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1 平成 25 年度武蔵野市国民保護協議会議事録(抄) 1 開催日時 平成

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1 平成 25 年度武蔵野市国民保護協議会議事録(抄) 1 開催日時 平成
平成 25 年度武蔵野市国民保護協議会議事録(抄)
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開催日時
平成 25 年7月5日(月) 15 時 50 分から 16 時 20 分まで
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開催場所
武蔵野市緑町二丁目2番28号
武蔵野市役所西棟5階(対策本部室)
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出席者
別表「出席者名簿」のとおり。
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事務局
武蔵野市防災安全部
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協議会内容
各資料のほか、以下のとおり。
(事務局)
防災会議に引き続き、平成 24 年度武蔵野市国民保護協議会を開催いたします。
国民保護協議会の委嘱状につきましても、新たに委嘱・再委嘱をお願いしています皆様の席
にお配りさせていただいております。なお、新任委員の皆様につきましては、名簿に表示させ
ていただいております。まず、初めに市長よりご挨拶申し上げます。
(邑上会長)
防災会議に引き続きまして、国民保護協議会にご出席いただき誠にありがとうございます。
ここ近年の世界情勢が、極めて不安定な状況にあることは、ここにいる皆様はすでにご承知の
ことと思います。
今年の 1 月にアルジェリアの天然ガス関連施設で発生したイスラム武装勢力によるテロ事件
では、日本人も多くの方が巻き込まれました。
また、今年の 4 月に開催されたアメリカのボストンマラソンの競技中に爆弾テロ事件が発生
しました。レース中、ゴール付近の広場で 2 度の爆発が発生、その際に 3 人が死亡、282 人が
負傷したと報じられました。私どもの地域では国体が行われますので、7月1日には武蔵野警
察署のご協力により「国体対応警備訓練」を行いました。爆弾が置かれたという前提でありま
すが、警察署のコメントでは「爆弾は置かれてしまっては負け」というお話がありました。置
かれない状況をつくることが重要になってきますので、しっかり準備をして万全の体制で大会
にのぞんでまいりたいと思います。
さらには、日本の近隣において、昨年末には北朝鮮西岸から南に向かって人工衛星と称する
ミサイルが発射されました。そういったことも含め様々な状況を注視していかなればなりませ
ん。国民保護計画につきましては有事の際の様々な対応を掲げたものでございます。計画があ
るというだけなく、いざという時に市民の安全を守ることが大切ですので、今後とも皆さまの
ご協力をいただき、市の安全を確保するよう努めてまいります。
(事務局)
ありがとうございました。続きまして、本日の配布資料を確認させていただきたいと存じま
す。
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―資料確認―
それでは、この会議の議長は、武蔵野市国民保護協議会条例第4条第1項の規定により、会
長が行うこととされておりますので、以後は、会長であります邑上市長に進行をお願いしたい
と存じます。よろしくお願いいたします。
(市長)
それでは、これより会議を進行させていただきます。
本協議会につきましては、武蔵野市国民保護協議会条例第4条第2項の規定により、会議の
開催には過半数の委員の出席が必要となります。本日は、総委員 28 名中 24 名の出席をいただ
いておりますので会議が成立しておりますことをご報告申し上げます。
次第の4、議題(1)「北朝鮮によるミサイル発射への市の対応報告について」。事務局、報
告をお願いします。
(事務局)
それでは、ご報告申し上げます。まず、はじめに平成 24 年 12 月 12 日の「人工衛星」と称
