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⑤ 記述式回答の取りまとめ
介護系求人事業所の公的職業訓練に係るアンケート 記述式回答のとりまとめ 平成27年1月20日 平成26年8月に実施しました「介護系求人事業所の公的職業訓練に係るアンケート」にて、記述 式回答欄に多くのご意見や情報が寄せられました。大変貴重な内容が多数含まれておりますので、 整理して以下に記します。別途「アンケート概要」「集計報告書」「詳細集計表」「アンケート用 紙」も公表しておりますので、あわせてご参照下さい。 なお、皆様に分かりやすくお伝えできるようにと考え、多数の同じ内容の回答や、誤字・脱字、 不自然な言い回しがある回答については、下記4項目の調整を行いましたので、あらかじめご了承 願います。 (1) 類似の内容で複数寄せられた回答については、件数を表示の上、まとめて記しています。 (2) 誤字・脱字と分かるものは修正しています。 (3) 文脈から判断して、句読点や言い回しを一部修正しているものがあります。 (4) すべての回答を掲載しているわけではありません。 問1-1.職業訓練をどのようにして知ったか、「⑦その他」の記述 (回答数:29) 複数寄せられた回答 件数 履歴書や面接で応募者より知った。 6 訓練に関わっている、または関わっていた。 9 テレビ・新聞などのマスメディア。 3 その他の回答 社労士事務所等。 福祉系スクールの研修案内。 ポリテクセンター。 市役所にチラシが置いてあった。 知人に経験者がいる。 求人担当職員個人的な勉強にて。 問2.職業訓練に対するイメージについて、「⑥その他」の記述 (回答数:10) 複数寄せられた回答 件数 介護職に対する適性を確認する場。 2 就職意欲が高い人が多い。 2 職業訓練制度に対する不信(給付金目当ての人、税金の無駄遣い)。 2 その他の回答 当事業所は小規模で、20時間未満労働の方が多いのであまり役に立たない制度だと思います。 受講者の気持ちによって差が大きい。 ―1/9― 問3-1.ⅰ)訓練修了者を採用した結果、不足していた知識や技能、「④その他」の記述 (回答数:10) 複数寄せられた回答 件数 技術的・技能的なものについて。 5 知識。 2 意欲や責任感など、本人の資質。 2 その他の回答 介護保険制度の知識。 資格に対しての知識はついてはいるが、即戦力には難しいところ。 問3-1.ⅱ)職業訓練修了者を採用した感想 (回答数:68) 複数寄せられた回答 件数 本人の意欲や人間性などの資質がよかった。 13 個人差が大きい。 11 基本的な能力を身につけているので、育成がスムーズであった。 9 本人の意欲や人間性などの資質に問題があった。 7 無料だから制度を利用しただけ、という人がいた。 3 その他の回答 熱意や意欲があれば多尐の経験不足は全く気にする必要はない。スキルよりも人間性の方が大切。採 用になった方はとても意欲的で、その姿勢にとても好感がもてた。 技術や知識を持ち即戦力になるからではなく、その方の介護に対する考え方や態度が採用の基準に合 致したから。 実務的には未経験者と大差はない。基本的知識・技術を取得するには訓練期間が短い。訓練修了者に 能力格差が大きい。前向きに取得して仕事をしようとする者と、何か資格を無料で取得出来るから受 けておこうとする者との格差がある。 接遇、マナーを徹底させて頂ければありがたいです。 他の企業での就労経験者であったため、社会人としての基本ができていたのでよかった。 グループホームの介護職員として採用したので、家事に精通している女性職員は即戦力となれる場合 があるが、男性職員には家事の基本から指導しなければならない。 知識等は覚えているが、その分頭でっかちとなっており、自分は出来るという意識が強すぎて、先輩 職員の手をわずらわせることが多い。 資格をもっているという事で、給料が高くもらえると考えている人が多い。 