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生命保険の鉛

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生命保険の鉛
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明 治 初 年 に於 け る大 阪 両 替 會 胱
論
リ カ ア ド ウ の 恐 慌 論 ・:
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我 國 の 國 官田及 び 国 民 所 得 を 論 ず
読
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経 濟 政 策 學 顎 超 越 的 目 標 妊 ・・ : 麟 學+ 藤
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豫 算 に 依 る 企 業 の 統 制 ・⋮
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日 本 語 こ し て通 常 でな いか ら・ 私 は
こ い ふ ので あ るか ら 、 そ のま \羅
的 便 値 の維 持 及 ぴ 回復 を 目啓
で あ る が、 ぞ
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財 産 生 命 保 険 は . 物 的 財 産 に 於 け る震
.け れ ば な ら 婁
る 。 原 語 は 婁 に紹 介 し た や う に 。
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ご物 生命 保険 ・
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姑 く こ れ を 財 産 生 命 保 険 ざ 諜 す る の で あ る。 併 し 、 そ の 謂 は ゆ る財 産 は 、 こ の 保 険 の 場 合 に は 、
物 的 財 産 に 限 ら れ 、 無 形 財 産 、 例 へば 貸 付 金 、 預 金 、 偵 槽 、 投 資 、 督 業 灌 な ど の 財 産 は 、 こ の 保
の
瞼 ごは 直 接 の關 係 を も た な いも の で める 。
こ の 保 険 を 、 財 産 生 命 保 険 ご 名 づ け だ の は 、 甚 だ 非 常 識 的 な 見 解 に 基 く の で あ っ て、 財 産 保 険
に 於 て も 、 生 命 保 険 ご 圃 機 に 長 期 の 契 約 に よ る も の を 實 行 せ ん こ す る計 書 に適 慮 す る だ め に 、 物
的 財 産 に も 、 人 間 ご 同 機 に、 生 命 が ・
`0る ε 見 做 し 、 これ を 我 国 に て 謂 は ゆ る養 老 保 険 ご 同 様 な る
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命 保険
・紹介し集
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四三
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第 二號
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取 扱 ひ の 下 に 置 か う こ し た 所 に あ る 。 故 に、 これ は 勿 論 生 命 保 険 で は な く て 、 純 然 た る財 産 保 険
叢
で あ・。 ・の保険 ・行 つ・居 ・所 嚢
論
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即Assekllraηz-Jahrb巳lch``Bd.45・
3)Dorot.heenstrasse31.,BerlinNW7
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本 誌 、 第 二+内
巻 、 第 百 ,號 、.所 載 同 題 名 拙 稿 の 頴
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論 叢
財産生命保険
第 二十八巻
二二六
第二號
四四
屋 生 命 保 険 株 式 會 肚 ) の 關 係 者 の な か に は 、 財 産 に も 生 命 が あ る こ い ふ見 解 を 述 ぶ るも の が あ っ
て 、 そ の 説 、 一見 . 何 等 か 深 遠 な る 理 論 に基 く も の 、 如 き 外 形 を 呈 す る や う で あ る け れ ど も 、 畢
﹂
の で あ る。
竟 す る に 輩 な る比 喩 以 外 に は 意 味 な き も
も の 、 換 言 せ ば 、 ﹁突 螢 的 な 強 力 な 原 因 ﹂ (駐
℃聾 Nぎ 冨 ﹃ 壽 一
密 日。 q欝 。冨 )に
轟階 曙
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今 、 物 的 財 産 が そ の 金 銭 的 償 値 を 減 少 喪 失 す る場 合 を 分 け て 見 る ど 三 つ あ る 。 即 ち 、 第 {は 物
理 的 に 完 全 に壊 損 す る 場 合 、 第 二 は 事 實 上 使 用 に 耐 え ざ る に 至 る 場 合 、 そ し て 第 三 は 経 済 上 使 用
に 耐 え ざ る に 至 る 場 合 で あ る。
Ω・語 ε
第 一の 、 物 理 的 に 完 全 に 壌 損 す る 場 合 こ い ふ の は 、 即 ち 謂 は ゆ る ﹁強 力 原 因 に よ る﹂ (畠藷 07
ま 冨員
よ る も の で 、 例 へば 火 災 に よ っ て 焼 失 す る が 如 き 、 洪 水 に よ っ て倒 壊 す る が 如 き こ ご で あ る。 財
産 生 命 保 険 は かく の 如 き 原 因 に よ る損 害 を も 引 受 け な い 謬 で は な い が 、 寧 ろ そ れ は 特 約 に よ る を
要 す ご し て 居 る の で あ っ て、 こ の 保 険 の 主 要 任 務 こ す る 所 で は な い。 か 、 る原 因 に よ る も の は 、
従 来 の 火 災 保 険 こ か 洪 水 保 瞼 ご か い ム 所 の 損 害 填 補 保 険 (ω。訂 牙 臣 q留 仲N・
く奪い8ず田口・
面 )の任 務 ざ
の
す る 所 で あ る 。 財 産 生 命 保 険 は 、 次 に述 ぶ る 所 の 第 二第 三 の 場 合 の 拒 め に備 ふ る も の で あ っ て .
