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「人間とはなにか」を追求する 目 次 はじめに 研究科長・学部長挨拶 ・・・ 2 歴代文学部長・研究科長 ・・・ 3 沿革 ・・・ 3 組 織 運営組織・教育研究組織 ・・・ 4 受賞・表彰・研究成果 ・・・ 6 文学部関連資料 ・・・ 7 学生・教員 学生数 ・・・ 8 卒業・学位授与者数 ・・・ 8 外国人留学生数 ・・・ 8 教職員数 ・・・ 8 外国人研究者数 ・・・ 8 学生出身地 ・・・ 9 卒業者・修了者進路状況 ・・・10 財 政 予算・科研費 ・・・11 教育・研究 教育 ・・・12 研究 ・・・13 学術研究発表誌 ・・・14 学術交流協定 ・・・15 連携活動 ・・・16 キャンパス 施設所在・地下鉄案内 ・・・19 配置図 ・・・19 はじめに 研究科長・学部長挨拶 東北大学大学院文学研究科長・文学部長 佐 藤 弘 夫 東北大学は、1907 年に日本で第三番目の国立大学として創設されました。文学研究科・ 文学部は、その一部局として 1922 年に誕生した法文学部に源を発しています。 人文社会科学は、「人間とはなにか」という、私たちにとってもっとも根本的な問題を 追求する学問です。文学研究科は、創立以来「研究第一主義」を掲げ、一貫してわが国の 人文学の世界をリードし、たくさんの人材を世に送り出してきました。現在、25 の専門分 野に各分野のトップクラスの教授陣を集め、日本における最高水準の研究と教育の場を作 り上げることを目標にしています。 いま世界では、無人の孤島をめぐって会ったことのない国民同士が敵愾心を燃やし、思 想・信条の違いでもって無差別の殺人が行われるという、殺伐とした光景が広がりつつあ ります。インターネットの書き込みにも見られる、心の砂漠化とでもいうべきこうした現 象が、急速に領域を拡大しています。人類がこれから取り組まなければならない最重要の 課題は、この心の劣化をいかにして食い止め、緑の沃野を再生させるかという問題です。 私たちは、人類が長い時間をかけて築き上げてきた英智を総結集し、これらの難題に立ち 向かうことを求められています。そこで中心的な役割を担うべき存在が、人間そのものに 光をあてる人文社会科学の学問であると考えています。 文学研究科では、2011 年 3 月 11 日の東日本大震災後になされた被災者支援の活動を踏 まえ、公共空間において心のケアを行うことのできる宗教者の育成を目的として、2012 年 度に実践宗教学寄附講座を開設いたしました。また、国際的な舞台で活躍のできる人材を 輩出すべく、海外の大学との研究・教育面での協力を推進し、現在、ローマ大学「ラ・サ ピエンツァ」・フィレンツェ大学・ヴェネツィア大学・ライデン大学などヨーロッパの 10 を超える大学と協力して、日本学に関する国際大学院を創設する準備を進めています。 すぐれた学問には自身を変え、人を感動させる力があります。政治の利害を越え、人種 や民族の壁を乗り越える力があります。私たちは人類が直面するさまざまな課題を克服す べく、学問分野の相違や文系・理系の枠組みを越えて手を携え、学問の力を蘇らせる努力 を続けていく所存です。 2 氏 名 金 倉 圓 照 小 林 淳 男 石 津 照 璽 矢 島 羊 吉 伊 東 信 雄 佐 藤 喜代治 伊 東 信 雄 (事務取扱) 北 村 晴 朗 (事務取扱) 石 田 一 良 石 田 一 良 関 晃 金 谷 治 吉 岡 昭 彦 斎 藤 吉 雄 西 田 秀 穂 期 間 自 昭和 24 年 4 月 1 日 至 昭和 30 年 3 月 31 日 自 昭和 30 年 4 月 1 日 至 昭和 35 年 3 月 31 日 自 昭和 35 年 4 月 1 日 至 昭和 38 年 6 月 30 日 自 昭和 38 年 7 月 1 日 至 昭和 40 年 10 月 4 日 自 昭和 40 年 10 月 5 日 至 昭和 42 年 10 月 4 日 自 昭和 42 年 10 月 5 日 至 昭和 44 年 10 月 4 日 自 昭和 44 年 10 月 5 日 至 昭和 45 年 2 月 15 日 自 昭和 45 年 2 月 16 日 至 昭和 46 年 3 月 31 日 自 昭和 46 年 4 月 1 日 至 昭和 47 年 3 月 31 日 自 昭和 47 年 4 月 1 日 至 昭和 48 年 3 月 31 日 自 昭和 48 年 4 月 1 日 至 昭和 50 年 3 月 31 日 自 昭和 50 年 4 月 1 日 至 昭和 52 年 3 月 31 日 自 昭和 52 年 4 月 1 日 至 昭和 54 年 3 月 31 日 自 昭和 54 年 4 月 1 日 至 昭和 56 年 3 月 31 日 自 昭和 56 年 4 月 1 日 至 昭和 58 年 3 月 31 日 氏 名 桑 原 輝 男 滝 浦 静 雄 桑 原 輝 男 菊 田 茂 男 渡 邉 信 夫 寺 田 隆 信 柏 原 啓 一 大 橋 英 寿 安 田 二 郎 松 本 宣 郎 野 家 啓 一 原 純 輔 花 登 正 宏 大 渕 憲 一 佐 藤 弘 夫 はじめに 歴代学部長・研究科長 期 間 自 昭和 58 年 4 月 1 日 至 昭和 60 年 3 月 31 日 自 昭和 60 年 4 月 1 日 至 昭和 62 年 3 月 31 日 自 昭和 62 年 4 月 1 日 至 平成 元 年 3 月 31 日 自 平成 元 年 4 月 1 