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有機堆肥配布事業
事業番号2-5 作成責任者 課長 石島 修 事業シート(概要説明書) 仕分け対象事業名 有機堆肥配布事業 担当部・課・係名 事業開始年度 根拠法令 環境生活部・農政課・農業振興係 平成12年度 茨城県霞ヶ浦水質保全条例。 茨城県生活環境の保全等に関する条例。家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律 ■直接実施:刈草裁断機替刃購入。 実施方法 目 的 (何のために) ■業務委託又は指定管理(委託先又は指定管理者:シルバー人材センターへ業務委託 ) ■補助金(補助先:龍ケ崎市有機肥料生産組合〔5農家で構成〕 ) □貸付(貸付先: ) ) □その他( 1.耕種農家と畜産農家の連携を図りながら,堆肥を利用した土づくりを進め,環境にやさしいエコ農業 へとシフトを図る。 2.家畜排せつ物の管理の適正化とその利用を図りながら,家畜排泄物の直接還元を解消し,地域の 環境保全を推進する。 ※直接還元とは,家畜排泄物を生のまま畑等に直接撒くこと。 龍ケ崎市有機肥料生産組合(市内の全畜産農家が参加) 対 象 (誰・何を対象に) 事 業 概 要 畜産農家から排出される家畜排泄物に市公園等で発生する刈草を水分調整材として利用しつつ,発酵 処理し,有機堆肥の生産を行ない,農業者・市民等へ安価で配布する事業を展開する。 1.需要費消耗品費:刈草裁断機の替刃購入 143千円(平成21年度) 2.委託料:シルバー人材センター業務委託 295千円(平成21年度) 6月~11月における刈草搬入時の異物混入確認,刈草裁断業務等(火・木) 事業内容 (手段、手法など) 3.補助金:有機肥料生産組合への補助金 5,700千円(平成21年度) 家畜排泄物を発酵処理し堆肥にするための費用(発酵処理施設の維持管理費,おがくず代等)。 事業の必要性 地域の環境保全と畜産業の育成を推進するため,家畜排泄物の直接還元の解消を支援・推進する必 要がある。また,市公園等で発生する刈草を水分調整材として有効利用しつつ,家畜排泄物を堆肥化し て安価で利用することにより,環境にやさしいエコ農業を実現できるため有機堆肥配布事業は必要であ る。 人件費 事業費 5,847 千円 人件費 771 千円 担当課職員 771 千円 総 額 6,618 千円 臨時職員等 千円 コ ス ト 年 度 財源内訳 平成22年度 事業費内訳 総 額 (千円) 職員構成 概算人件費 従事職員数 0.09 人 人 財源内訳(千円) 事業費 人件費 国・県 支出金 その他 市 債 (受益者負担等) 一般財源 H19(決算) 6,907 6,159 748 0 0 0 6,907 H20(決算) 6,921 6,144 777 0 0 0 6,921 H21(決算) 6,895 6,138 757 0 0 0 6,895 H22(予算) 6,618 5,847 771 0 0 0 6,618 ・有機肥料生産組合への補助金:5,400千円 ・需要費消耗品費:147千円 ・ 委託料:300千円 事業シート(概要説明書) 活動指標名 事業実績 単位当りコスト (総額/活動指標) 単位 H19年度 H20年度 H21年度 刈草受け入れの量 t 315.0 320.7 377.1 堆肥供給量 t 1,702.3 1,868.7 2,302.0 堆肥販売額 千円 4,185 4,851 5,519 総額/刈草受け入れ量(t) 千円/t 総額/堆肥配布量(t) 千円/t 21.9 21.6 18.3 6,907千円/315.0t 6,921千円/320.7t 6,895千円/377.1t 4.1 3.7 3.0 6,907千円/1,702.3t 6,921千円/1,868.7t 6,895千円/2,302.0t 有機堆肥配布事業は,家畜排泄物の直接還元を解消するとともに,市公園等で発生する刈草をリサイ クルしながら,安価な熟成堆肥を供給することにより,当市の土づくりに大きな役割を果たしてきた。今 後とも,家畜排泄物と市公園等で発生する刈草(約370トン)を有効利用した熟成堆肥生産(約2,200トン) を支援し,環境にやさしいエコ農業推進を継続する。 成果目標 (現状の成果及び今後ど のようにしたいか、定量 的な評価で示す) 成果指標名 成果実績 公園等で発生する刈草の処理費用 くりーんプラザ 龍(ごみ処理場)処理費(231円/10kg)換算 (成果指標の目標達成 状況等) 有機堆肥の平均販売価格 家畜排泄物堆肥化率 単位 H19年度 H20年度 H21年度 円 7,276,500 7,408,170 8,711,010 円/t 2,458 2,596 2,397 % 100 100 100 直接還元解消及び環境にやさしい農業へとシフトしていくためにも今後も必要な事業である。