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仕事と家庭の両立部会
仕事と家庭の両立部会 中間取りまとめ(案) 1 経 過 2 検討の柱(仮置き) 12月中旬 委員から提案のあった「検討の柱」について整理 ① 既存施策(産休・育休・短時間勤務等)を利用を進めるために 1月下旬 委員から「現状及び課題」及び「提案」についてレポート提出 ② 多様な働き方の創出 2月7日 第2回専門部会 委員提案の説明と意見交換 ③ 結婚・出産を機に退職した女性の再就職の支援 3月20日 第3回専門部会 ④ 多様な働き方に対応した保育の充実 ⑤ 意識改革を進める 3 検討の概要 検討の柱(仮置き) 現状及び課題 ◆ 既存施策を利用を 進めるために ① (産休・育休・短時 間勤務等) 利用が進まないのは、収入が減る、復帰後の仕事・処遇・人間関係等に対する不安、周囲 への遠慮、企業側からのプレッシャーなど。 施策の提案 ◇ 育休等が取りやすい職場づくりを進める企業に、税制上の優遇、入札など取引上の優遇措置 による支援を行う。 ◆ 育休中の代替要因の確保が難しい ◇ 育休終了後の復帰を円滑にするために、職場復帰プログラムの整備する(費用助成を含む。) ◆ 中小企業が独自で子育てを支援する余力がない。 ◇ 労働者に既存施策の周知を推進するとともに、利用率を調査して公表する。 ◆ 育休終了後、職場復帰するためのプログラムが不十分 ② 多様な働き方の創 出 ③ 結婚・出産を機に 退職した女性の再 就職の支援 ◆ 勤務時間・休日・勤務地等の就業条件が女性のライフスタイルに合わない ◇ 企業の業務を見直す(ワークシェアリング等)ためのコンサルティング費用を助成 ◆ 子育てや家事など仕事以外を優先せざるを得ない女性を企業が敬遠する ◇ 同意業種の企業間で、育休等の欠員が補充しあえるよう、人員のシェアを行う ◆ 柔軟な働き方の選択肢が、企業の中にない ◇ 多様な働き方を提供するために要した経費や増加費用の助成、入札等の取引上の優遇 ◆ 労働力人口の減少が予想される中、有為な人材が確保できるという企業側のメリットの認 識がない。 ◇ ◆ 以前に比べれば保育時間等は利用しやすいものになったが、病気の場合や夜間保育など はまだ不十分 ◇ ◆ 隔日、隔週、期間限定等の多様な働き方に対応した保育が必要 ◆ 利用者のニーズにあった保育サービス(託児・ベビーシッターを含む)が質・量共に不十分 多様な働き方に対 ④ 応した保育の充実 労働時間、就労場所、休暇などに、多様な選択肢を提供できるシステムや、個人を成果や能 力で評価処遇するシステムを構築するための支援を行う(費用助成、モデル事例の紹介等)。 保育所の評価を実施して公開し、保育所同士の切磋琢磨を促すと共に、保護者の保育所選 択の参考とする 利用者のアンケートを含めた利用実態やニーズ調査(提出書類を含めて利用しやすいもの ◇ に) 三世代同居世帯は子どもが多い傾向にあるので、その世帯に対する税制等の優遇、同居の ◇ ための改築費助成等の優遇を行う。また、孫育てサロンなどを設置し、フォローする。 病児保育を充実させるため、保育所−小児科医−病児保育施設が連携して、保育中に病気 ◇ となった子どもの対応や看護を行うシステムづくりや、小児科医が病児保育施設を併設するた めの助成を行う。 ◇ 放課後学童クラブのサービスの充実(対象年齢、時間の延長、食事や送迎等) ◇ 老人介護施設に、少数保育や病児・学童保育等の機能を併せ持たせる。 ⑤ 意識改革を進める ◆ 企業風土として、子育ては女性が担うものという根強い考え方 経営者への啓蒙。社会貢献として、経営者に子育て支援を促し、協力を取り付ける。 ◇ 経済同友会や商工会議所に、企業の社会的貢献として活動に取り入れてもらい、経営者が率 先して環境づくりを進めるようにする。トップが推進すれば、従業員も制度を利用しやすくなる。 ◆ 育児を支援する従業員同士の理解が希薄 ◇ 職場における子育ての意識改革、職場の子育て支援体制の整備 ◆ 子育てに悲観的な情報が多く、家族を持つ喜びや夢が伝えられていない ◇ ISOのようにステータスの高い認証制度を設ける ◆ 子育ては社会の中で、地域の中でという意識が不足している。 ◇ 「ふたりっこ キャンペーン」。今いる子のために、もう一人兄弟を。 ◆ 子育ては母親の役目とされる一方、父親は子育てや家事に関わらなくても世間は普通と見 ている ◇ 「子育ては社会の中で、地域の中で」という意識の浸透を図る。 ◇ 女性が結婚して子供を産んでも働くことも、男性も子供が生まれれば子育てすることも、当然 と思える社会に