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社会安全学部

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社会安全学部
Kan-Dai1セミナーメニュー
は履修していることが望ましい科目
★
学部・学科
講 義 テ ー マ・講 義 概 要
インターネット・セキュリティ
ロボットを使って人間を理解する
総合情報学部/総合情報学科
携帯端末や携帯電話などから、いつでもどこでもインター
ヒトの赤ちゃんは発達する中で、周囲の環境や人々とのやり
ネットを利用できる環境が整ってきています。ネットワーク
とりをすることで次第に賢くなっていきます。ヒトの認知発達
につながっている人が増えると、悪意を持った人・コンテン
はいったいどのようにして実現されているのでしょうか。本講
ツも増加することになります。本講義では、最近の脅威や自
義ではロボットに学習させることを通して、ヒトの賢さを理解
分自身を守るための対策についてお話します。
する試みについて紹介します。
擬人化システムと感情知能
視線とコンピューティング
2年生以上
-人間とロボットの自然なコミュニケーション-
感情は究極の知能といえます。ヒトは様々な欲求の状態に
よって次の行動が変化します。ロボットや仮想エージェントの
キャラクタとはなんでしょうか。このような人工的な存在に心
を設け、究極の知能である感情やそれに基づく考えを持たせ
ると、周囲の人間の気持ちを推しはかることができるようにな
ると期待されます。
原発の安全を考える
事故の防止と安全・安心社会の実現
-福島原発事故はなぜ起こったのか-
2011年3月に、東京電力の福島第一原子力発電所で深刻な
日本では、毎年、約4万人もの人が不慮の事故で亡くなっ
事故が起こりました。その原因や教訓を考察し、原子力発電 における安全の問題を考えます。また、あわせて、これからの
ています。安全・安心な社会を実現するには、事故を防止し、
日本のエネルギーの在り方についても検討します。
すにはどうしたら良いのかを考えます。
原子炉開発と安全
事故による被害者を無くしていくことが大切です。事故を減ら
ガス湯沸器の開発とその安全
わが国のエネルギー問題と原子力発電のしくみと事故の事
家庭にある身近なガス湯沸器の開発の経緯と、その湯沸器
例、さらに安全対策と今後の展望について解説します。
をめぐる一酸化炭素中毒事故、
技術開発の問題点を解説します。
社会安全学部/安全マネジメント学科
安全の考え方:くすりと食べ物から考える
南フランスの暮らしに学ぶ
食べ物と水は日々の生活で、くすりは健康上のトラブルを感じた
南フランスのプロヴァンス地方やラングドック地方の四季
時、適切に摂取すれば健康維持に大いに貢献するはずのものです。
について、美しい写真や映像を使って話します。南フランスの
人たちの暮らしを通じて、
「生活とリスク」
「安全・安心」など
しかし、それらを安全に使いこなす条件は時代の影響を大きく受け
について学習します。
ます。
急速に社会条件を変化させている現代社会において、安全の
考え方の基礎を、
くすりと食べ物の事例から、
考えていきます。
名将の決断に学ぶ危機管理
スポーツに学ぶ危機管理
歴史上の人物がリスクに直面していかに決断を下したか。
「リスク」
の観点から歴史上の出来事について話します。
歴史を題材にして、
「危機管理」
や
「リーダーシップ」
について
スポーツの名勝負において、監督がいかにリスクをとって決
学びます。ゲーム教材
「クロスロード」
を用いた演習も取り入れ
ます。
断を下したか。チームがどのようにピンチを切り抜けたか。選
手がいかにスランプから脱出したか。スポーツを題材に、
「危
機管理」
や
「リーダーシップ」
について学習します。ゲーム教材
「クロスロード」
を用いた演習も取り入れます。
危機管理とリーダーシップ
危機に直面した企業の経営者がいかなる決断を下したか。
経営者のリーダーシップによって、いかに企業は危機を克服したのか。企業の名
