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第4学年 体育科学習指導案(マット運動

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第4学年 体育科学習指導案(マット運動
第4学年
2組体育科学習指導案
授業者 土橋 達也
1
単元名 「クルッ・ピタ! チャレンジマット」(マット運動)
2
授業づくりの構想
(1)運動の持つ特性
(2)児童の実態
○マット運動は,技を身につけたり新しい技に挑
○本学級の児童は,休憩時間にサッカーやドッ
戦したりする時に楽しさや喜びを味わうこと
ジボール,鬼ごっこなどをして過ごすなど,
のできる運動である。また,連続した技ができ
体を動かすことを好む児童が多い。体育学習
るようになったり,より美しい動きができるよ
に対しても意欲的で,積極的に運動に取り組
うになったりする楽しさや喜びがある。
む児童が多い。
A
○低学年で経験してきた基本的な動きや運動感
○マット運動に対して,体全体を使って運動し
覚をもとに,手のつき方や膝の曲げ伸ばし,視
たり,いろいろな技に挑戦したりできるので
線などといった基礎基本を意識しながら,回転
好きだと感じている児童がいる一方で,
「うま
技や倒立技に取り組み,自己の能力に適した技
くできない」
「こわい」などの苦手意識を持っ
ができるようにする運動である。
ている児童も3割程度いる。
○一人一人が課題をもって工夫しながら取り組
○友だちと協力しながら意欲的に学習に取り
み,仲間で互いに教え合い協力し合って学習し
組む児童が多い。しかし,友だちの課題に対
ていくことで,友だちとのかかわりを広げるこ
しての言葉かけや学習中の児童相互のかかわ
とができる。
りは十分とはいえない。
(3)運動の(学習内容)の系統性
第1・2学年
第5・6学年
第3・4学年
B 器械・器具を使っての運動遊び
B
器械運動
B
器械運動
イ
ア
マット運動
ア
マット運動
マットを使った運動遊び
・ ゆりかご
【基本的な回転技】
・ 前転がり
・前 転
・ 後ろ転がり
(発展技:大きな前転、開脚前転)
・ 丸太転がり など
・後 転
・ 背支持倒立
(発展技:開脚後転)
・ かえるの足打ち
・ 壁登り逆立ち
・ 支持での川跳び
【基本的な倒立技】
・壁倒立
(発展技:補助倒立、頭倒立、ブリッジ)
・腕立て横跳び越し
(発展技:側方倒立回転)
【回転技】
・ 安定した前転
・ 大きな前転
・ 開脚前転、
・ 安定した後転
・ 開脚後転
【倒立技】
・
・
・
・
・
・
安定した壁倒立
補助倒立
頭倒立、
ブリッジ
安定した腕立て横跳び越し
側方倒立回転
(4)単元の目標
【技 能】
基本的な回転技,倒立技をすることができるようにする。
【態 度】
マット運動に進んで取り組み,きまりを守り
仲よく運動したり,場や器械・器具の安全に
気をつけたりすることができるようにする。
【思考・判断】
自己の能力に適した課題をもち,技ができるよ
うにするための活動を工夫できるようにする。
(5)学びへの働きかけ
○単元構成の工夫
・単元の前半は,技の動きを体験できるよう易しい課題の場での活動の時間を多く取り,基本的な
技能の習得が図れるようにする。単元が進むにつれ,活動②に当てる時間を増やし,習得した技
能を活かした連続技を作っていくことで,マット運動の楽しさやできた喜びを味わうことができ
るようにしたい。
・単元を通して,マット運動に必要な基礎感覚を育てるための「サーキットタイム」を行う。それ
ぞれの運動を行うことで,回転技や倒立技につながる基本的な動きの習得を図りたい。
○映像(動画)の利用
・単元の導入段階にマット運動の映像(動画)を見ることで,技の一連の動きのイメージを捉えや
すくするとともに,よりよい動きのポイントを理解したうえで学習が進められるようにする。
○アドバイスボードの工夫
・運動の仕方やコツをイラストにしたものをマットのすぐ近くに掲示し,技の習得のためのヒント
になるようにしたい。また,自分たちの技のできばえと比較させることで,ペア学習での教え合い
や学び合いにいかせるようにする。
○用具・場の工夫
・坂道マット,重ねマット,みぞマットなど,課題を解決しやすい場を何種類か設定することで,
技の習得にむけて自分のめあてにあった学習の場を選択できるようにする。
・場の使い方を全員に経験させ,場の意図や練習の仕方が理解できるようにしたい。
○言語活動の充実
・ふり返り板を活用して,学習の「楽しさ」「できばえ(技能)」について振り返る。自己評価で低
く評価した友だちへ言葉かけをしたり,課題を共有したりと,話し合いや教え合いのきっかけとす
る。
・ペア活動での学習を取り入れ,課題を見つけられるようにする。友だちと励まし合ったり,アド
バイスし合ったりする中で,お互いの伸びを見つけるとともに,技につながる基本的な動きや技
のできばえを確認できるようにしていきたい。
(6)単元の流れ及び評価の計画
1
主なねらい
核となる
学習内容
学習の進め方
を知ろう。
2
3
4(本時)
できそうな技に挑戦しよう。
・進め方,ねらい
技のポイントの理解
・できる技の確認
易しい課題の場での習得
(基本技→発展技)
5
6
技の完成度を高め,連続技に
発表会を
挑戦しよう。
しよう。
マット
スムーズな回転
技の組み合わせ
発表会
しゃがみ立ち
サーキットタイム(基礎感覚・類似の運動)
ション
活動① いろいろな技ができるようになろう。
連続技の
基本技: 前 転 後 転
練習
腕立て横跳び越し
・学習のねらい
や進め方を
発展技: 開脚前転 大きな前転
知る。
開脚後転
側方倒立回転
倒立
・準備や片付け
の仕方,約束
を確認する。
・技を試して,
マット発表会
学習内容(
【できる・チャレンジする】)
オリエンテー
○易しい課題(場)や補助具を活用
○平らなマット
できる技,挑
活動②
戦する技を
確かめる。
技をくり返したり組み合
わせたりしてみよう。
学習のふりかえり
評価の計画
関
②
①
③
思
①
②
技
① ②
①
具体的な評価規準
関心・意欲・態度
思考・判断
技
能
① 技ができる楽しさや喜びを
① 基本的な技の動き方や技のポ
味わうことができるようマ
イントを知るとともに,自分
に取り組み,それぞれについ
ット運動に進んで取り組も
の力にあった課題を選んでい
て自分の能力に適した技を身
うとしている。
る。
につけることができる。
① 基本的な回転技(前転,後転)
② きまりを守り,友だちと励ま
② 基本的な技の練習の仕方を知
し合って運動をしようとし
るとともに,自分の力にあっ
立て横跳び越し)
に取り組み,
ている。
た練習方法や練習の場を選ん
それぞれについて自分の能力
でいる。
に適した技を身につけること
③ 友だちと協力して,器械・器
具の準備や片付けをしよう
としている。
② 基本的な倒立技(壁倒立,腕
ができる。
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