日 至 平成 3 年 3 月 31 日 自 平成 3 年 4 月 1 日 至 平成 5 年 3 月 31 日 自 平成 5 年 4 月 1 日 至 平成 7 年 3 月 31 日 自 平成 7 年 4 月 1 日 至 平成 9 年 3 月 31 日 自 平成 9 年 4 月 1 日 至 平成 11 年 3 月 31 日 自 平成 11 年 4 月 1 日 至 平成 13 年 3 月 31 日 自 平成 13 年 4 月 1 日 至 平成 15 年 3 月 31 日 自 平成 15 年 4 月 1 日 至 平成 18 年 3 月 31 日 自 平成 18 年 4 月 1 日 至 平成 21 年 3 月 31 日 自 平成 21 年 4 月 1 日 至 平成 23 年 3 月 31 日 自 平成 23 年 4 月 1 日 至 平成 26 年 3 月 31 日 自 平成 26 年 4 月 1 日 現在に至る 沿 革 1907(明治 40)年 6 月 東北帝国大学創立 1922(大正 11)年 8 月 東北帝国大学法文学部設置 東北大学(旧制)廃止 1949(昭和 24)年 4 月 東北大学(新制)設置 学制改革により東北大学文学部として再出発 1973(昭和 48)年 9 月 1996(平成 8)年 現在地(川内キャンパス)に移転 文学部から独立した先端研究施設としての東北アジア研究センター 発足に伴い、日本文化研究施設廃止 学部を改組して人文社会学科の一学科に統合(36 の小講座から 16 の 1997(平成 9)年 4 月 大講座への移行) 大学院文学研究科の専攻再編(15 専攻から 4 専攻へ) 2000(平成 12)年 4 月 大学院文学研究科の重点化整備完了 2004(平成 16)年 4 月 東北大学は国立大学法人東北大学となる 3 組 織 組 織 運営組織 平成 27 年 4 月 1 日現在 研究科長 運営会議 (研究科長、評議員(副研究科長)、 副研究科長、室長(4 名)、事務長) 教 授 会 研究科委員会 評価分析室 副研究科長(兼) 各室長(兼) 専任室員 総務企画室 総務担当 財務人事担当 環境施設担当 学務教育室 教務生活担当 教育改善担当 コンプライアンス委員会 阿部次郎記念館運営委員会 動物実験委員会 安全衛生委員会 調査・実験倫理委員会 男女共同参画推進WG 入試就職室 研究広報室 入学試験担当 就職渉外担当 学生相談委員会 国際交流室 研究推進担当 社会連携担当 広報出版担当 情報担当 副研究科長(兼) 留学生担当教員 専任教員 東北文化研究室幹事会 ウェブサイト運営委員会 講演・出版企画委員会 ホームページ検討WG 事 務 部 教育研究組織 文 学 部 学科 学 科 目 専 修 日本語教育学 中国思想 インド学仏教史 西洋文化学 学 科 東洋史 学 科 中国文学 哲学 倫理学 言語学 心理学 社会学 文化人類学 宗教学 東洋・日本美術史 美学・西洋美術史 英文学 (イタリア語) 英語学 国際交流室 ドイツ文学 コンピュータ室 フランス文学 専 修 行動科学 社会文化学 考古学 会 会 東洋文化学 文 社 日本史 文 社 国語学 学 科 目 人間文化学 日本思想史 人 人 日本文化学 国文学 ヨーロッパ史 4 学科 大学院文学研究科 講座 専攻分野 教 授 准教授 組 織 専攻 平成 27 年 5 月 1 日現在 助教・助手 国文学 佐藤伸宏・佐倉由泰 横溝 博 日本思想史 佐藤弘夫 片岡 龍 中国語学中国文学 佐竹保子 土屋育子・馬 暁地 中国思想中国哲学 三浦秀一 齋藤智寛 インド学仏教史 桜井宗信・吉水清孝 英文学 大河内 昌 岩田美喜 ティンク ジェイムズ マイケル 英語学 金子義明 島 越郎 ドイツ文学 森本浩一・嶋崎 啓 シュミッツ ブリギッテ アンネマリー フランス語学 フランス文学 阿部 宏・今井 勉 黒岩 卓 メヴェル ヤン エリック 哲学 直江清隆 荻原 理・原 塑 倫理学 戸島貴代志 村山達也 言語学 言語学 千種眞一・後藤 斉 小泉政利 日本語学 国語学 齋藤倫明・小林 隆 大木一夫・甲田直美 日本語教育学 日本語教育学 才田いずみ・名嶋義直 田中重人 梅木俊輔 日本史 柳原敏昭・安達宏昭 堀 裕・籠橋俊光 鈴木琢郎 考古学 阿子島 香 鹿又喜隆 *川口 亮 東洋史学 東洋史 熊本 崇・川合 安 大野晃嗣 水盛涼一 ヨーロッパ史学 ヨーロッパ史 小野善彦・有光秀行 浅岡善治 小坂俊介 東洋・日本美術史 長岡龍作・泉 武夫 美学・西洋美術史 尾崎彰宏 芳賀京子 森田優子 日本文化学 田島花野 文 化 中国文化学 インド文化学 科 学 西洋文化学 野内清香 佐藤 駿 哲学 言語科学 李 惠正 日本史学 歴 史 科 学 美術史学 (イタリア語) フォンガロ エンリコ [ 協力講座 ]比較文化史学 [磯部 彰] [寺山恭輔] [ 協力教員 ]保存修復 [藤澤 敦] 人 間 科 学 社会学 社会学 長谷川公一 永井 彰・下夷美幸 小松丈晃 行動科学 行動科学 佐藤嘉倫・木村邦博 浜田 宏・永吉希久子 大井慈郎 心理学 大渕憲一・行場次朗 阿部恒之 辻本昌弘・坂井信之 上原俊介 文化人類学 沼崎一郎 川口幸大 杉本 敦 宗教学 鈴木岩弓・木村敏明 山田仁史 大村哲夫 心理学 泉 啓 人間文化科学 [ 協力講座 ]科学技術社会論 (留学生担当) [明日香壽川] [石井 敦] 高橋章則 国際交流室 (専任教員) 村上祐子 コンピュータ室 実践宗教学寄附講座 博士課程教育リーディングプログラム 森川多聞 