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75 - 日本燃焼学会

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75 - 日本燃焼学会
/
力
特集 j再 録
■ 日本燃焼学会創立5 0 周年記念特集 ■
6
再録 : 燃 焼研究第 3 7 号 ( 1 9 7 4 ) 52‐
第 15回 国際燃焼 シ ンポジ ウム を終 えて
組 織委 員会 委員 長 疋 田 強 承
1.国
第 15回 国際燃 焼 シ ンポ ジ ウ ム
際 シ ンポ ジ ウムの沿車
組織 委 員会 名 簿
第 二 次 大 戦 后各 国 の燃 焼 技 lFIへの 関 心 が 深 ま り,ア メ リ
カ化 学 会 主 催 の 下 に 最 初 の 国 際燃 焼 シ ン ポ ジ ウ ム が 1948
名誉委員長 矢 木
年 Wisconsin大 学 で 開 か れ ,そ の 際 国 際 会 議 の た めの 常 置
委 員会 が 作 られ ,そ の企 画 に よ り 1952年 の MITで
(委員 は五十音順)
栄
東 京大 学 名誉教 授 。子代日化
国際 シ
工 建 設 (株)取 締 役 副 社 長
ンポ ジ ウ ム が 開催 され た が ,物 理 学 ,化 学 ,工 学 の広 い 分
委 員
長 疋 田
野 に また が る燃焼 学 の基 礎 を発 展 させ るに は ,国 際 的 な燃
顧
間 川 田 正 秋
強
作 る よ りな い との 結論
焼 学 会 (Thc COlllbustbn lnsntutc)を
東 京 大 学 (Il教 授
東 京大 学 名 誉 教 授 上 智大 学
教授
北川 徹 三
横 浜 国立 大 学 名誉 教 授
黒川 真 武
科学技術会議会 員
会 の 日本 支 部 とす る と共 に ,学 術 会議 に 燃 焼研 究 連 絡 委 員
鈴 木桃 太 郎
東京都立大学名誉教授
会 (現在 は ,熟 工 学研 究連 絡 委 員 勾 を設 置 し,国 内の積 の
棚沢
東北大学名誉教授
連 絡 を図 り燃 焼研 究 の 促 進 に 当 る こ とにな った
に 達 し,各 国 に 参加 を呼 び か け た 日 本 も各 学 界 関係 者 を
集 めて協 議 し 「日本 燃 焼研 究 会」 を発 足 させ ,国 際燃 焼 学
泰
長尾不二夫
京都大学名誉教授
燃 焼 学 会 初 代 会 長 に は Dr Bcmald Lcwisが 就任 ,そ の 卓
中田 金 市
前 消 防研 究所 長
越 した企 画 ,牽 引力 に よ りその后 国 際燃 焼 シ ン ポ ジ ウ ム は
山崎 毅 六
東京大学名誉教授
順 調 な発 展 を とげ る よ うに な っ た 戦 前 に もア メ リカ化 学
ワ公雲量資 金 原 寿 郎
講 演 委 員長 熊 谷 清 一 郎
員会
功 刀 雅 長
委密 養
委
員
秋 田 一 雄
東京大学名誉教授
飯沼 一 男
法 政 大 学 (コ
9教 授
会 に よ る燃 焼 シ ンポ ジ ウ ム が 1928年 と 1937年 に 開 か れ て
いた ので , こ れ らを第 1回 ,第 2回 と し,新 発 足 の 燃 焼 学
会 に よ る もの を第 5回 (1954)と す る こ とに な った 我 国 か
らの 参 加 は第 4回
(1952年 MIT)が 最初 で あ り,木 原 ,山
崎 ,佐 治 の 3氏 が 出席 ,論 文 を発表 した
東 京 大 学 (Il教 授
京 都 大 学 (Il教 授
東 京 大 学 (rl教 授
猪飼
茂
慶 応 義 塾 大 学 (ヨ
3教 授
第 5回 以后 ほ 毎 回数 名 宛 が 出席 し,最 近 で は 10名 以 上
磯田
浩
東 京 大 学 (教約 教 授
にな って い た が ,数 年 前 よ り日本 開催 の 要 望 が 強 くな り,
井上
潤
大 阪 ガ ス (内
また我 国 と して も若 い研 究 者 ,技 術 者 に大 き い 刺 戦 を与 え
井上 二 郎
東 京 ガ ス (内
