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DIAMコラム(2014/12/5)
情報提供資料 DIAMコラム(2014/12/5) 『米国優先リート、その中身とは・・・?』 1 2 純資産残高の ランクは 米国リートが 首位らしいよ 3 REIT型 ファンドが 人気化 二人とも よく勉強 しているね うん、世界 最大規模だ しね・・・ ところで米国リート といえば・・・ 多くの投資家の資金で オフィスビルなどの不 動産を買って… …その賃料収入や 売買益などをもと に投資家に配当と して還元する仕組 みがリートだった よね 4 それって 普通のリートと ちがうの? 教えてくだ さい! 優先リート ? というリートが あることは知ってる? 【通常のリートとは違う優先リート】 リートの草分け的存在であり世界最大の市場規模でもある米国は、投資対象となる資産もオフィス・小売り・産業・ホテルな ど多岐にわたり、他国のリート市場に比べて投資機会も多様です。その中で、米国には通常のリート(以下、普通リート)とは 違う「優先リート」があります。広義では株式の特徴と債券の特徴を併せ持つものといえます。 < 一般的な米国優先リートの特徴 > ◆ 決められた額面で発行 ◆ 一定期間後、発行側に償還する権利が発生 ◆ 会社の経営に参加する議決権はなし *発行体が倒産 した場合、債権 者に対する残余 財産を弁済する 順位 ◆ 法的弁済順位*は普通リートより高い ◆ 配当順位は普通リートより優先される ◆ 配当額は変動しない (出所:各種資料をもとにDIAMアセットマネジメント作成) ※当資料は、将来の市場動向等を示唆・保証するものではありません。 ※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。 商 号 等 / DIAMアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 1/3 141205情報コラム優先リート-1 DIAMコラム 【優先リートの特性①∼利回り∼】 米国のリートおよび各種債券の利回り (2014年9月末時点) (%) 米国優先リートの特性をもう少し詳しくみていきます。 一般的にリートの利回りは投資した不動産の賃料 収入が主な分配原資となること、一定条件を満たす ことで法人税が免除されることなど、リートならではの 仕組みから他の資産に比べ利回りが比較的高いこと で知られています。 米国優先リートの利回りを米国普通リートや米国 各種債券と比較すると、議決権が付与されていない ことや償還できる権利を発行体が有して いることなどから、高い利回り水準と なっています。 投資商品を選ぶ ポイントの一つと なる利回りは気に なるところですね。 8 6.9 4.0 4 3.1 2 1.5 0 米国 米国 優先リート 普通リート 小 値動き 低 大 普通リート 利回り 優先リート 高 米国経済の成長とともに米国リート市場全 体の規模が年々拡大する中、米国優先リー トの市場規模も着実に拡大傾向をたどって います。時価総額は普通リートの約4%(2014 年9月末時点)にすぎないなど水準はまだ小 さいものの、米国優先リートの様々な特性か らも、希少性の高い資産として、今後、投資 家からの注目がさらに高まることが考えられ ます。 米国投資 適格社債 米国ハイ イールド債 各リートの特性(イメージ) 優先リートは、普通リートのように配当額が増えること はない一方、一般的に配当額が比較的高い水準であ らかじめ定められているため、市場環境による価格変動 の影響を普通リートより受けにくくなります。 【米国優先リートの市場規模は拡大傾向】 米国国債 ※米国優先リートはウェルズ・ファーゴ・ハイブリッド&優先リート指数、米国普 通リートはFTSE NAREITエクイティ・REIT・トータル・リターン・インデックス、米 国国債はシティ米国国債インデックス、米国投資適格社債はバークレイズ米国 社債インデックス、米国ハイイールド債はBofA・メリルリンチ・US・ハイイール ド・インデックスを使用。※各種債券は、それぞれの平均残存年数、格付等が 異なりますので、利回りを一概に比較することはできません。 【優先リートの特性②∼配当と値動き∼】 つまり、大幅な価格上昇はないものの、配 当額が高めに設定されていることや配当額 が固定となっていることなどから、米国優先 リートは安定した値動きと高い配当利回りが 期待できると考えられます。ちなみに、配当 の減配等については、まず普通リート、その 後優先リートという順位となり、復配の際には、 優先リートが普通リートより優先的に配当が 支払われた事例*が過去にみられています。 (*あくまで一例であり、配当は必ず支払われるわけでは ありません。) 6.5 6 ※一部を示したものであり、すべての特性を網羅するものではありません。 米国優先リートと米国普通リートの市場規模 (兆円) 3.0 優先リート(左軸) 優先リート 普通リート(右軸) 2.86兆円 (兆円) 70 優先リート 普通リート 60 111銘柄 69.38兆円 50 普通リート 40 145銘柄 30 (2014年 11月6日時点) 2.5 2.0 80 1.5 1.0 20 0.5 10 0.0 0 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 ※データ期間:2009年12月末∼2013年12月末(年次)、2014年は9月末時点。 ※米国優先リートはウェルズ・ファーゴ・ハイブリッド&優先リート指数、米国普通リートはFTSE NAREITエクイティ・REIT・トータル・リターン・インデックスの時価総額。 (出所:各種資料の情報、BNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン、バークレイズ、 Bloomberg等のデータをもとにDIAMアセットマネジメント作成) ※本コラムは一般的な優先リートの性質について説明したものであり、実際の優先リートの性質すべてを網羅したものではなく、これに当てはまらない場合もあ ります。※リートのうち株式会社の普通株に相当するものを普通リート、また優先株に相当するものを優先リートと表記しています。※業績によっては配当は支 払われないことがあります。 ※当資料は、将来の市場動向等を示唆・保証するものではありません。※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。 2/3 DIAMコラム 指数の著作権等 ■ウェルズ・ファーゴ・ハイブリッド&優先リート指数は、Wells Fargo & Companyのサービスマークです。Wells Fargo & Companyは本指数の正確性、完 全性について保証せず、また本指数の誤謬、遅延または中断に対し、一切責任を負いません。Wells Fargo & Companyは、本指数を参照する商品や サービスを推奨、販売促進せず、また投資適合性についていかなる表明も行いません。 ■“FTSE”及び “FTSE®”は、ロンドン証券取引所(London Stock Exchange Plc)並びにフィナンシャル・タイムズ社(The Financial Times Limited)の商標 であり、ライセンスに基いてFTSEが使用しています。 FTSE NAREITエクイティ・REIT・トータル・リターン・インデックス(以下、本指数)は、FTSEの商標 であり、本指数の算出、指数値の公表、利用など、本指数に関するあらゆる権利はFTSE又はその関連パートナー会社に与えられています。FTSEは、 本指数値及びそこに含まれるデータの正確性、完全性について、明示的、黙示的を問わず保証するものではありません。また、算出又は公表の誤謬、 遅延または中断に対し、一切責任を負いません。 ■シティ米国国債インデックスに関する著作権等の知的財産その他一切の権利はシティグループ・インデックスLLCに帰属します。 ■バークレイズ米国社債インデックスは、バークレイズ・バンク・ピーエルシーおよび関連会社(バークレイズ)が開発、算出、公表をおこなうインデックス であり、米ドル建て投資適格社債市場のパフォーマンスをあらわします。当該インデックスに関する知的財産権およびその他の一切の権利はバーク レイズに帰属します。 ■BofA・メリルリンチ・US・ハイイールド・インデックスはバンクオブアメリカ・メリルリンチが算出している指数で、著作権等の知的財産その他一切の権利 はバンクオブアメリカ・メリルリンチに帰属します。 3/3