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0 1 学 習 の 前 提 と な る 既 習 事 項 の 確 認
4 目 標 分 析 表 ・ 単 元 構 想 学 習 の 前 提 と な る 力 ( 何を知っていないといけないか、何ができないといけないか ) と 教 材 の 関 連 4年 面積のはかり方と表し方 5年 垂直・平行と四角形 本単元 ・面積の意味 ・長方形・正方形の面積の求め方と公式の 意味、その活用 ・面積の単位〔㎝2、m2、㎞2〕 計算のやくそく ・( )を用いた式の意味と計算順序 ・四則混合の式の意味と計算順序 ・垂直・平行の意味 ・平行四辺形・台形ひし形の性質 計算の決まり ・分配法則とその活用 ・四則について成り立つ法則 ・乗法、除法に関して成り立つ性質 5年 平行四辺形と三角形の面積(本単元) ・平行四辺形・三角形の面積の求め 方と公式 ・台形などの面積を求めること・複 雑な形の面積の方眼による概測 円周と円の面積 6年 ・円周率の意味 ・円周の長さを求める公式 ・円の面積の求め方と公式 概形とおよその面積 ・身近にある図形について、その概形 をとらえ、およその面積などを求め ること 体積 ・体積について単位と測定の意味。 ・体積の単位(㎝3) ・立方体・直方体の体積の求め方。 単元の目標及び単元構想 ○ 平行四辺形や三角形の面積の求め方を理解し、それらの面積を求めることができる。 ○ いろいろな平面図形の面積について、既習の図形の面積の求め方をもとに考えたり、活用したりする能力を高める。 関心・意欲・態度 ・平行四辺形や三角形などの面積を求めるときに、既習内容を進んで用いようとする。 数学的な考え方 ・既習の面積の求め方をもとにして、平行四辺形や三角形などの面積の求め方を工夫して考える。 表現・処理 ・平行四辺形、三角形などの面積を求めることができる。 知識・理解 ・平行四辺形、三角形などの面積の求め方を理解する。 (14時間) 次 時 学習活動(○)及び、児童の反応や思考の類型(・) 関心・意欲・態度 数学的な考え方 表現・処理 知識・理解〈学習する用語等〉 0 1 学 習 の 前 提 と な る 既 習 事 項 の 確 認 ・ 面積が4㎝ 2 の形をいろいろ作ることで、第 4 学年における 「図形は等積変形できること」という学習経験を思い出し、こ れからの学習に使えるようにする。 どの面積が一番大きいか考えよう(ランキング) 1 ○ どの形の面積が大きいか予想する。 【平行四辺形、三角形、台形、ひし形】 2 ○ 平行四辺形の面積の求め方を考える。 3 ・ 方眼の数を数えたら、できそうだね。 4 一 5 6 7 ・ 斜めの辺の部分を切り取って、長方形にすればいい。三角 形を2つくっつければ、長方形になる。 ・ 長方形から、直角三角形を2つ引けばいい。 ○ 平行四辺形の面積の求め方をまとめる。 ・ 公式を使うとすぐに求めることができるね。 ・ どんな平行四辺形の面積も求めることができるよ。 ○ 三角形の面積を求め方を考える。 ・ 切って動かしたら、長方形になったよ。 ・ もう1個、同じ三角形をくっつけたら平行四辺形になるね。 ○ 三角形の面積の求め方をまとめる。 8 ○ 台形の面積の求め方を考える。 9 本 時 10 ・ 対角線を 1 本引くと、2 つの三角形に分かれるね。 ・ 別のところに線を引くと、三角形と平行四辺形に分けるこ ともできるよ。 ・ 長方形と 2 つの直角三角形にも分けることができるよ。 ・ 三角形と同じように、同じ台形を並べると平行四辺形にな るよ。 ・ 台形を半分に切って並べても平行四辺形になったよ。 ・ 台形も公式がありそうだね。 ○ ひし形の面積の求め方を考える。 ・ 平行四辺形と同じかな。 ・ 2 つの三角形に分けることができるね。 高さと面積の関係について調べよう 二 11 ○ 平行四辺形の高さを□㎝、面積を○㎝2 として面積を求める式 三 12 13 を考える。 まとめ ○ 違う大きさの図形の面積を求めよう。 ○ 葉っぱや手の大きさを求めてみよう。 子供の活動や思考を促す支援及び思考の類型に応じた支援 ①いろいろな図形の面積を 既習の図形の求積方法と関 連づけて求めようとする。 ①既習図形に帰着して、平 行四辺形の面積の求め方を 考える。 ①平行四辺形の面積の求 め方が分かり説明できる 〈底辺・高さ〉〈平行四辺形の面積=底辺×高さ〉 ②既習の図形に帰着して三 角形の面積の求め方を考え る。 ②三角形の面積の求め方 が分かり説明できる。 ・ 操作活動を通して、面積の求め方を考えることができるよう に、方眼の入っていない図形と入っている図形を用意して、選 べるようにする。 ・ 求め方が分からない子供には、長方形に変形できないか考え るようアドバイスする。 ・ 既習事項とつなげて考えられるように、実際に紙を切ったり、 貼ったりする時間を保障する。 ・ 操作活動をして、見つけた方法をノートに分かりやすく記録 できるよう、個別指導を行う。見つけた方法を式に表すよう助 言する。 ・ 底辺と高さの位置関係をとらえることができるように、方眼 に目が向くよう助言する。 ・ 三角形の面積の求め方を考えられない子供には、もう一つ同 じ形を与え、組み合わせて考えられないか助言する。 ・ 平行四辺形の面積の求め方を振り返る時間をとり、高さと斜 辺の違いに眼を向けられるようにする。 〈三角形の面積=底辺×高さ÷2〉 ③台形の面積について、既 習の図形の面積の求め方に 帰着して、いろいろな求め 方を考える。 ④台形の面積の求め方につ いて話し合い、互いの面積 の求め方の異同を見つける ことができる。 ①既習の図形の面積の求め 方や公式を用いて、ひし形 の面積を求めることができ る。 ・ 面積の求め方を考えられない子供には、ノートを見直すなど、 既習の方法を使って求めることができないか助言する。 ・ 話し合いの場面では、友達の考えで分からないところを質問 する時間を保障する。また、図や式から友達の考えの道筋を予 想する場を設定し、いろいろな考えに深くかかわることができ るようにする。 ・ 友達の考えについて理解できていない子供に対しては、拡大 した教具を使って操作しながら説明する場面を設定する。また、 追体験する時間をとって、具体的にイメージできるようにする。 ・ 共通点について話し合ったことを振り返り、次の活動への見 通しをもつことができる。 ⑤2つの数量の関係を、表に表したり、 □や○を用いた式で表したりして、数 量の関係をとらえている。 ④学習したことを用いて問 題を解決できる。 ・ 公式に当てはめて、数値を表に記入し、底辺と面積がどのよ うに変わっていくか、考えることができるようにする。 ・ 高さと斜辺の違いを意識することで、正しく求積できるよう にする。 ・ いろいろな形の面積を求める楽しさを味わえる雰囲気をつく る。