る と共 に燃 焼 技 術 の 発 展 に資 す る所 が大 き い と考 え ,学 術
小 笠 原 光信
大 阪大 学 (Il教 授
会 議 ,文 部 省 の後 援 を 得 て ,燃 焼 学 会 日本 支 部 が 第 15国
岡野
日本 学 術 振 興 会 常 務 理 事
燃 焼 シ ンポ ジ ウ ム を東 京 で 開催 す る こ とを 決 定 した こ の
河田 治 男
東 京 工 業 大 学 (Il助 教 授
東 京 で の シ ンポ ジ ウ ム を円滑 に 運 営 す るた め に , 日 本側 と
木村 逸 郎
東 京 大 学 (Il教 授
澄
して 組 織 委 員 会 ,募 金 委 員 会 な どを 構 成 し,下 記 に示 す
木村 元 雄
三 菱 石 油 (内
方 々 に 委 員 な ど を お願 い し, 昭 和 48年 春 か ら準 備 を 開始
国井 大 蔵
東 京 大 学 (ヨ
つ 教授
した
酒井 忠 美
東 京 大 学 ( l助 教 授
神野
京 都 大 学 (Il教 授
Ⅲ東京 大学工学 部反応化学 科
(75)
博
竹野 忠 夫
東 京 大 学 (宇 宙lTl助 教 授
辻
東 京 大 学 (宇宙抑 教 授
広
土屋 荘 次
東 京大 学 (教詢 助 教 授
野田 和 彦
上 智大 学 (D
平野 敏 右
茨 城 大 学 (]9助 教 授
藤原 俊 隆
名 古屋 大 学 (]9助 教 授
三山
東 レ( 内
創
′
︻
日本 燃 焼 学会 誌 第 4 8 巻 1 4 3 号 ( 2 0 0 6 年)
諸国
享
千 代 日化 工 建設 (移
ゆ顧間
9 篇
6)Flamc Flow lntcractlon, 12篇
米 国 □ 昭 東 京 大 学 (D
7)HcterOgcncous Combustion, 15篇
8)Elcctrical Propcllics of Flamcs, 6篇
募 金 委 員会 委 員名 簿
9) IgnitiOn, 6篇
10)SOOt Fomation and Bchavlor, 6篇
(委員 は五 十 音順)
委 員
委
安 西
長
日 本 瓦斯 協 会 会 長
浩
秋 田 一 雄 東 京大 学 教 授
員
岩 波 千 奉 電 気 事業 連 合 会 専務 理 事
黒川 真 武 科 学技術会議会 員
国井 大 蔵 東 京大 学 教授
Combustion Rcscalch and Todayis Buming Problcms''
あ り,が
功 刀 雅 長 京 都 大 学教 授
又第 2日 の 夜 8時 か ら 10時 を 利用 して非 公 式 専 門家 討 論
棚沢
辻
東 北 大 学 名 誉教 授
東 京大学教授
つた
泰
広
会 が 2会 場 に お いて 行 わ れ ,題 日 は ,“ Tulbulcnt Difftlslon
linsutlmcntation and Expcrimcntal Mcthods"で
あ
Flanc"と
豊 日 英 二 日 本 自動 車 工 業 会 会 長
中 国 金 市 日 本 消 防検 定協 会
増 田末 太 郎 日 本 学 術 振 興 会 総 務 部 長
2.第
この 他 開会 式 の特 別 詰 演 は I m p c d よC o l l c g c O f L o n d o n の
ヽ
Vcinberg 教授 1こよ る “ ThC First Ha←
MilliOn Ycars of
田畑 新 太 郎 日 本 鉄 鋼 協 会 専務 理 事
。日
・場
11)S01ld Propcllant Combushon, 3篇
各 セ ッ シ ョンに は 2名 の チ ェア ー マ ン が 指命 され うち 1
名 が 日本 人 で あ るセ ッシ ヨンは 17で あ った
また ,今 回初 め て の試 み と して Assistant to Thc Chairと
松原 尚 舞 日 本学術振興会会計課長
い う名 の討 論補 者 を置 き,留 学経 験 の あ る若 い 人 又 は現在
村 岡 貞 勝 石 油 連 盟 技 術 委 員長
外 国 滞在 中で この 会 議 に 出席 され た 日本 人 に お 願 い して ,
疋田
強
東 京大学教授
矢木
栄