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従 来 の損 害 填 補 保 険 ご併 せ行 はれ て、 そ れ に封 ず る補 充 的 作 用 を な す も の で あ る。
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derVereinigungkan【onalschwe【zerisclコerFeuerverssicherung§ans重a脆en,``
Bern(Schweiz)
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第 二 の . 事 實 上 使 用 に 耐 え ざ る に 至 る 場 合 ご い ふ の は 、 第 一に包 含 せ ら る 、所 の突 登 的 原 因 に
よ る も の を 除 いた 以 外 に 於 て , 圭 に物 理 的 若 し く は 化 學 的 の 緩 慢 な る作 用 こ し て 生 す る 損 傷 で あ
る 。 こ れ に は 二 つ あ っ て 、 修 繕 の 可 能 な る損 傷 ご自 然 的 腐 朽 ご に 分 け て 見 る こ ご が 出 水 る。 前 者
は 、 こ の 保 険 に 於 て、 可 修 損 傷 (⇔p島 島 。・ un身 包 聲 。匹q 図∩嘔 旨 帥
嘆窃6冨 号 p)ご名 づ け ら れ て 居 る
も の で あ る 。 例 へば 、 屋 根 葺 の 水 漏 り 、 桂 の 錨 蝕 、 建 築 物 の 灘 潤 の 如 き で あ る 。 これ ら に 歯 し
て . こ の 保 険 は 修 繕 費 の 堤 補 支 携 を な し . 以 て 常 談 姪 築 物 の 儂 値 の 減 少 を 防 ぎ 、 そ の維 持 を な さ
し め る。 こ の 第 二 の 場 合 に 腸 す る 便 値 減 少 に 謝 し て は 、 普 通 の 會 計 上 の 取 扱 ひ に 於 て は 、 毎 曾 計
年 度 の 利 益 の う ち よ り 修 繕 積 立 金 こ い 憾 も の を 作 り 、 こ れ よ り 、 必 要 の 場 合 の支 出 を な す の が 合
理的やり方 である。
第 二 の 、 事 實 上 便 用 に 耐 え ざ る に 至 る 場 合 こ い ふ こ ご に属 す る自 然 的 腐 朽 ピ い ふ の は 、 こ の 保
の
険 に於 て 謂 ふ 所 の 使 用 の 結 果 こ し て生 す る ﹁使 用 可 能 性 の 減 少 ま た は 喪 失 ﹂(ヌぎα。筥 ロσ
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ゲ翌 o口)の 場 合 で あ る。 即 ち こ の 保 険 事 業 の
胴 係 者 等 が ︾びp耳 N薯 α
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・8鼠 儀2 こ い ふ も の で あ る。 即 ち 家 屋 や 船 舶 を 、 そ の使 用 可 能 の 年 限 を 使
用 し 書 し て 、 最 早 や 使 用 に耐 え ざ る に 至 る こ ご で あ る。 か く の 如 き が 果 し て 、 経 済 上 の 意 味 に 於
助産生命保険
第 二十入省
一
=一七
第二狸
四五
て 損 害 こ い ふ べ き か ど う か は 私 の 大 に 疑 問 こ す る所 で あ っ て . そ し て そ れ が た め こ の保 険 の 性 質
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論
叢
財産 生 命 保険
第 二十 入巻
二二 八
第 二號
四六
に つ い て も 、 凋 逸 に 於 け る こ の會 肚 の團 係 君 達 ご 見 解 を 異 に す る、
所 で あ る が . そ れ は 後 に述 ぶ る
︾ 9 0ぎ o[
σ旨 ﹃q) こ い ふ 方 法 に よ る の で あ る 。
こ ご 、 す る。 か く の如 さ 事 情 に よ る 償 値 の 減 少 若 し く は 喪 失 に射 し て は 、 普 通 の合 理 的 會 計 に 於
て は 、 減 債 銷 却 (U o箕 α氏錠 〇三
第 三 の 、 経 済 上 使 用 に 耐 え ざ る に 至 る 場 合 こ い ふ の は 、 尊 貴 上 は 使 用 し 得 な いで も な い が 。 経