また,刈 草の搬入・堆肥化事業も処理経費面及び環境面からも今後も必要な事業で継続していく必要がある。 事 業 の 自 己 評 価 今後の方向性 課題等 現在の支援方法は,生産組合への堆肥生産費の補助金と刈草投入のための草の裁断機用替刃購入 費や刈草受入業務委託費を行っているが,補助金については,金額見直し等により年々減額がされて きている。しかし,刈草裁断機等の老朽化も進んでいるため,機械等の更新が課題となっている。また, 牛乳価格の低迷や鶏卵・豚肉価格の下落によって畜産業の経営は更に厳しくなっており,更なる畜産業 の支援が必要となっている。 稲敷市 農事組合法人あずま堆肥センターの運営費補助として補助金を交付 平成21年度交付額 2,249,000円 比較参考値 (他自治体での類似事 業の例など) 特記事項 (事業の沿革等) 都市化の進展等により,畜産における糞尿処理の適切な処理が必要となったことや有機農業等への関 心の高まりなどから,平成9年度~10年度にかけて,環境保全型畜産確立対策事業と地域畜産環境対 策事業を実施(事業費5億3千4百万円)して,家畜糞尿処理施設と保管調整施設を建設しました。その 後,家畜排せつ物の適正化及び利用の促進に関する法律が平成11年11月施行となり,家畜排泄物の 農地等への直接還元が禁止となり,その利用を促進を推進するため堆肥配布事業を展開してきまし た。現在,生産される堆肥については,農家及び市民からも好評で,その配布量は安定しています。ま た,市公園等で発生する刈草を有効利用しながら,環境にやさしい農業推進という利点もあり,今後とも 事業の必要性は,高まってくると予想される。 有機堆肥配布事業参考資料 1.実施主体:龍ケ崎市有機肥料生産組合(畜産農家5件) 件数 飼養頭数等 酪 農 農 家 3 555頭 養 豚 農 家 1 596頭 養 鶏 農 家 1 53,000羽 2.施設状況 平成9年度・10年度に実施した環境保全型畜産確立対策事業・地域畜産環境対策事業により 建設された。(総事業費 534,000千円 ) 施設概要 第1次・2次処理プラント保護施設 4棟 延べ面積 4,195㎡ 処理機械(ロータリー式) 10台 固液分離棟・固液分離機 1棟・1台 面積 32㎡ 堆肥舎 5棟 延べ面積 1,052㎡ 醗酵処理プラント(コンポ) 1台 処理能力 35㎥ ショベルローダ 4台 堆肥運搬車 5台 フォークリフト 1台 堆肥散布機 5台 刈草裁断機 1台 袋詰め機 1台 (内 液肥散布機1台) 3.処理フロー 水分調整剤として投入 家畜糞尿 (酪農) 一次処理 施設 二次処理 施設 堆肥舎 耕種農家直接販 売 家畜糞尿 (養豚) 醗酵処理プラント (コンポ) 堆肥舎 堆肥流通施設 (保管施設) 刈草裁断作業 袋詰・販売等 家畜糞尿 (養鶏) 市公園の 刈草 市委託業者搬入 4.有機堆肥配布状況 区分 単位 料金 配布量(t) 軽トラック 1台 1,000円 830 2tトラック 1台 2,000円 1,057 袋詰め 袋 小 100円 中 150円 大 200円 179 袋入り製品 袋 200円 96 ばら売り t 1,000円 45 無料配布 t 小中学校・公園等 95 計 2302 5.堆肥生産費状況(平成21年度有機堆肥組合決算状況より) (1)堆肥生産経費 区分 金 額 説 明 5,058,266 全施設の電気料・電気保安管理 288,900 車検代・自動車税・保険料等(堆肥流通施設分) 光熱水費 手数料 589,477 ガソリン代等(堆肥流通施設分) 3,241,347 施設・機械修理費(堆肥流通施設分1,761,930円 燃料費 修繕費 4,638,035 おが屑等購入 102,800 備品購入(堆肥流通施設分) 原材料 備品購入費 3,641,698 保管施設常雇用者1名・草刈搬入委託者1名 120,000 保管施設土地賃借料 人件費 使用料賃借料 576,072 袋代等 52,615 振込手数料・総会費等 消耗品費 雑 費 計 18,309,210 (2)堆肥売上状況 区 分 販売量 販売額 軽トラック(1,000円/1台) 1,660台 1,660,000 2tトラック(2,000円/1台) 528台 1,057,400 袋詰め 179t 1,790,250 45t 45,300 4,828袋 965,700 バラ売り1,000円/t 袋製品 計 5,518,650 備 考