東 京 大学 名誉 教 授
日本 人 出席 者 との 討 論 を 円滑 に す る よ う配 慮 した
日本側 で座 長 を務 めた の は ,疋 田強 ,熊 谷 清 一 郎 ,辻 広 ,
秋 田 一 雄 ,国 井 大 蔵 ,磯 田浩 ,山 略 毅 六 ,木 村 逸 郎 ,上 屋
15回 国 際 燃 焼 シ ン ポ ジ ウ ム 概 要
時
荘 次 ,浅 羽 哲 郎 ,金 原 寿 郎 ぅ功 刀 雅 長 ,神 野 博 ,猪 飼 茂 ,
三 山倉」の 諸 氏 ,
座長 補 佐 は松 田 臣平 ,藤 原 俊 隆 ,河 田 治 男,柘 植 俊 一 ,
:1974年 8月 25日 ∼ 30日
: 日 本 都 市 セ ンター
所
・国別 登 録者 数 : 日 本 ( 3 0 0 ) , アメ リ カ ( 1 1 3 ) , イギ リ ス
( 3 2 ) , オ ー ス トラ リア ( 1 4 ) , 西 ドイ ツ ( 1 4 ) , カナ ダ ( 1 3 ) ,
フ ラ ンス ( 1 0 ) , ソ
連 ( 8 ) , ハ ンガ リー ( 4 ) , ベ ル ギ ー ( 3 ) , オ
疋 田巧 ,平 野 敏 右 ,久 保 隠浪 之 介 ,宮 島博 ,森 永 喜 平 ,竹
野 忠 夫 ぅ 田丸 卓 ,上 屋 荘 次 ,幸 田清 一 郎 ,柏 木 幸 ,秋 本 肇 ,
伊 藤 定祐 ,久 保 五 十 六 ,相 波 哲朗 の 諸 氏 で あ った
8月 26日 (月)の 午 前 九 時 か ら, 日本 都 市 セ ン タ ー の ホ
ー ル で 開 会 式 が 行 な わ れ た 疋 田 と Dr C W ShiPmall
ラ ン ダ ( 2 ) , その 他 ア ルゼ ン チ ン , イ ン ド, ニ ュ ー ジ ー ラ
ン ド, 東 ドイ ツ, ス イ ス , ポ ー ラ ン ド, ス ェ ー デ ン , ノル
ウ ェ ー , イ タ リー , トル コ, 香 港 , テ イ ジ ェ リア各 1 の 2 3
(PrOgam subcommittccの ChaiHnan)と が 司 会 を担 当 し,燃
ケ国 , 計 5 2 5 名 , そ れ に 夫 人 9 4 名 を加 えて全 数 は 6 1 9 名
会 の 名 誉 委 員長 の矢 木博 士 の 挨拶 に よ り,第
とな っ たが , 登 録 して不 参加 の 者 も何 名 か あ つた 参 加 者
焼 シ ンポ ジ ウ ム の 幕 が 開 らか れ た
の 5 2 % が 大 学 関係 , 3 0 % が
企業 ,18%が
焼 学 会 の会 長 PrOf c C Wllねmsの 援 拶 ,続 いて 組 織 委 員
15回 国際 燃
国立研 究機 関 と
( 編集 委 員注 : P P 1 0 1 9 の T E C H N I C A L P R O G R A M は
な って い る
日本 で は 4 0 の 大 学 か ら参加 者 が あ つた な お , L 記 全
話面
の 都 合 に よ り割 愛 させ て い た だ きま した)
数 の うち 5 4 名 が 学 生 で あ った
3.特 別 講 演 lWdnberg)
。各 セ ッ シ ョン と論 文 数
約 4 0 0 篇 の応 募論 文 よ り 1 5 0 篇 が選 ばれ , 日本 よ りは 1 7
人 間 に よ る火 の 利 用 は 6 0 万 年 位 前 か ら始 ま った 最 初
1)P01ht10n Controlln and By combustion Systcms, 20篇
は 火 を保 存 す る技術 が 優 先 したが , 3 万 年 位 前 か ら火 を作
る技 術 が発 達 し始 めた 吉 は燃 焼 の 学 問 と技 術 は 一 体 の も
2)Kinctics of Elcmcntary Rcat‐
tions,28篇
の で あ った が , 今 世 紀 の 初 め よ り段 々 と両 者 の 遊 離 が 始 ま
3)鳳 rc and ExploSon Rcscarcll and SaFctl,22篇
り, H 段 と金 が 出 来 て くるに つ れ て , 学 者 は応 用 とは 関係 な
