Comments
Description
Transcript
注釈・参考文献・資料
注釈 1) 本研究ではアーバンホテルの都市における存在意義を考察することを目的としている 為、「都市において文化的・商業的に中心施設となりえているホテル」という基準を最 も重視する 2) 鈴木博・大庭棋一郎著『基本 ホテル経営教本』柴田書店 pp.4-5. 3) 藤本隆宏・武石彰・青島矢一編『ビジネス・アーキテクチャ』有斐閣 pp.ⅰ-ⅹ 4) この時期には欧米の食文化も我が国に上陸し、一部でバターやパン、ビール、ハムなど が製造されるようになった。 5) 19 世紀後半に富裕階級を相手にした絢爛豪華な宿泊施設兼社交場として作られたもの である。グランドホテルはフランス上流階級社会のライフスタイルを商業化し、厳選さ れた家具や調度品を配した客室、格調高い晩餐会、贅沢な料理屋珍しい酒が燕尾服をま とったサーバントによって給仕されており、収益や経営の効率よりも王侯や・貴族等の 一部の特権階級、または、国家による権威誇示の為の存在であった。代表的なグランド ホテルとして高級ホテルの創始者とされるスイス人セザール・リッツが作った「ホテ ル・リッツ」等が挙げられる。 6) 当時の巡査の初任給は 8 円だった。 7) アメリカ人 C.S アーサー 8) 1915 年に竣工した 9) 団体割引料金制度や旅行斡旋業務が開始されるようになった。 10) パリの「オテル・デュ・ルーブル」の開業年は 1850 年、 「リッツ・ホテル」の開業年 は 1898 年、ロンドンの「サボイ・ホテル」の開業年は 1889 年である。 11) ホテルの所有会社がホテル経営に関して、全てをホテルチェーンに経営(運営)を委託 する方式のことであり、委託されたホテルが受託することで経営委託契約が成立となる。 12) リゾートホテルやビジネスホテルを運営する藤田観光株式会社が出資 13) ワシントンホテルグループの宿泊特化型ホテル「R&B」HP http://www.washingtonhotel.co.jp/rb/rb_01.html, 2003 年 12 月 10 日 14) 東急スティ HP http://www.tokyustay.co.jp/, 2003 年 12 月 4 日 15) プレッソイン HP http://www.presso-inn.com/, 2003 年 12 月 10 日 16) ビジネスホテルの標準は 13 ㎡∼16 ㎡ 17) 正規料金以外にも割引プランがあり、例えば 2003 年 12 月 4 日時点で「土・日・祝日 特別宿泊プラン」を利用するとシングルの客室料金は 6.000 円∼となっている。 18) 例えば、土地は定期借地、ホテル建築の際に建物中央の吹き抜けに天井を設けずに客室 フロアの通路を外廊下にすることで通路部分が容積率にカウントされなくなり、客室数 を同構造のホテルと比較して 10%程度多く取れるようにするなどし、税法上のメリット 等を得ている。 19) 藤田観光 HP http://www.fujita-kanko.co.jp/, 2003 年 12 月 10 日 20) 朝日新聞夕刊 2002 年 2 月 23 日付記事参照 21) アメリカのホテルの客室収入構成は約 65%、欧州のホテル飲料収入構成は約 44%とな っている。『基本 ホテル経営教本』 pp.155-158 22) 『日本ホテル年鑑 2001 年版 WEST』株式会社オータパブリケイションズ pp.1878-1879 23) 外資系ホテル「新御三家」のパークハイアット東京は 35 億 8800 万円で第 11 位、ウェ スティンホテル東京は 31 億 2000 万円で第 15 位となっている。 24) (株)ホテルオークラは、2001 年 10 月 1 日にホテル事業運営部門の東京虎ノ門のホ テルを(株)ホテルオークラ東京として連結子会社化し、分離を行った。その結果自ら はホテル建物の賃貸や子会社管理に特化する事となった為、他社との比較上、連結財務 諸表の金額で分析している。 25) Yield Management とは、「1 室当たりの収益を最大にするために部屋を需要と供給に 合わせ正しい価格で、その部屋を本当に望むゲストに、収益を最大にする期間(1 日若 58 しくは複数日)売ること」 <以上ホテル経営学.com より抜粋 HP http://www.hotel-keieigaku.com/, 2003 年 12 月 10 日>であり、1 室あたりの収益を最大化することを目的とした考え方のことである。