためのそれぞれの役割を果たしていただきたい。
 サテライトの設置については、原則として各市町が設置するという方向性で
問題ないと思うが、自治体によって事情が異なるので、県がサポートして最
低限の機能は担保していただきたい。来訪者は、まずサテライトを訪れる可
能性が高く、機能が欠けていることにより、その期待感や信頼感を損ねてし
まうと、
「長崎の教会群」の世界遺産的価値自体を損ねてしまうことに繋がる。
<野﨑委員>
 “「調査・研究」を担う部門”の機能として、国際的な視野に基づく調査・研
究に関する業務、企画展示などの情報発信に関する業務、構成資産の保存へ
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“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想策定検討委員会(第 4 回)
の支援に関する業務を担うことになると思うが、センターの“「情報発信」
「意
識醸成」に関する部門”の機能も長崎歴史文化博物館で担えないのか。
博物館では、どの程度までなら「情報発信」「調査・研究」「意識醸成」の
各機能を担えると考えているのか。
→「情報発信」
「意識醸成」機能については、これまでの委員会の議論を尊重
したい。長崎歴史文化博物館では、センターの機能を全て担えるだけのス
ペースを確保することは現実的に難しく、第4章(4頁)の候補地のよう
に近接している場所であれば問題ないと考える。
第3章(3頁)で“「調査・研究」を担う部門”に記載されている機能につ
いては、人材の補強により十分対応が可能ではないかと考えている。
(大堀
委員回答)
 長崎歴史文化博物館のスペースの問題や人員の問題を考慮すると、過度に機
能を持たせることは難しいと思うが、第4章(4頁)の候補地についてはど
れも整備されるまで時間がかかるので、長崎歴史文化博物館を積極的に活用
すべきである。
<中園委員>
 世界遺産登録後の行政組織としては、長崎県学芸文化課、世界遺産関連の後
継組織、センターなどが想定されているが、組織が分かれると連絡体制の構
築などの面で難しい部分もあるので、きちんと機能する組織のあり方を検討
していただきたい。
<林委員長>
 文化財などの保存については、世界遺産登録後も文化庁が所管して、各県市
町の文化財担当課が対応していくことに変わりはない。
 サテライトについては、最低限の機能を担保するため、ネットワークの中で
県がサポートしながら整備していく。
 「外部団体との関係」の「国内外の外部団体」については、バチカンの文化
評議会やパリミッション会など具体的な記載をしてはどうか。研究という意
味でも大変重要な連携だと思う。
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“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想策定検討委員会(第 4 回)
③第6章
基本構想(案)の第6章(6頁)により事務局から説明
<岡田委員>
 6月のイコモスの現地調査の際には、基本構想を提示するのか。その場合、
英語版は作成するのか。
→イコモスの現地調査の際には、調査員に対して説明する必要があると考え
ている。必要があれば英語版を作成する。(事務局回答)
 「長崎の教会群」の価値を保存していくための全体的な枠組みの中における
“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)の位置づけがわかった方がよい。
基本構想の中で前書きのようなものを作成するのであれば、基本構想策定後
の動きとあわせて記載していただきたい。
<髙見委員>
 基本構想の最終的な責任の所在は県となるのか。
→基本構想を誰が作成して、誰に対して発信していくのか明確にしていただ
きたい。(岡田委員追加意見)
→委員会でまとめた基本構想(案)は、長崎県知事に提出された後、関係2
県6市2町で構成される「世界遺産登録推進会議」で基本構想として策定
される。(事務局回答)
<深尾委員>
 来訪者数の推移イメージについて、世界遺産本登録の前々年度との比較は可
能か。
→石見銀山の場合では、前年を100とすると前々年は85程度である。それが3
~5割程度増加し、登録年には2倍近くに増加し、その後は減少に転じて
いる。来訪者数は、前々年が34万人程度、ピークが81万人程度、現在は50
万人程度である。(脇田委員回答)
 今年度から登録年の平成28年度にかけても来訪者が大幅に増加していく傾向
ということであれば、センター設置に向けた準備や暫定的な展示計画を平成
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“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想策定検討委員会(第 4 回)
27年度にしっかりと行う必要がある。
 来訪者に中途半端な展示を見せてしまうとマイナスイメージに繋がってしま
う。しかし、暫定的な展示計画とはいえ、その作成は容易でないため、日本
二十六聖人記念館などの既存施設の活用及び補強を念頭に検討するべきであ
る。
<林委員長>
 基本構想(案)については、今回の意見を踏まえながら最終的な案を作成す
ることになるが、その作業については事務局と委員長に一任していただきた
い。
 最終的に基本構想として策定する際には、
「長崎の教会群」の価値を保存して
いくための全体的な枠組みの中における“長崎の教会群”世界遺産センター
(仮称)の位置づけや今後の作業の進め方などに関する前書きのようなもの
が必要ではないか。
 国内の世界遺産センターの先行事例にとらわれることなく、「長崎の教会群」
にふさわしいものとして、この基本構想が実現されることをお願いしたい。
そういう意味では、次の基本計画の段階でさらに内容がブラッシュアップさ
れることを期待したい。
(2)その他(センターの暫定的なあり方)
脇田委員から私案を説明
<脇田委員>
 今年、来年のセンターの暫定的なあり方について、
「長崎さるく」の創設や「長
崎の教会群インフォメーションセンター」の運営などの経験を踏まえ、私案