4)CombuStiOn in Practical Systcms and Hcat Tlansfcr, 18篇
以 上 の 4 項 目が 重 要 項 目 と指 定 され , そ れ に 一 般 項 目 と し
しに燃 焼 の 科 学 にた ま らな い 魅 力 を感 ず る よ う に な り, 基
筒 が 採 択 され た
5) Dctonation and Prcssurc―
礎 学 と技 術 は 離 婚 状 態 とな った 技 術 は独 走 し, 燃 F t の応
用 は 極 度 に 進 んだ が , 反 面 今 日の 燃 焼 J F 気 に よ る大 気 汚 染
ヤ
て ,
ヽ
Vavc Combustion lntcraction,
は進 行 し, 燃 焼 技 術 の 転 換 期 を迎 え た
77
特集ぅ再録
現在 燃 焼 系 の 大 部 分 は
"
“
混合 に よ り支 配 され た 拡 散 炎
L c f c b v o ( 英) は 連 結 燃焼 エ ンジ ン 中 の 汚 染 制 御 につ いて 綜
を基 本 とし て お り, こ れ は 燃焼 強 度 ,効 率 ,制 御 性 を最 小
合 的報 告 を行 い , 噴 霧 燃 焼 は N O 生
に す るの み な らず ,自 動 的 に 自 己調 整 を行 って 汚 染 物 質 を
完 全 な気 化 を行 い , か つ 空 気 と予 混 合 す る方 式 が 最 も有望
成 に 有 利 な ので , 予 め
最 大 に す る よ うな火 炎 で あ る こ の 事 情 は 単 に予 混 合 炎 と
で あ る と した こ れ に 対 し M c l l o r か ら N O 生
す るだ けで 大 い に改 良 され る 制 御 性 を良 くす る こ とは重
要 目標 で あ り,第 一歩 は空 燃 比 を 変 えて温 度 を 変 え る こ と
l a y c r が相 関 して い る こ と, また C h i g i c r はN A S A の
成 に shcar
か ら始 ま る
n d M c l l o r ( P u r d u c )同も様 な 講 演 で , ガ
( 1 1 5 ) A l t c n k ih r ta ‐
ー
ス タ ビ ン燃 焼 の安 定 性 と再 循 環 域 との 役 割 を 論 じ た
Swiri
C a n に つ い て の コ メ ン トが あ った
予 混合 は燃 焼常 の 直前 で行 うべ きだが ,い ろ い ろ難 し い
場合 も出て くる (イ ギ リス の 数例 につ い て 説 明)
( 1 1 6 ) H c y w O O d ( M I T ) は 内燃機 関 の綜 合報 告
を考 えれ ば ,イ ギ リス の 炭 坑 か ら出 る排 気 中 メ タ ンの み で
( 1 1 7 ) 広安 ら
の火花 点 火 機 関 で の排 気 と計 算 を発表 し, 両 者 の 一 致 が 良
い こ とを示 した ( 1 1 9 ) S 0 1 y m O s i ら
( ハ ン ガ リー) は S n 0 2 に
全 石炭 産 業 の 電 力 が 得 られ る こ とに な る 工 業 か ら も下水
1%の
か らもぅ廃 棄物 発 酵 か らも薄 い 燃 料 が 出 る 低 品位 燃 料 も
こ とを示 した 吸 着 N O に
利用 で き る か くて 石 油 は専 ら化 学 原 料 に な りうる
よ り速 い
別 の 問題 と して燃 焼 限界 外 の 薄 い燃 料 か ら熱 を とる 方 法
C 2 0 3 0 r F c 2 0 3表
を 面 処 理 した触媒 は N O 吸 着 が 良 い
よ る H の 酸化 力S , 0 2 と の 反 応
廃 葉物 焼 却 炉 , ( 1 1 1 ) は 石 炭 の流 動 床燃 焼 器
(109)(110)は
次 に空 燃 比 を変 えず に制 御 性 を 良 くす る こ と 反 応 速 度
につ い て の もので あ った
の 調整 に ,熱 の 再 循 環 ,遊 離 基 の投 入 ,ふ く射 な どの利 用
