第294号

子供の高校入学のお祝いにiPodをヨドバシ秋葉原で買いました。
五十嵐レポート 発行：五十嵐コンサルティングオフィス
平成19年3月19日 第294号
不動産の格差から
ニューズウィーク日本版３月２１日号に「世界の不動産もバブルへGO!」という
記事がありました。
「加熱状態だったアメリカの住宅市場は減速したが、世界の大都市は空前の
住宅バブルに沸いている。ブームの牽引役は、超高級物件を買いまくる外国
人の富裕層。ニューヨーク、パリ、上海、ムンバイ（インド）など各国の都心で高
級住宅の価格が上昇している。各国の低金利と世界的な好景気、そして一部
の国のめざましい急成長が人気都市の不動産ブームを支えている。
しかし、この状況は大恐慌前のアメリカに似ている。脅かすものとして経済の
クローバル化、自由貿易と規制緩和への反発から貿易障壁と為替管理が復活
すると世界経済は失速する。それが不動産にも波及する」
２月末、上海株式市場の急落が引き金となり、世界の株式市場が暴落しまし
た。時間をかけて「歴史は繰り返す」「いつか来た道」へ進んでいくことでしょう。
かわって、東京近郊の話。高級住宅街や高級マンションは飛ぶように売れて
いるようです。しかし、ちょっと地域がはずれ、徒歩１０分を大幅に超えてしまうと
東京の不動産であろうと中々売れません。顧客の資産売却で信頼のおける不
動産会社にお願いしています。不動産会社の社長曰く、地域、立地（徒歩圏か
バス便）、道路付け、地形によって売れるか売れないかは変わってきます。
私が住んでいる東京下町近郊でも売れる不動産と売れない不動産にはっきり
分かれています。
不動産会社の社長曰く「不動産もそうですが、あらゆる商品、サービス、そし
て人もはっきり格差がついた時代です。今は」
iPodの売り場には同じような商品が並んでいました。代表的なのは「ソニー」
と「パナソニック」です。ソニーの販売員がいて、ソニー製品のよさを勧めまし
た。かみさんは「ソニーでもいいんじゃない」と言いましたが、子供は「絶対、
iPod」と言い切りました。
iPodの方が価格は高く、割引も少ない、ヨドバシのポイントもソニーなどよりも
少ない。しかし、買うのはiPodです。今、ウォークマンのソニーはありません。
まざまざと「一番商品」の強さを思い知りました。
一番商品を作ること。これは経営戦略上言われ続けてきたことです。一番と
二番との差は大きく開きがあります。
iPodで再認識しました。
苦情を生かす
苦情をいってくださるというのは非常にありがたいことだと思いま
す。そのお蔭で縁が結ばれるわけです。苦情をいわない方は、そのま
ま「あそこの製品はもう買わない」ということで終わってしまうかもしれませ
ん。しかし不満を言ってくださる方は、そのときは「もう買わない」というつ
もりでも、こちらから出かけると「わざわざ来てくれたのだな」と話もし、そ
れで誠意が通じます。ですから、こちらの対処の仕方しだいでは、か
えって縁が結ばれる場合が多いと思います。
苦情をいとわない、というより、これを一つの機会として生かしていくこ
とが大事だと思うんです。
松下幸之助「経営心得帖」PHP研究所より
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お蔭さまで 志 が一歩一歩広がっています。ありがとうございます。
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