髙橋 原・谷山洋三 松崎瑠美 [ ]:協力講座・協力教員 *:助 手 5 受章・表彰・研究成果 組 織 文化勲章受章者、文化功労者 文化勲章 受章年度 文化功労者賞 受賞年度 氏 名 昭和 25 年 昭和 26 年 土 井 晩 翠 法文学部 雄渾な漢文調に思想を含めた詩風を確立 昭和 28 年 昭和 27 年 宇 井 伯 寿 法文学部 近代的インド哲学研究の基礎を構築 昭和 32 年 昭和 28 年 山 田 孝 雄 法文学部 日本語文法の理論的体系化 昭和 48 年 昭和 37 年 石 原 謙 文学部 キリスト教史の研究 昭和 62 年 昭和 54 年 桑 原 武 夫 平成 20 年 平成 14 年 ドナルド キーン ― 昭和 33 年 高 橋 里 美 ― 昭和 35 年 武 内 義 雄 法文学部 中国哲学、特に老子に関する研究 ― 昭和 60 年 金 倉 圓 照 文学部 インド哲学、特にインド中世精神史 ― 平成 4 年 島 田 謹 二 法文学部 日本における外国文学の比較文学研究 ― 平成 15 年 岩 田 靖 夫 文学部 哲学、ギリシア倫理思想、特にプラトン、 ソクラテス研究 部 局 主な業績 人文科学百般にわたりスケール大きく 行動した学者・文化人 文学部(客)、 日本文学・文化の研究および海外への 誉博 紹介・解説 哲学、特に包弁証法等を通して独自の 法文学部 思想体系を展開 法文学部 客:当該部局客員教授 誉博:東北大学名誉博士 日本学士院賞受賞者 回 受賞年 氏 名 第 21 回 昭和 6 年 宇 井 伯 寿 法文学部 印度哲学研究(全六巻) 第 43 回 昭和 28 年 金 倉 圓 照 文学部 印度中世精神史 第 45 回 昭和 30 年 金 倉 圓 照 文学部 西蔵撰述仏典目録(共同研究) 第 45 回 昭和 30 年 山 田 龍 城 文学部 西蔵撰述仏典目録(共同研究) 第 45 回 昭和 30 年 羽田野 伯 文学部 西蔵撰述仏典目録(共同研究) 第 45 回 昭和 30 年 多 田 等 観 文学部 西蔵撰述仏典目録(共同研究) 第 46 回 昭和 31 年 堀 一 郎 文学部 我が国民間信仰史の研究 第 47 回 昭和 32 年 中 村 元 文学部 初期のヴェーダーンタ哲学 第 49 回 昭和 34 年 高 田 修 文学部 居庸関(共同研究) ○ 第 50 回 昭和 35 年 高 田 修 文学部 醍醐寺五重塔の壁画(共同研究) ○ 第 50 回 昭和 35 年 宮 次 男 文学部 醍醐寺五重塔の壁画(共同研究) 第 65 回 昭和 50 年 北 住 敏 夫 文学部 写生説の研究、写生派歌人の研究、 写生俳句及び写生文の研究 第 67 回 昭和 52 年 島 田 謹 二 法文学部 日本における外国文学 ―比較文学研究― 第 69 回 昭和 54 年 佐 藤 武 敏 法文学部 中国古代絹織物史研究 第 84 回 平成 6 年 丸 山 雍 成 文学部 日本近世交通史の研究 第 99 回 平成 21 年 村 上 哲 見 文学部 宋詞に関する研究 ○ ※ ○:恩賜賞のみ受賞 ※:恩賜賞及び学士院賞両方を受賞 6 部 局 受 賞 理 由 日本学士院会員 氏 名 部 局 昭和 12 年 5 月 8 日 大 類 伸 法文学部 昭和 17 年 5 月 30 日 武 内 義 雄 法文学部 昭和 20 年 12 月 12 日 宇 井 伯 寿 法文学部 昭和 22 年 6 月 25 日 阿 部 次 郎 法文学部 昭和 24 年 10 月 5 日 土 居 光 知 法文学部 昭和 25 年 10 月 6 日 高 橋 里 美 法文学部 昭和 26 年 10 月 17 日 小 宮 豊 隆 法文学部 昭和 28 年 10 月 22 日 青 木 正 児 法文学部 昭和 28 年 10 月 22 日 石 原 謙 法文学部 昭和 38 年 2 月 12 日 金 倉 圓 照 文学部 昭和 40 年 1 月 12 日 岡 崎 義 恵 文学部 昭和 43 年 11 月 12 日 三 宅 剛 一 文学部 昭和 51 年 11 月 12 日 新 明 正 道 文学部 昭和 51 年 11 月 12 日 杉 捷 夫 法文学部 昭和 58 年 12 月 12 日 矢 島 羊 吉 文学部 平成 元 年 12 月 12 日 小 川 環 樹 法文学部 平成 13 年 12 月 12 日 源 了 圓 文学部 平成 14 年 12 月 12 日 金 谷 治 文学部 組 織 選定年月日 直木賞 回 受賞年 氏 名 受 賞 作 第8回 1938 年 大 池 唯 雄 『兜首』 『秋田口の兄弟』 第 111 回 1994 年 中 村 彰 彦 『二つの山河』 第 121 回 1999 年 佐 藤 賢 一 『王妃の離婚』 文学部関連資料 釈迦牟尼仏(河口慧海コレクション) 土 偶 沼津貝塚(左側) 秋田県藤株(右側) 写真提供:東北大学総合学術博物館,撮影:菊地美紀 秋田家歴代 安東愛季肖像 (東北大学附属図書館所蔵) 7 学生・教員 学生・教員 ( )内は女子で内数。 