をご説明したい。対象は、長崎市中心部への個人客とし、その8割~9割が
バスや自家用車で訪れることを前提としている。
 センターの暫定的なあり方として、
「長崎の教会群インフォメーションセンタ
ー」を「世界遺産センター(暫定展示)」、長崎歴史博物館を「世界遺産セン
ター(調査研究)」として配置し、構成資産や関連施設をつなぐルートを設定
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“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想策定検討委員会(第 4 回)
したらどうか。
 来訪者のルート
水辺の森公園の駐車場
→
大浦天主堂
→
出島交流会館、長崎県美術館
(「長崎の教会群」に関する絵画や写真、シアター) →
出島ワーフの「長
崎の教会群インフォメーションセンター」(一般客向けの案内やパネル展示、
パンフレットの配布、ジオラマの展示)
→
出島や県庁坂付近にあるサン
タ・マリア教会跡 → ミゼリコルディア跡 → 日本二十六聖人記念館(キ
リスト教や殉教の歴史)
ミンゴ教会跡
→
→
バプチスタ教会跡や中町教会
→
サントド
長崎歴史文化博物館(総合的な長崎の歴史とキリスト教
の歴史)
 「長崎の教会群インフォメーションセンター」の足りないスペースは、近隣
にある三角広場の活用による拡張なども検討してはどうか。
 「大浦天主堂から日本二十六聖人記念館まで」、「日本二十六聖人記念館から
長崎歴史文化博物館まで」の2つの特別さるくコースを歩けば、
「長崎の教会
群」の全体像が理解できるのではないか。さらに、日本二十六聖人記念館や
旧羅典神学校などでも「長崎の教会群」の特別展を開催していただければ、
より理解が深まると思う。
 また、長崎歴史文化博物館からは、もう一つの世界遺産候補「産業革命遺産」
に関係する、日本の近代化に貢献した坂本龍馬ゆかりの道を経由しグラバー
園まで戻ってくれば、ちょうど一巡して完結すると考えている。
 外国人観光客への対応については、松ヶ枝の国際ターミナル内で英語・中国
語版の資料配布やパネル展示を行ってはどうか。そこでは、「外国人さるく」
の起点としてガイドも含め見学してもらうような体制づくりも必要である。
 福江、上五島への航路がある大波止の長崎港ターミナルでは、スペースを活
かして、その所在する教会等に関するパネル展などの開催も考えられる。
 出島交流会館や長崎県美術館を活用して、スポット的に地域別のパネル展な
どの開催も行ってはどうか。
 長崎駅や長崎バスセンター、高速道路の出口付近などの交通結節点でパンフ
レットやマップなどを設置して案内を行うことも必要である。
 関連の土産品について、一定の品質を確保するためには、公認グッズの認定
が必要である。また、販売センターや休憩スポット等を設置して観光客にお
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“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想策定検討委員会(第 4 回)
金を使っていただく仕組みを作ってはどうか。
 来訪者の動線という観点から、それぞれのエリアで、観光部署と連携して、
観光客がどのように回ればよいか分かるようなルートマップを考えていただ
きたい。なお、平戸などのスポットが点在しているエリアでは車で回るマッ
プが必要になるかもしれない。
<大堀委員>
 暫定的とはいえ、来訪者のイメージダウンに繋がらないように、きちんとし
た展示を行う必要である。
 キリスト教の歴史に関する展示については、現在、長崎歴史文化博物館の常
設展示において、2階の入り口あたりで伝来に関するものを、奉行所で弾圧
から復活までに関するものを展示しているので、再編集して奉行所にまとめ
てしまえば、一つの展示として見ることができるようになる。また、トータ
ルの展示により、
「長崎の教会群」について、長崎の歴史文化全体の中で理解
することもできる。
<亀子委員>
 韓国の博物館では4ヶ国語の音声案内が無料で貸し出されていた。外国人観
光客が増えており、早急に整備する必要があると考えるが、各サテライトで
バラつきがあってはいけないので、センターがとりまとめて整備してはどう
か。
→「長崎の教会群」は広域に点在し地理的に不便なところにあり、外国人の
行動パターンは読めないところもあるので、各サテライトにおける外国人
対応は必要だと思う。(林委員長追加意見)
<中園委員>
 「長崎さるく」という長崎市中心部の見学と、五島方面の観光の展開を考え
ると、出島ワーフにある「長崎の教会群インフォメーションセンター」はよ
い場所に位置していると思う。ただし、スペース的な問題として、現在の機
能(各教会における見学者の管理、団体の案内・ガイドの手配など)に展示
機能を追加することが現実的に可能なのか心配である。
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“長崎の教会群”世界遺産センター(仮称)基本構想策定検討委員会(第 4 回)
→出島ワーフ内で空きスペースを探したり執務スペースを見直すことが必要
である。(脇田委員回答)
<深尾委員>
 外国人観光客向けの対策が重要である。特に国際観光船による来訪者は滞在
時間が短いので、松ヶ枝地区周辺で完結するルートも考えていただきたい。
 各構成資産を訪れた時に「長崎の教会群」における位置づけが理解できるも
のを早急に準備していただきたい。
<林委員長>
 来訪者の動線とセンター・サテライトの配置について、脇田委員の私案が長
崎版とすれば、各構成資産近辺においてもヒントを得た形でそれぞれ作成す
る必要がある。また、長崎のキリスト教の中心地である浦上地区界隈につい
ても作成していただきたい。
 構成資産そのものをどう見せていくのかが大事なことである。
 パネル展示のようなものにあまり力を入れる必要はないが、画家や映画監督、
写真家などによる作品のようなクオリティの高い展示は一般の方にも見ても
らえるので検討していただきたい。
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