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c) 80mg/L
. J ASEV. . npJ [Research Vo .l 01 , . oN 1, . p8123 ( 91 叩) 抗生物質のピオーネ種子形成図書効果 Note] ピオーネの種子形成に対する 4 種の抗生物質の阻害効果 ウイナルソドラジャドウィドド・岡本五郎・平野健 岡山大学農学部干 70 ・8530 岡山市津島中 1-1-1 Inhibtory Efects Pione Winarso Kin ds of An scitoibit of Four Drajad ytlucaF Tsuhima-nak Grapes WIDODO fo erutlucirgA retfa ,Goro Formation of Fer 世話ation OKAMOTO ,Okayama ,70 ,Okayama on Seed , and Ken HIRANO ytisrevinU ・ 8530 ,Japn トstrepomycin(SM) , nilcycartet ( TC ),gentamicn(GM) ,and spectinomy(SE)-wer Four citoibitna deilpa by rgentispulicd ot 3 raeydlo detop enoiP senivparg 3 syad erofeb lluf blom ot compare rieht yrotibihni stceffe on des . noitamrof The citoibitna stnemar did not ecneulfni eluvo devlopment erofeb siehtna , nelop ebut growth ,ro yreb . gnites yrotibihnI stceffe on endosperm ielcun noisivid wer devrsbo ot 7 syad retfa siehtna ni slitsip detart with SM and SE. TC and GM had ylno weak stcefe on eluvo . tnempolvd SM and SE treamn produce no lamrondes seireb ,though tuoba 30-40% fo the seireb deniatoc hard and elbitpecrep empty . sdes SM and SE era suht yltneicifusni evitceffe sa senseldes srecudni ni enoiP . eparg , senseldes , nicmotperts , nicymonitceps ,endosperm ielcun noisivid , des . noitamrof Key words: enoiP separg ・ チノマイシン ( ) E8 緒言 ブドウの無核化はジベレリンの花穂処理によって Tween80 200mg/L (いずれも 0.5ppm を添加)を漫漬処理した。各区に 10 5 の 花穂 可能であり、デラウエアやマスカット・ベーリー A な を用い、ランダムブロックとした。処理後に花穂に紙 . 5 7 ) 。しかし、多くの品種 どで実用化されている ( 袋を掛け、 3 週後に着粒率を、収穫期に種子数を調査 では、ジベレリン処理をすると穂軸が硬化し、果粒の した。開花日から 2 週間後まで 2 、3 日間隔で雌ずい、 肥大が不良となったり ( . 11 ) 21 、収穫後の脱粒が激 または幼果を採取、パラフィン切片を作成した。開花 しい ( ) 2 などの問題が生じる。一方、抗生物質のス 後 3 日目の雌ずいについては蛍光顕微鏡で雌ずい各 トレプトマイシン (8M) 部の花粉管数を、他のサンプルは生物顕微鏡下で粧珠 はブドウの無核化を誘起す ることが知られており ( 2 ,3 ,5 ,8 ,1 ,) 31 ) 01 イシンでも同様の効果がある (9 , 、カナマ の発育、とくに旺乳核の分裂を調査した。 。本実験では、 結果と考察 回4 を含む 4 種類の抗生物質をピオーネに処理し、旺 1 .着粒率及び種子の発育 珠の発育や花粉管生長、及び種子形成を比較した。 着粒率には区による差はなかったが、部4 区では約 62% の果粒が、また、 8E 材料と方法 1997 核となり、正常に発達した種子は全くなかった 年に 3 年生ポット植えのピオーネ 20 樹 (804 (Table 台)を供試し、満開 3 日前(開花開始日)の花穂にス トレプトマイシン但附 200m 。 ) c 80mg/L 1999 / g L 、テトラサイクリン 、ゲンタマイシン(G問 60mg/L 年 3 月 23 区では約 73% が完全な無 ) 1 0 TC 区では約 62% の果粒が、 G M 区で は約 77% が有核果粒であった。回4 区と 8E 区では、 それぞれ約 38% 、27% の果粒に空洞で直径 2 m m 、スベク 以 上のやや硬い種子が含まれ、食べるとその存在が感じ 日受理 られた。したがって、その果粒は無核とは言えない -28- よA SEV. . npJ Vo . l 01 , . oN 1) 9( 991 ウイナルソ ドラジャドウィドド・岡本五郎・平野 健 Table Treatment . 1 stcefE Seded Bery tes z on be x with normal sde y (%) empty yllnittes Sed Seedless%) x normal seireb and . senseldes 町 formation Sed w empty width (mm) empty normal sde . 