知識的には基本的な事は習ってきてますが、技術的には基礎からのスタートになり、教える側が年下 でも先輩になりますので、聞く姿勢をもって頂きたいと思います。 働く目的が明確な方が多く、次の資格取得への意欲があり長期の勤続につながるケースが多い。又、 他職種での職能を身につけた方も多く、職場の中核を担う人材となることも尐なくない。 職業訓練学校によって卒業生の知識や技能の習得に差がある。 民間の講座終了者と違いなし。そういう意味からすれば、資格取得の一つの方法に過ぎないのかもし れない。 当施設での訓練でもあり即戦力に近いものもあった。 パソコンの操作技術が不足気味と感じる。 基本的知識は修得しているが、業務に対する意識が薄いように思えた。 職業訓練を受けて仕事に就こうとする意思があり、仕事や施設の研修にも前向きで根気があると思い ます。仕事にあたっての心得ができている気がします。基本的なことを学んでいる気持ちで現場に向 かえていると思います。 ―2/9― 実習の受け入れにより個人の人柄を確認できて、その上で面接等が取り組めた経験があるため良いと は感じている。 職業訓練を受けた方は比較的、仕事に対して意欲的に取り組まれる方が多いです。 当社は、主に介護関係の資格者を採用しているが、全体的にみて、基金訓練で資格を取得した者は、 自費で資格を取得した者より、特に仕事に対するモチベーションが低く、離職率が高い。 ヘルパーとして、職に就きたいと意欲はあるが、現実との違いか長続きしない。 主に高齢者を対象とした講義、及び実習であると思いますので、知的障害児を対象としている当事業 所では経験をつんでもらうことが第一と考えています。 問3-2.職業訓練修了者を採用しなかった理由、「④その他」の記述 複数寄せられた回答 (回答数:4) 件数 2 詳しく知らず、どのように募集すればよいかわからなかった。 問4.介護従事者を採用する際に重視する点、「⑫その他」の記述 複数寄せられた回答 (回答数:18) 件数 対人サービス業であることについての適性や自覚。 4 その他の回答 利用者の生活を支えているという仕事の自覚を持ち、責任感のある人。 人間性、人柄。 もちろん資格や知識・技術は重要な採用要件ではあるが、それらは1~2年で、こちらの求めるレベル までに到達される方が多い。介護サービス業として一番大切なサービスマインドを含めた人間性(相 手を思いやるやさしさ等)を最重視している。 どんなに知識や経験があっても、人に対して誠実でない方は、介護の仕事はすべきでないと思ってお ります。 転職を繰り返されている人は、必ずと言っていいほど続きません。学歴よりも誠実な方かどうかを重 視します。また、せっかく仕事を覚えてもらったところで退職される方も多く、困っている。 介護職員は、人間としての尊厳を重んじ、その人にふさわしい援助を行っていく仕事なので、一般常 識はもちろんですが、人の命をお預かりしているので、資格は必須です。人に対するやさしさ、年上 に対する礼儀、きつい仕事なので体力、質問で指定されている3つまでの選択はむずかしいです。 質問であげられている選択肢は、それぞれすべて大切な要件です。ただし採用する時の着眼点が利用 者に対するサービス提供のためのポイントとすれば、まず ①礼儀正しさであり ②職員間、利用者に対するコミュニケーション力であり ③基本的な職業に対する知識・技術力の確保である資格の取得である と考えています。 弊社では次の5つを重要視しています。①誠実さ、②協調性、③責任感、④向上心、⑤上司の指示命令 に従う。学歴や資格経験等を問わず、人間としての資質を重んじて組織形成を図っています。 ―3/9― 問5.介護に関する知識・技能に限らず、望ましいと考えられる能力、「⑦その他」の記述 (回答数:39) 複数寄せられた回答 件数 一般常識。 6 接遇。 4 コミュニケーション能力。 4 文章作成能力。 2 対人援助や社会的なモラル。 2 その他の回答 記録の提出期限があることを知っていてほしい。 デイサービスの場合、送迎業務があるので、自動車運転免許がある方が良い。 