済 的 採 算 の 上 に 於 ては 使 用 に 耐 え な く な る ご い ふ 場 合 で あ る。 例 へば 、 生 産 力 の大 き い新 ら 花 な
る 機 械 が 考 察 せ ら れ 陀 結 果 こ し て 従 前 の 機 械 が競 争 ヵ を 失 ひ 把 る が 如 き 、 丈 短 系 統 の 奨 更 に よ b
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q こ いは る \ こ ご も め っ て 、 建 物 に つ い て は 稀 に し か 起
ら な い が 、 機 械 . 若 し く は 機 械 ご 一髄 を な す ・
構 造 物 、 例 へば 船 舶 そ の他 の交 通 権 關 に は 常 に こ れ
あ る所 で あ る 。 そ し て こ の 経 済 上 使 用 に 耐 え ざ る に 至 る こ い ふ こ ご は 、 前 述 の 第 二 の 場 合 で あ る
使 事 實 上 用 に 耐 え ざ る に 至 る こ い ふ こ ご よ り も 早 く 起 る を 常 こ す る 。 故 に、 こ の事 情 に よ る 債 値
の減 少 若 し く は喪 失 に謝 し て は 、 や は り 前 にも 述 べセ減 慣 銷 却 の方 法 が行 はれ る ので あ る が、 こ
れ は 、 い つ 果 し て 起 る か ざ い ふ 時 期 の 測 定 が 、 自 然 的 腐 朽 の 場 合 よ り も 、 困 難 で め る 。 從 っ て、
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減 債 銷 却 の 如 く 、 確 定 の 年 限 の 経 過 を 必 ず 要 す る方 法 は 、 こ れ に 射 し て は 不 適 當 で あ る 。
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財産 生命 保険 の任 務 こす る所 は 、 右 に遡 ぶ るが 如 く、 普 通 の合 理 的な る會 計 手紙 に於 ては 、修
繕 費 積 立 や減 債 銷 却 の方 法 に よ っ て行 は れ て居 た 所 を 、 保 険 の方 法 を 以 て更 に より 才
る にあ る。 放 に、 こ の 保険 が 世 間 に存 在 の地 歩 を 占 め得 る が た め には 、 同 じ 物 的財 産 に つ い て、
修 繕 費 の積 立 若 しく は 減僧 銷 却 を 行 ふ よ り は 、 こ の保 険⋮
に加 入す る方 が幾 許 に ても 利 益 あ るも の
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で な け れ は な ら 訟。 こ の黙 に つい て は 、 伯 林 に於 け る前 述 の曾 瓶 の關係 者 は 、勿 論 この保 険 の方
い ふ。 併 し 、 そ の 瓢 を 明 か に す る が な め に は 、 先 づ こ の 保 険 に於 け る保 険 料 を 紹
四
一 一
が有 利 で あ 窪
介 せな けれ ば な ら 組。
保 険 期 間
第 ︼年 乃 至 第
弘 年 保 険 料
ま
一 一、五 〇
一 一、五 Q
= 、五〇
四七
各年 保険 料
前 蓮 の家 屋生 命 保 険 株 式 會 耐 の家 屋 生 命 保瞼 に 於 て、 一〇 〇 〇 馬 克 の保 険 金額 に謝 す る保 険 料
は 攻 の如 く で あ る。
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家 屋 生 命 保 険 に於 け る保 険 金 額 ︻O O O 馬 に封 ず る 一ケ年 保 険 料 表
策 一年 乃 至 第
五 年保険 料
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第 二十 八巻
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更 に、 同 じ く こ の保険 會 吐 が行 ふ所 の 一般 機械 生 命 保 険 に つ いて 、 そ の保険 料 を 紹介 すれ ば 、
次 の如 く で あ る。
一般 機 械 生 命 保 険 に於 け る保 険 金 額 ﹁○ ○ ○ 馬 克 に劃 す る 一ヶ年 保険 料表