学生数 平成 27 年 5 月 1 日現在 学 部 学科名 1 年 1 学年あたりの定員 人文社会学科 210 2 年 216(104) 3 年 225(119) 4 年 226(127) 合 計 310(152) 977(502) 大学院 1 学年あたりの定員 専攻名 前期課程 後期課程 大学院生(前期課程) 1年 2年 大学院生(後期課程) 計 1年 2年 3年 計 文化科学 32 16 29(15) 40(11) 69(26) 12( 2) 7( 2) 44(16) 63(20) 132( 46) 言語科学 14 7 10( 7) 14( 9) 24(16) 6( 2) 5( 3) 23(20) 34(25) 58( 41) 歴史科学 21 11 15( 6) 17( 8) 32(14) 9( 1) 6( 2) 18( 7) 33(10) 65( 24) 人間科学 22 11 18(12) 27(13) 45(25) 9( 1) 10( 2) 18(13) 37(16) 82( 41) 合計 89 45 72(40) 98(41) 170(81) 36( 6) 28( 9) 103(56) 167(71) 337(152) 卒業・学位授与者数 学部卒業生 人文社会学科 205(125) 平成 27 年 3 月 31 日現在 学位授与者 大学院生 大学院生 合計 (前期課程) (後期課程) 文化科学 20( 7) 13( 3) 33(10) 専攻名 言語科学 15(12) 歴史科学 10( 2) 7( 1) 17( 3) 人間科学 28(15) 10( 0) 38(15) 合計 73(36) 41( 8) 114(44) 論文博士 4(1) 11( 4) 26(16) 外国人留学生数 学 部 平成 27 年 5 月 1 日現在 大学院 出身国内訳 大学院生 大学院生 (前期課程) (後期課程) 人文社会学科 専攻名 18(4) 文化科学 4( 2) 11( 5) 15( 7) 言語科学 16(14) 18(13) 34(27) 歴史科学 4( 3) 7( 3) 11( 6) 人間科学 19(14) 9( 5) 28(19) 合計 43(33) 45(26) 88(59) 教職員数 平成 27 年 5 月 1 日現在 合計 出身地 人数 インドネシア 5( 2) 韓国 16( 6) タイ 2( 2) 台湾 4( 3) 中国 72(45) アメリカ 2( 1) メキシコ 1( 0) キルギス 1( 1) ラトビア 1( 1) ロシア 2( 2) 合計 106(63) 外国人研究者数(平成 26 年度) 地域 人数 地域 人数 職種 人 数 教授 44( 4)〔1〕 アジア 13 北米 3 准教授 34( 6)〔4〕 中近東 0 中南米 0 助教・助手 17( 5)〔1〕 アフリカ 0 ヨーロッパ オセアニア 1 事務職員 17(10) 合計 112(25) 〔 〕内は外国人で内数。 8 合計 合計 13 30 平成 27 年 5 月 1 日現在 学生出身地 ( )内は女子で内数。 学生・教員 北海道 2.3% 人 数 北海道 30 人 東北 50.4% 関東 18.1% 海外等 118 人 中部 14.7% 中部 中国 九州・沖縄 18 人 20 人 193 人 東北 663 人 関東 四国 8人 地域 北海道 青森県 岩手県 宮城県 東北 秋田県 山形県 福島県 関東 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄 海外等 合計 近畿 26 人 238 人 近畿 2.0% 中国 1.5% 四国 0.6% 九州・沖縄 1.4% 海外等 9.0% 学部学生 大学院生(前期課程)大学院生(後期課程) 21( 11) 5( 3) 4( 1) 53( 38) 8( 4) 2( 0) 83( 50) 11( 6) 6( 1) 170(106) 24( 9) 23(11) 73( 43) 9( 1) 3( 2) 102( 59) 11( 5) 11( 4) 60( 34) 6( 2) 8( 3) 182( 63) 25( 8) 31(12) 165( 76) 13( 7) 15( 5) 15( 6) 7( 3) 4( 1) 17( 4) 1( 0) 2( 0) 7( 3) 0 1( 0) 9( 5) 3( 0) 6( 0) 20( 4) 47(33) 51(31) 977(502) 170(81) 167(71) 合計 30( 15) 63( 42) 100( 57) 217(126) 85( 46) 124( 68) 74( 39) 238( 83) 193( 88) 26( 10) 20( 4) 8( 3) 18( 5) 118( 68) 1,314(654) 新庄市白山E遺跡発掘調査(考古学) 留学先の様子(ウプサラ大学:スウェーデン) クラスメート達との食事会 外国人教員による授業 実験風景(心理学) 9 卒業者・修了者進路状況 平成 27 年 3 月 31 日現在 学生・教員 平成 26 年度 学部卒業者 生活関連サービス業、 娯楽業 医療、福祉 不動産業、物品賃貸業 その他の 業種等 卸売・小売業 サービス業(その他) 運輸・郵便業 公務員 建設業 製造業 教育・学習支援業 内 訳 公務員 大学院進学(MC) 金融・保険業 情報通信業 教育・学習支援業 製造業 建設業 運輸・郵便業 情報 通信業 人数 63 30 23 18 16 12 5 5 大学院進学 金融・ (MC) 保険業 % 30.7% 14.6% 11.2% 8.8% 7.8% 5.9% 2.4% 2.4% 内 訳 サービス業(その他) 卸売・小売業 生活関連サービス業、娯楽業 医療、福祉 不動産業、物品賃貸業 その他の業種等 合計 人数 % 5 2.4% 3 1.5% 3 1.5% 3 1.5% 1.0% 2 8.3% 17 205 100.0% 平成 26 年度 大学院博士課程前期修了者 その他の業種等 公務員 