が あ げ られ る
我 々 は 酸 水 素 に僅 か の添 加 物 を 加 えて不 燃 性 にす る こ と
に成 功 した バ
( b ) 実用 系 中 の 燃 焼
fllmaccの
模 擬 言「
算,(121)(122)
( 1 2 0 ) は t a n g c n h a 1 l y df に
は炉 内伝 熱 , ( 1 2 3 ) は ふ く射 伝 熱 へ の 回 体 粒 子 と して ア ル
逆 に反 応 を 速 め るの は 余 りうま く行 か なか
った 遊 離基 を 作 るの は プ ラズ マ ジ ェ ッ ト,紫 外線 ,放 電
な どで で き るだ ろ う し,混 合促 進 の 一 つ に磁 場 で 回転 す る
ア ー クを使 うのが あ る 適 当 な キ ャ リア ー ガ ス を使 え ば ふ
ミナ , マ グネ シ アの効 果 は 少 い こ と ( 1 2 4 ) M a l k S t C i n も
ガ
ー
ス 拡 散 炎 よ り の ふ く射 ( 1 2 5 ) W o l a n S t l ( ボ ラ ン ド) は
く射 も反 応 速 度 の 増 加 に 役 立 つ だ ろ う こ う して全 エ ンタ
ル ピ ー は 10%位 しか ふ えな い の に 燃 焼 速 度 は 700%に も
b l u f f b o Ⅲに よ る微 粉 炭 空 気 系 の安 定 化
な る 超 希 薄 燃料 を 燃 す の に使 え る の で は な い だ ろ うか
の報 告
(126)Antholnyら
( M I T ) は 微 粉 炭 が 初 期 蒸 発 后 急 に 分解 し な い こ とにつ い て
( 1 2 8 ) O d g c r S ( カナ 分 はガ ス タ ー ビ ン の燃 焼 理 論 を豊 富
電 場 の 利 用 も面 白 い 分 野 で あ る
今 迄 は 良 い 燃 料 を悪 く燃 して き た, こ れ か らは 悪 い 株 料
に 資料 を集 め , 強 引 に 関係 式 を示 した 熱 発 生 速 度 が 考 慮
され て い な い とい う コ メ ン ト ( 1 2 8 ) は定 常流 れ 燃 焼 で の
を良 く燃 す こ とに 向 うべ きだ
混 合 の理 論 反 応 論 は取 入 れ て い な い
流拡
(129)ElghObashiら
( I m p c h a l c 0 1 l c g c ) ,筒円炉 中 の 者し
4 . 各 セ ッシ ョンの 概 要
散 炎 の理 論 を試 す た め , 流 れ場 中 の 任 意 点 で の反 応 帯 が 続
く時 間 を測 って い る ラ ン グ ミュ ア プ ロ ー ブの適用 に よ り
( a ) 汚染制御特 にN o x 関 係
(100)N P Ccmanskyand R F Sぶ vycr(UC)
5%位
とい われ て いた が ,最 近
従 来 Noxの うち N02は
ー
80%に
ガ ス タ ビ ンその 他 で N02が
も上 る こ とが あ る こ
理 論 の妥 当 性 を証 明 し, こ の 方法 で 温 度分 抗 速 度 , 濃 度
の デ ー タ が 得 られ る と 述 べ て い る (130)Bccrら
( S h C f f l C l d ) S w iー
r Iナ
バー の騒 音 と温度 , 圧 力変 動 N o x と
とが 報 告 さ れ た ので ,乱 流 拡 散 炎 で この点 を調 べ た プ ロ
の 関係 な ど ( 1 3 1 ) , ( 1 3 2 ) は
ともに , 乱 流 予 混 炎 と騒 音
パ ン ー 空 気 を小 型 水 平 管 で燃 し,中 心 軸 上 の 分 析 結 果 か ら,
N02は NOが ラジ カ ルで 酸 化 され て 生 じ,燃 料 過 剰 例 で ピ
ー クに達 し最 高温 度 部 で 殆 ん どゼ ロ に な り,後 流 で 少 し づ
( C ) ロケ ツ ト推進 薬 ヨ ー 1 2 ッパ か ら 1 0 名 位 参加 した が
数 年 前 に 比 べ 淋 しい セ ッ シ ョ ン とな っ た ( 5 0 ) I t l 1 0 ら