経営者の決断を題材にして、
「危機管理」
と「リーダーシップ」について学習します。 具体例として、異物混入事件に見事に対処したジョンソン・アンド・ジョンソン
社、倒産の危機に直面した企業を次々と救った経営者カルロス・ゴーン氏、偽ブラ
ンドと戦ったルイ・ヴィトン、
リスクマネジメント体制を構築した明治乳業などにつ
いて話します。ゲーム教材「クロスロード」
を用いた演習も取り入れます。
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視線は、
「目は口ほどにものを言う」
とあるように、人間の
興味や考えを表しています。高齢者や子供など情報表現の苦
手な人たちも、ロボットが自動的に様子をくみとってコミュニ
ケーションができれば、親しみやすいシステムができるのです。
本講義では、様々な視線検出を用いたコミュニケーション応
用システムをお見せします。
人ごみに潜む危険について学ぶ
祭り・スポーツ観戦・初詣など多くの人が集まる場所では、
一歩間違うと将棋倒しなどの事故が発生します。その発生メ
カニズムを知ることで、自分が事故に巻き込まれないためには
どんなことに注意すれば良いのか学びましょう。
学部・学科
講 義 テ ー マ・講 義 概 要
感染症から身を守る
食中毒としてはサルモネラ、腸管出血性大腸菌などの細菌
医学が進歩したと言われていますが、毎年インフルエンザ
やノロウイルスのウイルスによるものがあります。また原虫、
が流行しています。診断、治療方法が確立している結核の問
真菌・カビによるもの、フグとキノコなどによる自然毒食中毒
題も解決されているとは言えません。科学の進歩だけでは解
もあります。BSE、放射能汚染など食品安全について考えて
決できない問題点があるからです。このことについて考えてみ
みましょう。
ましょう。
インターネットと法律
津波による被害とこれからの防災
インターネットの普及に伴い、プライバシー侵害、情報流出、
津波防災においては実際の被害を理解した上で、将来発生
ネット上での誹謗中傷、不正アクセスなど、さまざまなリスク
する津波を予測し、対策を考えていくことが必要です。そこで
が顕在化しています。本講義では、具体的な事件や訴訟を例
東日本大震災や2004年インド洋津波、これまで日本を襲った
にとり、インターネットの利用に伴うリスクについて、法学の
津波による被害、さらに世界で最も優れている日本の津波防
視点から講義をします。
災技術を紹介し、今後の津波防災のあり方について考えます。
感情の時間と理解の時間
ヒトの認識・判断の
「不思議」
心理学の立場から、人間の判断に関わる感情と理解につい
心理学では、ヒトが認識したり判断するときの論理が数学
て、特に、その鍵となる概念を時間の観点から概説します。ヒ
的な合理性に矛盾していることを明らかにしてきました。しか
トをはじめとする動物が進化の過程において、なぜ感情という
し、そのようなヒトの認識・判断は普通の生活にとっては「合
社会安全学部/安全マネジメント学科
機能を獲得したのかを考えることで、緊急・非常時にどのよう
理的」なのです。錯覚やヒューリスティクス判断を題材にして、
に行動すれば安全なのかが見えてきます。
ヒトの心の不思議を語ります。
リスクと災害の経済学
心理学は“安全・安心”にどのように役立つのか?
わたしたちは普段お金を使って財を購入し、働くことによっ
人は社会的な生き物であり、人の
「心理」
に対する関心や興
てお金を得ます。しかし、大規模な災害が起こると、こうした
味は尽きません。一方で、過去のさまざまな事故・災害にも、
お金を媒介とした経済のしくみが機能しなくなります。そこで
人の
「心理」
は関係しています。本講義では、身近な例を交え
はどのようなしくみが生まれるのか、過去の災害の事例を紹介
つつ心理学と事故・災害の関係について解説するとともに、
しながら考えます。
社会安全を実現するための手法について考察します。
〈4月〜9月不開講〉
安全を考えるとはどういうことか?