初任者研修(ヘルパー2級)があるとリアリティーショックが尐ないと思われます。 バイクの運転。 家事能力・一般常識。 家族との関わりもあるので、言葉づかいや話し方等の接遇に関しても身につけておいてほしい。 原付バイク。 ぶれない、あたたかいまなざし、笑顔。 対人関係、コミュニケーション能力、現場実習。 介護保険制度の理解。 情緒の安定、バランス感覚。 介護職としての法令遵守・プライバシー保護研修、自分で判断決定できない介護される人を対象とし ているため(准市場)。専門職としての意識が、必要であることをはじめに身につけておく必要があ ります。 観察力、判断力。 医療的知識、接遇マナー。 社会性、社会人としての判断力。 介護保険に関する基礎的な知識と、いろいろな人に柔軟に対応できるコミュニケーション能力。 問6-1.介護従事者のパソコン利用内容について、「⑤その他」の記述 複数寄せられた回答 (回答数:20) 件数 介護保険の請求業務。 5 介護計画表、シフト表の作成。 5 その他の内容 障害者の介助として、パソコンを伴う仕事がある。 介護支援ソフトの入力。 移動介護の行先の情報収集など。 年齢差もあり、無理な導入はしないが、情報の共有に望ましい。 事業所のお知らせ等の作成 文書が入力できる程度の能力で十分です。 エクセルで時間の足し算、引き算など。 知識、技術等情報の収集。 仕事上の必要書類が発生した時のみです。常時は必要なし。なくてもOK。 おたより作成、市役所等行政とのやりとり。 在庫確認。 ―4/9― 問7.「接遇・マナー」について、どのような研修を行っているか (回答数:294) 施設内外での研修や、OJTでの指導、マニュアルや独自の教材を作成しているなどの回答が多数ありまし た。以下、具体的内容について記述のあった回答について取りまとめました。 複数寄せられた回答 件数 言葉づかい。 26 身だしなみ。 10 挨拶。 10 電話対応。 9 サービス業であることの自覚。 9 その他の内容 入社時に必ず研修を行い、マナー検定試験を受けて頂く。 笑顔であいさつをすること。ご入居者の目線にあわせて姿勢をとること、言葉づかいがていねいであ ること、相手に対する尊敬の念があること、丁寧語でコミュニケーションを図ること、その都度報 告・連絡・相談を行うこと、ご入居者のスピードに合わせた行動をとること。 採用時及び、1年に1回接遇の研修を行います。特に介護の仕事が、サービス業であり、だから、接遇 やマナーの研修をするのですよという話をしっかりします。 挨拶、表情、身だしなみ、態度、言葉遣い、この5つを基本に入社時オリエンテーションを行っていま す。 おもてなし ― 普通以上の接遇。おもいやり ― 全ての人に対する礼。虐待・身体拘束の防止。倫理。 接遇5原則の確認、電話対応。 利用者の指示を聞く。言語障害を聴きとる。 介護業務の中で、ビジネスマナー(一般教養研修)はあまり役に立たないため、OJTにて、報連相は もちろんのこと、「人として利用者に接する」ための指導を都度教育しています。 服装(制服の着用や取り扱い方)。身だしなみ(アクセサリー・化粧・爪・香水等)。言葉づかい (丁寧語)。上記3点の基本的事項を採用時に研修しています。 新入職員研修(中途採用者については翌年4月)。職場研修、接遇・拘束に関する日常的対応。プライ バシーと心理的虐待。認知症対応研修。 数年に1回実施しているが、採用時研修はない。マナーが根づくのは研修より現場での指導が良い。 新人研修・年間・1回以上、外部研修後の伝達研修など必ず実施しています。一般市場と介護准市場の ちがい ほとんど自分で選択できない人を相手にする仕事であり人を尊重することの大切さをはじめ に十分説明しておく必要があります。「してあげてる、やってあげてる」ではない。相手は「いつも お世話になっています」の気持ちで利用されており苦情や本音が言い出せない環境になります。人間 として福祉医療にかかわる人材は専門的な意識の強さが求められます。