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平成 20 年度 第 1 回 気象予報士模擬試験 実技試験 2 8月8日(金)14

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平成 20 年度 第 1 回 気象予報士模擬試験 実技試験 2 8月8日(金)14
平成 20 年度
第1回
気象予報士模擬試験
実技試験 2
8月8日(金)14 時 45 分~16 時 00 分
試験会場
駒沢大学 7 号館 307 号室
この模擬試験問題は、皆さんの“度胸試し”のために作成したものです。
本番を想定して、最近の事例を出題対象としています。
短期間で作成したこともあり、良問とはいえないかもしれません。
また問題作成者の”クセ”が強く出てしまっています。
ご意見等がありましたら、お知らせ下さい。
また、解答例・解説等は以下のページに掲載する予定です。
http://www.komazawa-u.ac.jp/~fumio/dokuten/test/moshi2008.html
実技試験 2
次の資料を基に各問題に答えよ。
ただし、UTC は協定世界時を意味し、問題文中の時刻は特に断らない限り中央標準時(日本時)
である。中央標準時は協定世界時に対して 9 時間進んでいる。なお、解答における字数に関する
指示は概ねの目安であり、それより若干多くても少なくても良い。
図 1 気象衛星画像の範囲と出題にかかわる海岸線
図 2 気象衛星画像 XX 年 1 月 23 日 9 時(00UTC)
図 3 地上天気図 XX 年 1 月 23 日 9 時(00UTC)
図 4 地上気温・湿度値からの雨雪判別図
図 5 300hPa、500hPa、850hPa 高層天気図 XX 年 1 月 23 日 9 時(00UTC)
図 6 米子におけるエマグラム XX 年 1 月 23 日 9 時(00UTC)
図 7 500hPa 渦度予想図 XX 年 1 月 24 日 9 時(00UTC)
図 8 500hPa 気温・700hPa 湿数予想図 XX 年 1 月 24 日 9 時(00UTC)
図 9 850hPa 気温・700hPa 上昇流予想図 XX 年 1 月 24 日 9 時(00UTC)
図 10 850hpa 相当温位予想図 XX 年 1 月 24 日 9 時(00UTC)
図 11 地上予想図 XX 年 1 月 24 日 9 時(00UTC)
(参考)日本の地形
XX 年 1 月 23 日から 24 日にかけての日本付近の気象の解析と予想に関し、以下の問に答えよ。
予想図の初期時刻はすべて 23 日 9 時(00UTC)である。
問 1 図 2 の気象衛星画像及び図 3、図 5 の各種実況天気図などを参考に、次の(1)~(4)の問
に答えよ。
(1)
図 2 に 1 月 23 日 9 時(00UTC)の気象衛星画像を示す。上段の赤外画像をみると、図 1
にABCで示した海岸線が明瞭に判別できる。その理由を 50 字程度で説明しなさい。
(2)
図 2 の下段に示した可視画像をみると、南東側ほど明るく、北西側ほど暗くなっている。そ
の理由を 50 字程度で説明しなさい。
(3)
図 2 の気象衛星画像におけるAの領域には、特徴的な雲がみられる。図中 L で示したのは、
図 3 の地上天気図における日本海西部の低気圧の位置である。Aの領域の雲の成因や
雲の種類などに触れながら、今後の低気圧の盛衰について、70 字程度で説明しなさい。
(4)
図 3 の地上天気図において、東京では 23 日 9 時に降水を観測している。(出題の都合上、
現在天気は ww の記号で伏せてある)。図 5 に示した「雨雪判別図」を参考に、「雨」か「み
ぞれ」か「雪」を推定しなさい。プロットされた実況値を参照し、相対湿度の計算にあたって
は図 6 のエマグラムを参考にしても良い。
問 2 図 6 は、米子(35.4N、133.3E)における 23 日 9 時のエマグラムである。また、図 7~図 11 は
1 月 23 日 9 時(00UTC)を初期値とした 24 時間後の予想天気図である。これらを参考に次の(1)
~(3)の問に答えよ。(2)については、①~④の空欄を埋めて文章を完成させなさい。
(1)
(2)
(3)
図 6 のエマグラムに示したA~Dの高度のうち、雲底高度として判断できるのはどれか。
図 6 のエマグラムを利用して、米子における 23 日 9 時のショワルター安定度指数(SSI)を
求めなさい。
図 7 にAで示した福岡(33.5N)における地衡風の西風成分を計算によって求めたい。東経
130 度線に注目して、北緯 30 度付近の 24 時間後の予想高度は約( ① )m であり、北緯
37 度付近の予想高度は、約 5400m である。北緯 37 度の値から北緯 30 度の値を引き算し
て 2 点間の高度差を求めると、-( ② )m である。また 2 点間の緯度差は 7 度なので、2
点間の距離は、約( ③ )m である。地衡風の西風成分は次の式によって計算できる。
δz に②をδy に③を代入し、
重力加速度(g)を 9.8m/s2
地球の自転角速度(Ω)を 7.3×10-5/s
sin33.5°を 0.55 として概算すると
地衡風の西風成分は、約( ④ )m/s と求められる。
問3
下に示した 4 枚のホドグラフ(予想)のうち、福岡における 24 日 9 時のものは、A~Dのど
れか。ホドグラフとは、各高度の風向風速を円グラフにベクトルで表現したものである。ベク
トルの終点を結ぶことで、各高度間の風向風速の違いが明瞭に示される。また、円グラフ
の中心から離れるほど風が強いことを意味している。問 2(3)で求めた地衡風速および図
10 に示される矢羽などを参考にしても良い。また、ホドグラフの風向等に着目して、暖気移
流場なのか、寒気移流場なのかを検討し、理由も含めて 30 文字程度で答えなさい。
問4
図 7~図 11 の予想天気図を参考に、東北北部や北海道において、24 日午前中に懸念さ
れる気象災害について、その原因に触れつつ、防災上の注意事項を 150 字程度で述べよ。
図 1 気象衛星画像の範囲と出題にかかわる海岸線
図 2 気象衛星画像 XX 年 1 月 23 日 9 時(00UTC)上は赤外画像、下は可視画像
図 3 地上天気図 XX 年 1 月 23 日 9 時(00UTC)
図 4 地上気温・湿度値からの雨雪判別図(過去の統計に作成されたもの)
図 5 300hPa、500hPa、850hPa 高層天気図 XX 年 1 月 23 日 9 時(00UTC)
図 6 米子におけるエマグラム XX 年 1 月 23 日 9 時(00UTC)
図 7 500hPa 渦度予想図 XX 年 1 月 24 日 9 時(00UTC)
図 8 500hPa 気温・700hPa 湿数予想図 XX 年 1 月 24 日 9 時(00UTC)
図 9 850hPa 気温・700hPa 上昇流予想図 XX 年 1 月 24 日 9 時(00UTC)
図 10 850hpa 相当温位予想図 XX 年 1 月 24 日 9 時(00UTC)
図 11 地上予想図 XX 年 1 月 24 日 9 時(00UTC)
受験番号
実技 2 解答用紙
フリガナ
氏
名
問1
(1)
(2)
(3)
(4)東京の雨雪判別
問2
(3)①
雨 ・
みぞれ ・ 雪
(1)雲底高度
(m) ②
問3
(正しいホドグラフ)
問4
防災上の注意事項
(○をつける)
(2)SSI
(m)
③
(m)
④
(m/s)
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