環境のジレンマをゲームを体験して考えよう
「安全」
とはどういうことでしょうか。辞書には
「危険がない
環境問題のリスクを解決するためには、社会全体の利害と
こと」
などとあったりしますが、これは誤りです。生きること自
個人の利害のジレンマをうまく調整する必要があります。廃棄
体がある程度は
「危険」
なことであり、また私たちは目的遂行の
物の適切な処理や不法投棄についてのゲーミングを体験しな
ためにしばしば積極的に
「危険」
を犯します。だからこそ、安全
がら、ジレンマの解決がなぜ難しいのか、どのような取り組み
を考えるのです。一緒に安全を考えてみましょう。
が必要なのかを考えてみましょう。
リスク評価への数理的アプローチ
私たちの生活は、地震や水害、火災や交通事故など、さま
ざまな脅威にさらされています。安全・安心な暮らしを確保す
るためには、災害や事故のような不確実な現象が発生する可
能性と、損失の大きさを正しく評価して、対策の進め方を決
定する必要があります。本講義では、確率や統計の考え方を
用いて、リスクを評価する方法と、数理的アプローチを用いて、
合理的決定を行う方法についてわかりやすく説明します。
災害と法
「法」とはなにか?という基本的な問いから出発し、災害に
備えてどのような法制度が存在するのか、災害時要配慮者と
は誰なのか、について解説をしていきます。そこから、国家や
地域には、それぞれどのような災害対応が求められているのか
を学びます。
情報セキュリティと人
地震と都市の関係
実は、情報セキュリティと人は密接な関係があります。本講
日本で懸念されている数多くの大地震の危険性を説明しま
義では、これまでの様々なインシデントを解説しつつ、現代の
す。特に、地震によって生じる都市部の物理的な被害と社会
リスクとそのリスクへの対策法、統計データの分析からわかる
的な影響を科学的に示し、将来、都市が安全になるために必
情報セキュリティと人との関係について述べ、これからの情報
要とされる防災対策とその取り組みを紹介します。
社会を生き抜くために必要な考え方を学びます。
〈8月〜3月不開講〉
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1セミナー
食品の安全は大丈夫なの?
Kan-Dai1セミナーメニュー
★
学部・学科
は履修していることが望ましい科目
講 義 テ ー マ・講 義 概 要
土はなぜ壊れるのか?
命を守る災害情報
近年、
地震や降雨による斜面崩壊・地すべりや液状化が多発し
防災・減災に関する災害情報は、
人々の命を守り、
命を救い、
命
ています。
これらの地盤災害に対する防災・減災を考える上で、
土
を支えるための
「命綱」
となるものです。
しかし、残念ながら、
うまく
構造物が破壊するメカニズムを理解することが重要です。
本講
機能しないこともあります。
どうすれば、災害情報を“生きた”もの
義では、材料として土について紹介し、なぜ土が破壊するのかに
にしていくことができるのか。
一緒に考えてみましょう。
ついて模型実験などを交えてわかりやすく解説します。 物理
生活の中の防災
社会安全学部/安全マネジメント学科
防災の重要性を理解している人はたくさんいますが、防災対
近年、市民による自発的な活動が、社会の課題を解決する
策を行っている人は少数です。しかし、
「日常生活+α」としての
新たな処方箋として注目されています。本講義では、防災・
防災対策以外にも、私たちの生活の中に防災につながる習慣が
減災に関わる市民活動を取り上げ、その経緯と展開、現在の
埋まっているかもしれません。本講義では、こうした生活の中の
課題と今後の展望等について、過去の災害事例を参照しなが
防災対策の実例とそれを発見する方法について紹介します。
ら考えていきます。
日本の消防
東日本大震災と消防・警察・自衛隊
消防は、災害発生の初動時に、被災者の救出を行う重要
東日本大震災で、消防・警察・自衛隊がどのように行動し
な行政機関です。また、日常的にも、火事の消火や救急を行っ
たのか、また、これらの機関の被災地応援体制の問題は何か
ています。
等をわかりやすく解説します。
消防の歴史、制度、現状等について、わかりやすく解説
をします。
地震を測る
災害時のコミュニケーション
日本に住む限り避けることができない地震。
あなたは、災害時に避難をした経験がありますか。例えば、
そのメカニズムを理解する第一歩として、最先端の地震観
台風が接近してきたときに、住民や行政にはどのような判断
測データから、その特徴を解説します。テレビなどで耳にする
や対応が求められるのでしょうか。体験型の講義を通して、災
機会も多い「マグニチュード」や「震度」の計算を、高校で
害リスク・コミュニケーションの大切さを学びます。
習う数学を使って皆さんに経験してもらいます。
消費者安全関連法
消費者の生命・健康の権利を確保することは、何をおいても行わなければ
ならない基本的な原則でありますが、消費者の生命、健康を守るためには、
消費者に提供される商品やサービスの品質、内容等に関して安全性を確保し
ておくことが不可欠となります。さらに、行政の行う消費者事故情報の収集・
提供は、被害の拡大防止・拡散を防止するために必要です。この講義では、
このような商品、サービス自体の安全性を確保するための規制や消費者事故
等の収集・提供体制について基礎的な知識を習得することを目的とします。
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減災と市民活動
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