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第 199 回地震予知連絡会重点検討課題「日本海で発生する地震と津波

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第 199 回地震予知連絡会重点検討課題「日本海で発生する地震と津波
資料-4
第 199 回地震予知連絡会重点検討課題「日本海で発生する地震と津波」概要
Summary of “Earthquakes and tsunamis occurred along Japan Sea”
北海道大学大学院理学研究院 谷岡勇市郎
Graduate School of Sciences, Hokkaido University
1. はじめに
2011年3月11日にM9.0の東北地方太平洋沖地震が発生したことを受けて,地震予知連絡会では,重
点検討課題として、様々なプレート境界での巨大地震の発生について検討してきた.今回は、残され
た日本海側の巨大地震や津波について検討することとした。日本海東縁部では過去にM8クラスの巨大
地震が幾度も発生し、その津波による被害も甚大であった。その日本海東縁部では、プレート境界が
南北方向に分布する何条かの断層・褶曲帯(ひずみ集中帯)より成り、幅をもった領域全体で圧縮力
によるひずみを解消するものと考えられている。そのため、陸域から海域にかけた地下構造は複雑で、
震源断層の分布も複雑になると考えられている。現在までに得られた、日本海東縁部での最新の陸・
海構造探査の成果、地殻変動観測による成果、海底地形・海底地質調査結果、最新の津波堆積物調査
結果、さらには歴史地震の成果のまとめから、日本海東縁部で発生する大地震の震源断層に対する議
論を深めた。
2.研究紹介と議論の概要
2-1.構造探査・地殻変動観測から震源像にせまる
東京大学地震研究所の佐藤氏は最新の陸域構造調査や海陸統合地殻構造調査の結果に地質学的解
釈を行い、越後平野から佐渡海峡の地下には日本海拡大時に形成されたリフト帯が現在の褶曲・衝上
断層帯の運動に影響を及ぼしていると解釈した。リフト形成時に高速化した下部地殻に沿うように断
層運動が発生し、その上部は幅を持った多くの活断層群によって短縮変形が消費されているとした。
海洋研究開発機構の小平氏は「ひずみ集中帯重点的調査観測・研究」による海底地下構造調査結果
を総合的に解釈し、地殻の構造と大地震の震源域との関係を示した。日本海東部の地殻構造は 3 つの
タイプ(島孤地殻・海洋地殻・典型的な海洋地殻より厚い海洋地殻)に分けられるとし、1983 年日
本海中部地震は島孤地殻と海洋地殻の境界付近で発生したことを明らかにした。それに比べ、南側で
発生した 1833 年庄内地震、1964 年新潟地震、2007 年新潟県中越沖地震などは、島孤地殻内の断層運
動であることを明らかにした。
京都大学防災研究所の西村氏はまず GNSS 連続観測データに基づく日本海東縁部のひずみ速度を
推定し、全体的に秋田県以南に比べて青森県以北のひずみ集中はそれほど明瞭でないことを指摘した。
さらに、測地データ用いたプレート運動・ブロック運動モデルでは、日本海東縁部はプレート境界と
なり、約 2 ㎝/yr 程度の相対運動が生じているとした。次に新潟県での GNSS 稠密観測による詳細な
地殻変動分布を調査した結果、越後平野の地殻変動速度は地震時を除いて 90 年間ほぼ一定で、プレ
ートの相互作用により大きく変化している太平洋側の変動速度とは連動していないとした。これはひ
ずみ帯の成因は応力変化速度ではなく、応力そのものに比例するメカニズム(塑性変形)であること
を示唆するとした。最後に、水平短縮の集中域と沈降が特徴である越後平野の地殻変動をモデル化し、
重力とマントル及び下部地殻の粘弾性を考慮したモデルの中で地殻を断ち切る断層の深部定常すべ
りがあれば、その地殻変動が上手く説明できるとした。
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2-2.地形・地質学的調査から震源像にせまる
産業技術総合研究所の岡村氏は産業技術総合研究所が地質図作成のためにこれまで収集して
きた日本海側での海底反射探査の結果を総合的に解釈した。まず、北海道から富山湾にかけての
東縁部では、断層は南北走向の逆断層で累積変位量は大きく連続性もあり、明瞭に確認できると
した。次に富山湾から若狭湾にかけての中部では、断層は北東あるいは北西走向の横ずれ断層か