つ増 加 す る
( P C n n aS tとc ) は高 速 ガ ス 化 の た め の 粒 状 団体 推 進 薬 の 研 究 ,
catalyzcd doublc bascの
高速燃
(51)Kubotaら (PttnCCtOn)は
同様 の 発 見 は (103)E L Mcttman alld A Lcvy(BattCllc)
に よって も報 告 され 焼 前 の燃 料 分 解 で NH,CH等
これ が NOを
生 じ,H02に
子 が 多 くな る とN02は
NOに
よ り N02と
が で き,
焼
な り, 火 炎 で 0原
(d)基 礎 化 学反 応 毎 回 の こ と なが ら盛 ん なセ ッシ ョ ン
還 元 され る と した ZCldovich
ど と他 の 分 子 との 素 反 応 速 度 に つ い て の議 論 が
多 く,理 論 グ ル ー プ と実 験 グル ー プ との夫 々 の立場 か らの
H,OHな
機構 だ け で 説 明で きな い こ とは ( 1 0 1 ) の小 笠原 らの報 告 に
も示 され た F u c 卜■■r o g c n と 中 間体 と して の H C N の
関係
につ いて も ( 1 0 4 ) ( 1 0 5 ) ( 1 0 6 ) ( 1 0 7 ) ( 1 1 3 )の
等報 告 が ふ れ て
お り, N O 生
( 1 1 3 ) 山岸
討 論 が 目立 った
ス イ スの Troc,ア メ リカの Kaじfman,Fcnimorc,Gutman,
成 にお け る役 割 が主 に速 度論 的 に検 討 され た
らは メ タ ンニ 段 燃 焼 の 一 段 で は H C N は N O を 上
Caldincrイ ギ リ ス の Dixon Lcwis, Bradlcy, ド ィ ツ の
W a g n c r , W 0 1 f ll■
m , ベ ル ギ ー の V a n T i g g c l c n 新進
ら ,ベ テ
廻 る こ ともあ り, また N H ] も で き る と述 べ て い る ( 1 1 4 )
(77)
日本 燃焼学 会話 第 48巻 143号 (2006年 )
78
ラ ン を交 え て の 熱心 な討 論 は 印 象 的 多 原 子 分 子 の tlv分
解
G ) 発 火
と再 結 合 ,非 平 衡 単分 子 反 応 ,H再
( 1 4 5 ) L c t t c b v r cは
ら最 小 発 火 エ ネ ル ギ ー が流 れ の 状 態 で 変
応 ,H N20反
ッグ 関連 反 店
結 合 反 応 ,CO OH反
係 ,光 化 学 ス モ
メ タ ン分 解 ,電 子 計 算機 の反 応 速 度解 析 ヘ
応 ,NO H2反
応 な ど NOx関
の応 用 な ど
わ る こ と, ( 1 4 6 ) F i n k は高 温 ガ ス に よ る発 火 , ( 1 4 7 ) D i x o n ―
L c w i s ( L c c d s ) は点 火源 の 持 続 時 間 と体 積 が重 要 な因子 で あ
る こ と , ( 1 4 7 ) O p p c n h C i m ( U C ) 燃 焼 に お け る発 熱 過 程 の ガ
ス カ学 的効 果 を実 報 的 , 理 論 的 に 解 析 す る手法 を述 べ た
(c)デ トネ ー シ ョン
ガ ス 爆 発 で は非 密 閉 下 の デ トネ ー シ ョンの 発 生 ,爆 風 の
生成 な ど新 しい 面 が 出 て きた Nchollsら
火 曜夜 の 二 つ の非公 式 討 論 会 も極 めて 活 発 で成 功 した
Lccら (6)
o)と
球面 デ トネ ー シ ョン の 直
接 発 生 に は あ る限 界 の エ ネ ル ギ ー 密 度 が必 要 で あ る こ とを
論 じ,Nichollsは 初 期 起 爆 エ ネ ル ギ ー が 重 要 で あ る が ,非
密 閉下 不 均 一 系 で は CJデ トネ ー シ ョンに は な らぬ こ とを
らの報 告 等 が そ うで あ り,Leeは