パ ークハイアット東京は 2001 年 3 月よりこの Yield Management システムを導入した。 26) 【期間限定】Special Stay Plan(シングル・シティービュー)<1 日 10 部屋限定>2003 年 12 月 5 日時点で 2003 年 12 月 18 日予約の場合 一休.com HP http://www.ikyu.com/, 2003 年 12 月 10 日 27) 帝国ホテル HP http://www.imperialhotel.co.jp/cgi-bin/imperial_hp/index.cgi, 2003 年 12 月 10 日 28) 『日本ホテル年鑑 2001 年版 WEST』株式会社オータパブリケイションズ p.1928 29) 『2001 レジャー産業白書』株式会社矢野経済研究所 pp.604-605 30) 日経産業新聞 2002 年 5 月 9 日付記事参照 31) Average Daily Rate:1 日 1 部屋あたりの実質客単価であり、年間客室売上高÷(期中 の総販売可能客室数×客室稼働率)によってもとめられた数値のこと。対象ホテルの宿 泊部門(客室)の収益力の高さを分析する指標 32) 日経産業新聞 2002 年 9 月 25 日付記事参照 33) 週刊ダイヤモンド 2002 年 12 月 14 日号参照 34) 平成 13・12 年観光白書より 国土交通省 35) 日本経済新聞 2001 年 8 月 26 日付記事参照 36) 朝日新聞 2001 年 7 月 21 日朝刊記事参照 37) 2002 年度は約 1652 万人 平成 15 年度版観光白書参照 国土交通省 38) 社団法人東京コンベンションビジターズビューロー調べ 「世界の主要都市観光魅力度比 較調査」(1999 年 3 月)より 39) エコノミスト・グループの調査機関エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU) が 2002 年 1 月 24 日に発表した世界各国の生活物価比較調査参照 40) 欧州最大のホテルチェーンであるメリディアン・ホテルズ CEO のユーゲン・バーテル 氏は東京に対して「ここは世界の観光やビジネス都市として長い目でみてもまだまだ成 長性があり、魅力ある市場だ」と述べている。朝日新聞 2002 年 2 月 23 日付記事参照 41) フォーシーズンズホテル椿山荘は、米国の代表的金融専門誌 Institutional Investor. (2003 年 11 月号)の The world’s BEST hotels において、世界 9 位、東アジア・オセ アニア全域で第 1 位を獲得した。 42) フランチャイズ契約とは、ホテルチェーンとオーナーの間で結ばれた合意の事である。 フランチャイザーであるホテルチェーンは、フランチャイジーであるオーナーに対して、 運営ノウハウや認知度の高い商標(ブランド)を利用する権利を与える代わりにその対 価としてフランチャイズ料を徴収する。1907 年にセザール・リッツのホテルチェーンが ホテル商標権(ブランド)をニューヨーク、モントリオール、ボストン、リスボン、バ ルセロナにあったホテルに与えたことが始まりであったとされる。1950 年代以降になる と、フランチャイジーが運営マニュアル、マーケティングサポート、ブランド使用権等 を現在のようにシステムとして提供するようになっていった。今日では、ロイヤリティ 収入がアメリカを中心とした多くの国際ホテルチェーンにとって重要な収入源となっ ている。 43) 全国 105 ホテルを対象に調査『月刊ホテル旅館』2002 年 4 月号 柴田書店 44) 1 組あたりの平均婚礼収入はピーク時の約 40%減といわれている 週刊ダイヤモンド 2002 年 12 月 14 日号参照 45) 2003 年 12 月時点、株式会社テイクアンドギブ・ニーズ HP 参照 http://www.tgn.co.jp/, 2003 年 12 月 10 日 46) 株式会社テイクアンドギブ・ニーズ 2003 年 11 月発表の 2004 年 3 月期中間決算説明 資料等より 47) 株式会社リクルートの「ゼクシイ結婚トレンド調査(2003)より 48) オリジナル食品や生鮮食品、日用雑貨等を販売 59 『月間ホテル旅館』2002 年 6 号 柴田書店 