Internet Explorer 9のファイルのダウンロードが正しく動作

２０１１年５月２５日登録
２０１１年６月３０日更新
（株）日立製作所ソフトウェア事業部
Hitachi IT Operations Director がインストールされた環境で、
Internet Explorer 9 のファイルのダウンロードが正しく動作しない現象について
Hitachi IT Operations Director（以降 HITOD）Agent がインストールされた環境において、Microsoft
社の Windows Internet Explorer 9（以降 IE9）でファイルのダウンロードが正しく動作しない現象が発生
することを確認しております。
１．現象
HITOD Agent がインストールされた環境で、IE9 からファイルをダウンロードし保存しようとした場合、
保存先のフォルダにダウンロードしたファイルが正しく保存されず、ファイルサイズが 0 バイトのファイ
ルが保存されます。
２．発生条件
エージェントマシン上で、次の条件が全て重なった場合に発生します。
（１）操作ログ取得を有効にしたセキュリティポリシーが適用されている。
（２）IE9 の保護モードが有効である。
（３）IE9 を標準ユーザの権限で起動する（[管理者として実行]から IE9 を起動しない）。
（４）ユーザアカウント制御（UAC）の設定が有効である。
（５）保存先のフォルダが%USERPROFILE%配下のフォルダである。
３．対象製品
・適用 OS
・形名
・製品名
・バージョン
：Windows
：P-2642-8534
：Hitachi IT Operations Director
：02-50 ～ 02-50-07
４．回避方法
Internet Explorer 9 環境での操作ログ取得はサポートしておりません。Internet Explorer 9 がインス
トールされたエージェントマシンに対して、操作ログ取得を有効にしたセキュリティポリシーを適用しな
いでください。
上記の現象が発生している場合、下記手順により HITOD の操作ログ取得を無効にして現象を回避してく
ださい。
（１）エージェントマシンに割り当てているセキュリティポリシーの操作ログを無効にする。
（２）エージェントマシンで、セキュリティポリシーが適用された旨のメッセージがタスクバーに表示
されることを確認し、表示されるメッセージに従いエージェントマシンを再起動する。
５．対策バージョン
対策バージョンを次に示します。ただし、Internet Explorer 9 環境での操作ログ取得はできません。
・適用 OS
：Windows
・形名
：P-2642-8554
・製品名
：Hitachi IT Operations Director
・バージョン ：03-00 (2011 年 7 月 4 日リリース)
以上