三九
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海
図
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三 四 、五 〇
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五
六
七
八
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保険 期 間
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= 二七、二〇
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保 険 期 間
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三 五 、五 〇
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四 七、二 〇
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八 五 、六 〇
省 年 保険料
三七
三 六 、 一〇
二五
四 人 、八 〇
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九 二 、五 〇
保 険 期 間
三六
三 六 、入 〇
二四
五 〇 、五 〇
一二
各 年保 険 料
三五
三 七 、五 〇
二三
五 二、五 〇
一〇 〇 、六 〇
保 険 期 間
三四
三 八 、二〇
二二
一 一
第 二十 八巷
二三 一
第 二號
四九
つ い て・
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﹂
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各年 保険 料
三三
三 九 、 一〇
五 四 、六 〇
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三二
二一
財 産 生命 保駐 .
魯
に よ り て、 そ の 一例 を 示 す な ら ば、 或 新築 家 讐
,三 九 、九 〇
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叢
今 . 右 の家 屋生 命 保険 に於 け る撃
論
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論 叢
財産生命保険
箪二十八巻
二三二
第二既
五〇
Sondcrabdruck
一〇 〇 、
○ ○ ○ 馬 克 の 保険 金 額 を 以 て 五 〇 年 の家 屋 生 命 保 険 を 附 けた ぜす る。 然 る ご き は、 第 一
年 よ り 第五 年 に 至 る 五 ケ年 の 保険 料 は . 各 年 一 [五〇 馬 克 、 そ の 五 ケ年 間 の合 計 五 七 五〇 馬 克 で
あ る。 第 六 年 よ り第 五 〇 年 の 四十 五 ケ年 間 は 、 各 年 一〇 八 二馬 克 、 そ の 合 計 四 八 、六九 〇 馬 克 椰
で
あ る。 從 って、 支 綿 保 険 料 の 総 額 は 五 四 、四 四 〇 馬 克 こな 乃。 即 ち、 被 保 険 者 は、 これ だ け ρ 金
額 を支 部 ふこ ごに よ っ て、 五 〇 年 の終 ま で、 そ の 塗 中 に 於 け る修 繕 填 補 金実 綿 ひ を受 け るこ ごな
く 経過 す れ ば 、 一〇 〇 、
○ ○ ○ 馬 克 を 受 取 る こ ご 、な る の で あ る。 そ し て, か く の如 き 場合 には 、
曾 肚 は 更 に五 〇 〇 馬 克 の安 全 割戻 金 (
uり8冨 }鐸 ㎝
急昂醇⑳Φ)を 追 加 す るの で あ るか ら 、被 保険 者 は
ら
。
。・・二鳶 克姦
クH㌦
岨sdem,,Assek【anz-Jabrbuch``Bd.45・,S・
【sicherun.g);
Sachlebensversicherung〔Wer㌃erhaltungsv.巳
結 局 一〇 〇 、五 〇 〇 馬 克 を受 取 る こ ご 、な る。從 っ て、 被 保 険 者 は 支 彿 保 険 料 ご 保 険 受 取 金 こ の
ヨ
.