00 bv . 417 . 416 . 512 . 317 . 415 20 SM ・ TC-80 GM-60 SE-20 Control foscitoibitna seireb . 833 . 010 . 83 . 627 . 17 6. 1 7a . 677 a . 00 b . 893 a SM-20: strepomycin 20mg/L; SE ・: 02 spectinomy 20 ,measured Average fo 5sretsulc Percntage rof 20 . seireb Measured ni 20 seireb with 3 not dewolf Values ( n =) 三. 050 by Duncan's elpitum lacitsitats . sisylana u 3 not dewolf Values ( n =) 三. 050 by Dunca's elpitum z . 00 b v . 711 a . 25 ab . 00 b . 823 a 1 6a v 6. . 823 ab . 510 b 4a 73 . . 00 c Y CT: 08 mg ; Ll : lortnoc 3 weks enilcycartet dellitsid retfa eht asumption by the same range ; tset retel atd tah each ni each were transfomed retel ni two . 96 a . 25 ab . 21 ab . 67 a 0. 4b . 37 b u au . 62 . 59 a . 26 c . 61 a : 06 GM ・ 80 mg/L; gentamicn 60 mg/L; . retaw blom. lluf 玄 WV by eht range same . tset columns 4. seluvo tnerefid cilobrepyh ( nis) x era yltnacifingis tnerefid ta p rof ta p . 3 匪珠の発育 2. 花粉管の生長 いずれの処理区および無処理区とも、花柱の基部 (子房の上部)で約 7"'10 . 380 81 . 1 8 F MS02 TC ・08 GM-60 ES02 2 。-MS02 8 . 285 . 691 GM-60 . 485 14DAYS . 983 ES02 . 492 . 485 (52-zo a a z ‘ 。 (Sg-EO auaaz 6 1 . 791 レ 円 凡 い h ・ ・・ ・ 9DAYS . 784 . 978 hh . 093 . 982 川 . 292 L GM-60 7DAYS . 387 凡 レU 一且 . 485 --hhh I L1 。-MS02 ( 渓)@ω-gh 国 → 。 , 回日目日﹄山 ,. 6 1 3=4 i audaτ ・ ~ 8. 9 d u 21 ・ ) 6 。 ると、開花 2"'3 日後から旺乳核の分裂が始まる ( 本の花粉管が伸長して 5DAYS . 380 . 97 ない佐珠が約 40% 存在した。ブドウの匪珠が受精す mヤレ川 . 383 各区とも開花日の雌ずいには、形態異常や匪のうの 本、子房中央部では 1'" 2 本、子房底部では 0.5"'0.9 2 deniatoc era yltnacifingis ot esrvni おり、区による差は認められなかった。 ( ) 1。 01 yreb column の a 。 Eコ ud . giF . 1 stcefE days : snoitaverbA snoitaverba retfa 瞳畢 foscitoibitna siehtna 2-4nuc ( : ' ' : : ' . 1 5-9 on eluvo ( derocer ud = undevloped rof scitoibitna 。-MS02 lortnoC 凹 nuc noitubirtsid sa segatncrp denifd nuc gnidroca ot number each eluvo ; seluvo nihtw ro era 10-14 degnrated ni elbaT ー9 2 GM ・06 . 1 - ¥ [ . 0( : , 1 15-19 nuc fo endosperm ) yrogetac. nuc = endosperm lortnoC 区 ヨ >20nuc ielcun during nucle 5・14 . i The . J. VESA . npJ . loV 01 , . oN 1 ( 1鋭均) 抗生物質のピオーネ種子形成限害効果 21 回目 。 。o a u a (Sg 01 hF 品冨 2 。 SM-20 口< . 05 TC ・80 mm .0.5-0.6 固. 09 . 1 0mm . giF . 2stceffE retfa 園 1 .0. 1 1mm fsocitoibitna . sisehtna 本実験の匪乳核の増加をみると ( . giF TC 区 、 mm on eluvo The snoitaiverba G M ・0 6 ES02 lortnoC 図. 06. 0m7 図。刊 8mm 図 ル 1 .2mm 圃> . 1 2mm noitubirtsid gnidroca rofscitoibitna ) 1 、無処理区、 回. 08. 0m9 ot eluvo era denifed htdiw 41 syad ni elbaT . 1 独ではピオーネの無核化剤としては不十分である。 G M 区では開花 5 日後に 10 個以上の匪乳核 が認められたが、部4 と SE 区では 9 個以内であった。 7 日後には mιSE 著となり、 mιSE 区と TC 、G M 区との差は一層顕 要約 満開 3 日前のピオーネ花穂をストレプトマイシン の受精した匪珠の発育抑制効果は この時期にもっとも著しいといえる。