0火
炎 ,爆 発 ,安 全
炭 塵 ,メ タ ン爆 発 の 研 究 が 増 えた の は 石 炭 産 業 の 隆盛 化
(USA)に 伴 う事 故 増加 に よ る もの で あ ろ う (10)∼ (13)森林
火 災 ぅ都 市 火 災 の 綜 合 的報 告 が あ り,実 際 の 火災 が 時 に不
7 5
の 2 2 3
示 した そ の 他 波 面 構 造 につ いて二 つ
5.我 国 よ り提 出 し採 択 され た論 文 題 目
高井,米 日,疋 田 (東力 tガ ス爆轟
平野 ,佐 藤 (茨城 肉 :紙 の上 を広 が る火炎 のガ ス速
度 と温 度 に対 す るふ く射 と対流 の影 響
斉藤 (建築の :有 機 建材 か らの煙 生成
柘植 (東大 宇l■
l l,大 木 (足利 工 大):固 体面 上 を広 が
る定 速 拡 散 炎
(38)平 野 ,木 下 (茨 城 均 :液 面 上流 水 で安 定 化 した 拡 散
炎 の ガ ス 速 度 と漏 度
可 解 な挙 動 を示 す こ とへ の理 論 的,実 験 的 ア プ ロ ー チが示
(40)岡 島,熊 谷 (東力 :自 由落 下 室 内 自由液 滴 の燃 焼
され た
(44)林 ,熊 谷 (東大):液 滴 ,蒸 気 ,空 気 系 の 火炎 伝 ぱ
(14)∼ (17)(18)(19)OdOffら (Factott Mutual)は
間体 表 面 の 火炎 伝 ぱ は 従 来 い わ れ て い た対流 伝 熱 よ り も ふ
(45)大 沼 ,小 笠原 例完力 :噴 霧 燃 焼 炎 の 構 造
く射 伝 熱 の 方 が 重 要 で あ る こ とを 実験 的 に 証 明 した (20)
∼ (27)は ポ リマ ー ,紙 ,織 物 な ど建 材 の燃 焼機 構 の 研 究
(47)石 浜 ,榎 本 (東北肉 :金 属粉 の 爆 発
さ ら に 液 体 の 燃 焼機 構 と消 火剤 の 機 能 につ いて の 報 告 が 数
篇
(62)山 岡,辻
(東大 ):多 孔 円筒 の 前 方 淀 み 域 で の過 剰 燃
料 空 気 火 炎 の構 造
(77)越 ,安 東 ,大 屋 ,浅 羽 (東大 ):NOの
高温分解
(94)金 原 ,野 田 (上 智 肉 :ア セ チ レ ン 炎 中 の ラジ カ ル と
(g)不均 一 燃 焼
イオ ン 生成
火 災研 究 の 基 礎 的 な 部分 も含 ま れ ま た液 滴 ,金 属 の 燃
焼 研 究 が そ れ ぞれ 数篇 異 質 の 報 告 が混 在 した セ ッシ ョ ン
で 分 類 に再 考 を要 す る 律 5)で 大 沼 らは 噴霧 燃 焼 は 単 一 液
滴 の 燃 焼 と は全 く異 な りむ しろ ガ ス の乱流 拡 散炎 で あ る と
した
(98)木 村 ,萩 原 (東大):高 圧 放 電 で 増 強 され た 火 炎 へ の
磁 場 の適 用
(101)高 木 ぅ 小 笠 原 ,藤 井 ,台 蔵 (阪 大 ):乱 流 拡 散 炎 中 の
NO生
成
(113)山 岸 ,野 沢 ,吉 江 ,徳 本 ,掛 川 (東 京 ガ ス):二 段 燃
焼 で の NOx生
成特性
(117)広 安 ,角 田 (広 島 肉 :火 花 点 火 機 関 内 燃 焼 と排 気 の
(1)火炎 と流 れ の 相 関
乱流 炎 の 分 光 ,模 擬 炉 中 の 3速 度成 分 の測 定 ,乱 流 拡 散 ,
予 混 炎 の温 度 とイ オ ン濃 度 変 動 の測 定ぅ 渦 を もつ 火 炎 の レ
ー ザ ー 風 力 討 に よ る滅1定,rL回 バ ー チ ー の 渦 ,乱 流 拡 散 炎
中の濃 度 変動 !化 学 反 応 の 効 果 ,メ タ ン酸 索 拡 散 炎 の構 造 ,
等 Chigicrら (ShettCld)のレー ザ ー 風 力言「の応 用 は特 に 面
白 ヤヽ(57)
計算模擬
(150)藤 原 (名力 :反 射 衝 撃 波 背后 の 酸 水 素 の球 面 発 火
6 . 感
想
学 術 ぅ 懇親 両 方 の 行 事 とも非 常 に うま く行 き, 成 功 で あ