コンプライアンス(法令遵 守)に通じ、この業界すべて、お金をもらって働く人材に求められています。 利用者が高齢の方なので、人生の先輩として尊敬の念を持つことを基本としている。 介護でも接客と感じているので、お客に接するマナーと、してはいけない事等を冊子にして研修会を 開いています。 問8-2.企業実習を受け入れる企業に対して配慮すべき点、「④その他」の記述 (回答数:30) 複数寄せられた回答 件数 実習生の意欲があること。 6 実習生が社会性や一般常識などを身につけていること。 5 実習受け入れ企業と訓練校との間で、情報共有ができていること。 3 受け入れ企業で実習生の採用が可能であること。 2 その他の回答内容 基本を学び実習先で訓練を受けるが実習先の受け入れ方に大きな差があり、基本が一瞬にしてくずれ た経験があると聞いている ―5/9― 人は変りうる存在であると信じて受け入れております。偏見をもたずお互いに信頼関係を大切にして 日々成長してほしい。ゆとりをもって全体の動きがみえる冷静な心で、己を知ってはじめてチームケ アの仲間入りができるものと考えます。 介護現場をみておくことで、就業のミスマッチを減らすことができると思います。 定期巡回時の面談。 あたたかい気持、介護に対する熱意がないと続かない職業であることを学ぶことが大切。でないと就 職しても続かないでしょう。 ある程度でかまわないと思いますが、実習先の企業の事を個々で把握して頂ければと思います。一般 の実習生の中で場所もわからず初日から遅刻するという事もゼロではなかったと記憶があります。 障害のある人が利用する事業所なので、障害者への理解が必要です。 人権の尊重、高齢者や仲間に対する尊厳を持っていること。 担当指導員にも、色々な方がいらっしゃって、温度差が大きい。 自転車を止める場所、移動中の喫煙、安易な個人情報漏洩等、ビジネスマナー以前の常識的な礼儀に も配慮が必要かと思う。 問8-3.企業実習を受け入れ可能かどうかについて、「③内容・状況による」の記述 (回答数:49) 複数寄せられた回答 件数 13 人手不足のため、受け入れは困難である。 すでに実習生の受け入れを行っているので、これ以上の受け入れは難しい。 3 お互いの合意があれば、実習生を採用することができるのであれば検討する。 3 訪問介護は、利用者の承諾を得ることが困難である。 3 その他の内容 精神障害者のヘルプが多いので、相手との調整が必要です。 入院患者さんが対象なので不安。また、付き添って指導するだけの人的ゆとりをもっていない。 本当に現場で働く意志のある人ならともかく「資格でも取ろうか」の方をよく見かけます。 各種学校、ヘルパーやボランティアなどの講座よりすでに多数の受け入れをしているため、これ以上 は不可である。 短期間の実習ではなく、正社員あるいは嘱託職員としての採用を前提とした長期間(3カ月程度)の実 習ならば可能。 サービス利用者に負担をかけない範囲なら可。 障害のある人が利用する事業所なので、障害者への理解が必要。 介護保険利用の方もいますが、障害をもった利用者様もいらっしゃいますので、必ずしも受け入れで きない場合があります。 問9-1.ⅰ)採用が困難な状況について、「④その他」の記述 複数寄せられた回答 (回答数:17) 件数 社会人としての一般常識・マナー等、応募者の資質に問題があった。 5 続かない、すぐ辞めてしまう。 3 その他の内容 応募があったが、体験の段階で辞退。 介護サービス従事者としての適正(サービスマインド)に欠く。 若い方で忍耐が困難で切れてしまわれそうになられた。 計画的に採用活動を行うが、常に変化にさらされている。 ―6/9― 応募はあったが知識、技能、賃金等ではなく、介護に対する考えが当施設とは合わなかった。 応募はあったが、転職があまりに多かった。 働く意欲に欠けている。 試用期間中で採用を決定し、トラブルを避ける。 問9-1.ⅱ)採用が困難な状況について、具体的な状況 (回答数:108) 複数寄せられた回答 件数 社会人としての一般常識・マナー等、応募者の資質に問題があった。 