大学院進学(DC) 情報 通信業 卸売業・小売業 教育学習 支援業 サービス業 内 訳 大学院進学(DC) 教育学習支援業 情報通信業 サービス業 人数 22 9 6 5 % 30.1% 12.3% 8.2% 6.9% 内 訳 卸売業・小売業 公務員 その他の業種等 合計 人数 % 4 5.5% 3 4.1% 24 32.9% 73 100.0% 平成 26 年度 大学院博士課程後期修了者 その他の業種等 大学教員 学振特別 研究員 内 訳 大学教員 文学研究科専門研究員 学振特別研究員 10 人数 10 5 2 文学研究科 専門研究員 % 41.7% 20.8% 8.3% 内 訳 その他の業種等 合計 人数 % 7 29.2% 24 100.0% 財 政 財 政 平成 26 年度予算 受託研究 0.7% 受託事業 1.2% 預り補助金等 1.5% 間接経費 4.3% 予算内訳 寄附金 14.3% 大学運営資金 54.4% 総額 516,148,564 円 科学研究費補助金 23.6% 金 額(円) 大学運営資金 281,277,992 科学研究費補助金 121,900,000 寄附金 73,716,264 間接経費 22,405,710 預り補助金等 7,524,464 受託事業 5,959,416 受託研究 3,364,718 合計 516,148,564 科学研究費(平成 26 年度) 挑戦的萌芽研究 3.5% 学術図書 4.1% 若手研究 (B) 8.2% 特別研究員 奨励費 12.1% 研究活動スタート支援 3.0% 予算内訳 基盤研究(C) 32.4% 総額 121,900,000 円 基盤研究(S) 14.1% 基盤研究(B) 22.6% 基盤研究(C) 39,600,000 38 基盤研究(B) 27,500,000 9 基盤研究(S) 17,200,000 1 特別研究員奨励費 14,700,000 16 若手研究(B) 10,000,000 12 学術図書 5,000,000 2 挑戦的萌芽研究 4,300,000 6 研究活動スタート支援 3,600,000 5 121,900,000 89 合計 文科系総合講義棟 金額(円) 件数 文科系総合講義棟コモンスペース 11 教育・研究 教育・研究 教 育 21 世紀のシーボルト養成プログラム ー複数領域横断型日本学研究プログラムー 世界で初めて日本学科を設置したのが 2011 年に本研究科と部局間協定を締結 したオランダのライデン大学です。その 日本研究の基盤をなすのが、オランダ東 インド会社の医師として来日し膨大な日 本コレクションをライデンに持ち帰った フォン・シーボルトの『Nippon』 に結実した幅広い視野から展望した日本 文化像です。 本プログラムは、シーボルトに比肩さ れるような複眼的な視座から日本に向き 合う外国人留学生を養成する日本学のプ ログラムであり、複数領域に対する調査・ 2014 年 11 月 29 日塩竃神社表坂にて 研究の実践的な技術を獲得し派遣国の日 本研究をリードするマルチタイプの人材育成を目指しています。本研究科が主催する諸行事への 参加やホームステイを通じた地域との接近にも本プログラムの独自性があります。 「臨床宗教師」研修 平成 24 年度から開始された実践宗 教学寄附講座では、日本初の試みとし て、布教ではなく宗教的なケアを行う 「臨床宗教師」の養成を行っています。 そこでは、<理論的研究>と併せて、 学内の学生・院生対象の講義を、また 全国の宗教者対象に年二回の「臨床宗 教師」研修を<実践的教育>として 行っています。研修はこれまでに六回 行い、誕生した 95 名の臨床宗教師は、 宗教施設の他、緩和ケア病棟、介護施 設などで、超宗派超宗教的な高度専門 「臨床宗教師」研修でのグループワーク 職業人として活躍しています。 その他大学で採択されている取組 文部科学省が行っている「国公私立大学を通じた大学教育改革の支援」の各プログラム等に、 本学での以下の取組が採択されています。 博士課程教育リーディングプログラム 実施年度 実施部局 プログラム名称 内 容 東日本大震災に代表されるグローバルデ 工 学 研 究 科、 理 学 ザスターから人命・社会・産業を守る 平成 24 年度 グローバル安全学 研 究 科、 文 学 研 究 ことに貢献できるグローバル安全学リー ~ トップリーダー育 科、 災 害 科 学 国 際 ダーをアカデミアのみならず、世界的企 平成 30 年度 成プログラム 研究所 等 12 部局 業や国際機関などの多様な分野に輩出す ることを目指します。 12 研 究 教育・研究 東北大学方言研究センター 東北大学は全国でも有数の方言研究の拠点であり、特に東 日本での長年の調査実績をもちます。そこで、それらの現状 と蓄積を踏まえ、総合的な方言研究・教育の拠点「東北大学 方言研究センター」を立ち上げて活動を行っています。その 主体は学生たちであり、方言学を志す大学院生が遠く九州・ 沖縄などからも集まってきています。特に近年は間近で起こっ た災害に対して、 「東日本大震災の被災地における方言生活支 援活動」を展開しています。外部支援者の現地での円滑なコ ミュニケーションを手助けするために、方言パンフレットを 作成・配布したことがその一例です。また、被災地の人々の 生活文化の回復を後押しするために、言語生活を記録し方言 会話集(写真)として公開するための作業も行うなど、震災 からの復興に多大な力を発揮しています。