するミサイルの発射に対する市の対応についてご説明します。
12 月 10 日から 12 月 22 日までの間に衛星を打ち上げるという北朝鮮の発表がありました。
その後、29 日まで延長するという報道がありましたので、市が対応をとることとなりました。
警戒期間の態勢は、発射予告期間までの 9 日までは情報収集連絡体制、10 日から 29 日まで
は緊急事態収集連絡体制をとり、平日の昼間は防災安全部の職員が 2 名、夜間は防災連絡室の
職員が 1 名、土日の午前中は防災安全部の職員が出てきて対応しました。
主な対策としては、緊急時の態勢の整備、また、市民への情報の周知、関係機関との連携が
ございます。次にミサイルが発射された場合の対応ですが、Jアラート、エムネットの受信、
都からのファックスの受信があります。また、ミサイル落下地点の被害の有無の情報収集の態
勢をとりました。
次に実際のミサイルが発射された日の対応です。9 時 55 分にエムネットで発射の連絡を受け、
同時刻でNHKの報道がありました。10 時に東京都からファックスを受信。10 時 1 分にエム
ネットで沖縄上空を通過したこと、破壊措置の実施がないことが伝えられました。10 時 5 分に
総理指示にて、関係省庁においては、緊張感をもって情報収集・分析に努めること、国民への
情報提供に全力を尽くすこと、不測の事態に備え、万全の態勢をとることが伝えられました。
10 時8分にはNHKから、三段式ミサイルの一段目がフィリピンの東約 300 キロの太平洋に落
下したと推定され、落下予想時刻 10 時5分ころという報道がありました。10 時 11 分に防災安
全メール発信、10 時 12 分に都からのFAXで落下物情報が伝えられました。10 時 16 分に防
災安全メール発信。10 時 20 分、官房長官の会見がありました。10 時 44 分に再度防災安全メ
ール発信、10 時 47 分、都からのファックスで情報の総括、11 時 16 分、市ホームページ掲載、
11 時 45 分、内閣官房長官声明により、国民の方々には冷静に平常どおり生活を送っていただ
きたいというお話がありました。17 時 56 分、都からのファックスで、官邸に設置中の「北朝
鮮による「人工衛星」と称するミサイル発射事案に関する官邸対策室」は「北朝鮮関連情勢に
関する情報連絡室」に改組されたと伝えられ、これに伴い、都防災安全部においても、「情報
監視態勢」へ移行したという情報が入りました。 17 時 56 分、本市においても「緊急事態情報
収集連絡態勢」から「情報収集連絡態勢」へ規模を縮小しました。
次に、今年の 4 月 10 日の対応についてご説明します。4 月 10 日ごろ、日本海側にミサイル
を発射すると、報道が9日、複数の消息筋を引用して報じた。北朝鮮が平壌に駐在する一部の
国の外交官に対して、
「10 日ごろ東海側にミサイルを発射する」という話をしました。
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4 月 10 日より情報収集連絡態勢をとりました。通常の時間帯は安全対策課の職員が 2 名、夜
間休日は防災連絡室に職員 1 名を配置しました。北朝鮮の情勢等が変化した場合は、安全対策
課職員は自動参集としております。
実際に発射された 5 月 18 日の対応です。17 時 25 分、北朝鮮が短距離ミサイルを 3 発発射し
たと言う報道があったため、安全対策課職員が登庁して情報収集に当たりました。18 時、休日
夜間の情報収集連絡態勢である夜間防災連絡室員と情報の確認を行いました。18 時 6 分、都か
らのファックス受信。報道によると、
「韓国防衛省は 18 日、北朝鮮が短距離誘導弾3発を発射
したと明らかにした」とのこと。なお、本件については、特段の対応は予定されていないとの
ことでした。18 時 30 分、理事者・防災安全部長に報告、安全対策課による情報収集態勢をと
りました。18 時 39 分、消防庁からのファックス受信。日本政府高官は 18 日、
「北朝鮮が短距
離ミサイルを3回発射したことを確認し、日本領海内には落下していない」と述べました。
その後も、情報収集態勢をとっております。
(邑上会長)
報告が終わりました。ただいまの報告について、何かご質問等ございましたら、ご発言くだ
さい。
それでは引き続き、次第(2)
、「平成 25 年度国民保護共同図上訓練について」です。事務