22 続かない、すぐ辞めてしまう。 10 賃金等の条件を比較されて応募がない、採用を辞退される。 9 応募者の年齢が高いと、作業中の事故のリスクが高くなったり、現職員との年齢差が大きく人 間関係がうまくいかず退職されたりする。 5 男性の応募があっても、女性の利用者が多かったり、家事(特に調理)ができなかったりと いった理由で採用が難しい。 3 その他の内容 ケアマネ、サ責(サービス提供責任者)など資格や経験がいる人材の確保が困難である。 応募者のお子様の保育所が延長保育不可で時間が合わなかった。 訪問介護に関係する、サ責(サービス提供責任者)、ヘルパーが、社員、パート共にほとんど応募が ない。 自ら求めて介護の仕事に就職を希望する者は続くが、「介護でもよいから」程度では続かない。 求人で年齢の制限をしてはいけないと説明を受けましたが、年齢が高い場合、介護の現場では、利用 者への事故のリスクが高くなると思います。 とりあえず、介護職になろうと簡単に思って面接にくる求職者が多い。 (応募者が)年齢的に年配の方が中心となってきた。 看護職員の採用が困難でした。 当社は訪問介護事業所で、ヘルパーを募集するが、この所、男性の応募が多い。家事(特に調理)が 必要になるので、男性では間に合わない。ここ数年フリーペーパー等で募集しても、電話1本かかって 来ない。求人に多くのお金をかけられない。 特に看護職員については、むずかしい。いい人材の確保につながらないです。 ヘルパー2級から初任者研修に変わってから新規就業者が極端に減りました。この業界から離れる方も 多いので新規の方が減っていることは深刻です。 問10-1.未経験者採用に当たって重視する点について、「⑫その他」の記述 (回答数:16) 複数寄せられた回答 件数 選択の余地はなく、すぐ採用している。 4 人柄・人間性等。 4 その他の内容 思いやる心が大切。 対人援助に対する接し方ができるか等判断します。言葉のつかい方はよく考慮します。 人権意識の有無。 ひきこもりで就労経験のない若者だったが、仕事をしてみたいと言ったので、受け入れた。 対人援助のセンス、人間性、根気がある。 ―7/9― 問10-1.ⅱ)未経験者採用後不足していると感じた点、「①知識」 複数寄せられた回答 (回答数:115) 件数 不足はあったが、実務を通して身につけたり、教育・研修で育てるつもりなので問題ない。 23 一般常識、マナー、一般教養。 10 学ぶ意欲。 10 介護保険制度の知識。 4 認知症についての理解と対応方法。 3 その他の内容 専門用語が解らない。 専門用語ではなく、一般的な会話が伝わらない人もいた。一般教養もある程度は考慮すべきとも思っ た。 コミュニケーション能力。 学問的な理論のみでなく、介護はまず実践。実践から生れた理論こそ有効。 現場での指導を素直に聞いてもらえれば実務にはあまり支障はないと思います。 頭だけの知識で「知っている」という態度を取る。 実践の積み重ねで知識として習得していく。 未経験の方は、介護技術や知識の不足はもちろん感じるが、それ以上に、対人援助技術(コミュニ ケーション能力)に関して不足を感じる。 入職後は会社(法人)で育てるものだと思うので、特になし。 まったく、不足していましたが、先の方に聞いたり見たりで、3ヶ月目には、ほとんど普通のことはこ なしていました。 弊社は障害福祉中心であるが、老人介護の勉強しかされていない。 高齢者の生活習性や思考力に応じての対処法や柔軟性。 実務経験のない人は資格のある無しにかかわらず、知識・技能を含め全てに不足しているのが当たり 前だと思う。要は介護、あるいは働くことに対して向上心をもって前向きに取り組めるかどうかが大 切で、最初の2~3カ月で見極めができるのでは。 施設介護においては職員間の連携が大切であり、専門職に関する知識が必要であり、不足している印 象である。又、生老病死、デスエデュケーションについて、予備知識が尐ないと思われる。 介護現場の実態を複数個所見てきてほしい。