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ネット上のトラブル対応事例等の紹介⑧【不審な無線LANのアクセス
ネット上のトラブル対応事例等の紹介⑧ 不審な無線LANのアクセスポイントへの接続に伴う通信内容の流出 この子の名前は A くん というのか。 ○○中学校の生徒で ××に住んでいるのか。 Aくんは、コンビニやファース トフード店で、無料の無線LA Nのアクセスポイントを利用 して、スマートフォンやゲーム 機をインターネットに接続し て楽しんでいます。 <解説> スマートフォンには、携帯電話事業者以外の回線も利用できる無線LAN機能が搭載されていま す。また、同様の機能を有するゲーム機もあります。通常は、ID・パスワードによる認証を得な ければ無線LANのアクセスポイントには接続できませんが、中には誰でも自由に接続できるアク セスポイントが存在します。いわゆる「野良アクセスポイント」と呼ばれるもので、子どもたちの 間では「野良AP」、「野良ポ」などと呼ばれています。 単にセキュリティの設定を行っていないため、誰でもアクセスできる状態になっている場合もあ りますが、通信内容を傍受するために利用者を待ち構えているアクセスポイントもあるといわれて います。無料だからといって安易に利用するのは危険です。 子どもに対する教員の指導内容 ○不審な無線LANのアクセスポイントの危険性を理解させる 無線LANのアクセスポイントは、様々な目的で設置されており、誰でも接続できるアクセスポ イントの中には、不正な目的で設置されているものがあるといわれています。 ○通信内容が盗まれ悪用される危険性があることを理解させる 通信内容が傍受される危険性があるため、不審な無線LANのアクセスポイントに接続してはい けません。通信内容が傍受されると、名前や住所、電話番号などの個人情報が盗まれて悪用された り、クレジットカード番号が盗まれて多額の請求が届いたりする恐れがあります。 <次の専門機関に相談する> ○香川県教育センター インターネット上のトラブルに関する相談 (087)813-0760(平日 8:30~17:00) 保護者に対するアドバイス ○機能制限サービスやフィルタリングを利用する スマートフォンやゲーム機の機能を制限するサービスを、携帯電話事業者やセキュリティソフト 事業者が有料又は無料で提供しており、子どもの無線LAN経由でのインターネット接続を禁止す ることもできます。また、端末に別途フィルタリングソフトをインストールすると、無線LAN利 用時にもフィルタリング機能を利用することができます。 (参考文献:総務省インターネットトラブル事例集(平成 26 年度版)) 香川県教育委員会