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( 1 ) 容器イエローカードとは混載便や小容量を容器輸送する場合、容器
( 1 ) 容器イエローカードとは混載便や小容量を容器輸送する場合、容器・包装品につ けるラベルに、国連番号及び指針番号を追加表示したものを「容器イエローカー ド」と呼んでいます。これにより、混載便輸送( 中継地において積み替えが発生) や包装品を少量輸送する場合など、イエローカードを携行することが困難な場合 にイエローカードを補完します。 ( 2 ) 容器イエローカードとイエローカードの関係 危険物輸送事故時の情報提供はイエローカードが主体となります。 *: 容器イエローカードの運営要領については、日化協発行の「物流安全 管理指針」をご参照下さい。尚、「改訂第2版 緊急時応急措置指針」に 関連した運営要領の主な変更点を別途添付ファイルで掲載しております。 ( 3 ) 容器イエローカードの適用範囲 消防法、毒物及び劇物取締法、高圧ガス保安法、火薬類取締法、及び道路法で規 制される危険有害物、並びに国連勧告の危険物をイエローカードの適用が困難な 混載便輸送あるいは少量輸送する場合に適用します。但し、ラテックス等の流出 することにより環境を汚染する物質、及び指定可燃物及びには適用しません。 ( 4 ) 容器イエローカードの運営方法 ① 緊急時応急措置指針( 注1 ) 「緊急時応急措置指針」は 2000 年度版「北米緊急時応急措置指針」を翻訳したもので あり、流通する危険物の危険性に対応する応急措置方法を約6 0 に類型化し、指針 書としてまとめたものです。「緊急時応急措置指針」には危険物の国連番号と品名の リストがあり、国連番号あるいは品名から指針番号が参照できます。 ( 注1 ) 「緊急時応急措置指針 - 容器イエローカード( ラベル方式) への適用- 」 編 集:( 社) 日本化学工業協会、 発 行:( 財) 日本規格協会 TEL : (03)3583- 8002 初版、改訂版は 2000 年度版「北米緊急時応急措置指針」(原文 2000Emergency Response Guidebook、略称 ERG2000)の翻訳です。その後、2004 年度版「北米緊急時 応急措置指針」( 原文 2004Emergency Response Guidebook)に改訂されたため、 「改訂 第2版」が 2006 年 8 月 3 日に発行されました。尚、改訂版から改訂第2版への「危険 物リストの変更箇所」は、別途添付ファイルで掲載しています。 ② 製品ラベルへの「指針番号」の表示 容器等に表示しているラベルに、緊急時応急措置指針から参照した「指針番号」及び 「国連番号」を表示します。 ③ 法的位置づけ 容器イエローカードは、レスポンシブル・ケア活動の一環として行うものであり、法的 拘束力をもつものではありません。 参考 イエローカードの法的位置づけ 毒劇法および高圧ガス保安法で、運搬に係る書面を携行するよう求めている ものについては必ずイエローカードを携行する。 以上