Kim u ra ら( ) 4 (SM)20mg.ι 、テトラサイクリン(TC)80mg.ι 、ゲン は、マスカット・ベーリ - A に対する SM 処理の効 タ マ イ シ ン (G附 60m / g L 、スペクチノマイシン 果が、やはり花粉管生長の抑制ではなく、受精後の匪 (SE)20m 乳核分裂の抑制にあると報告している。開花 7 日後か 性を比較した。いずれの抗生物質も開花期までの匪珠 ら9 日後にかけて、各区とも匪乳全体が退化するもの の発育、雌ずい中での花粉管生長、着粒率には影響を が急増し、花振るいもこの時期に見られた。匪乳核の 及ぼさなかった。 多い雌ずいも多く落果し、全体的に匪乳核数は減少し 種子形成に対する抑制効果はわずかであったが、 SM た。開花 41 日後には SM 区 、 SE 区ではそれぞれ約 と SE 処理では匪珠の匪乳核分裂が開花. . 5. . . . . 7 日後に 96% 、94% の匪珠が退化しており、残りの匪珠は 2 強く抑制され、正常種子は形成されなかった。しかし、 -9 個の匪乳核を含むものであった。これらはすでに 約 27-38% 萎縮・退化した匪珠よりもやや大きく ( . giF) 2 、そ の空洞種子が含まれた。この空洞種子は硬く、食べた の後もやや生長して空洞種子になったと推察される。 ときに感じるものであり、 SM 、SE ともピオーネの無 他の区では退化した匪珠は約 84-89% 核化剤としては不十分である。 で、他は多数 / g L で漫潰処理し、無核化剤としての有効 TC と G M 処理では匪乳核分裂と の果粒には正常種子の 2 分の 1 の大きさ の匪乳核をもっ発育中の幼種子であった。 引用文献 . 1 tiraB 結論 seldes SM と SE のピオーネに対する無核化効果は、開花 約 1 週間後ころ、受精した匪珠の匪乳核分裂を抑制し、 その結果として匪珠の退化を引き起こすことによる ものと考えられる。ただし、約 7-10% , . B H.Ovule . separg devlopment sitiV in sed and ) 0791. : 9 7・14 ( . 2 石川一憲・高橋久光・加藤弘昭・池田富喜夫.ブ ドウ・藤稔'および‘巨峰'の無核化に対するス の匪珠では匹 トレプトマイシンの効果.園学雑. 65 別: 2 240 ・ となる。このような空洞種子は、果粒を食べるときに 241 ( ) 691. . 3 石川一憲・高橋久光・加藤弘昭・池田富喜夫.大 その存在を感じる硬さであるので、 SM や SE とも単 粒系ブドウの無核化に対するストレプトマイシン 乳核がある程度まで分裂し、珠皮も生長して空洞種子 -30- よ ASEV. . npJ 01 , No. 1 ( ) 991 . loV ウイナルソドラジャドウィドド・岡本五郎・平野健 の散布効果.園学雑.j6 j1: 2 218 ・ 219 ( ) 791. . 4 Kim ura ,. P . H ,. G Okamoto ,and K .H ari . on stcefE focillerebbig dica and nicymotperts on ge . mr noitani and eluvo and des nelop devlopmnt ni Mus 但 tyeliaB . A A皿 , J ,Eno . l . citiV : 74 152-156 ( ) 691. . 5 小笠原静彦.ストレプトマイシン利用によるプド ウの無核果生産技術の確立.広島果樹試験場報告 : 11 39 ・ 49 ( ) 6891. . 6 岡本五郎・今井俊治.ブドウ‘マスカット・オプ・ アレキサンドリア'の結実に関する組織形態学的 研究.園学雑 . : 05 436 ・ 44 ( ) 2891. . 7 奥田義二.第 4 章 ブドウ, 1. 栽培経営上の特 徴 r果樹園芸ハンドブック(杉浦明編) J ,. p 340 . 8 Pommer . 243 養賢堂,東京 ( ) 191. ・ , . C . V , . E . J . P sreiP ,M. M. a reT ,and . 1 R .. S . soaP tS 四 nicymotpudni 田 dseldes ( alilat ) deR. sen ni eht eparg ravitluc Rubi . J Eno . l. citiV : 74 340 ・342 ( ) 691. Am. . 9 清水良三.抗生物質がブドウの無核果に及ぼす影 響.農業及び園芸 : 26 875-876 ( ) 7891. . 01 清水良三.抗生物質がブドウの無核果に及ぼす影 36 105 響.農業及び園芸 : ・ 106 ( ) 891. 11.武井和人・青木幹雄・桜井健雄.数種欧州系品種 のジベレリン処理による無核化.園学雑. 59 別: 2 20-201 . 21 reliehT growth devlopment ( ) 091. If n1 ecnu ,R .An d . B . G Combe. and growth fo eparg srotaluger selcnudep yrebfo on ni 日sitarefiniv . L sitiV : 42 1・1 ( ) 5891. . 31 Widodo ,W. . D ,. G Okamoto ,and K .. onariH The stceffe foladiciretcab and itatsoiretcab scitoibitna on senseldes ni . seniveparg Sup . J Japn. . coS . troH . icS : 76 79 ( ) 891. eht l . l ,伺 ー1 3 -