排泄介助や、入浴介助の場面等。 介護保険の基本的な事。例:居宅サービス計画に基づいて、訪問介護計画書を作成するとか、訪問介 護員の法で定めた仕事内容。 気づき、洞察力不足。 不足していたが指導する側にとっても成長の機会となるため苦ではない。 新たな知識を得ようとする努力に欠ける人がいる。有資格者であることだけでは、役に立たない。 一概には言えませんが、一般常識・教養が不足していると感じることがあります。記録も重要な業務 ですので文章や漢字などの国語力はある程度、身に付いている必要があると思います。 問10-1.ⅱ)未経験者採用後不足していると感じた点、「②技能」 (回答数:108) 複数寄せられた回答 件数 不足はあったが、実務を通して身につけたり、教育・研修で育てるつもりなので問題ない。 その他の内容 利用者一人ひとりに合った必要な介護。 利用者本位の視点での支援のあり方。 介助の方法や、接し方、声かけの仕方。 ―8/9― 26 未経験者の場合技能は、一から教えていかなければなりませんので、すべてです。基本的には習って きていても施設ごとのやり方がありますので。 生活援助では、利用者の好みに添う。身体介護は状態に応じた、自立支援に向けてのケア力。 介助技術、文章表現力(報告書など)。 利用者への接し方、観察力。 資格取得者であっても、移乗や認知症対応等は当然ながら経験不足である。 家事援助は出来る方が多いが身体介護を教えようとしても介護(身体)をこわがる事がある。そんな 難しくなくても勝手にイメージをつくりこわがる。なかなか教える方も大変。 介護技術やコミュニケーション能力。 専門的意識の不足から、気配りできず事故に結びつくケースあり。 人が相手、特に弱者であるので力まかせは困る。 介護の対人関係の実務において、柔軟性が乏しいと感じる。 不足していたが指導する側にとっても成長の機会となるため苦ではない。 日常業務の中から自らの能力を高めようとする人は継続して働くことができます。ここでも有資格者 であることは、実務能力とは別物です。(どの業務についても同じことでしょうが) 人を相手にする仕事なのでコミュニケーション能力が求められます。敬語を使いこなせるなど、人を 人として尊重するスキルが向上しない例がありました。 問10-1.ⅱ)未経験者採用後不足していると感じた点、「③その他」 (回答数:87) 複数寄せられた回答 件数 言葉づかいなどの一般常識。 21 意欲。 10 その他の内容 文章能力(国語力)。 利用者のプライバシー保護に関する重要性。 接遇やマナー、最低限の一般常識が身についていない。介護の仕事はサービス業であり、介護してあ げる仕事ではない。 体力的にきびしい様子。腰痛など訴えが多く休職→退職へと移行してしまう。 介護の現場において、体力面で厳しいと思われる中高年齢層の応募が多い。 波乱万丈の世の中を生きてこられた、高齢者や障害者の方に対する謙虚さや思いやり。 経験がない人は1年間勤務経験すると一人前になる。 介護人材に関しては、知識や技能、資格といった職業人としてのスキル以前の問題として、社会生活 上の常識やマナー、態度などの「しつけ」から教えなければならない職員が非常に多いと感じてい る。 知識や技能より、人柄、意欲や福祉現場、高齢者、障害者に対しての思いや好き嫌いの方が重要であ ることが多いです。 知識・技能がないのはわかっているので、この仕事をしたいという意欲があれば入職後の教育で何と かなる すべてまっさらの状態だったので ”教育係チーム” を編成し、段階を追って指導しつつ、ヘルパー2級 の講座を受講してもらった。 ユニット型の施設では、家事的要素も業務内容に含まれるため、食事の盛り付け等で苦労する男性職 員や若い女性職員がおります。 素直な方だったので吸収が早いのには驚きでした。 介護を生業とする以上は、人の役に立つことを喜びとする感受性や倫理観・モラルなどに高いレベル が要求されます。その人の社会経験で培われた既成概念によってレベルの向上が阻害される例が散見 されます。 ―9/9―