。電 。
。砦
§ 叫 ・
差 額 四 六 、O ⊥ハ○ 馬 克 だ け 利 益 す る 鐸 で あ り 、 且 つ會 肚 は、 そ の事 業成 績 によ b て被 保 瞼 者 に配 ・
聾
§13・
A119.V・B・
當 を 支 那 ふご い ふ こ ごで あ る か ら. 右 の外 に更 に こ の配當 だ け利 益 が加 は る諦 で あ る こ いふ。
詩 的に言 へば・右・饗
右 の計 算 に於 ては、 単 純 な る減 債 銷 却 、 即 ち銷 却 金額 を 豫 定 年限 で除 し て得 る商 を 以 f
、各 年 の
銷却積立書 す・塞
立 つ る のに比 ぶ る なら ば 、保 険 の方 が甚 だ 有 利 に見 え る。 併 し乍 ら 、 保 険 の場 合 に於 て は、被 保
険 者 が 支 彿 ひ だ る 保 険 料 は、 彼 の利 用 し得 ざ る 所 で あ る が、 減 債 銷 却 の 場 合 に は、 銷 却 積 立 金
拡 、彼 自 ら相 當 に利 殖 し 得 る所 で め る。 故 に こ の保 険 ご減便 銷 却 こ の比 較 をな す に は、 軍 純 な る
80苗
σ,り
AIIg・V-B・
1)
2}
3)
㎝
一 奏
干 さ)・於・・聲 ・基讐
錆却浅智
干
却 金轡
調鶴 以
、露
・ よ らな け れ ばな 畠
同 一
・な る計 算 を 議
るは不誓 であって・.寧ろ・撃 錆割書
よ り て利 殖 せら れ π ・総 禦
。 然 るご き は 、 そ の 銷 却 金 の 式 は、 韮
る金 額 が複 利 猪
ねばな 盈
し 。積 辛
喜
最溜
・
額 、 鳳 は 拳 後 に於 け る便 額 (
最終便額 )
、
刃 は・
zを 利
轟 ξ +島 +篤 ・
+・
⋮ ⋮ +蝿 一・+"㍗ -・を 要
す 。所 の (
、+帖
)であ っ て、 こ の 公 式 は、 苧
。は帥 ち 毎 年 均等 な る銷 却 金 、 詮
啓
て、最初蝦
を δ ○○ こし、最終便 額を ○、 δ Q
二〇〇、 三〇〇 の四段 券 ち・乞
私 は 、 今 , 試み に、 こ の公 式 に よ り銷 却 年 限 を 五 十 年 こし 、 二歩 、 三 歩 、 四 歩 及 び 五歩 の各 利
継 し表も のである、
'
率長
の 各 の 毎 年 の 銷 却 割 合 を 求 め て見 た 。 す る ご 、 そ の 結 果 は 、 次 の 和 ぐ で あ る 。
一〇 〇 〇 に 謝 す る 五 十 年 複 利 銷 却 法 に 於 け る 毎 年 の銷 却 積 立 割 合
六二 九
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六、五五
二 、八二
歩.
四、七七
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四
財産 巫命 保険
第一
一
十 八巻
二三 三
第 二號
五 一
、 前 掲 の家 屋 生 命 保 険 に於 け る保 険 料 が 五+ 年 の保 険 期 間 の も の に於 て・ 保 険 金
五
叢
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これ によ 塗
論
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一.一.
一..一
兀.一.
門_,一_一
一
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甲
一
論 叢
財産生命保臨
第二十八巷
二三四
第二號
五二
額 一〇 〇 〇 馬 克 に 謝 し 、 最 初 の五 ケ 年 は 毎 年 、 一 [、五〇 馬 克 こ い ふ のは 、 最 終 便 額 を 零 こし 利
率 を 二歩 こ し て 計 算 し だ る 複 利 銷 却 ご大 差 な く 、 そ の第 六 年 以 後 の保 険 料 一〇 、八 二馬 克 こ いふ
のは 、 最 終 便 額 を 一〇 〇 馬 克 ご し て、 や は り 二歩 の複 利 銷 却 ご大 差 な き も の で あ る 。故 に、 二歩
以 上 の利 廻 り で複 利 運 用 が出 来 るな ら ば 、 減 債 銷 却 の方 法 の方 が、 こ の家 屋 生命 保瞼 の保 険 料 よ
り も 有 利 で め る。 殊 に若 し、 五歩 の複 利 運 用 が可 能 で あ る こす るな ら ば、 そ の利 益 の差 は人 な る
も の こ な る。﹂.
