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マヘンドラ・アマラスリヤ
創造的な変化を目指して挑戦の時 クラ インドのムンバイ・スージョク・ライオンズブ では、古来の療法と 最新技術とを融合させた奉仕事業を推進しています。スージョクとは、 手足を刺激して痛みや病気を和らげる療法です。彼らはこの自己療法 に関するビデオを制作し、ユーチューブやヤフービデオなど、人気の 高いビデオ共有サイトで公開しています。ビデオは会員の認識を高め るのみならず、寄付金や新会員の招請にもつながる有効な方法です。 このクラブの創造性、進歩性、進取の精神は称賛に値します。スー ジョクに限らず、ビデオを活用して活動を広報しているクラブはまだ 少ないでしょう。しかし、皆さんのクラブでもこうしたやり方を試みることが出来るのではないでしょうか。 ライオンズは今、挑戦の時を迎えています。会員増強は重要な課題です。私たちは若者にもっとアピールする 必要があります。女性も大勢獲得しなくてはなりません。何と言っても数には力があります。ライオンズは既に 世界最大の奉仕組織ですが、会員が多い程、私たちの奉仕も強化されることになるでしょう。 大規模な組織にとって、変化を遂げることは容易ではありません。特にライオンズクラブ国際協会には、成功 を収めてきた長い歴史があります。しかし、変化を恐れてはなりません。私たちはライオンズの基本理念を固く 守りながら、創造性を発揮して世界の変化に適応していくべきです。 クラ ムンバイ・スージョク・ライオンズブ の姿勢は世界のライオンズに教訓を示すものです。彼らは国防省と協力 して士官を対象としたスージョクの講習を実施します。計画では10万人余りがこの訓練を受ける予定です。同ク ラブは自らの特性を活用して、社会を構成する他の重要な組織に働き掛けました。会員の技能と社会的な関係を 生かすことに成功したのです。 どのクラブにも、もっと活用出来る才能や関係があるものです。他者の注目を集め、先を見越して行動し、 人々や他組織との関係を築くことは、奉仕の対象を拡大し、会員を増強することへとつながります。既存の方法 にこだわっていてはなりません。それぞれのクラブの才能や創造性を最大限に引き出すことで、奉仕を提供し、 会合を開き、会員を増強する新たな方法を編み出してください。他のクラブが成し遂げたことであれば、皆さん のクラブにも実現出来るはずです。 私たちの成長を阻むものは、私たち自身に他なりません。それぞれの地域及び世界中のライオンズのために、 過去の伝統の上に大いなる未来を築き上げようではありませんか。 2007-08年度国際会長 マヘンドラ・アマラスリヤ