p.29 本格的なエンターテインメントを料理・飲料と共に提供する施設 51) 東京都文京区にある東京ドームボウリングセンター http://www.tokyo-dome.co.jp/bowl/,2003 年 12 月 10 日 52) 日経流通新聞 2002 年 7 月 23 日付記事によると、 団体客比率は 2002 年 5 月時点で 36.9% である 53) 日経産業新聞の 2003 年 1 月∼9 月の品川プリンスホテル客室稼働率データから集計 54) 日経産業新聞 2002 年 2 月 5 日付記事参照 55) 都市において集客力を持つ「鉄道駅」の再開発に伴い 2000 年 5 月に誕生した。 「JR セ ントラルタワーズ」(1 大複合施設)内にあり、名古屋地区最大規模の総客室数 780 室、 シェフ三国清三氏のレストラン「ミクニナゴヤ」、最大 1200 ㎡の宴会場等々を備えたア ーバンホテルであり、初年度は客室稼働率が 80%を超え、161 億円もの売り上げを達成 し、名古屋地区のホテルでトップの座を占める様になった。ホテルが入居する「JR セ ントラルタワーズ」は、1 日当たり乗降客数が約 110 万人にも上る公共交通機関が集中 する名古屋駅に、JR 東海が 5 年以上の歳月と総額約 2.035 億円を投じて完成させたも のであり、地価 4 階、地上 53 階建て、高さ 245m の大規模複合超高層ビルである。ホ テル以外にも、「ジェイアール名古屋高島屋」、「東急ハンズ」、数十以上のレストランが ある「タワーズプラザ」、JR 東海の他、キリンビール、コクヨ、日本 IBM、三菱、東芝、 日立グループ、松下電器産業等の大手企業等が約 60 社入居するオフィス棟等の各種施 設が集まっており、名古屋駅に新しい街が作り出されたと言える。中でもオフィス棟の 玄関は、ホテルのロビー玄関目の前を通り過ぎた先にあり、オフィス施設との一体化と 共に、ビジネス利用を強く意識したものである事が窺える。また、JR 東海や私鉄も開 業に伴って「セントラルライナー」と呼ばれる新たなタイプの電車や特急列車増便を行 い、全ての路線において名古屋駅にダイヤが集中する様に変更する事で、岐阜県や三重 県、静岡県も含む広範囲からの集客を呼び込もうとしている。その結果、開業初年度の 2000 年度はジェイアール名古屋高島屋が約 3480 万人もの集客を果たし、オフィスタワ ー51 階にある展望台も入場者が 200 万人を突破した。 56) 月刊ホテル旅館 2002 年 6 月号のインタビューで品川プリンスホテル副支配人渡辺治彦 氏は、映画館施設を通常のシネマコンプレックスとは異なり、ホテルらしいシネマ、ホ テルならではのシネマという意味から、「ホテルシネマ」と名付けたと述べている 57) 2003 年 4 月 25 日∼10 月 24 日の期間、2003 年 10 月 27 日森ビル株式会社発表 58) 六本木ヒルズには森タワーの 7 階∼48 階までオフィスフロアが設けられ、数多くの企 業が入居している。こうした企業の受注からも見込まれるが、第 2 章で述べた様に最大 宴会場の広さが既存の国内系アーバンホテルの約半分しかない事からグランドハイア ット東京が従来型の法人団体需要を最重要視していないと思われる。 59) 売場面積約 600 ㎡、概観は緑を貴重とした六本木の街を意識した都会的なイメージで 西友が展開するスーパーにも関わらず、店舗内∼従業員の制服に至るまで「SEIYU」の ロゴは使われておらず、従来の西友のスーパーと差別化が図られている 60) 買った商品を駐車場の車まで運んでくれるサービス、 高級都市型スーパーに多いサービ スである 61) http://www.nikkei.co.jp/, 2003 年 12 月 10 日 62) 日経 MJ2003 年 6 月 24 日付記事参照 63) 日経流通新聞 2002 年 3 月 28 日付記事参照 64) 矢野経済研究所調査結果 HP http://www.yano.co.jp/, 2003 年 12 月 10 日 65) 西武グループ全体でグランドデザインを描き、 その中でホテルの役割が明確化されてい ると仮定した場合 66) 例えば、高齢者に対する手厚いサービスを前面に押し出すのであれば、人件費は強みへ の投資になるが、価格面を強みとするならば、人件費への投資は弱みとなる。 49) 50) 60 参考文献 1.