併 し乍 ら 、 減 債 銷 却 は五 十年 後 に於 け る減 少償 額 を補 填 し得 る に止 ま るも の で、 これ には そ の
五 十 年 間 に 於 け る修 繕 の費 用 が入 っ て居 らな い。 家 屋 生 命 保瞼 に於 ては 、 こ の修 繕 費 の支 給 をす
、
る。 併 し そ の支 給 の後 は、 そ れ だ け 保 険 金額 を減 少 す る ご共 に、 ま た 爾 後 そ の割 合 に慮 じ て保 険
■
料 を 減 額 す る。 故 に、 この 鮎 を 考 慮 に容 れ て比較 を し な けれ ば 塗 一5 ぬ。
そ こ で、 例 へば、 前 記 の被 保 険 家 屋 が 十 年 後 に、 二〇 .O O O 馬 克 の 修 繕 支 彿 ひを 受 け た ざす
る。 す る ご、 そ の後 は 、 保 険 金額 は 八 ○ 、○ ○ ○ 馬 克 こな る ご 共 に、 保 険 料 も 二割 低 減 せ ら れ る
ので あ る。 從 っ て, こ の十 年 目 に受 領 し セ ニ○ 、○ ○ ○ 馬 克 に つ い て言 へ ば .そ れ は 従 前 支 擲 つ
把保 険 料 の 二割 に當 る金額 を 保 険 料 ごし た所 の 保険 金 額 ご見 て も よ い。然 る ご きは 、 こ の 二〇 、
○ ○ ○ 馬 克 に謝 し て支 彿 つ把 保 険 料 は、 二、こ三 二馬 克 で あ る。 (一.
一五 〇 馬 克 の 五 年 間 { 一〇 八
尋■・ 口'
_{._._
一般 機 械 生 命 保 険
ゆ
を 比撃
丁 ま で に修 繕 鵜
を 受 一 る場 合 を 考 慮 す る
一五 年
一∩ %
一〇 年
二〇%
五
四%
くであるこいも
二〇年
大老 %
ニメ %
・に 、 そ の数 字 は 次 の如
五%
二%
年
二%
= 匿 %
第 二十 八巻
二 三五
第 二號
五三
"舞穣謬羅 輔慰華:欝
欝撚縢羅罫
讐羨
二 馬 克 の五 年 間 こ の合 計 の 二割 )。故 に、 保 瞼 期 躍
一例 を .
寧
率
・ これ を ・
(ご 良くo閉巴 ー
ンR錺 。田 口①ロー< Φ目 鼻 ¢旨 コ
σq) に 求 め て み る 。 今 、
ご 、 こ の 保 険晒の 方 が 有 利 で あ る ご 言 は れ る。
更 に西 他 の
却
費
八彪 %
二四%
ほな
二、四〇〇
馬克
= てQ OO
ガ
一二、五 〇 C
ロな
一、二五 〇
一 三 、0 (
CO
八山
窺
七%
雨意
七〇 〇
馬竃
一四 、0 0 0
軍 純 な る減 便 銷 却 (
無 保険 )の場 合
生 命 保険 に附 け ・場倉
假 に、 δ 、O O O 馬 克 の機 械 に つ い て、 これ が減 便 銷 却 及 び 修 繕積 立 を な す 場倉
・
、の 一般 雛
繕
像 定 年 限
銷
修
額
射座生命保険
..一
看響 合計御
全年 限 の合 翫 金額
帥 ち 、 こ の 輩 純 な る 減 摺 銷 却 の 場 合 に は 、 い つ れ も 西 最 初 冊帽額 に 加 ふ る に 修 繕}
費 だ け 多 額⋮の・
経
費 が 必 要 こ な る 。 そ の 代 り 、 そ れ ら の 積 立 金 は 、 これ を 他 方 に 於 て 、 事 業 の た め に 利 用 し 若 し
く
叢
D
中■,響'
は 利 殖 し 得 る の 利 益 が あ る 。 併 し . これ を δ 、O O O 馬 克 の保 険 金 額 を 以 て機 械 生 命 保険 に 附
論
●
Saclllebensver5icherung,a。a,0.,S.10.2)
一__
__一__一
論 叢
蹴産生命保険
第 二十八巻
二三六
第二卵
五四
け る ご共 に、 一部 分 の減 債 銷却.