さらに、「東日本大 震災と方言ネット」等のホームページも開設し、社会に開か れた方言研究・教育を目指しています。 「日本学」研究の新設 平成 30 年 4 月、文学研究科に設置予定の新 専攻。「日本学」は、国内外において活発な 研究が行われています。その中にあって本専 攻の際立った特色は、日本語や日本の古典・ 宗教・思想の研究はもとより、現代日本の世 相・文化・芸術を研究対象とするだけでなく、 日本人の西洋研究、さらにはその方法論をも 研究対象にしているところにあります。こう した研究活動を通して、現代社会が直面する 様々な課題に対処する方途を探り、その解決 に果敢に取り組むことを所期の目的としてい ます。 領域横断的研究「空間史学」 「空間史学研究会」は、2010 年、文学研究 科の日本思想史・美術史と、工学研究科の建 築史が中心となり、「空間」をキーとした領 域横断的な研究の場として活動を開始しまし た。以来、研究会とシンポジウムの開催を通 じ、様々な領域の学内外の研究者による活発 な研究交流を実現し、2015 年 3 月には、イタ リアと中国から研究者を招き、国際シンポジ ウム「冥界の深度と意匠」を開催しました。 これらの成果は、2013 年 11 月刊行の『空間 史学叢書 1 痕跡と叙述』 (岩田書院)、2015 年 3 月刊行の『同 2 装飾の地層』により広 く社会に発信しています。 13 学術研究発表誌 教育・研究 文学研究科では、研究の成果をさまざまな読者を対象に図書として刊行しています。 『東北大学文学研究科研究年報』(昭和 25 年創刊:年一回発行) 『東北文化研究室紀要』 (昭和 34 年創刊:年一回発行) 『文化』 (昭和 8 年創刊:年二回発行) 各講座・専攻分野等でも研究室単位あるいは研究室に事務局等のある学会単位で多数の学術誌を刊 行しています。これらの学術誌の多くは、本研究科以外の研究者に対して文学研究科の研究成果を発 信する媒体ともなっており、各学問分野の研究推進に多大な貢献をしています。 各研究室発行の学術雑誌 雑誌名 文芸研究 発行団体 日本文芸研究会 日本文芸論叢 東北大学国文学会 日本文芸論稿 東北大学文芸談話会 試論(SHIRON) 「試論」英文学研究会 Explorations in English Linguistics 英語学研究会 東北ドイツ文学研究 東北ドイツ文学会 人形芝居 仙台クライストの会 東北大学 フランス文学研究 フランス語フランス文学会 執筆者の範囲等 事務局の所在 全国的団体 国文学研究室 国語学研究室 日本思想史学研究室 教員・院生 院生中心 卒業生中心 教員・院生・卒業生 卒業生中心 全国的団体 国文学研究室 国文学研究室 英文学研究室 英語学研究室 ドイツ文学研究室 ドイツ文学研究室 教員・院生・卒業生 フランス文学研究室 東北大学中国語学文学論集 東北大学中国文学研究会 教員・院生・卒業生 一般会員 中国文学研究室 集刊東洋学 中国文史哲学研究会 全国的団体 中国思想研究室 中国文学研究室 東洋史研究室 東北大学言語学論集 東北大学言語科学論集 東北大学言語学研究会 東北大学 思索 モラリア 東北哲学会年報 東北大学哲学研究会 東北大学倫理学研究会 東北哲学会 教員・院生・卒業生 教員・院生 教員・院生・卒業生 一般会員 教員・院生・卒業生 教員・院生・卒業生 全国的団体 美術史学 美学美術史研究室 教員・院生・卒業生 論集 印度学宗教学会 全国的団体 社会学研究 社会学年報 Tohoku Psychologica Folia 西洋史研究 東北大学東洋史論集 国史談話会雑誌 歴史 年報日本思想史 日本思想史研究 東北社会学研究会 東北社会学会 東北大学 西洋史研究会 東北大学東洋史論集編集委員会 国史談話会 東北史学会 日本思想史研究会 日本思想史研究室 東北人類学論壇 文化人類学研究室 東北宗教学 東北大学宗教学研究室 東北民俗 東北民俗の会 全国的団体 全国的団体 自由(含海外) 全国的団体 卒業生中心 教員・院生・卒業生 全国的団体 全国的団体 教員・院生 自由(含海外)、 査読あり 教員・院生 卒業生中心 全国的団体 国語学研究 「国語学研究」刊行会 言語学研究室 言語科学専攻 国語学研究室 哲学・倫理学合同研究室 哲学・倫理学合同研究室 哲学・倫理学合同研究室 美学西洋美術史研究室 東洋日本美術史研究室 宗教学研究室 インド学仏教史研究室 社会学研究室 社会学研究室 心理学研究室 ヨーロッパ史学研究室 東洋史研究室 日本史研究室 日本史研究室 日本思想史研究室 日本思想史研究室 文化人類学研究室 宗教学研究室 宗教学研究室 平成 26 年度文学研究科発行書籍 書籍名 『文化理解のキーワード』(人文社会科学講演シリーズⅧ) 『言葉に心の声を聞く―印欧語・ソシュール・主観性』 (人文社会科学ライブラリー第 4 巻) 14 著者 東北大学大学院文学研究科 講演・出版企画委員会 編 阿部 宏 著 刊行年月 2015 年 3 月刊行 2015 年 3 月刊行 学術交流協定 教育・研究 大学間協定 国名 イタリア ドイツ フランス フランス フランス 韓国 台湾 モロッコ王国 韓国 韓国 韓国 インドネシア 韓国 フランス スランス 韓国 イタリア フランス オーストリア ベトナム スウェーデン 台湾 協定校名 ローマ大学「ラ・サピエンツァ」 ザールランド大学 レンヌ第2大学 グルノーブル大学 ストラスブール大学 釜慶大学校 国立台湾大学 ムハンマド5世大学-アグダル 忠南大学校 嶺南大学校 東義大学校 インドネシア大学 延世大学校 リヨン政治学院 リヨン高等師範学校 中央大学校 フィレンツェ大学 リュミエール・リヨン第2大学 ウィーン大学 貿易大学(FTU) ストックホルム大学 東呉大学 協定締結年月日 1990. 