局報告をお願いします。
(事務局)
平成 25 年度東京都国民保護共同図上訓練についてですが、これは国が毎年行っているもの
で、今年度は東京都と共同の実施になります。訓練の目的は、まず関係者の国民保護措置の実
施に必要な知識の習得と対処能力の向上。もうひとつが発生事案における各機関の初期対応者
としての対処能力の確認です。
内閣官房との共同図上訓練で、訓練会場は官邸、総務省消防庁、東京都、武蔵野市等で行い
ます。防災無線、エムネット等の通信機器を利用した情報伝達の確認を行います。
主な訓練項目としましては、ひとつめが国民保護法による緊急対処事態認定後の調整、手続
きの確認、ふたつめが発生事案における特徴的な状況を理解し、関係機関の密接な連携を確認
すること、最後に住民等への情報提供方法の確認、メディアへの対応になります。
訓練日程は、平成 25 年9月 13 日を予定しております。参加予定機関は、東京都が総務局、
知事本局等、国が内閣官房、総務省消防庁等、自治体が武蔵野市等、その他関係機関となって
おります。
(邑上会長)
報告が終わりました。ただいまの報告につきまして、ご質問等ございましたらご発言くださ
い。
その他といたしまして、冒頭の挨拶でも申し上げましたが、9 月 28 日より会期となるスポー
ツ祭東京 2013 につきましては、武蔵野総合体育館が会場として使用されることとなっており
ます。スポーツ祭りの開催にあたって、7月1日に武蔵野総合体育館におきまして「国体対応
警備訓練」を行いました。こちらについて武蔵野警察署様からご報告いただければと思います。
(武蔵野警察署)
7月1日に、国体を見据え爆発物が置かれたという設定で市と共同訓練を実施しました。か
ばんを爆発物として想定しました。このかばんからはリード線が出ておりますが、まず、こう
いったものを不審に思うことが大切というところが初期段階です。不審物につきましては、
「触
らない、踏まない、蹴飛ばさない」ことが大原則です。
警察が不審物の置かれた現場に臨場した際には、外形観察を行うとともに、どういった状況
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で不審物が置かれたのか聞きとり調査を行って不審点を探してゆきます。その後、爆発物の容
疑が濃厚ということになると、ヘルメットや大盾を装備した警官が初動措置ということで爆発
物に接近し金属探知機を使って確認を行い必要な措置をとります。
爆発物の最終的な処理は、警視庁でいえば爆発物処理班が行いますが、初動として警察署で
できることとしては、爆発物に防爆マットを被せることです。これには完全に爆風を抑えたり、
完全に被害をなくしたりすることはできないのですが、かなり爆風を吸収できるものです。爆
発物はトリック式のものが多いので静かに被せることが必要です。防爆マットをかけるまでが
警察署でできる初動の措置です。
警視庁の警備部の中には、一般的な鑑識の警察犬とは別の警備犬という犬がいます。災害現
場に行ったり、また火薬臭をかぎ分ける訓練もされた犬ですので、かばんのにおいを嗅ぎ火薬
臭がすると反応して吠えます。警備犬は拳銃を持った犯人にも飛び掛かる訓練もなされており
ますので、今回の訓練にも警備犬訓練をとり入れています。
実際に市と一緒に訓練をしたことによって、実際の現場での対処能力の向上になったと思い
ます。現実的には爆発物を置かれてしまうと爆発する可能性が高くなってしまうので、そもそ
も置かれないような環境をつくることが大切です。また、関係者が意識をすることが大切です
ので、色々な関係機関でマニュアルをつくり定期的に訓練を行うことが必要です。
(邑上会長)
他になにかございませんか。
では、事務局から何かございますか。
(事務局)
本日は、武蔵野市国民保護協議会に出席いただきまして、ありがとうございました。本会議
の議事録につきましては、近日中に事務局により作成し、みなさま宛に郵送させていただきま
すので、ご確認をお願いいたします。ご確認をいただいた上で、武蔵野市ホームページに掲載
いたしますのでよろしくお願いいたします。以上です。
(邑上会長)
これをもちまして平成 25 年度武蔵野市国民保護協議会を閉会いたします。本日は、ご多用
のところご出席いただき誠にありがとうございました。
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