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仙台市バリアフリー基本構想 地区別構想(泉中央地区・長町地区) 中間

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仙台市バリアフリー基本構想 地区別構想(泉中央地区・長町地区) 中間
仙台市バリアフリー基本構想
地区別構想(泉中央地区・長町地区)
中間案【概要版】
仙
台
市
平成 26 年 11 月
バリアフリー新法では、鉄道駅等の旅客施設を中心とした地区や、高齢者、障害者等が
日常生活又は社会生活において利用する施設が集まった地区において、公共交通機関、道
路、都市公園、信号機等のバリアフリー化を重点的かつ一体的に推進するため、
「バリアフ
リー基本構想」を策定することができると規定しています。
この基本構想において、バリアフリー化を一体的に進める必要のある地区を「重点整備
地区」として定めます。重点整備地区では、高齢者、障害者等が日常生活又は社会生活に
おいて利用する「生活関連施設」
(旅客施設、官公庁施設、福祉施設その他の施設)と、こ
れら施設を結ぶ徒歩経路を「生活関連経路」として位置づけて、バリアフリー化の取組み
を進めます。
本市のバリアフリー基本構想は、市全体としてバリアフリーの実現に向けた基本的な方
針及び重点整備地区の考え方などをまとめた「全体構想」と、重点整備地区ごとに、整備
すべき範囲並びに経路やバリアフリー化を実施すべき特定事業等の方向性を示した「地区
別構想」で構成しています。
基本構想策定後、公共交通事業者(鉄道事業者・バス事業者)、道路管理者、公園管理者
等は具体的な整備内容を示した「特定事業計画」を策定し、バリアフリー化を進めていき
ます。
<全体構想の主な内容>
・市全体のバリアフリーの実現に向けた基本的な方針
全体構想
(策定済み)
・バリアフリー化を進める「生活関連施設」の考え方
・市内でバリアフリー化を進める「重点整備地区」の考え方
・心のバリアフリーの考え方
地区別構想
都心地区
(策定済み)
地区別構想
地区別構想
泉中央地区
長町地区
図 1 バリアフリー基本構想の構成
平成 32 年度
1
泉 中 央
地 区
課題
地区の概況やまち歩きワークショップの結果から、泉中央地区のバリアフリー化に
おける課題を以下のとおり整理しました。
①泉中央駅を中心に、高齢者や障害者等が利用する施設が多数立地しているため、
地区内の連続性及び回遊性の確保が必要である。
②これまで、泉中央地区の交通バリアフリー基本構想(平成 17 年 3 月策定)に基
づき、バリアフリー化を進めてきたが、道路の拡幅や大規模な改変が伴うことか
らバリアフリー化が進まないケースもある。このため、大規模な改変を行わずに
現状を改善できる整備方法についても検討が必要である。
③施設の老朽化により移動の円滑化に支障をきたしている箇所があるため、既存施
設の適切な更新の検討が必要である。
④バリアフリー化の整備が済んでいる施設でも、高齢者及び障害者等にとって依然
として不便な状態もあるため、整備済みの施設でも更なる検討が必要である。
基本理念
全体構想の基本理念のもと、泉中央地区の特性、課題を踏まえ、泉中央地区におけ
るバリアフリーの基本理念を以下のとおりとします。
仙台都市圏北部の成熟した広域拠点として、充実した都市機能のもと
バリアフリーによる移動等円滑化を図り、快適に安心して生活できるまちの創出
重点整備地区と生活関連経路
重点整備地区の区域の設定
バリアフリー化を一体的に進める地区として重点整備地区を定めます。旅客施設を
中心とする地域に、高齢者、障害者等が日常生活又は社会生活において利用する「生
活関連施設」が集積している地区を、重点整備地区の区域として設定します。
生活関連経路の設定
より多くの人が利用する経路、生活関連施設相互のネットワークを確保する経路、
バリアフリー化の整備状況、住民参加によるまち歩きやワークショップの結果などを
考慮の上、生活関連経路を設定します。
2
以下に、泉中央地区の重点整備地区と生活関連経路を示します。
図 2 泉中央地区の重点整備地区と生活関連経路
特定事業の内容
重点整備地区内においては、各事業者が本地区別構想に沿って特定事業計画を策定
し、関連する施設の事業を実施します。
公共交通特定事業、道路特定事業、都市公園特定事業、交通安全特定事業などの事
業実施にあたっては、まち歩きワークショップ等の意見も踏まえながら、利用者が安
全かつ安心して利用できる施設の整備、わかりやすい案内や誘導施設の整備などに努
めて行きます。
3
長 町
地 区
課題
地区の概況やまち歩きワークショップの結果から、長町地区のバリアフリー化にお
ける課題を以下に整理しました。
①立地する施設の種類や規模などを考慮しながら、広幅員道路の車道横断箇所にお
ける安全への配慮が必要である。
②あすと長町地区においては、都市基盤整備とともにバリアフリー化が進んでいる
が、既存市街地においては、道路の拡幅や大規模な改変が伴うことからバリアフ
リー化が進まないケースもある。このため、これまでの特定経路等の見直しや整
備方法についても検討が必要である。
③旅客施設の連担や、新たな都市基盤整備により、高齢者や障害者等の利用する施
設が広く分布している。こうした施設間の回遊性に考慮した円滑な移動動線の確
保が必要である。
④バリアフリー化の整備が済んでいる施設でも、高齢者及び障害者等にとって依然
として不便な状態もあるため、整備済みの施設でも更なる検討が必要である。
⑤視覚障害者誘導ブロック上への駐輪など、障害者に対する自転車利用者の理解不
足や、ルールを守らないことにより、高齢者及び障害者等へ危険が及んでいるこ
とから、自転車利用者への啓発が必要である。
基本理念
全体構想の基本理念のもと、長町地区の特性、課題を踏まえ、長町地区におけるバ
リアフリーの基本理念を以下のとおりとします。
仙台都市圏南部の広域拠点として、バリアフリーによる移動等円滑化を図り、
既存市街地と新たな市街地で人々が交流し、安全でにぎわうまちの創出
重点整備地区と生活関連経路
重点整備地区の区域の設定
バリアフリー化を一体的に進める地区として重点整備地区を定めます。旅客施設を
中心とする地域に、高齢者、障害者等が日常生活又は社会生活において利用する「生
活関連施設」が集積している地区を、重点整備地区の区域として設定します。
生活関連経路の設定
より多くの人が利用する経路、生活関連施設相互のネットワークを確保する経路、
バリアフリー化の整備状況、住民参加によるまち歩きやワークショップの結果などを
考慮の上、生活関連経路を設定します。
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以下に、長町地区の重点整備地区と生活関連施設および生活関連経路を示します。
図 3 長町地区の重点整備地区と生活関連経路
特定事業の内容
重点整備地区内においては、各事業者が本地区別構想に沿って特定事業計画を策定
し、関連する施設の事業を実施します。
公共交通特定事業、道路特定事業、都市公園特定事業、交通安全特定事業などの事
業実施にあたっては、まち歩きワークショップ等の意見も踏まえながら、利用者が安
全かつ安心して利用できる施設の整備、わかりやすい案内や誘導施設の整備などに努
めて行きます。
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