9.27 1999.10. 5 1999.12. 3 2000. 3.31 2000. 3.31 2000. 8.21 2000.11.18 2001. 4.30 2001. 7. 9 2003.12. 3 2003.12.19 2004. 3.19 2008. 6. 6 2008. 6. 6 2008. 8.11 2009. 3.27 2009. 8.21 2009.10.20 2010. 2.24 2013. 8.15 2014. 1.23 2014. 8. 8 協定校名 国立中山大学文学院中国文学系 中央研究院歴史語言研究所 中央研究院中国文哲研究所 ローマ大学「ラ・サピエンツァ」東洋学部 天主教輔仁大学外語学院 ローマ大学「ラ・サピエンツァ」文学・哲学学部 ライデン大学人文学部 トゥルク大学社会科学部 国立高雄大学人文社会科学院 東国大学校文科大学 中央研究院社会学研究所 モスクワ国立大学心理学部 ヴェネツィア大学「カ・フォスカリ」 アジア・アフリカ・地中海学部 ナポリ東洋大学 ヘント大学文哲学部 武漢大学哲学院 ボローニャ大学教育学部 リンショッピン大学分析社会学研究所 協定締結年月日 1999. 4. 3 2003. 8. 5 2004. 9.24 2008. 2.28 2008.12.24 2010. 3.15 2011. 2.15 2011.11. 1 2012. 4. 1 2012. 7. 4 2013. 4.15 2013.10. 9 部局間協定 国名 台湾 台湾 台湾 イタリア 台湾 イタリア オランダ フィンランド 台湾 韓国 台湾 ロシア イタリア イタリア ベルギー 中国 イタリア スウェーデン 2014. 6. 5 2014. 7.18 2014.12.16 2015. 3.19 2015. 4.20 2015. 5. 7 研究室間協定 国名 ロシア モンゴル 協定校名 サハリン国立大学人類科学研究所考古学研究室 モンゴル国立大学宗教学研究室 協定締結年月日 締結研究室 2001. 8.21 考古学専攻分野 2006. 2.21 宗教学専攻分野 15 連携活動 連携活動 有備館講座と齋理蔵の講座 2005 年 3 月、仙台藩岩出山伊達家の別荘にして学問所である有備館を会場に「有備館講座」は発足 しました。本年 5 月からは第 14 期を迎えます。受講生の延べ人数は 2728 人。多くの市民の皆さんが文 学研究科の 71 人に及ぶ講師陣(複数回の講師も多数)の話に耳を傾けられました。 本講座は数年前から新機軸を打ち出しています。その一つが課外授業で、文学研究科の正規講義の受 講と仙台市内の文化施設見学がセットされています。第二は有備館のある大崎市岩出山以外の地での講 座開催です。本年は7月に同市三本木で行われます。なお、東日本大震災で倒壊した有備館は本年 3 月 に再興がなりました。今後また有備館本体での講座開催が期待されます。 「齋理蔵の講座」は 2008 年 9 月に誕生しました。本年度は第 8 期です。講座が開催される「齋理屋敷」 は伊具郡丸森町にある豪商の館で、県南有数の観光施設です。旧街道に面した門から入り、養蚕や糸取 引での繁栄を物語る何棟もの蔵を通過した奥の洋館が主会場です。昨年度は 1 期 5 回の講座を通期予約 した受講者が 43 人(大半が 3 回以上受講、修了証獲得)でしたが、鋭い質問が講師陣の冷や汗を誘い ました。本講座の課外講座は本研究科主催の「紅葉の賀」への参加です。毎年 11 月、丸森町のマイク ロバスでいらっしゃいます。 本年度の二つの講座のテーマは共通で「学びの作法-対象としてのニッポン・方法としてのニッポン-」 です。以下に、その開催日と講師・演題とを掲げます。 齋理屋敷入口 再興がなった有備館 第 7 期齋理蔵の講座(2014 年)から 第 14 期有備館講座(2015 年)から ■東北大学大学院文学研究科と市民のセミナー「第 14 期 有備館講座」(平成 27 年度) 5 月 16 日 6 月 13 日 7 月 11 日 8月 8日 9 月 26 日 髙橋 原(実践宗教学) 横溝 博(国文学) 高橋 章則(日本思想史学) 永吉希久子(行動科学) 黒岩 卓(フランス文学) 震災後の「幽霊」と宮城県の宗教者 日本古典文学の伝授 地域文化の再発掘-三本木の狂歌- 社会調査データから見る世界の中の日本 日本における中世フランス文学研究 ■東北大学大学院文学研究科 市民のための公開講座「第 8 期 齋理蔵の講座」(平成 27 年度) 6月 6日 鹿又 喜隆(考古学) 7月 4日 原 塑(哲学) 8月 1日 9月 5日 10 月 3 日 16 谷山 洋三(実践宗教学) 籠橋 俊光(日本史学) 浜田 宏(行動科学 ) 日本の縄文文化は海を越えたのか? -トランスパシフィック・コンタクト仮説をめぐって- 日本における市民参加の意味と課題 -裁判員裁判を例として- 死を見つめる宗教性 仙台藩の大肝入-藩と地域社会- 主観的幸福と差応対的剥奪-日本の幸福度- 紅葉の賀 連携活動 平成 17 年に始まったこの催し物は毎年 11 月 3 日(文化の日)に文学研究科と東 北大学植物園の共催で開かれています。 