を 自 ら 行 ふ ごす れ ば 、 そ の 場 合 の 計 算 は 次 の 如 く で あ る 。
は 五 七〇
ぽな
九 、四 〇 〇
二〇年
二%
ゆだ
二〇 〇
思慮
三 、O U O
ほが
八 、入 O O
馬足
七四五
一五 年
= 一、︼0 0
二Z %
ゆに
二五〇
風慰
二 、五 〇 〇
ぼた
九 、六 〇 〇
ぜ
一、一〇 〇
一〇 年
四Q O
風痘
二、O O C
九 、九
年
二%
娼尼
二〇〇
風慮
四 、O O O
一 一、八 0 0
=
、九 〇 〇
髭
四%
0
10
馬竃
二2 一Q 五
ほだ
五
一三 、四 〇 〇
保 険 ご減 便銷 却 ご を併 せ行 ふ 場 合
料羅
躁 定 年 限
鼠
計
額
∼
各年箱
(金
落 錆地
合
これ によ っ て見 る ご、 減 債 銷 却 だ け で や
﹂
る よ り も 、 機 械 生 命 保 険 ご減 債 銷 却 ごを併 せ 行 ふ 方
が、 豫 定 年 限 二〇 年 の 場 合 に は 山ハ0 0 馬 、 ︻五 年 の場 合 には [、二〇 〇 馬 克 (
? )! 他 ご比較 し
、 一〇 年 の 場 合 に は 四 〇 〇 馬 克 、 五 年 の場 合 に は ﹁○ ○ 馬 克 の 利 益 が あ る 鐸
てあ ま り 不 釣 合 で あ るか ら, 前 に 掲 げ た 保瞼 料 金 額 の八 、八 ○ ○ 馬 克 こ い ふ の に何 ら か の誤 あ る
か ごも 思 は れ る ・
1
D
で あ る。
以上 の比 較 よ り結 論 す る ご 、保 険 期 間 の全 年 限 に亘 っ て、 修 繕 の必 要 全 く な か っ た場 合 には 、
噛
こ の保 険 に加 入 す るよ り も .自 ら減 債 銷 却 を 行 ふ方 が 利盒 で あ る。 併 し , 修 繕 を 必 要 こす る場 合
,
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口.」T..,こ
雨 甲.一
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】)Sachlebensversicher↓mg,a.a.0.,S.10,
に は 、.
保 険 の方 が有 利 で あ る。 元 来 、 修 繕積 立 金 も 減 便 銷 却 金 も. 毎 年 一定 の割合 を 以 て、 積 立
額 の修 繕 を 必要 こ す る に 至 る .
・ご が あ る場食
は 、 そ の必 要 額 を 支 辨 す る こ ご が 出 来 な
つ る ので あ っ て、 年 を経 な けれ ば 相 當 の額 に 上 る こ ざを 得 な いも の で あ る。從 って、 若 し意 外 に
早豊
い。併 し 保 険 に加 入す る ビき は、 そ の必 要 額 の支 給 を受 け る こ ご が容 易 で あ る。 こ の融 は即 ち 、
結 局 一 貯 蓄 ご保険 だ の比 較 ご同 じ事 柄 で あ っ て、 こ の財産 生 命 保 険 も や は う、 修 繕 の必 要 が 偶然
§
ご關 撤 し て 生 す るも ので あ るが 拒 め、 そ の存 在 が必 要 こせ ら る 、も ので め る。
§
右 r 述 ぶ る所 を 以 て 、 私 砿 、 財 産 生 命 保 険 こ い ふ も の ・ 存 在 の意 義 を 、・概 略 な が ら 明 か に し 把
思ふ 。
第 二十 八巻
二三 七
一
第 二貌
(未
五五
完)
1
積 り で あ る 。 よ っ て、 更 に 稿 を 改 め 、 こ の保 険 ご従 前 よ り 存 在 す る 各 保 険 ご を 比 較 し て 、 こ の 保
財産生命保険
険 の性 質 を 明 ♪ に しや ・
甚
設 鑑
,
,
■ワー サ♂
扇.
1)「 保 険 本 質 論 」第 二 版 、 第 四章 、 第 四師 、及 び 第 五 章 、第 二 節参 照
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