つた よ う に 思 う 日 本 人 参加 者 は 登 録 は 多 か っ た が 常 時 参
( 1 ) 煤生成 とそ の 挙 動
加 は 多 くな く, 会 場 に入 る と外 国人 が 日立 ち , 討 論 主 体 も
( 1 4 1 ) W c r S b O r g ら( M I T ) は 煤 火 炎 中 の 大 き い イ オ ン が 大
外人 で あ った よ うで , 国 際 会 議 ら し い 雰 囲 気 で あ っ たが ,
き い 分 子 と 対 応 して お り, 煤 生成 が イ オ ンを核 と して発 達
日本 人 も も っ と積極 的 にた とえ 英 語 は 拙 くとも, あ る い は
す る機 構 を提 案 , ( 1 4 2 ) W r i g h t ( E s s o ) は0 原 子 に よ る煤 の
日本 語 で で も討 論 に 参 加 した方 が 良 か った 討 論補 助 者 の
酸 化 が, O H と
活 躍 舞 台 が 少 なか った の は残 念 で あ った
同 じ く重 要 と し, ま た 仏 ぅ 英 の研 究者 も金
属添 加 と煤 の量 を調 べ , 熱 イ オ ン, 化 学 イ オ ン が 煤 の核 と
な る こ と, 同 時 に O H 等
と反 応 して煤 生成 を妨 げ る効 果 も
あ る こ とを示 した ( 1 4 3 ) ( 1 4 4 )
博が 燃 焼
晩餐 会 の席 上 燃 焼 学 会 の 長 老 B c l l l a r d L c w i s士
学 会 の 誕 生 よ り今 日迄 を ぶ りか え り, 新 し い 発 見 へ の意 欲
を待 望 し, 基 礎 学 問 一 層 の 展 開 を切 々 と訴 え られ た の は 感
特集 ,再 録
79
動 的 で あ った
三 井石 油化 学 工 業
本 会議 開催 に 当 つて 多額 の 寄 附 金 を御 恵 与 下 さつた 多 く
三菱製鋼
住 友化 学 工 業
久保 国鉄 工
淀 川 製鋼 所
常 な努 力 を 債 lalして下 さった運 営 委 員 の方 々 に 哀 心 よ り御
日本 合 成 ゴ ム
シ ャー プ
礼 申上 げ た い 下 記 に御 寄 附 い た だ い た 団体 ,会 社 の リス
昭 和電 工
三 建産 業
の団 体 ,会 社 の 皆様 方 な らび に運 営 の 準 備 か ら実 行 まで非
トを あ げ て お く
1協
日本 製 鋼所
日産 化 学 工 業
ボル カ ノ
三菱油化
井原 筑 炉 工 業
三 菱 化成 工 業
中外 炉 工 業
日本 万 国博 覧会 記念 協 会 旭 硝 子 工 業 技 術 奨 励 会
三井東圧化学
日本 ガ ス 協 会
セ メ ン ト協 会
宇 部 興産
同和 工 業
サ ン レー 冷 熱
石油通盟
日本 板硝 子
電 気 事業 連 合 会
日本産 業 火薬 会
日本 ボイ ラー 協 会
セ ン トラル硝 子
大 東 工業 所
品川 フ ァ ー ネ ス
日本 ガ ス 石 油機 器 工 業 会
日本 熱 エ ネ ル ギ ー 技 術協 会
日本 電 気硝 子
桂精機製作所
日本 自動 工 業 会
日本 工 業 炉協 会
山村硝 子
セ ン トラルエ 業
日本 損 害 保 険協 会
日本 瓦 斯機 器 検 査 協 会
東 洋 ガ ラス
日対 築 炉 工 業
2会
会
社
関
関
係
係
日本 硝 子
御 法川工業
石塚硝子
広築
黒 崎築 炉
新 日本 製鉄
住 友 金 属 工業
日新 製 鋼
日本 鋼 管
シ ェル 石 油
光 明理 化 学 工 業
千代 田化 工 建設
神 戸 製 鋼 所 東 京本 社
旭ダウ
川 崎 製鉄
ダイ セ ル
日本 揮 発 油
川崎重工業
品川 白煉 瓦
日本 フ ァ ー ネ スエ 業
東 洋 エ ンジエ ア リ ン グ
三 井石 油 化 学 工 業
日本 石 油 化 学
大 同製鋼
旭 化成 工 業
大 阪製鋼
中山製鋼 所
日立製 作 所
大 谷重工業
石 川 島播 磨 重 工 業
神 崎 工 機 製 作所
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