無料開放される植物園は、仙台城の後 背地青葉山を中心とする約五十万㎡の区 域を有し、天然記念物に指定されている 「樅の原生林」など、自然植生がよく保存 されていることで知られています。また 世界各地から集めた柳の栽培に加え楓も 植栽されていて、この時期には美しい紅 葉に彩られます。 さらに、園内や文学研究科のある川内 「さくら伝統文化おこと教室(橘寿好先生)」琴演奏 南キャンパスには鎌倉時代の石碑など歴 史の遺構も豊富に残されており、植物園 内のツアーともども学内の専門家が担当 するガイドツアーを通じて知識を深めて 頂けるほか、講演会や邦楽の演奏、俳句 の投稿と選評など盛り沢山のイベントが 用意され、深まり行く秋の一日を楽しむ ことができます。 公開講演会「時代考証の話~大河ドラマの舞台裏~」 大森洋平氏(NHK シニア・ディレクター) 青春のエッセー 阿部次郎記念賞 「青春のエッセー 阿部次郎記念賞」は、 「真理を 愛するこころ」によって「自分の矛盾」を深くみつ め、その生涯をつうじて、自己とは何か、日本文化の 特質とは何かを探求した哲学者の阿部次郎の精神を記 念し、高校生を対象にすぐれた日本語のエッセーに 贈られます。本学創立百周年を機に 2007 年に創設し、 2015 年度で 9 回目を数えます。 課題作品と自由作品の二部門があり、課題作品の部 の本年度の課題は「ライバル」 、ゲスト選考委員は、 歌人で仙台文学館館長の小池光氏で、9 月末応募締切 です。昨年度の第 8 回には、計 138 点の応募があり、 「市 民オープンキャンパス・紅葉の賀」の折に表彰式と講 評を行いました。毎回作品集を刊行しています。 「縁側で『こんにちは』 」プロジェクト 人と人とをつなぎ、社会をつくる重要なものの 1 つ に「ことば」があります。その「ことば」を通して震 災復興支援ができないか、そう考えてはじめたのがこ のプロジェクトです。毎月 2 回、教員・学生がボラン ティアとして仮設住宅を訪問し、お茶会やいろいろな ワークショップ等を行って、 「人と人とが触れあう場= 縁側」 を作っています。2011 年 12 月から活動をはじめ、 訪問回数は 80 回を超えました。これからも地道に続け て行きます。 フラワーアレンジメントの様子 17 連携活動 広報誌 『考えるということ』は、年一回発行している文学部の広報誌です。2014 年 7 月には、第 9 号を 発行しました。 「企業との対話・社会との対話」 、 「東北大学文学部の歴代研究者メモリアル」 、 「文 学部の研究紹介」 、 「図書館・書店との対話」 、 「文学部へ行こう」 、 「文学部ゆかりの宝もの」という シリーズの記事が各誌上 に載り、さまざまな切り 口から文学部の現在と歴 史を紹介しています。 また、姉妹編として高 校生に向けたパンフレッ トを年一回発行していま す。2014 年 7 月に発行し た号には、 『考えることが 好きなキミたちへ』とい うタイトルをつけ、 「うつ す」という人間の営みに ついて考える文学部の学 問をわかりやすく紹介し ました。 東北大学文学部同窓会 東北大学文学部同窓会は、全学同窓会である「東北大学萩 友会」の中の部局別同窓会の一つで、会員数は約 8,000 名と なっています。文学部及び文学研究科に在籍したことのある 者を会員とし、会員相互の親睦を図り、母校東北大学文学部 との連絡を緊密にすることを目的としています。目的を達成 するため会員名簿及び会報を発行するほか、講演会・談話会 開催などの各種事業を行っています。 刊行物 東北大学文学部同窓会会報「ネットワーク」 平成 20 年に文学部同窓会に公式な事務局が誕生し ました。これを機に同窓生と教職員と在校生のネット ワークを確立すべく、冊子を発行しています。年一回 の定期刊行で、情報交流の場として、また発信の場と して、活用頂いています。 予告 第 1 回「イブニング講座 メトロでカルチャー」の開催 文学研究科では、2015 年 12 月に、第1回「イブニング講座―メ トロでカルチャー」 (仮称)を開催します。地下鉄東西線の開通によっ て利便性の増す川内北キャンパスを会場に、平日の夕方に開催する 市民講座です。お仕事帰りに気軽に立ち寄っていただけます。 テーマ「平安文化の陰影―文学と美術」 講 師 12 月 8 日(火) 横溝 博(日本文学) 時間 午後6時~午後7時半 12 月 15 日(火) 佐竹 保子(中国文学) 会場 東北大学 マルチメディア教育研究棟 6 階大ホール 12 月 22 日(火) 泉 武夫(日本美術史) 18 キャンパス キャンパス 施設所在・地下鉄案内 阿部次郎記念館 文化財収蔵庫(赤レンガ陳列館) 最寄駅 関連施設 ・国際センター駅 文化財収蔵庫(赤レンガ陳列館) 阿部次郎記念館 ・川内駅 〒 980-8577 仙台市青葉区片平二丁目 1-1 〒 980-0813 仙台市青葉区米ヶ袋 3 丁目 4-29 TEL 022-267-3284(FAX兼) キャンパス内配置図 A05 マルチメディア教育研究棟 (教育情報基盤センター) C01 東北大学附属図書館 C02 入試センター 文・法合同研究棟 法学研究科棟 文学研究科棟 文科系総合研究棟 (教育学研究科) C15 文科系合同研究棟 C16 経済学研究科棟 C17 経済学研究科演習室 C18 中講義棟 C19 文科系総合講義棟 C20 文科系厚生施設 (メイプルパーク川内) C11 C12 C13 C14 C31 植物園本館 C32 植物園津田記念館 D01 川内萩ホール 19