南北走向の逆断層で、累積変位量は小さく連続性はあるがやや不明瞭であるとした。最後に若狭
湾以西の西部になると、断層は北東あるいは北西走向の横ずれ断層になり、累積変位量はわずか
で連続性に乏しく不明瞭であるとした。また、西部では沖合に地すべり地形が多くみられ、地す
べりによる津波の発生も考慮する必要があると指摘した。
北海道大学の平川氏は北海道日本海沿岸から深浦・男鹿半島南東岸・飛島・佐渡島と日本海東縁部
の広範囲にわたって津波堆積物調査を実施した結果を解釈した。1993 年北海道南西沖地震・1983 年
日本海中部地震・1833 年庄内沖地震に対応する地震が約千年前にも発生していた可能性があること
を指摘した。つまり、日本海東縁部の地震はまとまって発生する可能性が高いこと指摘したことは重
要であろう。
2-3.歴史地震学的調査から震源像にせまる
地震予知総合研究振興会の松浦氏は過去に日本海側で発生した歴史地震による津波被害を詳細に
調査・検討した。まず、1833 年庄内地震は今まで推定されていた震源域よりも沖合である可能性が
高いことを指摘した。近世以後、日本海側で数 m の津波を発生させた波源はすべで新潟以北である
ことを確認した。西日本では中世以前に怪しい記録は3回程度あるが不明な点が多く断定するには至
っていない。
3.まとめ
日本海側東縁部はまだまだ太平洋側に比べると収束速度も低くいため、まだまだ理解されていない
部分が多いが、最近の研究成果で明らかになってきた部分も多いことが本重点検討課題の議論の中で
明らかになってきた。海底構造調査からは 1983 年日本海中部地震が発生した場所では島孤地殻と海
洋地殻の境界で発生していた事が分かり、ここではプレート境界型に近い地震発生様式になっている
可能性がある事が分かってきた。また津波堆積物調査結果からは約千年前に同様の大地震が発生して
いた可能性が指摘された。それより南の 1964 年新潟地震が発生した場所になると島孤地殻内となり、
このあたりでは、幅を持った活断層群で短縮変形が消費されている可能性が高いことが指摘され、地
殻変動モデルからは断層群の深部定常すべりや下部地殻やマントルの粘弾性の効果も短縮変形に係
っていることが指摘された。日本海側西部については、横ずれ型の活断層が存在し、津波励起に係る
可能性のある地すべり地形も存在することが指摘された。将来の大地震の発生に向けて、日本海東縁
部でも GSNN 連続観測データを用いたすべり欠損分布等が評価できるまで調査観測研究を進める必
要がある。そのためには海底構造調査の範囲を広げて震源域となる構を正確に理解するとともに、津
波堆積物調査等の地質学的情報から過去の大地震の情報を収集する必要がある。
以下の資料は全て第 199 回地震予知連絡会重点検討課題「日本海で発生する地震と津波」の記者レク
資料であり、地震予知連絡会の HP(http://cais.gsi.go.jp/YOCHIREN/activity/199/199.html)に掲載され
ているものである。
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京都大学防災研究所 西村卓也 資料
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京都大学防災研究所 西村卓也 資料
第199回地震予知連絡会プレス資料
2013年5月30日
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産業技術総合研究所 岡村行信 資料
5
第199回地震予知連絡会プレス資料
2013年5月30日
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第199回地震予知連絡会プレス資料
2013年5月30日
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産業技術総合研究所 岡村行信 資料
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北海道大学名誉教授 平川一臣 資料
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地震予知総合研究振興会 松浦律子 資料
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