『日本ホテル年鑑』(2000 年度版、2001 年度版、2003 年度版) 株式会社オータパブリケイションズ 2.『観光白書』(平成 12、13、14、15 年版) 国土交通省 3. 藤本隆宏・武石彰・青島矢一編『ビジネス・アーキテクチャ』 4.『2001 レジャー産業白書』 有斐閣 矢野経済研究所 5.作古貞義著 『ホテルマネジメント』 柴田書店 6.嶋口充輝・竹内弘高・片平秀貴・石井淳蔵編 『マーケティング革新の時代①顧客創造』 有斐閣 7.石井淳蔵著 『ブランド 価値の創造』 岩波書店 8.伊藤邦雄著 『コーポレートブランド経営』 9.鈴木博・大庭棋一郎著 『基本 日本経済新聞社 ホテル経営教本』 10.『月間ホテル旅館』2002 年 4 月、6 月、8 月号 11. Michael E. Porter 著 竹内弘高翻訳 12.井崎義冶著 13.田村馨著 14.青山やすし・佐藤一夫編 15. 柳田義男著 柴田書店 『競争戦略論 I』 『これから発展する街衰退する街』 『都市のマーケティング』 柴田書店 ダイヤモンド社 株式会社朝日ソノラマ 有斐閣 『首都圏計画地図』 『大手民鉄のホテル戦略』 かんき出版 交通新聞社 16.『週刊ダイヤモンド』(2002 年 12 月 14 日号) ダイヤモンド社 (インターネット URL) 17.(社)日本旅行業協会 http://www.jata-net.or.jp/index.htm, 2003 年 12 月 10 日 18. 日本ホテル協会 http://www.j-hotel.or.jp/,2003 年 12 月 10 日 19. プリンスホテル HP http://www.princehotels.co.jp/index.html,2003 年 12 月 10 日 20. 六本木ヒルズ HP http://www.roppongihills.com/,2003 年 12 月 10 日 21. 東京新聞 HP http://www.tokyo-np.co.jp/news.shtml,2003 年 12 月 10 日 22. (財)アジア太平洋観光交流センターHP http://www.aptec.or.jp/,2003 年 12 月 10 日 23. 日本政策投資銀行東海支店 HP http://www.dbj.go.jp/tokai/,2003 年 12 月 10 日 24. 帝 国 ホ テ ル HP http://www.imperialhotel.co.jp/cgi-bin/imperial_hp/index.cgi,2003 年 12 月 10 日 25. 株式会社テイクアンドギブ・ニーズ HP http://www.tgn.co.jp/,2003 年 12 月 10 日 61 資料 (図 19) 国際級ホテルブランド集積度の世界 4 都市間比較 東 京 ホテルブランド ニューヨーク ロンドン パリ アコー(仏) ソフィテル 1 1 1 15 ノボテル 0 1 3 8 フォーシーズンズ 2 2 2 1 ヒルトン 1 7 13 2 ハイアット 2 2 0 3 メリディアン 2 1 8 2 マリオット・インターナショナル(米) マリオット 1 4 7 1 ルネッサンス 1 1 1 0 ザ・リッツ・カールトン 0 1 0 0 ラディソン 1 1 0 0 ローズウッド 1 1 0 0 インターコンチネンタル 2 2 3 2 クラウンプラザ 1 2 3 0 ホリディ・イン 0 4 21 16 シックス・コンチネンツ(英) スターウッドホテル&リゾーツ(米) セント・レジス 0 2 1 0 ウェスティン 1 1 0 0 シェラトン 0 3 3 1 マンダリン・オリエンタル 0 1 1 0 ペニンシュラ 0 1 0 0 16 38 67 51 面積(k ㎡)/一軒当たり 38.8 21.9 23.5 2 人口(万人)/一軒当たり 49.5 21 10.5 4.2 外国人旅行者数(万人)/一軒当たり 17.3 11.9 17.1 20.2 合計 (図 20)<週刊ダイヤモンド 2002 年 12 月 14 日号より作成> 62 (図 21)<帝国データバンク「第 5 回旅館・ホテル業者の倒産実態調査」より> (図 22)主要営業部門売上推移<帝国ホテル 東京> (図 23)売上高と経常利益の推移<帝国ホテル> (図 24)<テイクアンドギブ・ニーズ売上高の推移 T&G HP より> (図 25)<2007 年までに新規開業する主なホテル 「YOMIURI ON LINE @Money」より> 63