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家畜排せつ物の適正処理施設の整備について
家畜排せつ物の適正処理施設の整備について 3.畜産農家の意向 Q.地下水の硝酸性窒素削減対策に関して、行政に要望することは? 1.硝酸性窒素シミュレーションによる将来予測・対策効果検証 小山戸島地区 家畜排せつ物対策を行った場合 20 NO3--N+NO2--N(mg/L) 熊本市 託麻井戸群 小山戸島地区 公共関与による家畜排せつ物処理施設の整備1. 自給飼料の生産拡大のための支援の拡充7. 良質な堆肥の広域流通体制の構築への支援4. 耕種農家のニーズ調査など良質な堆肥づくりのための支援2. 肥料等の過剰散布防止のための総量規制導入の検討6. 堆肥需給情報ネットワークの充実5. 現状・2010 年 対策開始 15 対策なし 環境基準値 10 20%削減 削減目標値 5 将来予測ケース 対策なし 2010年1月 2020年1月 20%削減ケース 2030年1月 40%削減ケース 35.3 13.7 9.8 3.9 0 20 40 60 80 % Q.熊本市が家畜排せつ物処理施設を整備した場合、利用するか? 60%削減 2000年1月 43.1 ●託麻水源地 40%削減 0 1990年1月 70.6 2040年1月 利用しない (必要ない) 8戸, 16% 60%削減ケース 40%削減・2035 年 ● 将来予測では、対策を講じない場合、託麻水源地は今後も環境基準(水 利用する 23戸, 45% ・良質堆肥を作るため。環境のため。 ・数年後に辞めるため。 (4戸) 道水質基準)値の 10mg/L 付近まで緩やかに上昇する結果となった。 ・コスト的に運営が難しいため公共 ・現状で利活用できている。 (3戸) ● 対策効果の検証では、託麻水源地の硝酸性窒素濃度を削減目標値であ 関与が望ましい。 る 5mg/L に抑えるには、窒素負荷量を現状から少なくとも 40%以 上削減する必要があると試算された。 わからない ・利用料金次第。安いなら。 (4戸) 20戸, 39% ・場所次第。近いなら。 (1戸) ●託麻水源地 2.家畜排せつ物処理の現状 4.施設の規模及び処理方式 整備施設の規模(スラリーを中心に余剰分受け入れ) ・・ (単位 : t /日) 蒸発散等 約 50t/日 (現状では 63t/日が余剰分と推定。平成 30 年頃には飼養頭数が約 2 割低減すると予測される。) 自 家 処 理 堆 34戸 処 家畜排せつ物 の発生量 51戸 肥 理 化 量 堆 発 生 81 51 (61%) (38%) 肥 量 飼 利 料 用 畑 量 処理方式 42 <方式1> メタン発酵+堆肥化施設 <方式2> スラリー(ふん尿) (固形物) 区 域 内 農地還元量 スラリー(ふん尿) スラリー(ふん尿) 93 脱水機(固液分離) 堆肥舎・ブロワー等 134 (100%) (敷料含む) 処理フロー 過剰 (31%) 堆肥化施設 (69%) スラリー等 34戸 処 理 量 53 (39%) 飼 利 料 用 畑 量 堆肥舎・ブロワー等 (尿・スラリー) 区 流 域 通 堆肥 外 量 (活用・流通) 液肥(汚水) 脱水機(固液分離) 堆肥舎 発酵槽 堆肥 液肥(汚水) ガスホルダー (活用・流通・処理) (活用・流通) (活用・処理) (活用・処理) 11 ※17戸は両処理。 脱臭装置 脱臭装置 堆肥 51 (38%) 水分調整材 (おが粉等) 発電施設 排水処理 排水処理 (8%) 電力・熱 脱臭装置 シナリオ1 ● 小山戸島地域(牛の畜産農家:全 51 戸、乳牛:約 2900 頭、肉牛:約 600 頭)で発生している 家畜排せつ物は、134t/日(敷料含む)で、そのほぼ全てが飼料畑に農地還元されている。 ● 当該地域の飼料畑(445ha)に投入可能な量を試算すると 29t/日となり、現状はその約 3.2 倍(93t/日)が投入されており、現状では 63t/日が余剰な量と推定される。 - 20 - シナリオ2 シナリオ3 排ガス処理